【アナリシス】関西ミドルセレ MS 青山高原 

2023アナリシス

はじめに

 いよいよミドルセレクション。最近はekiさんにも勝ち続けているし調子が割と良さげなので心配しないで良いかなー(フラグ)。

大会情報・成績

  • 2023/12/10(日)
  • 大会:2023年度日本学生オリエンテーリング選手権ミドルディスタンス競技部門関西地区代表選手選考会
  • 出走クラス:関西MS
  • 成績:19/52(巡航129.0/ミス率24.7)

目標

  • セレ通過
  • 35分で走る

レッグ毎分析

△→1

  • ラップタイム:3’54
  • 積算タイム:3’54
  • 相対値:119
  • ミスタイム:-0’21
  • レッグ順位:15
  • 積算順位:15
Plan

 道を走りオープンから池の南の尾根へ。左手に沢の傾斜変換を見つつコンパス合わせて登り切る。コブを越えることを意識。

Do

 概ねプラン通り。尾根筋が緩くて乗り換えの時にそれていかないように左手にきっちり傾斜変換があることを意識する。細い尾根に乗ったら正面に横たわる尾根を乗り越えてしまうくらいのイメージで躊躇なく進む。コブを回り込んだらポストがあった。

Analysis

 緩い尾根や沢を進むときは傾斜変換を使う。これ大事。

1→2

  • ラップタイム:2’21
  • 積算タイム:6’15
  • 相対値:118
  • ミスタイム:-0’13
  • レッグ順位:13
  • 積算順位:13
Plan

 沢を降り対岸に渡ったらゴリラ。左右の植生界を見てアタック。

Do

 概ねプラン通り。降りがしんどかったがまだマシ。道を渡ったらコンパスを振ってきちんと前の斜面を見て登る。登っていくと植生界が現れたのでルックアップするとポストが見えた。

Analysis

 簡単なレッグだった。ここでかなり腹が痛くなる(70%→90%くらい)。

2→3

  • ラップタイム:3’13
  • 積算タイム:9’28
  • 相対値:140
  • ミスタイム:0’15
  • レッグ順位:20
  • 積算順位:14
Plan

 薮い尾根を降り水系の流れる広い沢を詰める。

Do

 概ねプラン通り。藪の降りがしんどい、着地の衝撃がかなり効く。道に降ったらコンパス振って尾根筋に近いところに張り付き進む。右手に見える沢の本数やオープンを手掛かりに詰めていくと目当ての沢があったので侵入。全体的に足場が酷くて倒木を乗り越えたり腹に効きすぎた。沢のど真ん中にポストがあった。

Analysis

 勢いがないと藪をぶち破って行ったり、湿地に沈む前に抜け出すのが結構辛い。ポスト位置は簡単だった。

3→4

  • ラップタイム:2’46
  • 積算タイム:12’14
  • 相対値:135
  • ミスタイム:0’08
  • レッグ順位:17
  • 積算順位:16
Plan

 来た沢を脱出し右手の尾根で向きを変え対岸の尾根筋に向かいコンタする。ピークを見てアタック。

Do

 概ねプラン通り。みんなが走って脱出して行くところを歩かざるを得ない悲しみ。尾根を右手に見て沢を渡って植生界のある尾根に多少登る。傾斜変換あたりでピークがはっきり見えたのでコンタして高度を落とさずアタック。もちろんポストはあった。

Analysis

 案外お腹が痛くても登りは辛くない。

4→5

  • ラップタイム:1’19
  • 積算タイム:13’33
  • 相対値:124
  • ミスタイム:-0’03
  • レッグ順位:13
  • 積算順位:14
Plan

 コンパス振って直進気味に緩い尾根を2本切る。

Do

 概ねプラン通り。きちんとコンパスを合わせて方向を確認していたことと尾根自体がかなり緩いことを意識しておいたので戸惑わず突っ切れた。地図から想像していたよりポストが下の方にあったが。

Analysis

 尾根が微妙に分岐するところを通るのできちんと本数まで読むの大事。

5→6

  • ラップタイム:2’51
  • 積算タイム:16’24
  • 相対値:140
  • ミスタイム:0’13
  • レッグ順位:21
  • 積算順位:13
Plan

 道まで突っ切り正面に見える沢に入って左手を注視。

Do

 概ねプラン通り。コンパスを振ってレッグ線通りに登りピークにぶち当たったところで急斜面を避けるため過ごし右寄りを降る。道に出ると正面にやはり沢があったので水系を渡って詰めていくと崖に近いドロドロの斜面にポストがあった。

Analysis

 とにかく道に出れれば良いが最短で出れたぽいので良かった。

6→7

  • ラップタイム:4’04
  • 積算タイム:20’28
  • 相対値:130
  • ミスタイム:0’01
  • レッグ順位:16
  • 積算順位:9
Plan

 道に脱出し明瞭な水系がある沢を見て尾根を登る。

Do

 出戻りになるが少しでも耐えやすい道を選択。道に脱出し虚しさを感じながらトボトボ歩き左手に白い沢、山塊、緑の水系沢を見て斜面に取り付く。頑張って尾根筋まで登るがポストがなくて一瞬焦るが地図を見ると登っただけではまだ距離がある事を認識し尾根辿りをするとポストがあった。

Analysis

 それまでのポスト位置がかなり簡単だったのでアタック付近を精細に読んでいなかったので若干止まってしまった。リカバリーはできたのでまあ良しか。

7→8

  • ラップタイム:2’37
  • 積算タイム:23’05
  • 相対値:179
  • ミスタイム:0’44
  • レッグ順位:30
  • 積算順位:9
Plan

 道走り。大きく道の向きが変わるところの鞍部。

Do

 概ねプラン通り。道に出たら溝と小径をひたすら辿っていくと普通に見える位置にポストがあった。左手の湿地がある広い沢を見て確実に行った。

Analysis

 道を走るだけの簡単レッグ。ここで走れないの辛いな…と思いながら歩いていた。

8→9

  • ラップタイム:2’18
  • 積算タイム:25’23
  • 相対値:156
  • ミスタイム:0’24
  • レッグ順位:21
  • 積算順位:10
Plan

 尾根伝いに沢に降りたら切って右手の斜面に取り付き横たわる尾根を鞍部で切って沢へ。

Do

 概ねプラン通り。沢を行くよりは動きやすいと考え尾根を選んだがどうやら正解だったようだ。想像していたよりも目的の鞍部が高くて登りが辛かった(主に腹が)が登り切るとポストがあって良かった。

Analysis

 流石に道巻きはないと思った。

9→10

  • ラップタイム:4’19
  • 積算タイム:29’42
  • 相対値:159
  • ミスタイム:0’49
  • レッグ順位:27
  • 積算順位:11
Plan

 沢を降って対岸に渡りゴリラ登り。あとは反対側の沢までコンパスで向かう。

Do

 概ねプラン通り。女子選手が多くその中をトボトボ歩くのはなんとも情けない気持ちになったが決壊するよりは良い(今終わるといろいろ終わる)。汚い沢を突き進み湿地を渡って対岸に着いたあたりで一段と強烈な腹痛がきて止まらざるを得ず。なんとかやり過ごして土がけの脇を登り尾根に着いたらコンパスを振って進むがなんだか地形が沢っぽくなく戸惑い止まったがここしか無いと思い真っ直ぐ行くときちんとポストはあった。

Analysis

 尾根上まで登ったのは良かったがその先の沢がほぼコンタ線の入っていない平坦な地形であることを見落としていた為、イメージとの乖離に戸惑い停止してしまった。確実に植生界の入った尾根を降っていることは確認できていたのでそのままコンパスを信じて突き進んで良かった。

10→11

  • ラップタイム:8’47
  • 積算タイム:38’29
  • 相対値:256
  • ミスタイム:4’21
  • レッグ順位:41
  • 積算順位:15
Plan

 尾根筋に脱出し道を走って植生界を2本過ぎた先のピークからポストがある沢に入ってコンタする。

Do

 脱出から道走り(歩き)までは概ねプラン通り。道を外れるタイミングが若干早かったので薮い中を通る羽目になったが気にせず進み目的の白い大きな沢に入った。できるだけ高度を下げないように上からポストがあるであろう箇所を観察するが見当たらず、コンタを続けていくと進む向きが明確に変わるところまで来ていることに気がつき引き返す。その途中再度とんでもない腹痛に襲われて切り株に座ってやり過ごす。なんとか抑え込み斜面の向きが切り替わる沢を降ると穴の内部にポストがあった。

Analysis

 正直なところ若干地図が違うか別の穴に付いてたんじゃないかと思うくらい下の方にあったように感じた。違和感を感じた人は多かったという話は地図読みの時にも出た。

 完全に穴の中に入る形でフラッグが設置されていたので視認することが難しく確信を持って降らないと戸惑ってしまうのは間違いない。

11→12

  • ラップタイム:2’07
  • 積算タイム:40’36
  • 相対値:178
  • ミスタイム:0’35
  • レッグ順位:42
  • 積算順位:15
Plan

 対岸に渡り湿地に入らないところを走って尾根を切り沢に入る。

Do

 概ねプラン通り。通行しやすそうな尾根を引っ張り対岸の斜面をコンタ。かなり足場が不安定で走った方がスムーズに行けそうだった。ちょっとだけ出っ張った尾根はもちろん切ると正面の沢にポストがあった。

Analysis

 湿地を渡ろうとするとハマる恐れがあるので早いうちに切れって偉い人が言ってた。

12→13

  • ラップタイム:4’15
  • 積算タイム:44’51
  • 相対値:361
  • ミスタイム:2’44
  • レッグ順位:47
  • 積算順位:18
Plan

 道に脱出して道辿り。分岐を過ぎてから右手に見えてくる尾根に乗る。

Do

 概ねプラン通り。道に脱出したところで前を走ってた名大の人が転倒してどうやら足を挫いた様子。動くのもしんどそうな感じだったので救護する旨を申し出てフィニッシュにいる運営者への負傷者発生の伝達をお願いし周囲の競技者には先に行ってもらった。なんとか動けそうと言うので少々移動を開始したところで負傷者と同じクラブ員が付き添いを変わる提案をし負傷者も先に行って欲しいと言っていたので後を任せてその場を離れた。道を進んで分岐を越えたら右手の尾根にポストがブッ刺さってた。

Analysis

 走るだけのレッグなので悲しくなりながら歩いていた。

13→14

  • ラップタイム:3’22
  • 積算タイム:48’13
  • 相対値:206
  • ミスタイム:1’16
  • レッグ順位:35
  • 積算順位:18
Plan

 道を走って分岐を左に進んだら右手のピークを感じて沢に入る。

Do

 概ねプラン通り。もはや走ることなんてできやしないのでめちゃくちゃ大勢に抜かれまくった。右手にピークが見えたタイミングで沢に飛び込んで降って行ったらポストがあった。

Analysis

 なんとなくで入ると緩いピークが周囲にあるのでわけ分からなくなりそう。

14→15

  • ラップタイム:0’52
  • 積算タイム:49’05
  • 相対値:217
  • ミスタイム:0’21
  • レッグ順位:47
  • 積算順位:18
Plan

 沢を降って道に出る。

Do

 概ねプラン通り、降るだけ。

Analysis

 特にない。

15→◎

  • ラップタイム:0’49
  • 積算タイム:49’54
  • 相対値:306
  • ミスタイム:0’28
  • レッグ順位:49
  • 積算順位:19
Plan

 走る。

Do

 無理、歩く、ちぬ。

Analysis

 特にない。絶望。

反省点

お腹の調子を整えよう

 お腹が痛くて走れずセレ落ちしました。とは書きたくないのですが残念ながら事実。前日に何か変なものを食べたというわけではないし、きちんと出走前にお手洗いには行っていたので心配ないはずだったんですけどね…

 とりあえずそれ用のお薬を用意したのでポケットに忍ばせておくことにします。それ以外の対処法がわからん。どうすれば良いのだ、生理現象だぞ。

負傷者の救護対応

 結局あの後、同行すると言っていた人も本人を置いてきてしまったみたいでフィニッシュでまた会った。負傷した直後の負傷者は動転したりアドレナリンが出ていることもあって自身の怪我の程度を正確に認識できない場合がある。仮に重症で本来動けるように見えたとしても急転して行動不能になることも考えられる。

 その時に随伴するものがいない場合完全に負傷者が立ち往生するしか無くなる上に、負傷者の正確な現在地を把握できるものが居なくなるのは安全上問題がある。な訳で必ず負傷者には誰かしらを付き添わせる(応急処置ができようができまいが)必要があると思ったのだが…

 信頼して離れてしまった。結局負傷者本人がフィニッシュに戻ってくることを見届けたので大事に至らなくて良かったが、負傷者を発見した時の対応を考えさせられた。バトンタッチした人が確実に信頼に足るかわからない状況にあるなら無理を言ってでも付き添う必要性を感じた。

感想

 コースも簡単、走りやすい、アップも少ない。そんな爽快に走ることができるコースだっただけに歩かざるを得なかったのは悲しい。35分切りも全然現実的だったなぁと思う。中盤まではセレ通過できる順位だった(流石にびっくりした、俺の徒歩が早いのか皆の走りが遅いのか)ので巡行そのものは速くなっていると期待を持って考えて良いだろう。

 とりあえず同期のiwskが念願のセレ通過を果たしてくれたので良かったが阪神奈のエリート少なくない…?(誰のせいだろう)

 インカレは一般クラスで出走することになるのでそこでメダル獲得が目標かなー。エリート自体にはそんな興味がないのでセレ落ち自体は気にならないが、高い参加費を払ってエリート向けのコースの残りカスを走ることになるのは悲しいね。俺の4万円が…

 エリート至上主義のオリエン界では何を言っても言い訳にしかならないけど、オリエンを続けるのはインカレエリートになる事ではなくオリエンが速くなることだから「エリートのあいつより横江の方が速くない?」って言われるようになれば良いだけです。

 次は昨年から待ち続けた伊豆大島大会なので気合いを入れつつ三原山とか楽しんでいきますよー。

諸情報

 地図:青山高原

 記録・分析:Lap Center

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