【登山】活動記録 vol.55-1:大山ユートピアコース(三鈷峰・象ヶ鼻) 2021/8/1(日)

活動記録

プロローグ

 高校3年生の夏休み、流石に受験勉強だけでは脳みそが爆発四散してしまいそうなのでちょっとだけ登山に行きましょう。

 今回は、冬に一度行ってからまた行きたいなと前々から思っていた「大山」に行きます!

 著名な山なので今回も説明は簡単に。

 中国地方最高峰の1729mを誇る「大山」。「おおやま」ではなく「だいせん」と読みます。

 その山容から「伯耆富士」とも呼ばれ、日本百名山・花の百名山・日本百景・日本七霊山といったものにも選定されています。

 今回登る「ユートピアコース」は中上級者向けのコースとされており、滑落の危険がある所も何箇所かあります。

 山頂付近は夏になると花々が咲き乱れることとから「ユートピア」と呼ばれているようです。

活動概要

出典:YAMAP
出典:YAMAP

活動記録

大山登山口〜下宝珠越

 4:47大山ナショナルパークセンターに到着。

 駐車場で準備をします。今回は車で来ているので色々不要なものを置いていきます。

 まずは豪円山の中腹にある展望台へ向かいます。

 スキー場らしく木が少ないですね。

 とてもいい景色です。まだ早朝ということもあって気温は20℃程度。

 朝焼けと稜線にかかった雲が印象的です。

 さて5:08、スキー場下部の登山口から登っていきます。

 なだらかな大斜面、冬にここを滑りたいですね〜

 登り始めて5分ほど、やはり見晴らしは良い。

 ずっと登りなのでめっちゃ暑いですが()

 最上部からはこんな感じ。

 少し見えにくいですが左奥に弓ヶ浜が見えています。

 ここからは樹林帯の中を行くわけですが…

 うへぇ…これは嫌な予感。あまり人通りない感じの道じゃないですか…

 思った通り藪ってました()

 深いエリアはさっさと通り過ぎてるので写真ないですが、だいたい高くて150cmくらいあったかな〜

 マダニも怖いし、周囲の環境や野生動物、足元の状態が著しく分かりにくくなるので薮はキライ。

 これは…ホタルブクロでしょうか?

 薄い青紫色で小ぶりな花が美しい。

 さすが「花の百名山」です。

 5:41宝珠山に到着。朝日が眩しい☀️

 残念ながら下界の展望はありません。

 もうしばらくは草が伸び放題の道の様です。

 勘弁してくれぇ…

下宝珠越〜上宝珠越

 5:46下宝珠越に到着。

 ここで大山寺などがある元谷からの登山道と合流。

 しばし小刻みにアップダウンする道を進みます。

 しばらく行くと今から登る三鈷峰が見えてきます。

 す、すごい…圧倒的な存在感です。

 6:03中宝珠越を通過。

 距離的にはここで半分くらい。

 厳つそうな漢字の中に「ユートピア」とあるとなかなか面白いですね。

 中宝珠越をすぎるといよいよ崩落地が現れます。

 ロープやそれを支える支柱はぐらついているのでアテにはなりませんよ。

 この辺りからはヤマアジサイが見られます。

 土壌によって色が変化するんだとか。

 青みがかった色なので、ここは酸性土壌だということですね。

 徐々に岩場も現れ始めます。

 結構長いわ、滑るわ、崩れるわで登りにくい。

 所々固まって花々が咲いているところがあります。

 虫の数がすごいです(笑)

 上宝珠越の手前で大山北壁の威容が姿を表します。

 噂には聞いていましたが…すごいですね…圧巻の一言です。

 目指すユートピア避難小屋もポツンと小さく見えてきました。

 まだまだ登りが続きます。

 滑落したら逝きそうなところもぼちぼち。

 足元が砂っぽいので滑りそう。

 振り返るとこんな景色。

 日本海まで見えていますね。

 足を滑らせないように…

 慎重に通過します。

上宝珠越〜象ヶ鼻

 6:37上宝珠越を通過。

 直進すると「砂滑り」というコースに行くようです。

 危険なので現在立ち入り禁止だそう。

 斜面をトラバースしながら徐々に標高を上げていきます。

 見たことのない植物がたくさん生えています。

 ずっとこんな感じなので羽虫の音がすごいです。

 虫除けスプレーが毎回効かないのは何故なのか?

 そして6:53、主稜線に到着。

 どうもこのあたり一体のことを「ユートピア」と呼ぶそうな。

 右手に行けばすぐにユートピア避難小屋がありますが先に孤立峰である三鈷峰へ向かいます。

 花と草木が生い茂る一本道。

 相変わらず蜂などの羽虫の音がすごい。

 見晴らしはとても良いですね〜

 夏なので靄がかかっているのが少し残念。

 お…おぉ…これは…すごい…

 落ちたら死ぬということだけはよく分かります。

 短い区間ですが岩場を登ります。

 北アルプスの岩場もこんな感じなんですかね?知らんけど()

 振り返ると大山の主稜線が一望できます!

 素晴らしいですね…この景色。

 叶うならばあの稜線を縦走してみたい…

 そして7:07三鈷峰に到着。

 山頂は狭いですが比較的平らです。

 この後も予定があるので早々に山頂を離れます。

 岩場は登りよりも降りが怖い…

 花咲く尾根道を引き返し避難小屋へ。

 凄まじい量の羽虫が飛び交っています。

 避難小屋はひとまずスルーしてそのまま奥へ。

象ヶ鼻〜mont-bell大山店

 7:27象ヶ鼻に到着。

 厳密に言うとここからではありませんが、この先は稜線の崩落が著しいので通行が禁止です。

 仮に通っても罰せられることはありませんが、幅10cm、高度500mの崩れる平均台を渡る勇気は僕にはないので大人しく引き返します。

 本当に至る所がお花畑。

 ユートピアという名は伊達ではありませんね。

 避難小屋まで戻りしばらく休憩。

 大山北壁を眺めながらおにぎりを食べます。

 凄まじい岩壁ですね…

 圧倒的な自然の力を感じられます。

 休憩もほどほどに下山を開始。

 8:08、再び上宝珠越を通過。

 滑落しないように…慎重に…

 悪天候の時は絶対に通りたくないですね。

 8:48下宝珠越を通過。

 登る時は正面の道から来ましたが、下山では左側の道へ進みます。

 藪は藪で嫌ですが、こういうゴロゴロと石が転がった谷筋も歩きにくくてちょっと…

 藪よりは圧倒的に良いですが(笑)

 9:05、林道へと出ました。

 ここをさらに降れば元谷、そして弥山へと続く登山口がありますが、思っていたよりも飲料の消費が激しいので林道で下山します。

 その前に寂静山という小さなピークへ。時刻は9:22

 どうしてここに立ち寄ったかというと…

 大山北壁が一望できると聞いておりましてね。

 うむ、良い景色です。

 ハイドレーションをチェックしてみたところ…やはり1.5Lくらい消費していました。

 持参していた飲料が3L、うち500mlは昼ごはんに使うと考えたら残り1L。

 やはり下山して補給が吉ですね。

 9:32、林道を降って下山です。

 適当にその辺りの自販機でアクエリアスを購入。

 一本600mlなので何か得した気分。

 9:55、とてつもない引力を放ち佇むmont-bell大山店

 入店したい誘惑に駆られます…入店しませんよ(笑)

エピローグ

 という感じで、大山ユートピアコースのお話でした。

 2回戦目で弥山に登りますが、尺が伸びているので一旦ここで切ろうかなと思います。

 気が向けば次回「vol.56-2」も是非。

 それではまた〜👋

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