【ロードバイク】初の100km越えロングライド、アワイチ

ロードバイク

プロローグ

polaris
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 ロードバイク始めました。どうも、polarisです。なんと1月12日は大学が休講日!ということでアワイチに行ってきます。文字通り淡路島を一周する約150kmのサイクリングコースです。

 ロングライドは初めてですがまあなんとかなるやろ知らんけどの精神でがんばります。だいたい気合と根性でなんとかなるものですから。

本編

岩屋〜洲本(国道28号)

明石港

 ふあぁ…おはようございます。本日は1月12日金曜日、時刻は朝の5時20分ごろです。チャリと一緒に淡路島に渡るた明石の船乗り場にやってきました。その名も「淡路ジェノバライン」、何故イタリアの都市名が入っているのか全くの謎ですが乗る分に問題はないので気にしないでおきましょう。

 淡路島へ渡るメインルートは一般的には明石海峡大橋を利用した高速道路ですが残念ながらチャリを運ぶとなると難しいのが現状。中にはどうやらチャリを運搬することの出来る高速バスがあったり、あるいは自家用車を使うという手段も考えられますがあまり現実的な話ではありません。そこでサイクリストに重宝されているのが、チャリの輸送(船によってはバイクも)が可能な船でのアクセスとなるわけですね。

 乗り場がどうも良く分かりにくいですが券売機で切符だけ購入してそこらへんで待機。バイクはあっちと書いてある張り紙を見つけたので東に50mほど行った所にある桟橋のたもとで待っていると出港の10分ほど前になって係員が案内してくださりました。

小型船「ジェノバⅠ」

 0540発の便は小型船での運行となるので乗せられるのは自転車のみ。しかも特別な固定設備があるというわけでもないので車椅子スペースの手すりにトップチューブをロープで縛り付けてなんとかしていました。若干やっつけ感があるの好き。

 乗ってみて驚いたのは普通に通勤通学と思われる人たちがたくさん乗船していたこと。流石に朝の明石から岩屋へ向かう便は釣り人とかの方が多かった気はしますが折り返しで乗船していた人たちの顔ぶれを見ると通勤客や通学する学生さんが多かった印象です。知らない世界がまだまだあるんだなぁ。

 小型船なので速度はそこまで出ていないはずですが窓の外に見える波飛沫と大きな揺れが迫力あってアトラクションみたい。シートベルトがないのでちょっと怖いけど事故は起こらんやろ知らんけど。15分ほどの船旅で淡路島岩屋港に到着です。

岩屋港桟橋

 下船したら反対側の桟橋により大型の船である「まりん・あわじ」が停泊していました。カラフルで独特のデザインのラッピングもさながら、乗ってきた小型船よりも圧倒的にデカくて思わず「でっか…」と呟いてしまいました。こんな船が必要になるくらい需要あるんですね。

 もう時刻は午前6時となる頃ですが季節は真冬、当然日の出まではまだまだ時間があります。どうしたもんかね〜と思いつつ岩屋港のターミナルビルで暖かな抹茶ラテを一杯。飲んだ後に吐く息が真っ白で冬だなぁと感慨に浸ったり浸らなかったり。

岩屋ポートターミナル

 あまりのんびりし過ぎていても仕方がないのでお手洗いを済ませて準備完了したら早速出発です。出発前の写真を撮っておきたかったのですが…うん、全然見えませんね。ロングライドは初で精神的に余裕がないので出発しましょう。岩屋港の前にはアワイチの起点となるモニュメント的な何かが建っており自転車と一緒に写真を撮れると聞いていたのですが2月の末まで絶賛工事中のようでした。

 出発してからしばらくは街灯がまばらにある国道28号線を走ります。国道28号は神戸から途中海上を経由し淡路島を縦貫した後、再び海上を通って徳島を結ぶルート。淡路島を走る国道はこれ以外無く現地の重要な幹線道路となっています。

 幹線道路とはどういうことか。そうです、交通量が多いということ。流石にまだ夜も明けない早朝という事もあって幾分かはマシでしたがそれでも真っ暗闇の中でお隣をトレーラーやダンプといった大型の車が通過するとなかなかに恐怖感があるものです。ちゃんとテールライトは点灯していますが怖いので今度から3つくらい着けようかな…

生穂南交差点、岩屋から20km

 ひたすら真っ暗でようやく明るくなって写真が撮れるようになったのは淡路の市街地に入って生穂南の交差点に到着した頃、時刻は7時過ぎです。というかロードバイクに乗っていると登山なんかと違っていちいち停止するのが億劫だし何より危険なので写真が撮れません。対策も難しいので困ったものです。

 ここまではひたすら国道28号を走り続け東浦の街を通り過ぎます。その後右手から山が迫ってきて海岸と山の間に道路しか無くなるところを通過すると国道28号と県道157号の分岐点に差し掛かります。国道の方は若干右手に曲がりながら盛り土へと登っていきますが道幅が狭いようでアワイチルートは県道へ逸れるようにと看板がありました。

 ここが旧道だったのかなとか思いつつ街中にしては比較的走りやすい路面で街中を抜けていきます。信号がないし朝方で人もほぼ見かけなかったので快適に疾走できました。生穂南交差点で再び国道28号と合流するので左折します。

大谷交差点

 淡路市役所前の大谷交差点で信号に引っ掛かりしばし待機。先程まではほぼほぼ信号が青でそのまま通過できたので小休止って感じ。朝方ですが淡路市の中心部なのでそこそこ車通りは多いように感じます。乗用車が増えてきましたね。

 ここからしばらくすると市街地を抜けて再び山と海とのギリギリに作られた道に入ります。左手に淡路ワールドパークONOKOROの寂れた観覧車を見つつ巡航。水辺沿いをサギだかなんだかよくわからない鳥が飛び回っていました。あいつら普通にデカくない?

AWAJIオブジェ、有料

 しばらく崖の上から海を眺めつつ走っていると少しだけ市街地の中を通過します。ちょうどその市街地が始まる所にあるのがこの「AWAJI」モニュメント。最近は「BE KOBE」といい「HIEIZAN」といいこういう文字モニュメントが増えてきましたよね。やっぱりインスタとかで映えるんでしょうか。

 僕も例に漏れず撮りに行こうとしたのですが…どうやらこれは行政が設置したものではなく民間所有のオブジェらしい。周囲が柵で囲われていた時点でなんか察してましたが何かしら買い物をしないと入っちゃダメなんですってね。味しめてやがります(笑)

 よくよく考えたらただの文字オブジェなのでわざわざこの為にお金を支払うのもバカらしく、というか朝なのでまだ店が開いてないので寄り道になりましたがスルー。こういう稼ぎ方はあんまり好きじゃないので将来こうはならないようにと祈りつつ出発します。

平安浦、岩屋から27km

 ちょうど時刻は7時15分ごろ、日の出ですね。先ほどのオブジェがある店から川を渡ったすぐのところにいい感じに撮れそうな砂浜があったので行ってみると…あさひだー。朝日よりも夕日が好きとかどうでも良くなるくらい寒い日の日の出は格別ですね。

 しばらくあー綺麗だなーと感慨に浸ったところでまたまた出発。時間には余裕がありますができたら早く帰りたいのでとっとと行きましょう。止まってたら冷えますしね。ここから洲本の市街地まではお馴染み山と海とに挟まれた崖上の道。結構道幅が狭い上に若干のアップダウンや左右のカーブがあるので隣をトラックが通るたびビクビクしていました。押し潰されたらひとたまりもありません。

洲本〜福良(県道76号・25号)

炬口北交差点

 炬口北交差点の交差点で国道28号とはお別れ。国道は直進して右にカーブしていきますが、アワイチは左折し県道76号線に入ります。ここから淡路島の南の方へ差し掛かるまではひたすらこの道を突き進んでいきます。

 多くの車は国道の方へ流れていきますが半分くらいは自分と同じく左折してきて洲本の中心部へ。洲本の市街地は割と発展しており県立医療センターやイオン、その他スーパーなどなど淡路島の中では一番賑わいを見せているところでもあります。バスターミナルを出発してくる神戸行きの高速バスと何台もすれ違いました。

 海岸沿いに市街地をスルーするとまた海沿いを走る道へ。関西ではCMで有名なホテルニュー淡路や大浜海水浴場などもこの道路沿いにあり、朝方の散歩に出てきたのかそこそこ人通りがありました。こういうところでのんびり過ごす余暇というのも憧れます。

ファミリーマートサントピアマリーナ店、岩屋から36km

 ホテルニュー淡路からしばらく行くと左手にファミリーマートが見えてくるのでここで一旦休憩することにしました。ここから先にそこそこな登りがあるのでエネルギー補給しておかなきゃですね。淡路島のコンビニの多くにはサイクルラックがあるみたいで駐輪には困りませんでした。

 しかも立ち寄ったサントピアマリーナ店はイートインスペースからサイクルラックを見ておける構造になっていたので盗難が心配なチャリでも比較的安心。複数人で走っていれば見張りとか立てておけるんでしょうけど如何せんソロなのでありがたい限りです。10秒で某ゼリーを流し込みプロテインバー的なやつも飲み込んで抹茶ラテをごくごくしたら出発。買った抹茶ラテが450mlくらいあってお腹チャプチャプになってしまいましたが水分補給と思えば…

 またずっと県道76号を走る事になりますがずっと海岸沿いなのですごく景色が良いです。由良の市街地に入ると現れるのが港を越えるデカ目の橋。車で通った時もなかなかすげぇ登りだなと思いましたがチャリだと尚更しんどいです。頑張ってフロントはアウターのまま漕ぎましたが普通に疲れた。さらに山に入っていくと片側一車線もないような道になってきていよいよ山が近づいてきたことを感じさせます。

林道分岐、岩屋から44km

 林道との分岐からいよいよ登坂開始です。だいたい2kmくらいで120mほどの登りなので%に換算すると平均して6%くらいの登りです。普通の乗用車なら余裕のよっちゃんな程度の登りでもチャリ始めたての初心者にはだいぶ応えるしんどい登り坂。フロントもリアもできるだけ軽いギアまで落としてしゃりしゃり登っていきます。

 効率が良いのか悪いのかよくわかりませんが車通りが少ない(というかほぼ0)道なのでハンドルを左右に振ってぐねる様に這いずりあがります。途中で登坂中間点と書いてある看板を見つけましたが励まされるどころか逆に現実を突きつけられてめっちゃしんどかった(笑)

 とにかく足付きだけはしたくなかったので必死に登るとようやく降り道に変わりました。降りを飛ばして行くと左手下方に現れるのが淡路島の観光スポットとして有名な立川水仙郷とUFO神社、あとナゾのパラダイスが現れます。閉業したとかしてないとか聞いていますがどうなんでしょうか。冬だからか見た感じ開いてはいないようでしたけどね。

 立川水仙郷を過ぎると再び登りに転じまたまた若干頑張ります。ここの登りはそこまで長くないので助かりました。登ったということは…峠を越えたら降りです。まさに山道という感じのすれ違いのできない細い曲がりくねった道を位置エネルギーでスイスイ。うちのチャリはリムブレーキなのでやっぱ減速性能低いんかな…とか思いつつ安全運転で下山です。

海岸道路、岩屋から50km

 ここからは淡路島名物の海岸道路。ここも県道76号ですが海を挟んですぐ北側に標高500m程度の山々が連なっており平地が存在しない関係でひたすら画像のような海際の道が続いています。なんとその距離10km以上、左手ずっと先の方に見えている沼島の対岸までひたすらこの景色が続くのは圧巻です。

 車で走った時もどんだけ続くねんと思わずツッコミを入れたくなりましたがチャリなら尚更。路面はまあ…悪くはないんですが悪天の時は海水を被っているのかぼこぼこひび割れているところもあるので注意して巡航します。

 ここを走り始めてすぐの頃は無風で喜んでいたのですが…1kmも進むとなぜか強烈な向かい風に。今日の風向きは西北西ではなかったのか…と悲しみに暮れペダルを踏み込みますがいつもなら30km/hくらい出てる踏み込み具合でも20km/hとかそこら。先の難所に備えて足を温存するつもりだったのですがそうしてると進まないので叫びながらひたすら回していました。

 この海岸道路沿いにはモンキーパークや灘黒岩水仙峡といった観光名所が点在していたりするのでぜひ行ってみたいのですが今日はとりあえず淡路島を一周しないといけないので華麗にスルー。この調子だといつ行けるのやら…必死に足を回してなんとか20km/h巡行で土生港に到着。流石に向かい風でしんどいのとこれから再び難所なので小休憩でジェルやら水やらを補給します。

灘大川の登り、岩屋から65km

 土生港を出発してすぐ現れるのが「灘大川の登り」です。確か聞いた話では平均で8%、最大のところで15%近い急な登り坂というこの難所。車で一周した時のことを思い出し、確かにあそこ謎にアップダウンあったよなぁとか考えて走っていると見えてきました。これから一度下まで降って頑張って登り返します。

 これがですね、ほんまにマジでしんどい。そもそもチャリに乗り慣れていないのでアップダウン自体がしんどいのですがこの急坂は本当にレベルが違ってしんどかった。とにかく急なので一番軽いギアに入れて気合いでシャリシャリ回します。途中道路工事をしていて警備のおっちゃんが応援してくださいました。応える余裕はなかったですが(笑)

 意地でも足だけは着きたくなかったので100%ど根性でなんとか登り切って田園地帯へ向かう降りへ。山を越えたことでまた向かい風のエリア、まあ降りなので幾分かはマシですが嫌だなぁ。阿万の交差点で左折し県道25号に入ります。田園地帯を一直線に抜けると福良峠に差し掛かります。ここもそこそこな登りなのでギアを落として登り始めますが…足攣りました()

 登るぞーっと足に力を込めたらいつものあの感覚がして思わず下車。しばらく休んでジェルやら水分やらを急いで補給しつつ予定外の休憩。数分したら漕そうなくらいには復活したので再度漕ぎ出し今度はもっとゆるく登っていきました。ここは大して長くないのですぐに登りきり急カーブの続く道を降ったらコースの中間地点である福良の街並みに入ります。

福良〜岩屋(県道25号・31号)

道の駅福良、岩屋から78km

 時刻は1018、道の駅福良に到着です。山が続く淡路島の南側において湾の切れ込みの周りに造られたのが福良の街並み、造船所やリゾートホテルなども複数あり地図で見るよりも存外栄えているような印象を受けます。鳴門海峡名物、うずしおクルーズの拠点にもなっているので知ってる方も多いのかしら。平日だというのに道の駅の土産物屋さんはなかなかの混雑でした。

 ここで昼ごはんを…と思ったのですが結構お値段がしたので後ろ髪を引かれつつ近くのローソンで適当に買い物して店の前でご飯にしました。頭の中でここまでを振りかえりつつ、あと半分ある道のりのことを考え長いのか…短いのか…と思案。体力的には全然疲労がないのですが脚とケツが普通に痛いんですよね。

 考えても仕方ないので食べ終わったらすぐに出発。海岸をちょっと走ると最後のキツイ登り、うずしお峠に差し掛かります。ここが連続する登りでは一番長いという前評判通り登っても登っても断続的に急な坂が現れかなりメンタルに来ます。鳴門岬の分岐まで来るとあとひと登りなのでここもやはり絞り出す気合いでなんとかします。

道の駅うずしお、岩屋から84km

 本来のアワイチのルートだと鳴門岬まで行くことになっているのですが以前来た時と変わらず工事中で臨時の道の駅が手前で営業しているのでここで折り返し。建物はかなり綺麗で立派ですが特産物の物販とかは確かなかった気がします。ハンバーガー屋はあったので思わず買いそうになりましたが我慢。

 うずしおが見えたりしないかなーと目を凝らして適当にその辺りの海を探してみましたが特に見えず(見えるわけない)。鳴門海峡は四国と淡路島に挟まれた非常に幅の狭い海峡、地形的な要因からその左右で干潮と満潮の時刻が正反対になることから海面に約1〜1.5mくらいの高低差が生じ水が勢いよく流れ込むことでうずしおが発生します。見るならクルーズ船に乗るのが良さそうですね。

 緩やかに変わった登りを登り切ったら再び降って海岸の道路へ。ここからはひたすら海岸に近い平坦な道を突き進んでいきます。うずしお峠は高速道路のICがあるのでそこそこの交通量がある道路でしたが西岸の海岸道路、しかも南よりなので快調に飛ばしていきます。先ほどまでは向かい風でしたが進行方向が変わったので横風に、時折吹く突風でフラッと来ますが向かい風よりは何倍もマシです(笑)

丸山の半島と四国島

 海岸道路といっても由良峠から灘大川にかけてとはまた雰囲気の違う道。あちらは距離もなかなかなものだったので全く人がいない恐怖感がありましたがこちらは純粋に景色を楽しむことができる道。風が強めで結構波が立っていたのが印象的でした。

 画像は片側交互通行の信号待ちに引っかかった時に振り返って撮ったものなので進行方向とは逆の写真。中央に突き出している島は展望広場なんかがあったりする丸山の半島。その奥には圧倒的にデカい四国島が写ってます。いつかはあっちの島も一周…とまでは言いませんがチャリで周遊したいなぁ。

 山を巻いたら湊の市街地に入り海岸を爆走。平坦とは言いますが完全に平坦であるはずもなく所々アップダウンがある道なのでその度に軽く悲鳴を上げつつフロントを落とさず頑張って漕ぎます。この辺りで大体100km走ったことになるのでかなーり脚は疲れ気味。

ローソン慶野松原店、岩屋から102km

 湊の市街地を抜けると現れるのが慶野松原という広大な海岸公園。古くは万葉集で柿本人麻呂がこの慶野松原について読んだとかいうくらい昔からよく知られた景勝地で国指定の名勝であるだけでなく日本の夕陽百選や日本の渚百選に選ばれるなど淡路島の景勝地の中でトップクラスの知名度を誇ります。

 では、そんな慶野松原の写真は…?と思われるかもしれませんが、ごめんなさい、ありません。だ、だって車道で止まるの危ないし前も行ったことあるからわざわざ中に入るのも面倒だなぁ…って…ということで休憩に立ち寄ったローソンの写真で我慢してください。

 ここでアイスと水を補給し出発。ちょうど同じタイミングでソロでツーリングしていると思われるバイカーさんもアイスを食べていて考えること同じなんだなぁとか思ったり。ローソンを出てすぐのところが慶野松原なのですが一面のA薮に松が生えている感じ、5月の飯島砂防林もこんな景色のところを走れるんでしょうかね。

 流石に100kmを越えてくるとケツの痛みが限界突破して痛く無くなってきました。厳密に言うと痛いは痛いのですがサドルに再乗した時が一番痛くてだんだん麻痺していく感じ。疲労も相まってあまり景色がどうとか考える余裕が無くなってきたのでとにかく漕いで漕いで漕いで前に進んでいきます。

多賀の浜、岩屋から122km

 西海岸の道路は「淡路サンセットライン」と名付けられており、その名の通り夕陽がとても綺麗に見えます。先ほどの慶野松原をはじめ五色夕日が丘公園や多賀の浜といった様々な景勝地があります。そんな多賀の浜に立ち寄ってみたのですが…

 うむ、夕日がなければ普通の海水浴場ですね。瀬戸内なのに今日は珍しく雲が多い一日なので透き通るような青空ともいかずなんだかちょっと微妙な景色。慶野松原からは25kmほど走ったので小休止です。ちょっと疲れすぎてしんどい。晴れの夕日はマジで綺麗なんですよ?

 そこらへんの自販機で暖かな紅茶を買ってのんびりしていたら二人のローディーがやってきました。始発の船で来たので今まで誰一人としてアワイチしている人とは会わなかったのですが、ここでようやく追いつかれた形です。

 彼らは近くのローソンにピットインしてたので再び先行しひたすら海岸道路を北上。ここからの海岸道路沿いには某有名なパンケーキ屋を始め観光スポットなどが集中しているのですが一度止まってサドルから降りると乗りたくなくなってしまうのでガン無視で漕いでました。パンケーキ屋はまたいつか行きましょう。

 だんだん対岸に見える播磨平野の景色が見えて明石海峡大橋も姿を表すとなんだか活力が湧いてきて橋の下を過ぎるまでの10kmくらいは終盤だと言うのに加速して30km/h越えの速度で巡航していました。現実的に終わりが見えると力がみなぎってくるのはあるあるかも知れませんね。オリエンでもゴールが近づくと走りたくなってきますし。

道の駅あわじで食べた海鮮丼と焼き牡蠣、岩屋から146km

 エネルギー補給以外ではできるだけお金を使わないようにしていたつもりだったのですが、道の駅に着いて色々みているともう、ダメでした。ここまで頑張って走ってきたし地元にお金落とさなきゃダメだよね、ということで海鮮丼と焼き牡蠣を注文。海鮮丼も無難に美味しかったですが、焼き牡蠣が5個で400円とかなりお安く食べられてびっくりでした。美味しくないわけもなくね。

 ちょうどこれを食べている時に窓の外を先ほど見かけたお二人のローディーが通過。向こうもサイクルラックに引っ掛けてた自分のチャリにも気付いたようでしたが特に会話はせず。そういえばロードバイカーは同士であんまりおしゃべりとかしない感じなんですかね?始めたばかりなのでいまいち勝手がわからない。

 あまりの美味しさにあっという間に1600円を完食しあと残り数kmへ出発。もう乗った時点でケツが7つくらいに割れそうでしたがあと少しだと自分で自分に説得し漕ぎ漕ぎ。まさに漁港の道という感じの道路を走って国道28号に合流したらすぐに出発地の岩屋港です。

絵島、岩屋から148km

 出発したのが6時10分すぎ、到着した時刻が15時20分ごろなので9時間と少しで出発地である岩屋港に戻ってきました。夜明け前で何も見えなかった出発時と違ってちゃんと絵島や明石海峡大橋の姿も見えていますね。絵島に入れるのかなと思っていましたが残念ながら柵で封鎖されていました。

 という感じで実装時間が6時間と40分で148.6km、アワイチ完走です、やったー。まだお昼ですしちょっと周りを散策しようかなと思いましたがケツが痛いのとなんか雲行きが怪しかったので16時ちょうどの船で本土の方に帰りました。明石港で大勢の学生が待っていて改めて通勤通学の需要を実感しました。

 とりあえず、今回のアワイチはこれで終わり、お疲れ様でした〜

エピローグ

 以上、初のロングライド「アワイチ」の記録でした。いや〜なかなか走りごたえ満載のサイクリングルートでしたね。ロードバイク始める前でもアワイチ、ビワイチ、しまなみ海道くらいは知っていたくらい有名なので良くない訳がないのですが本当に楽しかったです。

 先日西神中央のまきのに行くついでにつくはら湖に訪れたライドが70kmくらいで150kmどころか100kmを越えてチャリを漕いだ経験すらなかったので大丈夫か若干心配でしたが、やっぱり気合と根性でなんとかなるもんですね。六甲全山縦走と一緒です。ケツが痛すぎてやばいけど(笑)

 登山やオリエンテーリングに引き続きロードバイクという新たな趣味に目覚めてしまった訳ですが果たしてどうなることやら。とりあえず続けられそうな感じなので2月末の沖縄ロングライドに向けて定期的にチャリトレしないとですね。

 ロードバイクだと活動記録の写真を撮るのも一苦労なのでどんな形に落ち着くかわかりませんがしばらくは登山ど同じようなスタイルで活動報告をあげようと思っているので良ければ是非読んでいただければなと思います。

 それではまた〜👋

 あ、そうだ、前回淡路島に車で行ったときの写真も載せときますね。

慶野松原
多賀の浜

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