プロローグ
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どうもどうも、polarisです。
今回は久しぶりの雪山登山に行ってきます。冬ですし行かなきゃ勿体無いですもの。
ということで、今回登る山はタイトル通り湖北に位置する「伊吹山」です。
百名山に数えられることからサマーシーズンには一般客を含めてたくさんの方が訪れ賑わう山ですが、ウィンターシーズンも変わらず盛況です。
大阪や京都、名古屋などの大都市から近いにも関わらず、日本海側からの北西季節風が吹き抜ける場所とあって豪雪地帯。そのため手頃…というと言い方が少しおかしいかも知れませんが、多くの方が訪れる様です。僕もその一人です。
活動概要
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活動記録
大阪駅〜伊吹山登山口
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おはようございます。
もはや当たり前となってきた始発登山。大阪駅から快速列車で米原駅を目指します。
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米原駅で名古屋方面の普通列車に乗り換え近江長岡駅へ。
既に遠くに伊吹山の威容が顔を覗かせています。
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0815、近江長岡駅に到着。
バスに乗車して…と行きたいところですが、バスは使いません。
は?馬鹿じゃねぇのこいつ、体力温存しろよ。
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まあ、歩いちゃったもんは仕方ありません。
麓から見る伊吹山は…雲が…かかってますね…
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哀愁というかなんというか、往時の面影を漂わせている建物たちが伊吹山の周りには多数存在しています。
というのも、伊吹山の4合目より下にはかつてスキー場があり、多くのスキー客で賑わっていたんだとか。残念ながら今は…
伊吹山登山口〜3合目
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0907、伊吹山登山口に到着。
夏であれば窓口で登山協力金を支払いますが、冬は開いていないのでポスト的な入れ物の中にぶち込んでおきます。
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早速登っていくわけですが、案の定道のぬかるみは激しいです。
積もった雪が麓の暖かい気温で溶かされ登山道は控えめに言って地獄絵図。
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1合目を過ぎてからのゲレンデ歩きも同様にぐちゃぐちゃのベチョベチョ。
この辺りの景色は以前来た時と全く変わらず。冬山装備で荷物は重いので割とキツイ。
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時々後ろを振り返って英気を養います。やっぱり景色は素晴らしいですね。
足元のぬかるみさえなければ最高の山です(笑)
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肝心の伊吹山本体は雲の中に隠れてしまったまま。
このまま晴れてくれないと嫌だなぁ…
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2合目を過ぎても相変わらず夏道のまま。
道端にこそ雪が残ってはいますが、到底冬山とは思えない景色です。
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道を曲がったら突然雪道に!いきなりの冬景色にビビります。
足元は雪ですが3合目まではツボ足で向かいます。
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しばらく歩いているともうすぐ3合目というところで太陽がチラ見え。
ちょっと不気味だけど霧に沈んだ景色の中を行くのはなんとも不思議な感覚です。
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雪に塗れた斜面をトラバースします。
この写真だけ見せて「北アルプスです」って言っちゃってもわかりませんね(笑)
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進んでいるとすぐに霧が晴れてきました。
写真だとなかなかお伝えするのが難しいですが、風がひと吹して伊吹山の山容が姿を表す光景はあまりに幻想的な光景でした。
伊吹山3合目〜6合目
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1011、伊吹山3合目に到着。
すぐ先の東屋で休憩、ここでアイゼンを装着します。
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アイゼンを装着できたら4合目を目指します。
いよいよ雪山って感じの景色、気持ちが昂ってきます。
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こちらは5合目、いよいよあの急登が間近に見えてきます。
数多の登山者たちが列を成して登っているところがそうですね。
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ここまで来ると眺望も一層素晴らしくなります。
一歩一歩確実に、万一にも滑らないように登っていきます。
伊吹山6合目〜山頂
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1059、伊吹山6合目に到着。
ここまではツボ足でここからアイゼンをつけるという方も大勢いらっしゃいました。
さて、僕もいよいよピッケルを出します。何気に使用は初のピッケルです。
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ちなみにこちらが6合目の避難小屋。
石造りに重厚な鉄の扉でできた立派な避難小屋です。
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あーきれーだなーいいけしきだー
という感じで英気を補充しながら登ります。
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今まで経験したことのないくらいの急登です。
少しでもバランスを崩したらひっくり返って転がり落ちていきそうです。
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正直キッつい急登すぎて写真を撮る余裕がありませぬ。
というより写真撮っても言う事がないです(笑)
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登り始めて1時間ほどで山頂台地に到着。
先程までの急登とは打って変わってとても緩やかな道です。
伊吹山山頂
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1201、伊吹山山頂に到着。
比良の雪景色も素晴らしかったですが、伊吹山の景色はさらに素晴らしいです。
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あちらは山頂付近にスキー場があるのに対して、こちらはそういったものは何もなく登山者のみ。
「死の世界」の片鱗を勝手に味わった気になっています(笑)
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積雪量は伊吹山らしく凄まじいものがあります。
山頂にいくつかある売店の屋根付近の高さまで雪が積もっています。
夏の景色とは完全に別物です。
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一等三角点まで足を伸ばします。と言ってもそこまで遠くはないですが。
先ほどの山頂標識と同じようにエビの尻尾がガッツリ形成されています。
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リゾッタを食べようとメスティンと固形燃料を用いてお湯を作ろうと画策しましたが、火力不足で全く加熱できず。
水でも食べれるそうですがあまり美味しくなさそうなのでパサパサのままいただきます。結構スナックみたいで食べれないことはありません。
パンの袋を開けるために手袋を外しましたがめちゃくちゃ寒かったです。ヤバいっす。
伊吹山山頂〜6合目
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さて、食事を終えたらとっとと下山してしまいます。景色はとても素晴らしいですが風がかなり強くて止まっていると寒いです。
にしても山頂台地から降る傾斜はえげつない。高所恐怖症でなくてよかった。
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写真でもはっきりとわかるくらいに空が青いです。
何度もスキー場に行っていますが、ここまで青い空は初めて見ました。
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一歩一歩慎重に…滑落しないように…
と降っていると結構な数の人たちがお尻で滑り降りていきました。怖くないんですかね?
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急登区間を終えると(まともに)歩ける範囲がグッと広くなります。
折角なのでちょうどいい感じの斜面を見つけて歩く練習だとか、ピッケルで滑落停止の練習をしてみます。
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1時間くらい、だいぶゆっくりのんびりしていた気がします。
これだけ景色が良けりゃのんびりもしたくなりますよ。
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とても美しい曲線を描く琵琶湖の海岸…いえ、湖岸線です。
伯耆大山から見た弓ヶ浜もこんな景色なんでしょうね。
伊吹山6合目〜登山口
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1454、伊吹山6合目に到着。さっきまでも付近にいましたけどね(笑)
気温が上がったのか結構雪が溶けて草が見えてきています。
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どれだけ多くの登山者が歩いたのかよくわかる光景。
そこまで雪が緩んでいないので常識的な沈み具合で進めています。
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後ろを振り向けば伊吹山の南壁がお見送り。
厳冬期だと言うのに結構山肌が見えているものなのですね。
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3合目を通り過ぎると道から雪は消えたのでアイゼンを外します。
登ってくるときぬかるんでいた道は相変わらずぬかるんだまま。
違うのは美しい夕方の琵琶湖が目に飛び込んでくることです。
伊吹山登山口〜近江長岡駅
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1610、伊吹山登山口に帰ってきました。
ふぃ〜〜結構頑張りました。まだ家ではありませんが(笑)
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登山口にある神社のご厚意で設置してくださっているブラシと水道で靴をピカピカに。
かつての繁栄を思わせる建物の脇を通り過ぎ伊吹山を後にします。
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伊吹山にまつわる伝説に準えた銅像があります。
その伝説とは…僕はよく知りません(笑)
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廃線跡を改装した遊歩道から眺める伊吹山が僕のお気に入り。
バスで通り過ぎてしまうにはとても勿体無い景色です。
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電車までもう少し時間があるので新幹線をウォッチング。
夕日を車体に煌めかせながら爆走するN700系新幹線です。お金があれば乗れるのに…
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1717、近江長岡駅に到着。
ここからは以前と同様に自宅の最寄り駅まで帰りましたとさ。
お疲れ様でした〜
エピローグ
人生初のピッケルを使用する本格的な雪山登山になりました。
秋の紅葉の時期に初めてきた百名山、伊吹山。夏の景色ももちろん素晴らしいですが、冬の景色にもまた別の素晴らしさがあるように思います。
ただ、今回使用した10本爪の軽アイゼンでは少し力不足だった気がします。やはり12本爪の本格的なアイゼンが必要…mont-bellに行くか〜
それではまた〜👋
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