【アナリシス】伊豆大島大会 M21A2 裏砂漠・奥山砂漠

2023アナリシス

はじめに

 昨年ほうほうのていでギリギリ完走した伊豆大島大会。1年越しに舞い戻ってきましたが今年は去年よりもきっと上手くなっているはず。

 昨年は砂漠エリアこそ善戦できていたものの灌木林の直進ゲーで脳みそを破壊され壊滅。今年は前日大会はありませんが直進すれば何とかなるやろ知らんけど(フラグ)

 とにかく一年待ち望んだ大会なので今年は何とかそれなりにまとまったレースができれば良いなーとか思ったり。頑張りましょう。

大会情報・成績

  • 日付:2023/12/17(日)
  • 大会:第8回ジオパーク伊豆大島大会
  • 出走クラス:M21A2(10.3km/240m)
  • 成績:16/62(巡航127.2/ミス率27.6)

目標

  • とりあえず完走
  • 1時間40分で帰ってくる、全力の俺ならできる(フラグ)
  • 灌木林を攻略する

レッグ毎分析

△→1(69)

  • ラップタイム:2’11
  • 積算タイム:2’11
  • 相対値:105
  • ミスタイム:-0’28
  • レッグ順位:2
  • 積算順位:2
Plan

 無敵の直進。尾根の先端にあることと左手に藪が近い事に留意。

Do

 爆風吹き付ける中スタート。地図がA3なこともあって風に煽られてすぐに飛んでいきそうになりつつなんとか折りたたむ。前を走るまさについて行って道を少し走ったらすぐに左手下方にフラッグが落ちてたので直進開始。とりあえず脳みそを空っぽにしてコンパスを振っては修正し走りを繰り返す。左手の平地に落ちないように真っ直ぐ進んでいくとそれっぽいピークが見えたので右手から回り込むと案の定ポストがあった。

Analysis

 もしかしたら最強かもしれない。とアナリシスを書き始める今の今まで思っていたのだがよく見たら誘導辿れていない説が濃厚。よくよく考えたらフラッグが道に落ちた状態で設置されている事なんてないよね…?じゃあ俺が見たのは何だったのか、伊豆大島で頭がおかしくなってたのかもしれない。

1→2(64)

  • ラップタイム:13’21
  • 積算タイム:15’32
  • 相対値:391
  • ミスタイム:9’00
  • レッグ順位:53
  • 積算順位:49
Plan

 沢を切って台地に登り傾斜変換と藪を見つつ進み台地の終わりから直進する。

Do

 スタ1が案外うまく行ったのでやっぱ伊豆大島最高だわ〜と考えつつコンパスを振って台地に向かう。登ったら左手に傾斜変換と藪を感じつつみょーんと進んでいく。途中で傾斜変換の向きが変わったのでここだーと思いつつ直進を始めるとなんかよく見えるところにポストがある。まあ、絶対隣ポやろなと思いつつ一応確かめると番号は40。そのまま直進してそれっぽい沢に入ったが何もない。んーもーわけわからんどうにでもなれと思いつつ沢沿いをぞろぞろ人が歩いていたのでついて行ったら44番(21A1の3ポ)。終わりで草。

 もうわけがわからないので諦めて道まで脱出することに。途中で40ポを経由してもう一度それっぽい地形を探したりするがやっぱないよー悲しみー。とにかく道に辿り着ければどうとでもなるので脱出。道の曲がりから直進を再開するがなんか当たらないんですけどー。俺の伊豆大島はここで終わりなのか…ぐすん…と泣きたくなりながらがむしゃらにその辺りを走り回ってたら何だか特徴的な沢と岩崖が。これはリロケチャンスと思い地図をよく見たら該当する地形が。助かった〜と思いつつちゃんと地図を見て行ったらちゃんとポストありました。はい。

Analysis

 直進すれば何とかなる。それは嘘です、ちゃんと地図を読みましょうね。台地に乗るところまでは良かったが走っている位置が傾斜変換に近いところというよりは藪との境界線という認識ができておらず傾斜変換で方向転換するタイミングと位置を見誤ってしまっていた。それに加えてきちんと地図を読まず直進!俺ならできる!の精神で進んでいたので特徴的なピークにも気づかなかった(そこから直進すれば一瞬で着く)。慢心しないで地図を読みましょう。これ大事。

 道に脱出したところまでは良かったのだが脱出したと思った道の位置が違った。というのも想像以上に進みすぎていたので想定していた曲がりよりも東に来てしまっていた。その状態から再度直進しようとしたものの当然当たるはずもなく。地形をよく見れば全然違うので違いがわかるはずなのだがぶっ飛んでるパニック感と何とかなるやろというバイアスでちゃんと対処できなかった。地図をきちんと読む。これめっちゃ大事。

2→3(40)

  • ラップタイム:5’43
  • 積算タイム:21’15
  • 相対値:324
  • ミスタイム:3’28
  • レッグ順位:51
  • 積算順位:49
Plan

 無敵の直進すれば着くやろ知らんけど。細い沢に入りたい。

Do

 何とか2ポに到着して脱出。例のクソ薮い沢の上の方についていることは把握したけどとりあえず直進。まあ、外さんでしょ知らんけどの精神。コンパス振って真っ直ぐ進み始めるがなかなか沢は現れず。あれれ〜おかしいな〜と思いつつ真っ直ぐ進んでいくと傾斜変換が現れたので、んお?と思いつつ右手に道が見えたのでリロケのため脱出。すると火山観測機と南へ向かう道を走るティアが見えたので進みすぎた事に気づき戻る。細い沢に当てるイメージで進み藪の中をガサゴソして沢を詰めていくとポストがあった。想定していたよりも全然沢という感じじゃなかった。

Analysis

 懲りずに脳死で直進しようとして脳が死んだ。土崖と広いオープンをきちんと捉えて辿ればかなり近いところまで接近出来たはずなので脳死の直進より地形優先のナビゲーションをすべきだった。とりあえず慢心ダメ、絶対。

3→4(138)

  • ラップタイム:11’47
  • 積算タイム:33’02
  • 相対値:146
  • ミスタイム:1’33
  • レッグ順位:37
  • 積算順位:45
Plan

 道に脱出し砂漠を通る道までぶち抜く。荒原エリアとの境界を感じながら特徴的な形の尾根を確認し真っ直ぐ進む。

Do

 ようやく荒原から脱出して砂漠に出られるのかと思いつつ荒原を突っ切り給水へ。一杯飲んでどうするか考えたが伊豆大島ならやっぱり砂漠を走らんとつまらんので再び荒原を南東へ突っ切り砂漠との境界へ。砂漠に出ると前年感動した広大な景色が目に飛び込んできて気分は最高潮。昨年は全然見ていなかった東の岩塊を手がかりにしつつ南に突っ走り境界に沿って緩やかに登っていく。ある程度登ったら正面に特徴的な形の尾根が見えてくるのでその上を通りつつずっと南に向かう。櫛形山から続く斜面に大きな尾根線が見えていたのでそこ目掛けて走り登ったらあれ?ポストがないぞ。と思ったら眼下にはためくフラッグが見えて登りすぎたことを察し全力で向かった。

Analysis

 ジオ・ロックガーデンの中を通り抜ける道を登って11ポ付近を通過するルートが最短になると思われるが同じところを何回も通るのはナンセンスかなと思い楽しく走れるルートをチョイス(既に12分ミスってる人です)。思っていたよりもしっかり地形が見えていたので特にナビゲーションで迷うことはなかった。最後のアタックで自分がいる高度が結構曖昧になっていたのでとりあえず大きく特徴的に見えている尾根まで登って若干タイムロス。もっと低いところを走っていれば真正面に見えたのかな。

4→5(17)

  • ラップタイム:0’47
  • 積算タイム:33’49
  • 相対値:101
  • ミスタイム:-0’12
  • レッグ順位:3
  • 積算順位:45
Plan

 手早く真っ直ぐ走る。

Do

 尾根を一本越えるだけなので脳死で直進。流石に障害物がないのでちゃんと当たった。

Analysis

 赤ラップだ!と思ったけど全然タイム差になってないからまやかしかもしれない。

5→6(94)

  • ラップタイム:4’35
  • 積算タイム:38’24
  • 相対値:143
  • ミスタイム:0’30
  • レッグ順位:32
  • 積算順位:43
Plan

 直進ベースに左手に特徴的なピーク、右手に緩やかなピークと荒原と急な沢を見る。

Do

 遥か先の大きなピーク(去年の9ポ周辺)を望みつつコンパスを振って大体の地形を確認。左手の方に明らかに周囲よりもごつごつしたピークが見えるのでそれを目掛けて走り出す。流石に砂漠の降りということで楽しく走れた(速いとは言っていない)。荒原の台地を通り過ぎごつごつピークに接近してきたあたりで若干方向を修正。もうそろそろ見えてきても良いはずかな〜と思いつつ走っていると目の前に急な沢が出現。あれ?と思いつつ左を見ると例のピークが見えてこの相対位置だとあっちかなと西を向いたら普通に真っ正面にポストがあった。悔しい。

Analysis

 きちんと特徴物は手がかりに出来たので良かった。アタックする時にもっと周囲をしっかり見回していれば視界に入って来そうな感じだったのでちゃんと目視確認したい。

6→7(25)

  • ラップタイム:2’00
  • 積算タイム:40’24
  • 相対値:166
  • ミスタイム:0’28
  • レッグ順位:34
  • 積算順位:43
Plan

 直進する。

Do

 脱出してさっき見た細い沢を渡って対岸の斜面を登る。左手に高いところがあったので右から回り込むように登ろうとしてがブッシュが濃くて突っ切るのが難しそうだったので引き返して登りやすいところから登った。登ったらもちろんあった。

Analysis

 沢を渡る時に右にズレて藪の濃いところに当たってしまった。すぐ正面に見えるピークを左から巻いて鞍部を通過する方が良かったかもしれない。

7→8(119)

  • ラップタイム:12’25
  • 積算タイム:52’49
  • 相対値:406
  • ミスタイム:8’32
  • レッグ順位:54
  • 積算順位:48
Plan

 直進する。緩やかなピークと尾根を見て水系のある沢に入る。

Do

 また荒原エリア、直進が外れると怖いので正面右手に見える特徴的なピークを通り過ぎてから直進を開始。できるだけコンタリングしつつ藪を突っ切りずっと真っ直ぐ進んでいくと緩やかな尾根に入った。これで間違いない、さすが俺完璧じゃけぇと思いつつ正面にポストを確認。まあ隣ポやろうなとスルーし沢に入ってさあどこにあると探して東に向かうとなんとキョン避けの柵が出現、しかも柵が途切れた開口部付き。はて…?通り過ぎたかと沢の南側の斜面をあちこち捜索するもどこも藪ばかりで発見できず。

 開口部もなんか地図に書かれてないようで沢の向きもあってるしどうすんだこれ…と思いつつさっきの隣ポへ向かうと82番(21A1の8ポ)でやっぱそうよなーと途方にくれる。どこだどこだと彷徨い続け北の方の台地にわらわらティアがいるのを確認して惨めになりながらあっちに行こうかなとか考えてまた隣ポに来たりしてみると台地までの距離に違和感。よく地図を読み込むと入ろうとしていた沢のもう一本南に同じ向きで水系がある沢があることを確認しだいたい察した。北に向かって尾根を跨ぐと沢があり尾根筋を降っていくとポストがあった。

Analysis

 特徴的なピークからきちんと直進したつもりだったが実際は登るのを忌避してコンタリングしていたため目標にしようとした大きな緩やかなピークより東の緩斜面にいた。そのピークから並行して緩やかな斜面が出ているので向きだけを見て適切な尾根と誤認しアタックしてしまった。

 もっと西側の荒原エリアと緩斜面エリアの境界に近いところを通っても目的としていた沢は非常に大きいので地形を頼りに進んでいけたはず。脳死で直進するのはダメだね。

8→9(75)

  • ラップタイム:6’21
  • 積算タイム:59’10
  • 相対値:173
  • ミスタイム:1’41
  • レッグ順位:27
  • 積算順位:44
Plan

 ちょ、直進…わからなくなったら柵を使う。

Do

 緩斜面エリアから荒原の方へ脱出。急な斜面を登って北へと進んでいくがいきなり右手に柵が現れる。想定していた以上に右手にズレていることを確認し若干左手に向かうよう修正。次々に現れるゴツゴツした火山岩の崖に辟易しつつも進んでいくとまた柵が右手の近いとこに現れてきて何なんだと思いつつ進んでいくが当然もはや直進ではなくなっていたので現在地も不明。今日何回目の現ロスかと悲しみに暮れつつ右手を見るとドンピシャで柵の出入り口があるではないか。あとは崖の間を進み細い沢を詰めるとポストがあった。やっぱり沢には見えない。

Analysis

 直進すると言いつつも今日は馬鹿みたいに外しまくっていたので自信がなくなっていたがやっぱり完全にダメになっていた。直進を決め切る覚悟が足りていない。もっと地形をきちんと読み取って左手の荒原エリアを観測機を目標にして進んでいった方が建設的だったのではないだろうか。

9→10(47)

  • ラップタイム:3’18
  • 積算タイム:1:02’28
  • 相対値:354
  • ミスタイム:2’07
  • レッグ順位:47
  • 積算順位:45
Plan

 直進…

Do

 コンパスを振って直進。ある程度進んだあたりでまた外したんだとおおよそ察し。周囲に散らばる岩のように見える何かをあちこち見て周りつつどーこーだーと探し見つからないので引き返す。やっぱりあちこち見ているとなんかあったわ。

Analysis

 去年も普通にポストを通り過ぎてツボったエリア。直進で当てたかったがやっぱり外してしまった。ほぼ直進しか頼りにできないのに普通に当てられず辛い。直進キャラはもう捨てなきゃならないのか…

10→11(100)

  • ラップタイム:7’53
  • 積算タイム:1:10’21
  • 相対値:123
  • ミスタイム:-0’15
  • レッグ順位:18
  • 積算順位:41
Plan

 砂漠エリアに脱出して水系がある大きな沢を詰めて道に出る。道を登り曲がりから直進。

Do

 外しまくって迷いまくってようやく再びの砂漠エリア。吹き下ろしてくる風に向かっていく形になるのでめちゃくちゃ寒い。とりあえずさっき通った道にまで脱出。去年も使った大きな沢を頼りにずっと詰めていくと右手に岩石地が現れすぐに道が出てくる。ありがたく道に乗り登っていくと曲がりが現れたので台地をちょい降ったところとイメージを持ちつつ直進するとポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。さすがにこっちなら給水のある道に脱出して道を走るよりも速くなるはず。一部荒原を切っても良かったかもしれないが境界近くの藪はかなり濃いのでおとなしく巻いて良かったと思う。

11→12(15)

  • ラップタイム:1’16
  • 積算タイム:1:11’37
  • 相対値:174
  • ミスタイム:0’20
  • レッグ順位:37
  • 積算順位:42
Plan

 直進。尾根の先に向かう。

Do

 脱出してコンパスを振り直進。最初は真っ直ぐ進めていたが藪を避けようと左手に避けたことで一本隣の尾根を降ってしまった。しまったと思い回り込むとちゃんと尾根の下にポストがあった。

Analysis

 直進の覚悟が足りていないのでまた外した。懺悔。

12→13(48)

  • ラップタイム:3’45
  • 積算タイム:1:15’22
  • 相対値:125
  • ミスタイム:-0’04
  • レッグ順位:26
  • 積算順位:42
Plan

 遠くから見える岩を目印にコンパス直進。

Do

 12ポをパンチして見下ろすと広がる砂漠と目標に近いゴツゴツしたピークが視認できた。方向も間違っていないようなので直進を開始。追い風に吹かれ加速して降っていくとだんだんとピークが近づいてきた。その間に地図は読めていたので左手にピークを確認して奥の独立したピークに向かった。あれ〜ポストがないぞ〜と思いつつ上に登ったらピークのど真ん中で遠くから見えない良い塩梅の位置にポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。やはり砂漠をダウンヒルするレッグは楽しい。

13→14(86)

  • ラップタイム:12’41
  • 積算タイム:1:28’03
  • 相対値:143
  • ミスタイム:1’25
  • レッグ順位:31
  • 積算順位:41
Plan

 砂漠を走ってとりあえず給水のある主要な道へ。そこから柵の開口部を通って直進へ。

Do

 特徴的な岩塊はしっかり確認できたのでそれに目掛けて走る。岩塊を西から巻いたら北向きに直進。右手に別の岩塊を数えながら突き進み道に乗れたら良いんだけどな〜と思いつつも一向に道のようなものは現れなかったのでそのまま荒原へと突入。とりあえず道に出れれば何でも良いやの精神で突き進んでいくと給水の真横にドンピシャで脱出できた。水とエネルギーを補給して柵まで向かい灌木林に入ったらあとは直進。沢にあることは認識していたので進んでいくと岩がけと共にポストが現れた。

Analysis

 さすがにもう結構な距離を走っていたので割と北に向かう時の登りでもしんどい。ので先ほどまでのように爆走はできなかったが若干の名残惜しさを感じつつ荒原へと向かった。あとは概ね想定していた通りの動きができたが荒原を突っ切っていく時に最短ではなく若干降ってしまっていたので崖をいなす必要があって大変だった。

14→15(85)

  • ラップタイム:11’08
  • 積算タイム:1:39’11
  • 相対値:262
  • ミスタイム:5’43
  • レッグ順位:46
  • 積算順位:40
Plan

 脳死で直進したい(できるとは言っていない)。

Do

 ついに伊豆大島の闇である灌木林エリアへ。慎重に地図を読んでいくつもりだったのだがとりあえず直進することに。コンパスを振って進めど進めど現れずよくわかんねぇな状態。そのまま進んでいくとポストがあり自画自賛していたのだがポストの番号は117で絶望。正面にそこそこ大きめの斜面があって何とか地形を見てリロケしようとしていたができず。諦めて柵の方へ向かうため南に向かって進み始めたら何だか開けた広い場所が。随分と柵に接近するのが早かったなと思っていたらオープンのど真ん中にポストがあるではないか。コレが目的のポストでした。何でや。

Analysis

 普通に下手くそな直進をしてしまった。ググッと右にずれるのは去年のロングレッグで経験済みだったはずなのだが対策できていなかった。このエリアは灌木林の中でも特徴の少ないのっぺりとした地形なのでもっと覚悟を決めて真っ直ぐ進む必要があったのだが全然できなかった。もう嫌やー。

15→16(420)

  • ラップタイム:13’11
  • 積算タイム:1:52’22
  • 相対値:132
  • ミスタイム:0’30
  • レッグ順位:10
  • 積算順位:27
Plan

 覚悟を決めたフルパワーの直進。全部の特徴物を見る。

Do

 かなりここまで時間がかかっており競技時間オーバーが現実的になってきたので意識を切り替える。去年の散々だったツボりを反省して完璧に進もう。スピードを落としコンパスを見る頻度を上げて直進開始。かなり濃い灌木林を進んでいくと岩を発見。レッグ線直下の岩と推察し直進がうまくいっていることを確認。そのまま真っ直ぐ進んでいくと細長いコブを取得。さらにそのさきの小さなコブも確認し継続して直進。地形的特徴の少ないエリアを抜けコンタ線が入り組むエリアに入るとコンタ線のピークにぶつかったので周囲の沢地形と合わせて確認。

 ここで彷徨っている人と遭遇したので現在地を教えて解散。そのまま次の炭焼き窯へ向かうとポストがありほぼほぼ至近距離まで来ていることを認識。そのまま直進していくと岩がけがたくさんある尾根に乗ったのでその末端まで向かったがポストはなく。はて…と思いつつ尾根の北側を西に舐めていくと崖下にポストがあった。隠れていて上からだと全く見えなかった。

Analysis

 今回のレースの中でぶっちぎりに難易度の高いレッグだったよう。昨年何もわからず15分以上ミスってしまった反省を活かして速度を落としても正確な方向維持と特徴物の徹底的な取得を目指したが上手くいってよかった。この日ここまで全然直進が当たっていなかったので不安だったが覚悟を決めたのが良かったのかもしれない。

16→17(175)

  • ラップタイム:2’09
  • 積算タイム:1:54’31
  • 相対値:119
  • ミスタイム:-0’09
  • レッグ順位:7
  • 積算順位:25
Plan

 もちろん直進。

Do

 それなりに上手くいったので気分よく脱出。コンパスを振って直進を開始するとすぐに岩の散りばめられた細い尾根を乗り越える。その先が大きな沢になっていることは見えたので直進しつつ沢を詰めるように登っていくと普通にポストがあった。

Analysis

 ちゃんと上手くいった直進。しっかり要素を拾っていけば問題なくいけそう。

17→18(194)

  • ラップタイム:7’37
  • 積算タイム:2:02’08
  • 相対値:181
  • ミスタイム:2’16
  • レッグ順位:31
  • 積算順位:25
Plan

 もちろん直進。全部とる。

Do

 コンパス振って脱出直進。真っ直ぐ進んでいくと岩崖からすぐに向きが変わっている細い沢を発見。あえて沢の中に入ってしばらく進むと2本並行に流れる水系を発見。それを詰めて真っ直ぐ進んでいくがなかなかポストが現れない。よく地図を見てみると水系の延長線上からポストは若干外れていることに気づくが自分がどのあたりにいるかわからない。周囲を観察してみると足元に50cmもないだろうかという細い溝が走っているのを発見。おおよその場所は把握できたのでポストの南にあるピークに向かって進んでいくとそれっぽいものが。上に登って尾根を辿っていくとポストがあった。

Analysis

 アタック近くになるまでは上手くいっていたが最後慢心してしまった。きっちり水系までは辿れていたのでコンパスを振り直して当てに行ければ良かったな…

18→19(233)

  • ラップタイム:3’16
  • 積算タイム:2:05’24
  • 相対値:119
  • ミスタイム:-0’14
  • レッグ順位:8
  • 積算順位:22
Plan

 もちろん直進。

Do

 今回も直進を開始。道を跨ぐタイミングが分かれば良かったが気づかないうちに通り過ぎてしまったよう。左手に細かく細い沢がいくつも現れてきたのでコンタ線がごちゃごちゃしたエリアの南を通っているのだなと認識。細い岩崖の表記を見つつ傾斜変換の橋へ向かって直進していくとポストがあった。

Analysis

 取ろうと思っていた道が認識できず戸惑ったが他の情報で補完することができたので良かった。

19→20(75)

  • ラップタイム:2’23
  • 積算タイム:2:07’47
  • 相対値:109
  • ミスタイム:-0’23
  • レッグ順位:6
  • 積算順位:20
Plan

 もちろん直進。

Do

 コンパスを振って直進。藪めの灌木林を通り過ぎたら綺麗な灌木林にかわりそのまま直進。傾斜変換の末端にあることは認識できていたので進んでいくと左手に岩が見えてきたので斜面の下に向かうと岩横にポストがあった。

Analysis

 灌木林の中での直進も板についてきた。ちゃんと情報さえ取得できれば灌木林は攻略できる。

20→21(156)

  • ラップタイム:6’16
  • 積算タイム:2:14’03
  • 相対値:119
  • ミスタイム:-0’25
  • レッグ順位:7
  • 積算順位:17
Plan

 直進する。

Do

 例の通り直進開始。進んでいくと先ほど確認した岩がけの北側を通り過ぎる。そのまま直進を続けていくと緑のネットが出現。ちょうど尾根に近い所にあって乗り越えるのが若干気だるく思えたので尾根をなめる様に周囲を観察するがないない。どうしたもんか、道まで脱出するかと考えたが左手に薮く深い沢があることを発見。地図をよくみるとちょうどそれによく似た地形が発見できたのでそこから直進し直しネットを越え進んでいくと尾根上にポストがあった。

Analysis

 岩崖を確認して現在地を把握したところまでは良かったがそこからの直進でミスってしまった。ネットが張られた尾根で気休めのリロケができたがそこからは割と適当なムーブ。幸いなことに地形で確実なリロケができたので良かったが全然吹っ飛べたレッグだった。もっとポストがある大きな尾根筋を意識してそこに当てに行くイメージで動けたら正確に行けたのかな?

21→22(22)

  • ラップタイム:1’37
  • 積算タイム:2:15’40
  • 相対値:111
  • ミスタイム:-0’15
  • レッグ順位:8
  • 積算順位:16
Plan

 直進で道まで脱出。あとはどうにでもなれ。

Do

 ぱぱっとコンパスを振って道へ。すぐに小径が出現しそれに乗って大きな道へ。小径を乗り換え草むらの広がる明るいエリアに向かうとポストの頭が見えたので突っ走った。

Analysis

 途中で大きな道を挟むので何も考えなくて良い。噂によると21A1の21ポは道の西側にあったとのこと。それナビゲーションせんでええやん。

22→◎(4)

  • ラップタイム:0’15
  • 積算タイム:2:15’55
  • 相対値:132
  • ミスタイム:0’01
  • レッグ順位:7
  • 積算順位:16
Plan

 走れー

Do

 走るー

Analysis

 走ったー

反省点

「去年行けた」という慢心

 昨年は前日大会に参加して荒原エリアに入っていたこともあってか本大会中に荒原エリアでとてつもなくツボるということはありませんでした(前日大会はぶっ飛んでた)。それにかまけて今年も当然問題なくナビゲーションができるつもりだったのですが…

 ただ単に荒原エリアのナビゲーション難度が高いのはもちろんのことですが去年上手くいったからそこまで気を張らなくても問題なくナビゲーションができるはずだという慢心がデカかったように思います。実際直進すれば何とかなるやろくらいにしか思ってなかった。

 最近のレースはミスったらどうするかとか保険をかけたルートプランで走ることすらある中でおざなりな対応をしてしまったのは慢心としか言いようが無い。次は全力のガチでやります。

覚悟が足りない

 今回は直進の精度が酷かった。とりあえず何とかなるやろ〜の精神でふら〜っとした直進ばかりしていたせいでまともに当たるものも当たらないようなズレを引き起こしてしまいました。去年はあんなに当てられたのにな…

 個人的に直進をするときは「何があっても真っ直ぐ進み続ける」という覚悟が必要だと思っていて、実際気持ちを切り替えて灌木林攻略に取り掛かってからはかなり高精度な直進をできていたので荒原エリアや砂漠エリアでも同じような心意気で直進できていれば…って感じですね。

感想

 というわけで2回目の伊豆大島裏砂漠でした。前回ほどでは無いですが今回もなかなかに迷いまくるレースとなってしまいそこまで順位は伸びずじまいでした。

 特に昨年の大会で上手く行っていた荒原エリアでのツボり具合が半端ではなくここだけで20分以上のミスを計上してしまう結果に。去年の失敗は反省したのに上手く行ったところを同じようにこなすことができませんでした…

 反面、去年20分以上のミスを叩き出した灌木林は10分のミスを出しつつも昨年よりは多少まともなオリエンテーリングができ、見えないと思っていた細かい地形もきちんと意識して拾いに行けば案外素直に取れたりするもんなんだなーと感動したりしなかったり。

 いずれにせよ今年も2時間を大幅に超えるタイムで良いレースかと言われれば全然そんなことはなかったのですが、やっぱり伊豆大島は楽しい。あの砂漠を駆け抜ける非日常感は何度味わっても素晴らしいものがあります。

 来年は次の世代に伊豆大島の良さを布教してまたみんなで来れたらいいな…でもチャリ持ってきて島一周したいしな…とか思ったり。どうせ何もなければ来年も行くことは確定している様なものなので楽しみにまた1年間待ちたいと思います。

 ES関東の皆さん、来年もどうか伊豆大島大会の開催よろしくお願いいたします。

諸情報

 使用地図:裏砂漠・奥山砂漠

 記録・分析:Lap Center

コメント

タイトルとURLをコピーしました