【アナリシス】第28回京京立大会 M21A2 近江塩津

2023アナリシス

はじめに

 夏休みもあっという間に終わりやってきたのはオリエンハイシーズンの10月。気温も秋めいてきて過ごしやすくちょっと肌寒さを感じるくらいです。

 今年の10月一発目は京京立大会、1日目も2日目も新規だって言うんですから驚きです。要項を見た感じだとそこそこゴツめな関西テレインといった印象なのでちょっと不安ですが頑張りましょう。

 インカレ1週間前なのでいい感じにレースをまとめて弾みをつけたいところです。

大会情報・成績

  • 2023/10/8(日)
  • 大会:第28回京大京女立命館大会
  • 出走クラス:M21A2
  • 成績:24/68(巡航122.8/ミス率11.2)

目標

  • 45分以内に帰ってくる
  • ランキングポイント2550以上の走り

レッグ毎分析

△→1

  • ラップタイム:4’11
  • 積算タイム:4’11
  • 相対値:130
  • ミスタイム:0’14
  • レッグ順位:37
  • 積算順位:37
Plan

 尾根に登って道を引っ張り木の根が見えたら向こう側へ飛び込む。

Do

 スタートしていきなりゴリゴリのゴリラ登り。当然体力ある状態なのでゆっくり行くわけにもいかず登り切って小走りに。道を引っ張って大きな緩いピークを越えたら打ち倒されたデカい木の根がいくつかあったので深く考えずに向こう側に回り込んだがポストはなく。もう一度地図を見ると少し左手にいったところの沢についているので向かうとあった。

Analysis

 最初に尾根を行くか沢を行くか考えたがどう考えても尾根の方が進みやすいので尾根まで登った。道を引っ張るところは特に問題なかったが他のレッグを見ていてアタックをいまいち考えていなかったことに加え、大きな木の根が見えたところでその向こうにあるんだろうなと勝手に勘違いしてしまい読むのをサボってしまった。ミスタイム自体はそこまで付いていないが優先して今こなしているレッグを見るべき。

1→2

  • ラップタイム:0’42
  • 積算タイム:4’53
  • 相対値:108
  • ミスタイム:-0’06
  • レッグ順位:7
  • 積算順位:30
Plan

 コンパス振って大きな沢に飛び込む。

Do

 コンパスを振ってすぐに脱出。平らなところを走り傾斜変換を超えると上からはっきりポストを視認できたので斜面を駆け降りてパンチ。

Analysis

 概ねプラン通り。ショートレッグだが上手くいって嬉しい。

2→3

  • ラップタイム:4’27
  • 積算タイム:9’20
  • 相対値:132
  • ミスタイム:0’19
  • レッグ順位:32
  • 積算順位:31
Plan

 尾根をゴリラ登りして道を引っ張りテラス向こうの沢へアタック。

Do

 駆け降りてきた勢いでコンパスを振って脱出。正面に見える激斜に絶望しつつなんとか登り切るが走る余力はないのでできうる限り早歩き。ずっと登っていって緩やかな曲がりが終わったら傾斜変換を見て向こう側へ乗り出すと細い沢にポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。ミスタイムは単純に巡航速度が遅かったためか。

3→4

  • ラップタイム:2’39
  • 積算タイム:11’59
  • 相対値:121
  • ミスタイム:-0’03
  • レッグ順位:25
  • 積算順位:27
Plan

 道を引っ張ってオープンエリアに出たらタイミングを見計らって植生界に乗り端まで向かう。

Do

 ずっと走っていける区間なのでもちろん走る。植生界を超えると頭上が開けて背の高い草の生えたエリアに突入し道を辿っていくと良い感じに左手の植生界へ脱出できそうなティア道があったのでそれを使い植生界に出る。しばらく進んでいくが先の方にブルーシートが見えてきて困惑。なんかあったっけと思いつつ周囲を見回すがポストは見当たらず。デフを再度見ると救護所のマークがあったのでハッとして突撃するとポストがあった。

Analysis

 途中まではいい感じに走れていたが植生界に出たあたりで現地とイメージとの乖離で少し止まってしまった。オープンに入ったところで植生界が頭上が開けているかどうかなのは把握していたのだから目的の植生界も森とオープンとの境目にあると明確にイメージすべきだった。あとデフも読もう。

4→5

  • ラップタイム:1’45
  • 積算タイム:13’44
  • 相対値:126
  • ミスタイム:0’03
  • レッグ順位:20
  • 積算順位:25
Plan

 広い尾根を走って深い沢の傾斜変換を伝って行く。

Do

 前レッグでミスり悔しく思いながら脱出。コンパスを振って左手に鉄塔を見つつ倒木群を右手に避けて進んでいくと左前方に沢が見えてきたので沢を切って対岸の傾斜変換付近に取り付く。そのまま沢に沿って傾斜変換のあたりをコンタしていくとポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。鉄塔を潜って植生界を辿るルートでも良かったかも?

5→6

  • ラップタイム:0’32
  • 積算タイム:14’16
  • 相対値:108
  • ミスタイム:-0’04
  • レッグ順位:10
  • 積算順位:25
Plan

 尾根を乗り越えた先の沢へ向かう。

Do

 足場を気にしつつコンパス振って脱出。ほど近いレッグなのでコンパスを見つつ尾根を乗り越えると降ったところにポストが見えた。

Analysis

 概ねプラン通り。距離が短いので何も考えないで進んだ。

6→7

  • ラップタイム:3’33
  • 積算タイム:17’49
  • 相対値:136
  • ミスタイム:0’20
  • レッグ順位:32
  • 積算順位:25
Plan

 来た道を引き返し沢が消えるあたりから平らな箇所を走る。土がけの沢を見て二つめの尾根を乗り越えた先にある。

Do

 一瞬止まって地図を読み引き返すのが安牌と考え尾根を登り返す。沢の傾斜変換をまた辿って沢が吸い込まれて行くあたりでコンパスを降り直しおおよその方向に向けて走る。しばらくすると横たわるように土崖の沢が現れたので左手に注目し尾根沢を越えた先の尾根に向かうと激斜の先にポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。レッグ線上に直線的に進むのも速いと思うが途中のナビゲーションが難しいので今回は選ばなかった。

7→8

  • ラップタイム:2’32
  • 積算タイム:20’21
  • 相対値:158
  • ミスタイム:0’34
  • レッグ順位:30
  • 積算順位:26
Plan

 登り返して植生界のオープンを跨ぎ反対側の沢に入る。沢底を登ってコブへと向かう。

Do

 尾根上の平らなところまで登り植生界のオープンを横切るが登るとしんどいのでコンタ気味に登らないように走る。オープンを横切ったら斜面を斜めに行こうとするがかなり急で渡れない沢だったので一気に沢まで降ってちょい登ったらポストがあった。

Analysis

 急傾斜の沢をいなすのに少し時間がかかってしまったのでミスタイムが大きくなったと思われる。植生界をもう少し辿ってD藪の尾根を降っても良かった。

8→9

  • ラップタイム:3’50
  • 積算タイム:24’11
  • 相対値:188
  • ミスタイム:1’20
  • レッグ順位:59
  • 積算順位:25
Plan

 大きな沢を渡り反対側の斜面に取りつき緩い尾根上に登る。その尾根を乗り越え水系がある沢を降っていく。

Do

 脱出の時にオープン湿地を通りたくなかったので藪を巻くようにして斜面に取りついたら想像以上に斜面が急で困惑。滑り落ちそうになりながらコンタ気味に登り尾根上に出る。全然尾根が緩くないので東にズレているのだと予想し尾根を降っていくと左手に沢が見えてきたので入り進んで行ったら沢が広くなるところにポストが見えた。

Analysis

 脱出のミス。他の競技者と同着し脱出した状況で焦ってオープン湿地の回避を優先し走りにくいエリアに入ってしまった。結局同時に脱出した人と同時に着いたので完全にミス。土がけとオープン湿地の境界から右手に水系の沢を見ながら尾根まで登るのが最速だろうか。

9→10

  • ラップタイム:3’54
  • 積算タイム:28’05
  • 相対値:117
  • ミスタイム:-0’12
  • レッグ順位:17
  • 積算順位:25
Plan

 沢を降って西に伸びる水系を左手に見て尾根をゴリラ登り。緩い尾根に出たら正面に見える鞍部を通って向こう側の尾根を進んでいく。

Do

 今回は落ち着いて脱出して左手に尾根を見つつ沢の分岐点に到着。コンパスを振り直して沢の右手から尾根に取りつくが想像以上の激斜でしんどかった。なんとか登り切って緩い箇所に出るとすぐに緩い鞍部が見えたのでそこまで向かい左手に傾斜変換を見ながら尾根に乗って辿って行くと少し落ち込んだ先に岩とポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。沢底は結構藪そうだったが尾根と沢とどちらが速かったのだろうか。沢からだと尾根に登った後の動きが難しそう。

10→11

  • ラップタイム:4’15
  • 積算タイム:32’20
  • 相対値:141
  • ミスタイム:0’32
  • レッグ順位:34
  • 積算順位:25
Plan

 来た道を引き返し鞍部から緩い尾根を辿ってオープンへ至り植生界の向こうへアタック。

Do

 脱出の時に沢を切って反対の尾根に乗るプランだったが目視したら林と斜面で通りにくそうだったのでプラン変更し尾根辿りへ。鞍部までは良かったが尾根上は木が結構生えていて回避するのが難しくあまり走れなかった。植生界のあるピークからはコンパスをしっかり振って走り先にオープンが見えてきたので境界を走って右手の植生界を超えるとポストがあった。

Analysis

 尾根が走りにくかったことを考えると当初考えていたプランの方が良かったのではないだろうか。逃げのルートで確実に行く選択だったが良かったか悪かったのか。

11→12

  • ラップタイム:1’35
  • 積算タイム:33’55
  • 相対値:219
  • ミスタイム:0’42
  • レッグ順位:62
  • 積算順位:26
Plan

 脳死で直進。

Do

 直進してかなり接近していたみたいだが木々と段差で見えず通り過ぎてしまい先の沢まで行ってしまう。流石に行きすぎたと感じ振り返ってコンパスを合わせると先の方にポストが見えた。

Analysis

 見えるだろうと直進して結局見えなかったの良くない。植生界を見たかったが自分は見えなかった(結構明瞭に見えたらしいが)。

12→13

  • ラップタイム:0’38
  • 積算タイム:34’33
  • 相対値:118
  • ミスタイム:-0’02
  • レッグ順位:12
  • 積算順位:26
Plan

 直進気味に進んで沢を越えた先の斜面に向かう。

Do

 直進外して悲しみながらコンパス振って脱出。右手が藪かったので左手から巻くように進むと沢が見え直ぐ上にポストも見えた。

Analysis

 概ねプラン通り。もっと真っ直ぐいけばもう少し速い?

13→14

  • ラップタイム:1’32
  • 積算タイム:36’05
  • 相対値:115
  • ミスタイム:-0’07
  • レッグ順位:6
  • 積算順位:24
Plan

 緩い尾根に向かい右手に斜面を見ながら進む。沢が下から迫って来たら平坦地に向かい尾根を越えて沢に入る。

Do

 概ねプラン通り。緩い尾根を辿って大きなピークの斜面に入ったらコンタ気味にコンパス通りに走る。すぐに沢と細い尾根が見えて来たので尾根を乗り越えた沢の上の方にポストがあった。

Analysis

 たぶんベストルートを通れたと思う。

14→15

  • ラップタイム:1’17
  • 積算タイム:37’22
  • 相対値:137
  • ミスタイム:0’08
  • レッグ順位:31
  • 積算順位:24
Plan

 尾根を乗り越え沢に入り辿って行くと道が見えるので乗ってひた走る。

Do

 概ねプラン通り。地図を読んで沢をそのまま降るとアタックでロストしそうだったので先に見ていた沢を辿ることにした。走りやすい沢を走ると道に乗れたのであとは走るだけ。

Analysis

 普通に脱出時点で沢沿いの道を降るだけで良かった気はする。

15→◎

  • ラップタイム:0’12
  • 積算タイム:37’34
  • 相対値:100
  • ミスタイム:-0’03
  • レッグ順位:1
  • 積算順位:24
Plan

 気合いで走る。

Do

 割と本気で走った。

Analysis

 久しぶりのラスポゴーラーで良き。

反省点

脱出で焦りすぎ

 悪い癖なのだが人に釣られがち、惑わされがちなので周囲に人がいない方が好き。今回も早く脱出することを優先して結局1分以上ミスタイムを計上してしまった。

 焦らず・落ち着いて・きちんとルートプランを立ててから脱出する(毎回書いてる気がする)。

逃げルート

 こっちのプランならもう少しタイム短かったのになーみたいなレッグがいくつかあった。そのどれもナビゲーション負荷を低くしてミスする可能性を下げるためなので一概に悪いとは言えない。

 が、短いルートをうまく行った方が当然速いだろうからもっと攻めたルートを選ぶようにしたい。ルート自体は読めているからあとは体力とかそのルートを選ぶ決断の問題か。

感想

 久しぶりにそこそこ上手くいったなというレースができた。若干のミスタイムはあるにせよレース中に「今回も終わったな」みたいな感覚にならなかったのは久しぶりだったので嬉しい。レース後も「これだよこれ、オリエンはこういうので良いんだよ」みたいな感じだった。

 テレイン自体は関西風でやっぱりゴツめな感じだったがほとんどが白いのと回しがとても良いものだったので250mも登っているような感じは全くしなかった。

 目標についてもタイムは結構短くできた(ウィニングが遅めに書かれていたというのもあるが)し、ランキングポイントから見える相対的なレースの出来も良かった。

 インカレ前週のレースをキッチリ大ミスなしで締められたのでこのままの弾みでインカレもしっかり走り切れるように頑張りたい。

諸情報

 使用地図:近江塩津

 記録・分析:Lap Center

コメント

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