プロローグ
さてさて、昨年の秋以来またインカレの季節がやってきました…といっていますが春インカレに参加するのは普通に初です。だって一回生だもん。
そんなインカレといえば…?そうだね、連休を錬成しての大規模旅行ですね。むしろそっちが本題まであります(不敬)
しかも今回のインカレは栃木県の塩谷市、参加宿泊費で4万越えとなかなかのお値段がします。どうせこれだけ払うならもう数万上乗せしたって変わらんだろと言う思考です。
そんな若干無謀な旅路も楽しめば勝ちというもの。やりたい事を思う存分楽しむぞい!
本編
乗ってけ新幹線
おはようございます。本日は3月8日、インカレの2日前です。当日の朝に出発する参加者も多い中、僕は青春18きっぷを使って移動するのでこんな旅程が伸びているのです。
本来なら自宅の最寄りから快速列車一本で米原駅まで辿り着けるはずだったのですが、誰かさんが荷造りせずに寝落ちしたせいでかなり急ぐ羽目になります。
そういうわけでこの有様。もはや新快速に乗る程度では挽回できる遅れでは無くなってしまったので最終手段である新幹線を活用します。
下手に遅れるとこの後の旅程に響いてきますからね。ここで2000円ぶち込んでリセットを図ります。乗車の区間は京都→米原、なんとこの間ひかり号で20分です。新幹線速すぎっす。
東への移動はほぼ前座なので飛ばし気味で行きます。新幹線で予定をがっつり巻いて米原駅から予定通りに復帰。普通電車の大垣行きです。
普段はガラガラで空気ばっかり運んでいる米原と大垣の区間ですが、青春18きっぷのシーズンだからか立ち客も出るほど車内は混雑していました。主に暇を持て余したジジババと時間はあるけど金がないクソガキです。
大垣でJR東海の新快速に乗り換え。乗り換えに手間取って二人座れる座席はほとんどが埋まってしまっていましたが優先席に座るという非人道で乗り切りました。ほ、他にも空席はあったからセーフ…?
適当にPCをぽちぽちして京大合宿の記録とか書いてたらあっという間に豊橋に到着。もはやこの辺りは見慣れたもので大して真新しさはありません。
豊橋で浜松方面の普通に乗り込み2駅先の「新所原」という駅で下車します。近年に改装があったのか開放感のある明るく清潔な駅です。
何故この駅で下車するのか…それは天竜浜名湖鉄道というローカル線に乗車するためです。鉄オタじゃないけど旅行オタなので乗らざるを得ない。
列車はこぢんまりとした可愛い一両編成のもの。最近の大河ドラマが家康モチーフらしくそのゆかりの地としてラッピングが施されています。天竜浜名湖鉄道はゆるキャン△といいエヴァンゲリオンといい何かと話題が絶えません。
今回は後で遠州鉄道にも乗車するので天浜線と遠鉄の共通フリーきっぷ(西)を購入。1450円でかなりの区間が乗り降りし放題になるので、通り抜けるだけでなければ非常におすすめの切符です。参考までに。
天竜浜名湖鉄道はその名の通りで浜名湖の湖岸を走り抜ける鉄道です。ので、こんな感じで着席しながら浜名湖を一望することができます。
以前この辺りを訪れた時は時間制限ありのレンタサイクルを返却するために必死に浜名湖を一周していたのでのんびり湖を眺める余裕なんてありませんでしたから。リベンジというと聞こえが悪いですが再訪した訳です。
天浜線気賀駅・浜名湖佐久米駅
天浜線の途中駅である「気賀駅」で下車します。というのも駅前には「藤田屋」という御座候を販売しているお店がありこれがまた絶品だと有名なのです。
2年前にもここを訪れましたが残念ながら開店時間よりも前だったために食べられなかったんですよね…乗り換え時間20分で購入することができるのか!?チャレンジです。
結論から言うとギリッギリで購入することができました。乗り遅れたら全然洒落にならないのでちゃんと間に合ってよかった。
購入したのはクリーム3つとつぶあん2つ。一つ160円と高いのか安いのか微妙な金額ですが味に対してはめちゃくちゃ安いと感じました。購入するタイミングにもよりますが僕らの場合焼きたてホクホクだったこともあって絶品でした。
クリームはカスタードの甘さを控えめにした感じですが濃厚さは変わらず。友人曰く白餡の味がしたとかなんとか、ほんまか?つぶあんの方は思ったほど粒の感じはしませんでしたがしっかり甘くてこれも美味しい。神戸で買う御座候より全然美味しかったです。
この気賀駅の藤田屋はオタクの間で有名なゆるキャン△というアニメの中にも登場しており、主人公のなでしこが乗り換えの合間にギリギリで御座候を入手したという経緯があります。原作再現かな?
それもあって今日ここを訪れたという訳です。いやぁ、2年越しに食べられてよかった。他にも沢山待っている人がいたので危なかった。
急いで新所原方面に列車に乗り込み次の目的地である浜名湖佐久米駅を目指します。気賀駅からは10分ほどの乗車で到着。ここもゆるキャン△の聖地の一つとなっています。
この駅はオタクだけでなく旅好きの人の間でも有名な場所で名物は餌を求めて冬にやってくる無数の「ユリカモメ」です。どういうことかって?
こういうことです。人に媚びることで餌をもらえる事を学習した奴らは物好きの人間どもが運んでくる餌を目当てに餌の少ない冬場この駅にやってきます。
こいつらがガメツイことこの上なく、袋をゴソゴソしたり手を伸ばしたりすると餌を貰えると思い込んで飛んできます。アホかな?
そんなユリカモメに餌をあげたりあげなかったりして楽しむのです。僕は油断して4分の1位残った御座候を持っていかれました。アホかな?
こいつらは人を恐れない…どころか餌をよこせと催促してくる始末なのでかなりの至近距離で触れ合うことができます。上手く誘導すれば手に乗せたり頭の上に乗せることができます。
衛生的に綺麗かどうかはともかくがめついアホ鳥と戯れ合いたいという人にはイチオシのスポットです。浜名湖観光の際には是非。
天竜二俣駅・第3村
20分ほどの滞在で浜名湖佐久米駅を離れ次の目的地である天竜二俣駅へと向かいます。
渡っているのは天竜川。八ヶ岳を源流としてほぼ南に進路をとりながら流れている一級河川です。この川沿いには飯田線というローカル線が走っておりこれはこれで非常に見どころたっぷりなのです。またいつか乗りに行きたい。
さて気温も上がりきってポカポカ陽気の昼下がり、天竜二俣駅に到着です。実はこの駅は駅舎やプラットホームの屋根などが木造であり国の登録有形文化財に指定されています。
またシン・エヴァンゲリオンの聖地にもなっておりそれを目当てに訪れる人も多いようです。この日は期間限定で駅名標などが「第3村」というふうに付け替えられていました。
もちろんこれだけではありません。平日の13:50からは600円というかなりの格安で駅構内にある転車台や鉄道歴史観を見学することができるツアーが開かれておりこちらに参加します。
40分ほどとコンパクトにまとまっているものの見どころたっぷりなツアーなのでせっかく訪れたなら参加することをおすすめします。もちろん車じゃなくて電車に乗ってきてくださいね?
ツアーの内容は実際に参加して見ていただきたいのであまり多くは取り上げませんが実際に転車台を使って車両を移動させる様子を披露していただけます。現役の転車台はなかなか珍しいですよ?
他にも車庫に併設された資料館には戦時期から現在まで天浜線と天竜浜名湖鉄道のさまざまを記録した遺物が展示されているのでこれも必見。鉄道ファンでなくても時代の変遷や昭和や平成期の懐かしさを感じられるスポットです。
ツアーが終わったらこの後の予定も押し気味なので天竜二俣駅とはおさらばします。
新所原方面の列車はむしろ珍しくなってしまった天竜浜名湖鉄道の通常ラッピングの列車です。コラボラッピングが多すぎて普通が普通じゃない珍しい例です。この列車で二つお隣の西鹿島駅まで向かいます。
西鹿島駅ではたった2分の乗り換え。少し急ぎ気味に乗り換えたらすぐに発車してしまいました。乗っているのは遠州鉄道というこの辺りではブイブイ言わせている地方私鉄です。
どうせ田舎の田んぼの脇でも走ってるんだろうな〜とか思ってたら浜松市街に入るといきなり高架線になります。こりゃびっくりだべ。
そんなこんなで浜松市街はずっと高架線を走り終点の新浜松駅に到着です。割と角張ったデザインに赤色って好きかも。京急みたい?
ちょうど学生の帰宅時間と重なっていたみたいで途中の駅や新浜松駅での乗り降りは結構盛んでした。地方私鉄ならでは…と言おうとしましたがうちの最寄りも似たようなものでした(笑)
夕日に焼ける弁天島
遠州鉄道を下車したところで同行していた友人とは一旦お別れし僕は今日宿泊する予定のホテルにチェックイン。友人は駅前のさわやかの予約を取りに行きます。なお既に100分待ちの模様。
何がそんなに良いのかわかりませんがさわやかってめっちゃ並びますよね。それこそ頭のおかしいくらい。美味しいのは知っていますけど食事のために100分待つのは耐えられません。
ってことで潔くさわやかを諦めやよい軒で晩御飯にします。というかそうでもしないとこの後の予定が完全に狂ってしまうんでね。しゃーなしです。
とんかつ定食的な何かを食べましたが僕は全然こういうので満足できてしまうタイプ。食を主眼とした旅ならこだわりたい所ですがね。そもそもさわやかってチェーン店ですし。
ぱぱっと手早く食事は済ませ再びJRに乗車し今度は西向きの列車に。下車したのはみんな大好き弁天島駅です(諸説あり)。
弁天島は浜松周辺を代表する景勝地なのでもちろん訪れないわけはありません。しかもちょうど夕日が沈む時間帯ですから尚更です。
そんなわけで再び友人と別れ僕は海岸沿いに伸びている国道1号のバイパスまで向かいます。2年前にここを訪れた時は70km近い距離をママチャリで走り切った後だったので疲労困憊していたことを思い出しました。
今日はあの日と違って晴れているので夕日も綺麗に見えて爽やかランニングという感じ。道も体が覚えていて潮風を感じながらゆるっと海岸まで向かいました。
しかし残念ながら以前は入れた砂浜方面の防波堤上は通行止めになっており通り抜けできず。見た感じ向こうのほうで釣りをしている人もたくさんいたので別のところから入るか突破すれば行けなくはなさそうですが大人しく引き返します。大人だからね。
この先の砂浜は本当にだだっ広くて海風と荒波を眺めながらぼーっとするのに良いスポットだっただけに残念です。下調べが足りなかったか?
引き返して弁天島に戻ってきました。浜松はいくつかのアニメの聖地となっているようでこんな感じでゆるキャンのパネルなんかが置いてあったりします。他にはガヴリールドロップアウトとかですかね?
それを抜きにしても海の上に浮かぶ鳥居と海岸に聳える大きな橋は見応え抜群なので普通におすすめスポットです。夏は海水浴もできるらしいですよ。
また友人と合流して駄弁ったり水切りをしたりしてるうちに日没直前に。海岸にはカップルがいっぱいいました。こっちは男二人、悲しいね。来年は彼女できるんだろうか?
話は変わりますが個人的にiPhoneのカメラのいいところは「見たまんま」をとってくれるところだと思います。適当にぱしゃっととった写真が自分の見た風景に似ているのは旅・山ブロガーとしてはかなりグッドポイントです。
ごりっごりに弄りまくったらこんな感じになります。これはこれで映えていいと思いますが僕のブログ信条には反していますね。現地に行ってもこんな景色は見れませんから。サムネに使うくらいです。
なんか愚痴っぽくなっていますがとにかくいい景色でした。元旦に近いと鳥居のど真ん中にドンピシャで沈んでいく夕日が見れるみたいなので今度来たいな。バイトで無理か。
今日単日参加の友人とは弁天島駅でお別れ。今から京都まで帰るだなんて大変だなぁ。僕は隣の舞阪駅までランニングを継続します。今日で大体10kmくらい走破が目標。
この橋の先に渚園というキャンプ場がありゆるキャンの聖地にもなっているので聖地巡礼がてらキャンプしようと思いましたが流石に荷物が多くなりそうなのでやめました。
ご存知の通り浜名湖はめちゃくちゃでかい湖です。随所でずっと向こうまで湖が広がる光景を見ることができます。湖岸にはサイクリングロードが整備されておりママチャリ借りて爆走すると気持ちのいいことこの上ないです。
もちろんランニング適地でもあるので浜松を訪れた際にはぜひ旅程に組み込んでみてください。やけに浜名湖推しですがそれだけめっちゃ良いところです。
今日の記録は舞阪駅で終了。帰宅中の高校生に変なおっさんがいるぞ?みたいな目で見られて少し恥ずかしかったです(笑)
この後は普通に浜松ステーションホテルに舞い戻り風呂に入って就寝しましたとさ。明日もたっぷりな旅程ですから早寝早起き大事です。
エピローグ
春インカレの旅1日目の記録でした。浜名湖周遊と天竜浜名湖鉄道をたっぷり楽しんだ1日でした。
そもそも春インカレに行くための移動なのにこんなに楽しんで良いのだろうか?と思いつつ楽しむ背徳感がたまらない。でも楽しいんだからしょうがないよね。
明日の予定をバラしておくと砂場に行ってゲテモノ食べてドライブします。以上、次回もお楽しみに。
それではまた〜👋
コメント