はじめに
いよいよ迫ってきたミドルセレ。前日に奥鹿野で東海学連の定例戦がありましたが脱出ミスで吹っ飛び不調。セレ開催地の青山高原とは結構地形が違いますが同じミドル競技の本日は良いレースにしてセレに向けて弾みをつけたいところです。
大会情報・成績
- 2023/12/3(日)
- 大会:第43回早大OC大会
- 出走クラス:M21A1
- 成績:30/112(巡航125.9/ミス率8.6)
目標
- ノーミス(レッグ毎ミスタイム30s未満)
- 脱出時に確実にコンパス
レッグ毎分析
△→1
- ラップタイム:5’17
- 積算タイム:5’17
- 相対値:140
- ミスタイム:0’33
- レッグ順位:57
- 積算順位:57
Plan
道を辿って植生界からアタック。尾根を越えた先の対岸。
Do
スタートして登りフラッグで地図を読む。ぱっと見道走りが見えたので道を走る。地図を見て近くにランクの高い造成道があることは見えたが結構離れた印象を受けたので登り続けた。右手にとんでもない藪が出現したので植生界で向きを変え沢に入り正面に見える尾根を越えると対岸にポストがあった。
Analysis
尾根の向きが変わった時点で造成道に乗ってしまうのが最速と思われる。アップ損だし若干距離も伸びてしまうので勇気を持って乗ってしまって良かった。ただ、スタ1はゆっくりでも良いので確実に行くという目的は達成できているので及第点か。
1→2
- ラップタイム:2’38
- 積算タイム:7’55
- 相対値:151
- ミスタイム:0’26
- レッグ順位:39
- 積算順位:48
Plan
コンパスを振って尾根越え。向きを違えないように。
Do
概ねプラン通り。脱出の時にきちんとコンパスを振って向きを合わせ登る。とにかくコンパスの向きを維持しつつ尾根上に所々ある藪を回避するため登ったり降りたりするが方向は維持。正面に横たわる沢に左手の尾根と尾根上の藪を見て沢伝いに入っていくとポストがあった。大きく鋭い枯れ木の根が怖かった。
Analysis
明確に辿っていける線上の特徴物が少なかったのでコンパスメイン。直進というわけではないが地形を補助的に使うイメージ。多少辛くてもコンパスを合わせるために登り降りするのはやむなし。
2→3
- ラップタイム:4’31
- 積算タイム:12’26
- 相対値:128
- ミスタイム:0’05
- レッグ順位:33
- 積算順位:38
Plan
脱出後反対斜面の細い沢に入り尾根上へ。尾根を越えたら沢を切って斜面を高い位置でコンタリングし沢に当てる。
Do
概ねプラン通り。急峻な地形に手を焼いたが何とか渡渉し急斜面を登る。早いとこ尾根に乗るとすぐに対岸に落ち込んでいたので傾斜を殺すように沢を切って少し薮い斜面を気合いで突き進む。そのままゴリゴリやってると急に落ち込んだ沢がありもちろんポストもあった。
Analysis
割と上手に切って行けたと思う。登り返すのが嫌で少し薮いところを通過する羽目になったがほとんど高さを変えずドンピシャで当てられたので及第点。
3→4
- ラップタイム:1’51
- 積算タイム:14’17
- 相対値:129
- ミスタイム:0’02
- レッグ順位:21
- 積算順位:35
Plan
コンパス振って向きを確認し道を切ったら地形を見て尾根の向こうへ回り込む。
Do
概ねプラン通り。小さな沢を切って回り込むところでポストがすぐには見えず少しばかり焦ったがずんずん先に行くと普通にあった。
Analysis
特にいうことなし。巡航あげよう。
4→5
- ラップタイム:2’39
- 積算タイム:16’56
- 相対値:135
- ミスタイム:0’11
- レッグ順位:49
- 積算順位:37
Plan
右手に鉄塔を見つつ道のある尾根を切って次の尾根に乗る。さらに先の尾根はコンパスを確実に振って乗り間違えないように気を付ける。
Do
概ねプラン通り。直進気味に尾根を越えて真っ直ぐ進むが右手には鉄塔は見えず。諦めて道を渡りおそのまま正面の尾根へまっすぐ向かう。尾根上についたらコンパスの示す尾根に入り右手の沢を覗くように走っていくとポストがあった。
Analysis
特にいうことなし。ルートとしては理想的だと思うが巡航が足りてない。
5→6
- ラップタイム:4’30
- 積算タイム:21’26
- 相対値:125
- ミスタイム:-0’02
- レッグ順位:27
- 積算順位:33
Plan
脱出し今来た尾根を戻る。道に乗ったらずっとたどり分岐を見落とさないように右手に。進んだ先で左手に見える沢を確認したら沢の右手の斜面へ向かう。
Do
出戻りを感じながら脱出し尾根を登っていく。道に出たので切らずに道を走ることに。道が降りに変わったら速度を上げて走る。大きな曲がりを見つつ左手の溝を確認してすぐに右手に分岐する小径が見えたので入りこみ尾根を走る。左手に沢が現れたのでポストのある方向を見るとポストが視認できたのでナビゲーションを省略し通りやすそうな斜面をコンタして辿り着いた。
Analysis
レッグ線の向きをベースに地形をぶった斬って造成道に乗り走るルートも考えられたが結局沢を渡る時に大変そうなこととアップ損になりそうなリスクがあったので速度の乗る道ルートを選択した。迅速に道に辿り着きさえすれば両者ともそこまで変わらないのだろうか。
6→7
- ラップタイム:2’55
- 積算タイム:24’21
- 相対値:163
- ミスタイム:0’39
- レッグ順位:50
- 積算順位:33
Plan
先ほどの太い道へ尾根を登り道を横切り左手に沢を見つつ藪めの尾根を走る。
Do
脱出する時にコンパスを振って対岸を見上げた時の絶望感はすごかった。若干萎えつつも登りやすいところから尾根に取り付きゴリゴリ道にまで登り切る。ちょうど登ったところが沢の最上部だったのでその沢が左手に来るように傾斜を殺しながら進んで尾根に入ったが想像以上に藪がひどくて尾根をこえてすぐに沢に入ってしまった方が良かったかもしれない。藪漕ぎに時間を取られた。
Analysis
藪の塊の中の低い位置にあることをもっと早く読めていれば道の左手に見える溝から沢に入っていくルートが見えたかもしれない。要反省。
7→8
- ラップタイム:5’11
- 積算タイム:29’32
- 相対値:177
- ミスタイム:1’30
- レッグ順位:63
- 積算順位:38
Plan
ランクの大きい造成道まで降り薮い尾根を繋いで走り左手の傾斜変換を見てアタック。
Do
コンパスを振ってレッグ線の向きに脱出。道を横切って薮い斜面を突き破って降ると造成道。尾根の方へ向かおうとしたが想像以上に薮いので諦めて沢に早めに入ることに。沢の左手を走って高度を下げないように注意して尾根に乗って進むが降っていっても一向に藪が出てこなかった。
おかしいと思い正面を見ると舗装路らしきものがあるのではてと考えながら地図と見比べる。地図をよく見ると路側帯が書いているのが見えちょうど同様のものがありリロケ成功。反対側に気合いで登り返すと藪が出現しそこを奥へと向かうとポストがあった。
Analysis
造成道に乗るところまでは良かったが、藪を回避するために沢に入ったタイミングでうまく地形の読み込み直しができておらず辿るべき尾根と間違って入った尾根が緩く分岐してしばらく同じ向きで進んでいくことに気が付かなかった。実行しているときはそこまで藪さの意識が頭になかったので白い尾根を走っていてもそこまで違和感を感じない状態だった。
8→9
- ラップタイム:2’20
- 積算タイム:31’52
- 相対値:132
- ミスタイム:0’06
- レッグ順位:29
- 積算順位:37
Plan
レッグ線の方向に向かって沢を切る。降りすぎないようにコンタ。
Do
概ねプラン通り。できるだけ降りすぎないように傾斜を殺せる地点目掛けて沢を切る。切った後は再度コンパスで方角を逐次確認し尾根を切り沢を切る。最後の沢をコンタで行こうとしたが切ったほうが速くて悲しくなった。
Analysis
特にいうことなし。巡航を上げたいレッグ。
9→10
- ラップタイム:3’14
- 積算タイム:35’06
- 相対値:155
- ミスタイム:0’36
- レッグ順位:58
- 積算順位:37
Plan
造成道まで脱出し道の曲がりから斜面を登って道沿いへ。
Do
プラン通りに脱出するがちょうど上の方を見上げると逆光で眩しすぎて何も見えない。とりあえず向きは合ってるので登っていくとクソ藪だった。悲しくなりながらももがき苦しんで何とか突破し道に乗ったら走る。すぐに目的の曲がりが見えたので土崖の切れ目からゴリゴリ登り道に降りたらポストがあった。
Analysis
ルートはうまく引けていたが目眩しによる藪への直撃で著しく速度が落ちてしまった。無念。
10→11
- ラップタイム:1’54
- 積算タイム:37’00
- 相対値:127
- ミスタイム:0’01
- レッグ順位:25
- 積算順位:36
Plan
道を走る。曲がりからアタック。
Do
概ねプラン通り。道がなんか走りにくそうだったので左手の森を逸れすぎない程度にズレて走った。道が曲がるところで確実にコンパス振って向かうと沢にポストがあった。
Analysis
道はどうもとても滑りやすかったようで咄嗟に森を走ることにしたのは英断だった。滑りやすさ以上に普通に通行しにくかったような気がする。
11→12
- ラップタイム:2’38
- 積算タイム:39’38
- 相対値:131
- ミスタイム:0’06
- レッグ順位:22
- 積算順位:34
Plan
道に脱出。道を走って曲がりから道を再度外れ尾根の先へ向かう。
Do
概ねプラン通り。道を目指してかけ登り道の右手側をうまく沿っていこうと考えたが想像以上に藪くて道に復帰。そのまま走って降ると道の曲がりに登りやすい場所があったのでそこからまっすぐ進むと藪の中に小さな沢とポストがあった。
Analysis
特にいうことなし。一つ前のレッグでできたことを今回もやろうとしたが普通に失敗した。
12→13
- ラップタイム:2’04
- 積算タイム:41’42
- 相対値:132
- ミスタイム:0’06
- レッグ順位:22
- 積算順位:34
Plan
オープンを車道まで降り道を走る。曲がりから藪をぶち破ってアタック。
Do
概ねプラン通り。一気に視界が開けた森を駆け下って救護所を通過。造成道に入って進んでいるとどうもこの道を進むだけでは辿り着けないことに気づく。今更戻るには遅すぎるので曲がりから気合いと根性で一つ下の造成道まで藪をぶち破った。
Analysis
特にいうことなし。藪をぶち破るのは上手くなった気がする。
13→14
- ラップタイム:3’47
- 積算タイム:45’29
- 相対値:119
- ミスタイム:-0’14
- レッグ順位:16
- 積算順位:28
Plan
道を繋いでダッシュ。崖の端からアタック。
Do
道を伝って脱出。沢を降り気味に切って別の造成道へ。気合いを入れてひた走るが分岐のあたりで右ふくらはぎが攣りかけてヤバみ。何とか抑え込み道を走ってポストのもとへ。アタックは簡単だった。
Analysis
特にいうことなし。久しぶりに走ったので足が痛かった。
14→15
- ラップタイム:2’59
- 積算タイム:48’28
- 相対値:123
- ミスタイム:-0’04
- レッグ順位:23
- 積算順位:26
Plan
道を走って分岐を通り過ぎ右手の藪が途切れたところから沢の右手斜面を降りつつ登っていく感じで尾根を越える。
Do
道に脱出し分岐まで走る。分岐をそのまま進んでいくつもりだったが白いテープが道を塞ぐように巻かれていたのでプランを変え道の曲がりから尾根伝いに降ることに。仕方なく再度気合いで藪をぶち破るとすぐに白いところに出たので地形をコンパスを見て尾根を降っていくとあった。
Analysis
白テープを見て躊躇してしまい若干のミスタイムか。走るべきところではきちんと走れているみたいなのでよかった。
15→16
- ラップタイム:1’33
- 積算タイム:50’01
- 相対値:137
- ミスタイム:0’07
- レッグ順位:29
- 積算順位:28
Plan
道を辿って尾根を越えたら大きな沢の中にあるコブへ向かう。
Do
概ねプラン通り。薄い踏み跡を辿って尾根を越えるがどうもコブらしきものは見当たらない。水系を辿りつつゆっくり周囲を見回しながら登っていくと水系を跨いだ先に藪の塊のようなものがありその西側の見えないところにポストがあり横からのアタックは楽だった。
Analysis
コブがかなり先から明確にコブだと認識できると考えていたから藪でコブに見えなかったのは想定外。西側からはちゃんとコブに見えました。
16→17
- ラップタイム:3’16
- 積算タイム:53’17
- 相対値:130
- ミスタイム:0’06
- レッグ順位:39
- 積算順位:28
Plan
道までゴリラ登りして道走り。
Do
概ねプラン通り。コンパス振って沢を詰め切り通しに乗る。後は道を辿ってラスポへ。
Analysis
特にいうことなし。えぐい登りだった。
17→◎
- ラップタイム:0’24
- 積算タイム:53’41
- 相対値:141
- ミスタイム:0’03
- レッグ順位:68
- 積算順位:28
Plan
走る。
Do
走った。
Analysis
なんか少し遅かった。結構走ったつもりだったが。
反省点
プラン変更時の地図の読み直し
途中で藪やら地形やらの状態によっては従来立てていたプランを合理的に再構築する必要がある。地形を100%読み込めていないので必ずしも思考に残っている情報が現実を説明しているとは限らないからだ。
今回の7→8は簡単に沢と尾根があるというイメージしか固めておらず尾根が大きいピークから似たような方向に分岐して伸びていっていることに気が付かなかったようだ。リロケできたので致命傷にはなっていないがプランを変更する際は必ず地図の読み込み直しをすること。
上位陣との巡航の差
すぐに埋まるものでもないがやはり今回の大会に集まった猛者と比べると多少改善したとはいえまだまだフィジカル的に余裕のない状態だ。
ミスタイムは一桁なので相対値は120〜130なことも多かったので単純に走力の問題があることは否めない。ラントレ頑張ろう。
感想
ミドルセレ前最後のフォレストということで上手く行きたい気持ちが強かったですが何とか満足のいく形にまとめられました。上位陣に引っ張られてポイントも手応え通りのものとなったので良かった。序盤の意図的な速度低下とミスの削りができればもっともっと速くなれそうな予感を感じました。
造成道が多くぱっと見の地図読みが難しそうなテレインだったが地形自体は割とはっきしりていて嫌らしいところが少ないのが好き。ポスト位置もしっかり隠れるような位置どりになっているものが多く難しかった。
コンパスを振ったり地図をきちんと読んだり基本に忠実な動作を繰り返すことはできたので、この感触を活かしてセレ通過狙って行きたいところです。
諸情報
地図:二子
記録・分析:Lap Center
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