【登山】思い出の山行を振り返る①

登山情報

はじめに

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 オリエンし過ぎて登山に行く機会がありません。と言うことは、ネタ切れが迫ってくるわけですね。怖い怖い。既にネタ切れなのですけども()

 登山を始めてからはや4年目。辞めるつもりはありませんでしたがここまで続くとも思っていなかったのでそんなこんなで80回も登ってしまいました(笑)

 そこで今回はタイトルの通り、個人的に印象深かった「思い出」の山行をいくつかピックアップしていろいろ書いてみようと思います。

本編

活動記録 vol.23:氷ノ山ぶん回し 2020/8/30(日)

 まず1件目は「氷ノ山」です。登山を始めて半年くらいの2020年夏の終わり。コロナ禍にも関わらずなかなかの外出頻度ですが自粛期間なのを良いことにやりたい放題やってますね。

 この日は始めて六甲山系から外に出て1000mを越える標高の山に登りに行くと言うことできっちり雨具も持参した完全防備の状態。天気は当然晴れで氷ノ山の山頂に着いたときはご覧の通り下界がしっかり見えている状態でした。

 画像正面に見えているのはハチ高原のオープンと鉢伏山から続く山々。今日歩いているのは「氷ノ山ぶんまわしコース」と呼ばれるもので氷ノ山に東の尾根から取り付いて時計回りに鉢伏山まで縦走するルートです。

 超余裕を持って下山できるペースで歩いていたのでちょうど正午ごろに木々のないスキー場のあたりを通過。直射日光で意識を持っていかれそうでしたがなんとか歩き続けて鉢伏山に到着しました。

 あまりにも早く着き過ぎてしまったのでのんびり鉢伏山山頂に陣取りお昼ご飯。ゆるキャン△の漫画も持参していたので読み耽っていると気付かぬうちに1時間ほど経過していました。

 ふと暗くなったのを感じ空を見上げると明らかにヤバい色の雲が。「あっ…やべぇ(察し)」となり急いで撤収して山頂を離れるのも束の間に雨が降り出してきました。

 下界の駐車場までは30分以上はかかるので雨具も装着。着るとすぐに大粒の雨が叩きつけてきて半泣きで下山開始。いわゆるゲリラ豪雨ってやつでまさに土砂降りの大雨、雷が鳴らなかったのは運が良かったです。

 下山する頃には雨も通り過ぎ青空も見えるくらいに天候は回復。山の天気は変わりやすいというのは本当ですね。きちんと装備を持っていて良かったです。。

 初の中級山岳への登山でゲリラ豪雨に遭遇したお話でした。

【登山】活動記録 vol.29:六甲全山縦走完遂 2020/10/25(日)

 2件目は「六甲全山縦走」です。登山を始めた当初の目標はやはり六甲全山縦走。須磨から宝塚まで歩き通せれば体力的にも精神的にも十分というのが関西ハイカーの認識らしい。知らんけど。

 長丁場になるので当然早朝スタート。暑さも和らいだ10月の終わりなので肌寒さを感じる季節ですが太陽が出てきたらあっという間に暖かくなるのが不思議ですね。

 鉄拐山はちょうど東側が開けた山となっているので初日の出を拝むにはもってこいの山。今年も年末年始はバイトで固めてるので初日の出登山はここアリかも?

 六甲山といえど全山縦走の42kmは流石に長いのでひぃこらよっこら言いながら登ります。特に須磨から行くと菊水山の急登がしんどい。

 時折見晴らしのいいところがあるので景色で精神力を補給しつつアーモンドチョコやらで体力も補充していきます。紅葉が始まってるのがいいね。

 六甲山山頂に着いたときもありがたいことに空は終始青く澄み渡っておりまさに登山日和といった感じ。秋らしく澄んだ空気が好き。

 六甲山を越えればあとは下り基調の道が続くだけなので楽ちん。とはいっても10kmほどあるので最後は根性で歩き切ります。

 日が沈みかけて街に陰が落ち始める頃に下山。確か12時間くらいかかった気がします。ヘロヘロになりながらもなんとか完走です。

 長くて大変だけど完走できると案外達成感がある六甲全山縦走でした。

【登山】活動記録 vol.46:厳冬期伊吹山’21 2021/2/11(木) 

 3件目は雪の「伊吹山」です。春山、夏山、秋山、と登ってきたらやはり行きたくなるのは冬山ですよね。賤ヶ岳や愛宕山、蓬莱山あたりでスノーハイクしてから伊吹山にも登りにきました。

 この冬は暖冬だったので一合目には2月というのに全くと言っていいほど雪がありません。代わりにというと変ですがぐしゃぐしゃに踏み荒らされた登山道があるだけです。

 雪を期待して来ていただけにここまで雪が見当たらないとなると少し残念。スキー場が廃止になるのも納得の惨状です。

 3合目に近づいてくるとようやく雪山っぽい景色になってきます。足元は地面が見えないくらいには雪が積もっていてまさしく雪山って感じ。

 出発した時からずっとかかっていた雲だか霧だかよくわからないもやは風が出てくるとともに次第に晴れ始め伊吹山の堂々たる山容が姿を表します。

 6合目の避難小屋も過ぎると夏山では登山道がつづら折りになっている斜面を直登していきます。これがなかなかの斜度でこの日の10本爪の軽アイゼンだと結構大変。

 わらわらと斜面にへばりついて登っていく他の登山者の先にはまさに紺碧という言葉がぴったりな青空が広がっています。個人的に冬山の1番の醍醐味だと思っています。

 山頂から北の方を覗くと白く化粧した伊吹山地の山々が連なっています。あちらには登山道が伸びていないので道なき道。いつかそういう道を切り拓けるようになりたい。

 天気は晴れですが伊吹山はちょうど風の通り道にあるのでいつも風が吹き荒れています。ご飯食べてエネルギー補給をしたらそそくさと下山です。

 南側から見るとまるで屏風のように見える大きな伊吹山の山容。昨年は行けずじまいだったので今年こそは行きたいな。

 雪の少ない厳冬期の伊吹山登山でした。

【登山】活動記録 vol.55:伯耆大山(三鈷峰・弥山) 2021/8/1(日)

 4つ目は伯耆富士とも呼ばれる「大山(だいせん)」です。この半年前の残雪期にも一度登っているのですが今回は夏山。何度だって登りたくなるのが百名山です。

 健全な山屋なので日の出と共に行動開始。流石に夏真っ盛りといえど日の出直後はまだまだ気温にも余裕がある感じ。

 しばらくはスキー場の開けた斜面を登ることになったので日が出て間もないのは非常にありがたい。樹林帯に入ったら笹藪がめちゃくちゃ酷くて大変でした。

 かつて火山であった伯耆大山も火山活動が止まった今、崩れる一方の山です。眼前に聳え立つ山肌は荒々しく削られ白い岩肌が剥き出しになっています。

 象が鼻から剣ヶ峰を通って弥山へと向かう縦走路が通行不能になって久しく、個人的に「山は逃げる」と言えばこのことを思い出します。特段だから何という訳でもないですが。

 主稜線まで登ってくると姿を現すのは一面のお花畑。様々な高山植物が一面に咲き乱れる様子は眺望も相まってまさに「ユートピア」です。

 ここから先の主稜線は残念ながら通行止めなので南に突き出した三鈷峰と呼ばれる岩峰へ向かいます。ここだけ突然アルプスチックな岩登りになるので注意。

 三鈷峰から大山北壁を眺めた様子。この日の朝方は本当に天気が良くて感動的な眺めだったことを覚えています。あと、一度下山して暑くてヒィヒィ言いながら弥山に登ったことも。

 お花畑と絶景広がる夏の伯耆大山でした。今度はちゃんと弓ヶ浜も見たいな。

【登山】活動記録 vol.69:八峰キレット縦走計画 2022/8/22(月)〜23(火)

 人生初のテント泊縦走、5件目は「八峰キレット縦走計画」。一般的に難路と言われるキレットの中でも三大キレットに数えられるうちの一つが鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間に鎮座する八峰キレットです。

 山屋御用達の夜行高速バス「さわやか信州号」に乗り込み北アルプスの登山拠点の一つ扇沢へ。普通なら電車とバスを乗り継がないと行けないところ、直通してくれるのでマジで最高。

 3列独立で贅沢できると言えど夜バス苦手な筆者ですが背に腹は変えられない。そんな思いで頑張って寝ようとしました、が当然熟睡できるわけもなく()

 初めて見る3000m級山岳の圧倒的スケール感が眼前に…とそううまくはいかず。時々晴れたりしますが基本的に爺ヶ岳はガスの中。

 結局テント場の冷池山荘に到着してもずっとガスに包まれたまま。初のテント泊登山ですがテント自体に泊まるのは初めてではないのでぱぱっと設営します。

 テント場で活動記録を書きつつのんびりしていると、おや…?空の様子が…?とか考えている間にさっと雲が晴れて冷池山荘から爺ヶ岳を経て種池山荘へ至る稜線が顕に。

 夕方は雨予報で晴れ間とか何も期待していなかっただけにこの景色は美しい…アルプスに魅了される山屋が多い理由が分かる気がします。

 日が落ちて日没直前になると立山や剱岳の山容が影となって陽光に浮かび上がります。写真だと伝わりにくいですが空間全体がオレンジ色に色づく感じ。息を呑んで日が沈むのを見守りました。

 ブロッケンも見れて絶景の余韻に浸りたいところですが明日は早いのでささっとテントに潜り込んで就寝。

 翌朝は晴れの予報だったのですが何だか雲行きが怪しい。鹿島槍ヶ岳に近づくと雲が出てきて風が吹きつけ雨も降って来ました。

 そのまま行こうかな〜とも考えましたが今日は難所の連続するキレット越えの予定だったので大人しく撤退。来たくなったときにまた来れば良いのさ。

 帰りは行きと同じルートを引き返すだけなのですが、この天気なのでライチョウが登山道をてくてく歩いていました。噂には聞いていましたがめちゃくちゃ可愛かったです。美味しそう…

 泣く泣く撤退でしたが絶景にライチョウと十分満足できた八峰キレット縦走計画でした。

おわりに

 今回は遂にネタ切れ(ネタはあるけどまともな記事に仕上がってない)なので個人的になんか思い入れのある山行を振り返ってみました。

 何かこの記事から得るものがあるのかと尋ねられると微妙なところですが紹介した山はどこも良い山なので気が向いたらぜひ行ってみてください。

 ちなみにタイトルに「①」と書いてあるのはまたネタ切れした時にタイトル被りを避けるため、つまりまた似たような内容を書くかもしれないということです(笑)

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