はじめに
OLP大会、東大OLK大会につづき今月3回目のオリエンテーリング、場所は椛の湖にて関西インカレ兼関西ロングセレクションです。
前回、前々回の大会も失敗したくはありませんでしたが敢えなく失敗。しかし今回の大会では負けるわけにはいきません。なんてったってセレクションです。インカレのEクラスを走れるかどうかは非常に大事なことですから。
そんなわけで気温が25度を上回るようなクソ暑い環境の中精一杯頑張って走りましょう。
大会情報・成績
- 2023/6/18(日)
- 大会:2023年度関西インカレ
- 出走クラス:関西ME(65min/7.5km/↑330m)
- 成績:8/44(巡航128.6/ミス率9.6)
目標
- ロングセレ通過(9位以内)
- 90分で帰ってくる
レッグ毎分析
△→1(91)
- ラップタイム:4’09
- 積算タイム:4’09
- 相対値:125
- ミスタイム:-0’08
- レッグ順位:7
- 積算順位:7
Plan
直進気味に道を辿る。コブ見てアタック。
Do
概ねプラン通り。若干不明瞭な道を辿りつつ広い台地を直進。コブを見てコンパスを振り直しアタック。ちゃんと見に行った沢の中にあった。
Analysis
もちろん直進は当てるつもりで行ったが万が一ずれてしまっても傾斜変換の始まりで分かっただろう。降りすぎても最悪道に出れば復帰できる。
1→2(63)
- ラップタイム:4’27
- 積算タイム:8’36
- 相対値:162
- ミスタイム:0’55
- レッグ順位:25
- 積算順位:14
Plan
道を辿って曲がりから大きな沢を切り対岸のポストへ。
Do
脱出直後に一女がツボっていたので現在位置をレクチャーしつつ若干地図読み。終わり次第道に出て走り曲がりから斜面を駆け下り対岸に向かってじゃばじゃば湿地に踏み込みつつ進む。対岸にたどり着いたら道までよじ登って道を辿るとあった。
Analysis
事前にデフを見てポスト位置を確認しておいたので変に斜面を探すより道に乗った方が早いと判断して対岸に渡ること以上を考えなかった。コンパスも振っておいたので変に逸れる心配もなかったと思ったから。ミスタイムが30秒以上出ているが意図的に立ち止まっていたのでこれは仕方ない。見捨てる方がヤバい。
2→3(40)
- ラップタイム:1’28
- 積算タイム:10’04
- 相対値:131
- ミスタイム:0’02
- レッグ順位:16
- 積算順位:14
Plan
コンパス振って斜面をよじ登る。
Do
もう一度大きな沢を乗り越え斜面にとりつく。右手に小さめの沢を見つつよじ登って行くとポストがあった。
Analysis
走っている時は全く気づかなかったがいい感じに辿れそうな道がすぐそばにあった。ガン無視して荒れた斜面を登っていったのでちょい損した感が否めない。1:15000は小さくて読めない!
3→4(100)
- ラップタイム:6’14
- 積算タイム:16’18
- 相対値:187
- ミスタイム:1’56
- レッグ順位:23
- 積算順位:16
Plan
道まで登り曲がりから直進気味に地形を伝って沢に入っていく。
Do
とりあえず道まで脱出する。水系を詰めていこうか一瞬考えたが薮そうだったので却下し当初のプラン通りに行こうとする。取り付きはうまくいきごろごろ岩が転がっているエリアを確かめつつ沢に入って登っていくといい塩梅にポストが。嬉しみを感じながら近づくと番号が違っていてガン萎え。落ち着いて斜面を登っていき傾斜変換まで辿り着いたらそのまま傾斜変換を北方向へ舐めていくと二つ隣の沢にポストがあった。
Analysis
アタックする時にコンパスを振らず地形だけを頼りにして行ってしまった。また、地形を見たとしても尾根を一つ超えたところにあるはずなので地形の把握も不十分だった。薮があることを想定してでも安牌なチョイスをすべきだった。反省。
4→5(98)
- ラップタイム:8’18
- 積算タイム:24’36
- 相対値:142
- ミスタイム:0’47
- レッグ順位:17
- 積算順位:14
Plan
道に出て給水まで道を引っ張りピークを右手に見た二つ目の沢。
Do
ミスった直後だったので安全策で道を選択。脱出する方向は間違っていなかったが登りに負けて若干コンタ気味に。そのせいでハッチのかかった沢に入ってしまい若干ロス。あとは道をうまく引っ張って隣の沢を探す人たちを横目に見つつアタックしたらあった。
Analysis
平らで白いところを直進で脱出するつもりだったのでちょっと残念。如実に速度低下してるのが見て取れるのでこういう細かいミスをしないようになりたい。
5→6(103)
- ラップタイム:7’08
- 積算タイム:31’44
- 相対値:114
- ミスタイム:-0’56
- レッグ順位:8
- 積算順位:12
Plan
道を引っ張り左手の水系から柵に当たるイメージでコンタ。柵から柵へ繋ぎ柵の終わりから降りつつアタック。
Do
概ねプラン通り。道がグシャグシャだったが無視しして突撃したのでドロドロになってしまった。曲がりからコンタし鞍部に乗ったところで道を補足し進むと柵を視認。そこから真っ直ぐ次の策を目指しそれ沿いをずーっと進んだら道に出たので沢へアタック。
Analysis
かなりうまく行って良かった。ルートとしてはベストだと思うけどレッグ順位が低いのは降り以外は歩いていたからだろう。
6→7(32)
- ラップタイム:1’47
- 積算タイム:33’31
- 相対値:173
- ミスタイム:0’27
- レッグ順位:25
- 積算順位:13
Plan
正面の尾根目掛けて走りコンタ。
Do
概ねプラン通り。
Analysis
コンタするより道に登り返して道からアタックしたほうが早かったと思う。
7→8(54)
- ラップタイム:5’06
- 積算タイム:38’37
- 相対値:157
- ミスタイム:0’56
- レッグ順位:25
- 積算順位:14
Plan
道を引っ張り傾斜変換沿いまで進み傾斜変換を舐めていく。
Do
概ねプラン通り。道へ速やかに脱出して分岐を越え平らな尾根へ。頭上に電線を見つつ傾斜変換まで辿り着くがポストがないことに困惑。沢の下方に大きな岩が見えたのでまだと判断し進んでいくとポストがあった。
Analysis
とにかく安全なプランを選択。しかしポスト位置を若干誤認していたので現状把握のために少し止まってしまった。大きく緩い沢を進んで鞍部を見て目的の沢に入っていく方が良かったかも?
8→9(31)
- ラップタイム:1’54
- 積算タイム:40’31
- 相対値:151
- ミスタイム:0’17
- レッグ順位:18
- 積算順位:13
Plan
沢を切って大きな山塊をコンタ。
Do
概ねプラン通りだが思っていたよりもポストが上の方に付いていて登り返す羽目になった。
Analysis
ざっくりした地形だけで等高線の本数までは読めていなかった。反省。
9→10(182)
- ラップタイム:19’52
- 積算タイム:1:00’23
- 相対値:139
- ミスタイム:1’27
- レッグ順位:15
- 積算順位:13
Plan
給水を経由して道をひたすら引っ張る。池付近を越えて道が降り始めるところから傾斜変換を見つつ大きな半凹地を辿っていき尾根を乗り越えた先へアタック。
Do
概ねプラン通りだが脱出するとき目標にした道よりも少し南に出てしまいとんでもない薮に阻まれロスタイム。あとはひたすら道を辿るだけだったが体力温存のためとにかく歩き続けることを意識。
Analysis
一番のロングレッグ。1ポ周辺の池から鞍部や沢を繋いでいくルートも選択肢に入れたが迷いそうだったのでとにかく安牌な道を選択。結果的に無駄に体力などを使わず進めたので良かった。
10→11(59)
- ラップタイム:1’40
- 積算タイム:1:02’03
- 相対値:128
- ミスタイム:-0’01
- レッグ順位:8
- 積算順位:13
Plan
コンパス振って斜面を登っていく。
Do
概ねプラン通り。
Analysis
短い回しなので脱出とアタックがほぼ一緒だった。
11→12(94)
- ラップタイム:2’16
- 積算タイム:1:04’19
- 相対値:140
- ミスタイム:0’11
- レッグ順位:13
- 積算順位:12
Plan
コンパス振って斜面を登って行く。
Do
概ねプラン通り。
Analysis
若干右手に逸れて登って行ったため登り切ったら右手に降って行くという状態。左手を見るとポストがあった。
12→13(247)
- ラップタイム:5’37
- 積算タイム:1:09’56
- 相対値:124
- ミスタイム:-0’14
- レッグ順位:4
- 積算順位:11
Plan
大きな沢に入るまでひたすらに直進。小ピークを越えた先の沢。
Do
コンパスをきっちり振ってルックアップ、ドンピシャ当てるつもりで直進開始。なだらかな斜面を先行者数人が右に降っていくが自分を信じてひたすら真っ直ぐ。どういう藪かは意識していなかったが正面が薮い様子だったので右手に回避。そのまま降り続けると緩く大きな沢に辿り着く。あとは正面に見えたピークを越えたらポストがあった。
Analysis
ようやく自分の得意なエリアに入った直後の500m近い直進だったがなんとかなった。とにかくコンパスを見続け絶対にずれないずらさないことを意識した。手首でウォッチのボタンを押したためログが飛んでいるのが悲しい。
13→14(282)
- ラップタイム:3’44
- 積算タイム:1:13’40
- 相対値:119
- ミスタイム:-0’18
- レッグ順位:5
- 積算順位:11
Plan
緩い沢を詰めつつコンパス直進。道を越えた先の穴。
Do
概ねプラン通り。道の位置が尾根だと最初思っていたので登り切ったところで道に乗らず少し焦った。
Analysis
何故かこのレッグの難易度が一番高いことになっているのが不思議。
14→15(67)
- ラップタイム:2’07
- 積算タイム:1:15’47
- 相対値:147
- ミスタイム:0’16
- レッグ順位:13
- 積算順位:10
Plan
道に登り返し曲がりから植生界へ直進。
Do
概ねプラン通り。
Analysis
曲がりを見るか道を見るか。道が不明瞭だったら困るので曲がりからアタックした。遠方から植生界は視認できていたので問題ではなかった。
15→16(39)
- ラップタイム:2’03
- 積算タイム:1:17’50
- 相対値:154
- ミスタイム:0’21
- レッグ順位:22
- 積算順位:9
Plan
尾根を登りつつ直進。先のピーク。
Do
概ねプラン通り。一番高いところを目指して登ったためか少し左に逸れてしまっていた。
Analysis
なかなか進んでいてもポストが出てこなかったので焦り気味だったが地図を再確認してみると結構遠くだなと納得。
16→17(129)
- ラップタイム:5’47
- 積算タイム:1:23’37
- 相対値:140
- ミスタイム:0’29
- レッグ順位:12
- 積算順位:9
Plan
沢を降ってコンタしオープンから道をひたすら詰める。
Do
一気に笹の斜面を降ってコンタ。ハッチを掻き分けオープンにのってひたすら薮い道を突き進む。奥に行くに連れ薮くなり倒木も増え困惑したがとにかく進んでいると岩とポストがあった。
Analysis
14ポの方の道へ直進していって道を辿ったほうが道の状況にもよるが早かったのではないだろうか。自分が通ったところはあまりにも薮すぎて驚くくらいだったので。
17→18(216)
- ラップタイム:4’46
- 積算タイム:1:28’23
- 相対値:133
- ミスタイム:0’09
- レッグ順位:12
- 積算順位:8
Plan
道を限界まで引っ張り水系を渡ったところでコンパス振ってアタック。
Do
概ねプラン通り。水系の渡るタイミングがわかりにくかったが右手の穴と正面の尾根の位置関係で登っていくとあった。
Analysis
ここも難易度がインフレしているがやっぱ水系が想定以上に広かったからか。薮を切って尾根上を進むことも考えたがたぶんミスるしやめておいた。
18→19(65)
- ラップタイム:1’54
- 積算タイム:1:30’17
- 相対値:179
- ミスタイム:0’32
- レッグ順位:21
- 積算順位:8
Plan
直進気味に降っていく。
Do
脱出はうまく行ったが水系が広くて若干左に逸れてから直進再開してしまった。正面に壁が見えてきておかしいと感じ地図を見て察し。右を見るとあった。
Analysis
完全に油断していた。直進すると決めたなら最後までやりきれ。
19→◎(9)
- ラップタイム:0’32
- 積算タイム:1:30’49
- 相対値:123
- ミスタイム:-0’01
- レッグ順位:10
- 積算順位:8
Plan
走る。
Do
走った。
Analysis
ほんまに道か?って感じのところを頑張って走った。
反省点
アタックミス
ちょくちょく今回のレースでもアタック時のミスを発生させてしまっていた。特に3→4あたりのミスは復帰できたからいいものの半ば現ロスな状態になってしまっていたので非常によくない。
アタックするまでの距離が長い場合は途中に完璧にチェックできるポイントを設定して「アタックに入ったらわからなくなった」状態に陥る回数を減らしたい。
走れない
やっぱりロングくらいの距離になってくると体力の消耗を考えると下手に走ると自分の場合はやばーくなってしまう。ので今回は意図的にではあるが登りと平地(特に足場の悪いところ)では走らず脚力を使って止まらず進み続けることを意識していた。
これで平地も走ることができれば圧倒的なタイム短縮に繋がるのだろうが今のところは今回の作戦のように必要以上の体力消耗を抑える方が効率的かなと思ったり。
ロングを走るからには流石にトレしないわけにはいかないので長めのペース走メインに走力強化がんばります。
感想
なんとか8位(女子を除くと7位)の順位でロングセレ通過できました。暑くて暑くてハードなレースでしたがうまい具合に耐えて最後で決め切るレースができました。
スタ地区と距離を見た感じで北を回しロングレッグで南へ移動させてくることが予想できていたので序盤・中盤はある程度抑えて体力と地図読みを温存して、終盤の平らなエリアで強みを活かして勝負するというプランで臨みました。
結果的にロングレッグの後に13位だった順位をラスト8位まで引っ張り上げて通過圏内となり言うなれば序盤中盤は「負けない、耐えるレース」、終盤は「勝ちに行くレース」を実現することができたのではないかなと思います。
特に12→13は同じ時間帯に脱出した人(どうやら自分含めて同じタイミングに6人いたらしい)がどんどん右に逸れていくのに釣られずこなしきれたところが大きかったのだろう。13→14も思いの外アドバンテージになったようだ。ただ、やはり同期の追い上げも如実に感じているので基礎的な走力の強化も引き続き必要とも感じました。
暑い中でしたがバランス良くまとまったコースでとても楽しかったです。次目指すべきはインカレ本戦なので、厳しいかもしれませんが枠とって帰って来られるよう精一杯頑張ります。
神大OLK/OLP兵庫
諸情報
使用地図:椛の湖
記録・分析:Lap Center
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