【オリエンあれこれ】「遠征とトレと覚悟の話」〜雑魚とセレ落ちこそ、海外に行け〜

オリエンあれこれ

はじめに

【オリエンティア Advent Calendar 2024 25日目】

 こんにちは。神大3回の横江明弘と申します。呼ばれてもないのに25日目を担当します。

 プレッシャーが無いわけでもないですが、ブロガーとして文章で魅せるしかない!ということで至って真面目に今のオリエンテーリングへの向き合い方について書いていこうと思います。特に学生、あるいはジュニア世代に向けてかな。

 トレとかオリエンへの向き合い方のススメ的な内容なので少しはお役立てていただけるかなとは思います。

 オリエンティア Advent Calendar 2024のリンク→https://adventar.org/calendars/10085

自己紹介

 神大OLK/OLP兵庫、トータス所属の神戸大学3回生、2022年度入学の横江明弘と申します。オリエンテーリングは大学に入ってからの3年目。結城克哉選手と出身高校が同じだったりします。推しの選手です。

 中学は鉄道研究部、高校はぼっち登山してました。なので周囲がオリエン経験者や運動部な中、文化部出身運動部未経験です。

 フォレストに完全特化しておりスプリントは付き合い以外ではしません。フォレストでもミドル競技が得意。足場が良く快走できてかつ微地形など高度な地図読みが必要なテレインが好みです。

実績:〜2023年11月(ジュニア期)

 筆者のレベル感把握のためにどうぞ。一般ばかりです。

大会テレインクラス結果
全日本M22富士天神山M20A準優勝
全日本L22富士天神山M20A準優勝
ICM22石尊山MUF1準優勝
富士山麓23朝霧根原M20E5位
ICL23笠間城址ME41位
全日本M23勝浦大楠M20E8位
全日本L23勝浦大楠M20E10位

実績:2023年12月〜

 ICL2024では一桁順位を目指していましたが力不足で7秒足りませんでした。俺は弱い。

 あと大会の成績ではありませんが、日本ランキングの総合エリートフォレスト部門では24年12月現在52位(5486.2点)です。

大会テレインクラス結果
ICM23三河高原牧場MUA13位
全日本M24望郷の森M21A2準優勝
ICL24あわら迷図ME11位

伝えたいこと

  1. 頑張るのは「今」だ、本気になれ
  2. 何かを背負って走れ
  3. 全日本を目指せ、インカレで果たせ
  4. 雑魚とセレ落ちこそ、海外に行け

この記事の流れ

 この記事は以下の流れで書き進めていきます。

  1. これまでのオリエンテーリング
  2. 今年積んだトレとその紹介
  3. 目標の立て方(具体例)
  4. 海外遠征のススメ

これまでのオリエン

【1年目】新人最速は?

俺だけテン泊、俺だけ濃厚接触回避。

 オリエンにのめり込むきっかけは富士天で開催された全日本です。神大OLKはゆるふわサークルなので、それとなく走ってみたらなんとミドルもロングもM20Aではありましたが準優勝。表彰状とメダル貰えて嬉しかった。「あれ?もしかして才能あるんじゃね?」ちょろい自分はインカレに向けて100kmくらい走ったことを覚えています。

秋晴れの富士見高原。

 いざ臨んだインカレでは無事ぶっ飛びMUF1で21位。案外いけちゃう?とか思っていたりもしたので、はー厳しぃという感じでした(流行前)。

 しかし自分のレースが終わった後の選手権クラス。スキー場の斜面に設置されたポスト目掛けて死力を尽くして登ってくる選手、駆け降りてくる選手。颯爽と激斜に怯みもしないエリート達の背中は本当に格好良くてあんな風に走れたらなと思いました。

2位なのに何故か真ん中。

 そこから伊豆大島やミセレでフォレストの経験を積みある程度森を走ることができるようになり、いざ臨んだ春インカレではぶっ飛びかけたものの気合いと根性でD薮をぶち破ってMUF1準優勝。全日本以来のメダルで嬉しかったなぁ。

 それ以上にミドル優勝のもえさん、入賞したりょうすけさん、リレーで魂の一走を見せた浴本さん。神戸大学のエリートティア達の目も眩まんばかりの眩しい輝きに圧倒されました。

【2年目】走力はいらない、俺は強い(という勘違い)

早起きの富士山、野活はいいぞ。

 富士山麓大会、3000TTで11分切れないのでセレ申請は出しませんでしたが、当然負けるつもりはありません。それは新人の中では一番速い、そんな自信があったからです。

 レースはまさに「会心」で5位。ミス率4.1%は未だにオリエン経験の中でミス率最低のレースと記憶しています。真っ向勝負でJWOC内定者(誰とは言わない、たぶんMから始まる)に勝てたのは嬉しかった。オリエンガチじゃないし走力もないけど、俺なら勝てる。このなまじ良かったレース結果に勘違いしてしまいました。

土砂降り後の晴れ間、弱かった。

 それから3ヶ月は全く走りませんでした。6月のロングセレは無事通過。流石にエリートが走らんのはまずいやろということで150kmくらいは走っていましたが、たかが知れてます。

 初エリートの秋インカレ。なんだかんだ枠くらいは余裕っしょという思いがありました。が、結果は41位。ただ寒くて辛くて苦しくて、悔しいとすら思えないそんな気持ちでした。

後夜祭行かない配車、良配車だった。

 11月には2度目の全日本。今年は20E権を獲得し密かに20E入賞が目標でした。が、ミドルは8位ロングは10位としっかりミスって振るわず。加えて鈴木や堀井といった足を持ち味とする選手に負けたことがショックでした。足が無くても勝てるだなんて考えは幻想だったのです。

 全日本で成果を出せず、走行距離0の怠慢を晒し迎えたインカレミドル。数秒差で何とかMUA1の3位に滑り込みそれなりの体面は保ったつもり。セレ落ちした時は大して悔しくも思いませんでしたが、いざエリートの走るコース・テレインを見ると超楽しそうで選手権で走りたかったなぁと思いました。

【3年目】よもや、遅い

波賀に咲いてるクリンソウ。

 りょうすけさんが現役を退き一応の神大エースとなった3年目。2度目の朝霧根原はしっかりぶっ飛びやるせない気持ち。未経験上がりの最速でありたいという願望も虚しく後輩(ひろき君とか尾藤とか)にすら負けるようになってきてオリエンモチベは初夏の海外遠征だけになっていました。

 流石にヨーロッパまで行くのにトレをしないのはやばい、ということで6月は200kmペースで走りロングセレを通過。でもたった一月走った程度で弱いことに変わりはなく、どことなくこれで良いのか感を抱えたまま欧州へと旅立ちました。

グリンデルワルド、アイガー、メンヒ、ユングフラウが背景。

 一言で言うと海外遠征は「ガチで楽しい」です。見るもの聞くもの触れるもの全てが新鮮で夢にまでみたヨーロッパの景色は本当に綺麗でした。グリンデルワルドやプラハ、ヴェネツィア。何から何まで本当に、本当に素晴らしかった。

 もちろんテレインも素晴らしく真っ白だったりスーパーゴツかったりスーパーフラットだったりこれまた何もかもが日本と違った非常に難しい森でしたが、培った技術は無駄では無かったようでそれなりにDISQせず完走できました。

ケガと全ての喪失

足首破壊、しんだ。

 そんな中チェコで盛大に足を捻りました。もともとICRで捻挫をしていた箇所、B薮の松林にやられました。自力で森から這い出ることこそできましたがあまりの痛みに翌日は全く歩けず茫然自失の状態でした。

 チェコ3日目と4日目は意地でも走ってやるとテーピングで固め出走しましたが満足に走れるはずもなく。その後はWOC併設に参加。岩崎と田中と過ごすエディンバラ、ちーちゃんやりょうすけさんといった海外遠征中の日本人との交流はとても楽しかったです。

全てを引き換えに靴一足を得た男、横江。

 そして更なる事件は起きました。ロンドンの空港に行く途中で貴重品以外の全荷物を紛失したのです。行方不明となった荷物を探すべく実に6時間以上ロンドンの地下をあちこち飛び回りましたが全く手がかりは得られず。マイクラ以来の全ロスです(笑)

 自分は楽観的なので大体のことは「何とかなるやろ」で乗り越えて来ましたが、流石に遠征前に抱えた心労と海外で荷物をほぼ全て失った絶望、自分のあまりの無力さに泣かざるを得ませんでした。久しく涙を流して泣いた気がします。

件のEdgware Road Station、終わりでもあり始まりでもある。

 オリエンを続けるか真剣に考えました。だってオリエンをするためのものが何も無いんですから。ちょうどオリエンへの向き合い方を考えていた頃だったので機会としてはちょうど良かった。今なら辞めたって誰も責めないでしょう。

 考えに考え抜き…結論は出ませんでした。オリエンを辞めてしまえばこの2年は何だったのかとなります。引けない医学部浪人生みたいな感じ。そう考えてしまう程度にはオリエンをやりすぎていました。かと言ってあらゆる余力も無く…

それでも、やっぱりオリエンがしたい

デンマーク、海峡の駅。世界は美しい。

 しかし、そんな葛藤を抱くと同時にふとこんな思いが湧いて来ていました。それは「とりあえず森に入りたい…走りたい!」という欲求。何でもいいから、コンパスと地図を持って森に飛び込みたい。オリエンテーリングがしたい。それが答えでした。

 親には帰ってこいと言われたものの、ユーロスターに乗り込みO-ringenを目指していました。どうしても行きたかった。どうしても走りたかった。オリエンテーリングがしたかった。

ゴッドランド島。ヨルシカ聖地巡礼。

 そこから2日かけてスウェーデンへ。羽田パイセン、りょうすけさん、まさと合流。そこからの1週間はスウェーデンの最高の森とネットミームに満ちた生活環境も相まって本当に楽しい7日間でした。

 ツボって転んで打ちのめされて。それでもなお、楽しい。オリエンテーリングが、楽しい。この日々を経て改めて自分がどれだけオリエンテーリングにのめり込んでしまっていたのか再確認できました。

最終日、日没、ストックホルム。

 O~ringenを終え3人と別れたあと、ストックホルムで最後の夕焼けを見ながら自分のオリエンへの向き合い方を振り返りました。実に自分本位なオリエンテーリングをしてきたものかと。もえさんやりょうすけさんという大きな先輩の背中を見ていながら、努力をせず、何も背負わず。

 振り返るとそんな不甲斐ない自分がそこに居ました。それは頑張ることが怖かったから。もし頑張っても結果が出なかったら…自分を守って言い訳して努力することを恐れていたから。

ICS2023、りょうすけさんの圧巻の走りに泣いた。

 そもえさんやりょうすけさんが背負っていた阪神奈のエースとしての立場。自分の憧れでいつも追いかけたいと思わせてくるような、あの輝かんばかりの大きな背中は何処に行ってしまったのか…と考えたところで遅ればせながら気がつくのです。俺が「そう」なるべきだったんだと。

 次は自分だ、「それ」を背負って走ってみせる。もうこれ以上無理だって、限界まで頑張ったって言えるだけ努力しよう。そしてたった一人でもいい、誰かに憧れられるような背中で走って魅せる。そうありたいと覚悟を決めました。

全力ラントレ(しなさい)

 自分がやるべきことなんてとうに分かっていました。それはとにかく走ること、距離を積むこと。今まで課題と分かって克服から逃げてきた走力の強化に着手しました。

トレの記録(8〜10月)

 まず帰ってきてすぐの8月。今年の夏も暑かったですが…そんなの関係ねぇ。暑いから走らない?厳しいって、弱いって。毎日毎日汗だくになりながらもいつもの海岸コースを延々と走り続けました。

 さすがに昼間は暑すぎるので走る時間はいつも深夜でしたが。6月と7月に250kmは踏んでいたおかげかこの走行距離でも特に体にガタは来ませんでした。

 9月、走り続けることはもちろんですが意識してトレイル(不整地)を走る量を増やしました。この月はトレランで150km、オリエンを入れると不整地の走行距離は200km程度でしょうか。

 三宮から宝塚まで縦走路経由で走るといい感じの距離とアップになるのでこのルートを中心に派生させたルートをしばらく多用しました。

 後期が始まった10月。いい感じに授業切って先述のトレランコースを走りに行ったりしましたが普通にランニングの距離積みがメインでした。

 流石に250、250、300、300と踏んでいると多少は強くなってきたようで、京京立大会では1800超えるくらいのいい感じのレースができるようになったりしました。

トレ内容(現在)

ランニング(舗装路)

 オリエンティアのトレーニングに欠かすことのできない舗装路でのランニングです。どれだけオリエンが「知」も重要とされるスポーツだとしても、走る以上は根本的に走れないやつは弱いです。

 単にランニングといってもジョグからインターバル、LSDとかいろいろあるかと思いますが、自分が行なっているトレは一つだけ、ただ走ること。具体的に言うと8〜12kmの距離を4’30km/m以上のペースで走る。これをひたすら繰り返しています。

 これは道走りや平坦地での速力維持・向上が狙いです。純粋な速力向上であればインターバルが効果的だと思いますが、森の中でキロ4近い速度になることは稀です。全力の70%で40〜60分程度、ミドル一本を想定した時間踏み続けるという意味をこのトレに見出しています。

 このトレはたぶん間違っていますが、それなりに成果は出たので年末まではこれで行きます。あと単純にこれ以上の長い時間を一回に走ると飽きるので、飽きない時間だけトレをしているともいえます。

トレラン(不整地、登降)

 個人的にランニングより遥かに重要だと思っているのが不整地走、つまり森を走ることです。関東勢があんなにスプリントは強くて富士や日光も近いのに、フォレスト強くない(スプリント比)のは単に普段山を走る機会が少ないからじゃないかと思ってます。喧嘩は売ってません。

 自分もひと昔前までは「六甲山(標高900m)厳しいって、京大羨ましいって」と思っていました。が、それはあまりにも甘い考えです。てめーの覚悟はそんなもんか?厳しいから登るんだろ。そういう強い気持ちがあればどんなコースも走れて当然です。

 そんな貴方に摩耶山は如何ですか?ということで「摩耶山トレ」のご紹介です。このコースは片道約4km、アップ700m(画像の登距離データは破損)のゴリラコースです。神戸に来た際はぜひこのコースを堪能していただければと思います。

 我らがボス、もとみー(東北OB)が始めたトレですが強くなりたい阪神奈の現役・OBがわらわらと集まって毎週のようにトレをするようになりました。ベイコム(陸上競技場)でインターバル系のトレもやってるらしいですがそっちは行ったこと無いので分からんです。

地図調査(趣味)

波賀は冬、雪に閉ざされます。

 神大大会の調査をやっているのはご存知の通り自分です。10月以降は週一回、4・5月は週二回という自分から見てもえげつないペースで片道100km運転して波賀に行ってます。どれくらいテレイン内を歩き回っていたか考えることはやめました。

 しかしその甲斐あってかOCADスケッチを回すのが面倒だから簡単な正置なら頭の中で済ませられるようになりました。とりあえず森の中に入ってればオリエン強くなる気がするのでみんな新規地図の調査をしよう!

「正しく」自己分析とトレをしよう

 強くなるためのトレをするにあたって、何でもかんでもがむしゃらにやれば良いという訳ではありません。既に3000TT9分切れる新人をオリエンティアとして育成するのに更なるインターバルトレを振ったところでオリエンは上手くなりません。当然っちゃ当然です。

富士山麓23 M20E 今見ても上手い

 自分がどういう選手なのか分析してみましょう。自分はオリエン始めて半年で伊豆大島のMEを完走したり朝霧根原をミス率4%で走ったりと読図や実行に定評がある一方、TTなど根本的な走力で大きく遅れを取っていました。

 走力克服を目指す上で過去のアドベントカレンダーは非常に有用でした。二俣さんの記事根本さんの記事を読むととても参考になると思います。

 自分の場合はスタミナという要素でのフィジカルはあったので脚の筋肉全般はそれなりに鍛えられておりガンガン踏んで行けましたが、いきなり300kmを走ろうとすると普通に怪我するので距離を積むときは計画的に。

無駄のない△→1→2

 一方でガンガン走れる人(キロ4で8km押せたら十分、と二俣さんも言ってる)がこれ以上、闇雲にフィジカルトレをする必要は無いと思います。オリエンで振るわないなら別のところに課題があると言えるでしょう。

 ミスタイムの大半はポスト周辺におけるものだと思います。トップ選手でもこの人ポスト周り雑やなと思うことはそこそこある。いわば「止まらない」オリエンテーリングを目指すことがその解決になるのではないでしょうか。ここら辺は自分より小牧さんの記事とかの方が信頼に足ると思うのでどうぞ。

 他にはオリエンの根本的なスタイルについて。地図を読んで現地を見るのか、現地を見て地図に合わせるのかの使い分け。ポストで止まって読み切りプランを立て行くのか、止まらずぬるぬる進み続けるのか。そこら辺は北見さんの記事に詳しいのでどうぞ。

トレランや登山も良いトレ @木曽駒ヶ岳

 とにかく、フィジカルだったりナヴィゲーションだったり、いろんな視点から自身のオリエンテーリング見つめ直して課題を発見する。自分なりに考えることもそうですし、上手い先輩や切磋琢磨する同期なんかに聞いてみるのも良いことです。

 そうして得た課題に対して適切なアプローチをする。個々別の話をすると長くなり過ぎてしまうので抽象的で申し訳ありませんが、そうやってオリエンテーリングは上手くなるんだと思います。

頑張るのは「今」だ、本気になれ

摩耶山トレ

 そうは言っても、どれだけ分析をしたってどれだけ計画を立てたって、やらなきゃ無意味です。トレをしなければ、オリエンをしなければ、上手くなるはずがありません。ならいつそれを始めるの……?

 今でしょ。マジで、ね?

 明日からやろうとか、今度の練習会からとか、そういう甘い考えはとっとと捨てるべきです。捨てられた時にやっと進み始められるのです。自分はいつまで経ってもそれ捨てられませんでした。故に遅かった。だからこそ確信を持って言えます。今やるべきなのです、今すぐに。

おしゃれキャンプ?

 計画的なレストや物事の優先順位は必要です。でも、誕生日だからとか、クリスマスだからとか、お正月だからとか、そういう自分に甘い休みは論外です。今日はクリスマスですね。当然走りますよね?

 まあ、何かしらキッカケや理由がないと努力し続けることがなかなか難しいのも承知です。自分もようやく最近になって気合い入れてトレするようになりましたから。

目標を立てよう

 オリエンを頑張る上で必要なものはいろいろあると思いますが、うち一つは「目標」ではないかと思います。目指すものも無く進み続けるというのは常人にはきっとできないし、目標がある方が頑張る効率も上がり方向性も明確になるでしょう。

阪神奈って何だ

それぞれの部旗

 ここで阪神奈の話をしましょう。すっかり名前が定着しましたが、阪大・神大・奈良女のインカレを言います。この3大学でまとまってオリエンの活動をすることが多いですね。

 有名な選手と言えばもえさんやりょうすけさんは日本代表クラスですし松尾さん、波多野さん、ゆいさん、岩崎、川瀬あたりが現役ではエリート戦線で戦っています。もちろん横江も有名です。主に悪名かな?

今年のミセレ通過者(男子)

 が、阪神奈って「団体として」強いイメージあるでしょうか…?ぶっちゃけそこまでないと思います(ごめん)。どうでしょう?何人現役の名前を出せますか?

 その理由には阪神奈の特殊な環境があります。筑波・東北が醸し出す一体感、まとまり意識みたいなものがありません。インカレの応援を見てるとわかりやすいと思います。声が出てないんすよね、声が。インカレ優勝者を胴上げしなかった話はあまりにも有名。

 そこら辺はこの記事に詳しいので気になる方はどうぞ。阪大OBの片岡さんの記事です。

京大合宿 @日光高畑

 特にオリエンをガチで頑張りたい!って思う競技志向の人には辛く、練習会なんてまず無いからどうしても外部に頼らざるを得ません。そうして外部に出ていくと阪神奈と乖離してしまうという板挟みを抱えます。

 その最たる例として今年の夏合宿は台風で延期の末、3日間だと翌日辛いからという意見を聞いて2日に短縮したのに3日目遊んで帰ってるし(自分らはしゃーないので設楽に行ってた)。別に遊ぶのは好きにしたらいいと思いますが合宿を短縮してやることでは無いだろと心底残念でした。

 ここら辺でやめておきます。

競技派としての責任

新人運営練

 こんな話をしてると、ほんじゃ横江は阪神奈が嫌いなんかよと思われてしまいそうですが、まあ不満はあります。が、大好きです。阪神奈が大好きです。大好きじゃなきゃ調査・作図で忙殺されてるのに史上初の「阪神奈トリム」の取りまとめなんかやりません。

 自分は神戸大学生として阪神奈に入ってオリエンを始めました。ekiちゃんやもえさん、りょうすけさんをはじめたくさんの人に指導、激励、応援してもらってここまで来れました。阪神奈がなければ到底今の自分にはなり得なかったでしょう。

胴上げ、インカレミドル2022にて

 そういう恩義を阪神奈に感じているからこそそれを還していきたい。競技を頑張りたい!と意気込んでいる阪神奈の後輩が進むべき道を示していけるよう、走りで照らしていきたい。それが阪神奈の数少ない競技派である自分に課された責任では無いだろうか。

 選手としてはまだインカレ入賞できるレベルには遠いですが、かつてのもえさんやりょうすけさんがそうあったように、阪神奈全体をオリエンで、強さで引っ張ることができる。そんな強くて速い選手になるというのが今の自分の一つの目標です。

何かを背負って走れ

ICL2024、目標(一桁)まで7秒届かなかった

 何も背負わず自分のために走る。それが以前の自分でした。でも今は違います。神戸大学・阪神奈のエリートであるという立場、競技派としての責任、先輩からの期待、後輩から向けられる視線、それら全てを背負って走りたい。

 何かを背負うということはそれに対する責任を果たすということでもあると思います。何も背負っていなかった自分は負けてもうまくいかなくても言い訳して逃げるばかりでした。それに向き合ってこそ速くなれるんだし、力になっていくんだと思います。

全日本とインカレ

 今年の6月、遠征先のイタリアでさほさんにふとこんなことを聞かれました。「横江君にとって全日本ってどんな大会?」と。

 「全日本は自分がオリエンにハマるきっかけの大会…去年は20Eに出場したけど全然振るわなくって目標に届かなかった…自分にとっての全日本…」

 そう少し考えてこのように答えたと記憶しています。「分からないです。でも全日本が自分にとって目指すべき大会でインカレより大事かもしれない」。

全日本は「実力を示す」場

望郷全日本

 全日本が日本最高の大会である、という認識は最近のものらしいですが、自分にとっては初めからそうでした。富士天も勝浦も望郷も、本当に素晴らしい大会でした。

 そんな全日本は自分にとって最も目指すべき大会と断言できます。一人の競技者として研鑽した日々、その積み重ねと成長を実力として知らしめるべく走る。自分を更なる高みへと押し上げるための大会だと思います。

 全日本大会はそれに相応しいコース・運営・演出が準備されています。繰り返しになりますがまさに日本最高のプレゼンスを示している、そんな大会と言えるでしょう。

今年の全日本

 望郷、凄まじいテレインでした。予想コースも何本か組んで対策していたもののまさかここまで難解なテレインかと実際に見て走って思い知りました。

 ミドルは序盤から中盤にかけて順調。倒木が少なく走りやすくて地図読みも怠らずうまくいってました。しかし12→13で道走りを選択せずチャレンジし見事に3分以上の大ミス。なんとかミドル入賞こそできたものの不甲斐ないレースでした。

 ロングは序盤から前日の反省を活かさず直進してぶっ飛び終戦。リロケでコンタ15本を登り完全に果てました。18位でした。終わりです。

インカレは「責任を果たす」場

伝説の笠間インカレ、地図に穴空いた。

 それに対してインカレはインカレでしかなく、別にコースやテレインが最高とは限りません。こういうことを言うと怒られそうで嫌です。もちろん運営が我々学生のために最善を尽くしてくださっていることは承知しています。

 でも、笠間で全日本ロングはやりませんがインカレロングはやります。そういうことです。だからインカレは何処まで行ってもインカレでしかなく、少なくとも進化を果たしプレゼンスが向上した全日本に競技で及ぶことは決してないのです。

ICL2024、死力を尽くしたラスポゴール

 では、インカレとは何なのか、全日本の下位互換でしかないのか、と聞かれたらそれもまた違うと言えるでしょう。それはインカレが唯一「学生が主役」の大会だから。その一点においてインカレは圧倒的な存在であると言えます。

 学生の多くは全日本よりもインカレに注目します。全日本に来ない人でもインカレに来るという人が沢山いるのがその証明ではないでしょうか。

 自分にとってインカレは責任を果たす場です。インカレは唯一「見られるため」そして「見せるため」の大会だから。セレを通過し選手権を走るエリートである以上、背負った責任を果たす必要があります。そのためにインカレを頑張る価値があります。

今年のインカレ

 今年のインカレロングはあわらでしたね。1:10000と聞いて少し驚きましたがまあこの様子だと1:15000じゃ到底視認できないのでありがたかったです。ここら辺もインカレと全日本との違いでしょうか(念押し)。

 序盤のロングレッグが鬼門だったようですが予想コースがドンピシャだったのと全日本の反省を活かして道を走る覚悟を決めていたので躊躇なく降り切る判断。結果、中間5位浮上できたのでGPSなくても会場沸かせられたかな?

 しかし序盤の踏みすぎと10→11、17→18で足が攣り失速。補給計画とペース配分の怠りに些細なミスも相まって目標の一桁順位は7秒先に。近いようで遠かった。

全日本を目指せ、インカレで果たせ

舘さんと一緒に走ったインカレ

 つまるところ自分の全日本・インカレに対する認識は前者が「自分のため」「己が実力を示す場」であるというものに対して後者は「阪神奈のため」「背負った責任を果たす場」というもの。端的に言うならそうです。

 であるからこそ、自分は強く速い一人の選手へと成長するために全日本大会での良い順位を目標にしています。来年の全日本(栃木)大会はこのまま何事もなければM21Eで走れそうなので、「ミドルは20位、ロングは30位」が次なる目標です。

 そして3月のICM24、来年のICL,M25では入賞が目標(「勝ちたい」と言う勇気はまだ無い)。頑張る後輩たちにあんな風に走りたい、あの舞台を目指したいと思ってもらえるように精一杯頑張ります。

 全日本こそ競技者に与えられた最高の舞台。インカレは責任を果たす舞台。そう思うからこそ、いち競技者として全日本を目指すことをススメたいと。もし全日本をサブの目標みたく思ってる学生がいるなら、むしろ目標にした方が良いと、そう言いたい。

海外遠征、しよう

 サブタイトルに辿り着くまでに随分とかかってしまいました。ほとんどの読者が離脱している頃ですが気にせず続けたいと思います。

JWOCはいいぞ

Matthieu Buehrer(SUI)を下しJan Strycek(CZH)が優勝

 お前JWOCに行っていないのにどういう見出しやねんと思われそうです、すみません。今年の7月、チェコで開催されたJWOC2024に阪大同期の岩崎が出場したので現地観戦しにいきました。許してください(笑)

 大学生で海外の大会に参加しようと考えると、目指す人が多いのはJWOCではないかと思います。WOCやWcupはハードルが高いですしAsJYOCもテレインや運営が怪しい(先日も提訴か何かあったみたいですね)。

 一方でJWOCは今年チェコ、来年イタリアというように欧州で開催されます。欧州テレインも様々ありますが基本的には日本より上質なテレインが多いうえに、格の高い大会であるので質も担保されています。

 そんなテレインでミドル・ロング・リレーと走れる他、モデルイベント・トレキャンの期間にはさらにテレインに入れるので単発の大会に参加するよりもずっと密度の高いオリエン経験を積むことができます。バンケットも縦揺れできて楽しいらしいです。

飲まねぇとやってらんねぇ

 大会参加のハードルとしても比較的現実的なレベル。基本的には選考の相手となるのはオリエン始めて若干2年目の同期と一部早生まれの3年目。まあ、2023年みたいに全日本エリートレベルが4人いるみたいな厳しい年もあったりしますが。

 誰でも選考通過できるとは流石に言いませんが、一生懸命トレを積めば十分に実現できるレベルだと思います。それなりのオリエン経験に加え最低限の総力基準の用意は強い気持ちをもってすれば達成することは難しくないでしょう。

JWOC以外もいいぞ

 夏の遠征では以下の4つの大会に参加しました。ここでは本当に軽くO-ringenを紹介します。

  • Cansiglio Orienteering Meeting
  • CZECH O TOUR(JWOC併設)
  • WOC Tour(WOC併設)
  • O-ringen

O-ringen

O-ringen初日、規模感バグる

 O-ringenはスウェーデンで毎年開催されている世界最大の参加者数を誇る大会です。なんとその人数は10000人をゆうに超えます。今年はオスカーシュハムンという田舎の港町で開催されましたがその人口が25000人なので一時的に街の人口が1.5倍になるというとんでもない大会です。

 その規模感が最もわかりやすいのがフィニッシュの様子。そもそもスタート地区が5つくらいあるのですが、クラスごとに区分けされたフィニッシュレーンに数時間ひっきりなしに選手がゴールし続けるのです。規模感がエグすぎる。

O-ringenの駐輪場

 スウェーデンはバルト楯状地に位置する国なので超平坦な地形。3〜5日目までは街中から自転車で楽々走って行ける距離でのロング・ミドル・ロングでした。なんなら3日目のテレインの湿地は海につながっているくらい。

 7日間、同じアパートの地下に住み込んでテレインと街を往復しレストの日には船でゴッドランド島を訪れ観光する。間違いなく今年の欧州遠征のハイライト、人生最高の7日間と言えるでしょう。オリエンティアの「必修科目」と言われる理由がわかります。

「差」を感じてこい

 どうして海外に行こう、海外大会に参加しようと自分が言うのか。一言で表現するとすれば「差を感じられるから」でしょうか。

競技力

ええ感じの銅像とエディンバラ城

 例えばJWOC、選ばれしジュニア世代の日本最強たちなわけですが世界と比べるとどの程度の実力なのでしょうか?自分が観戦した今年のチェコを例に挙げるとすればミドルもロングも寺嶋が日本人選手トップ。どれくらいの順位だと思いますか?

 答えはロングで93位、ミドルで42位です。「あの」寺嶋ですら場合によっては下から数えた方が早い、それくらい欧州勢の実力は日本の選手を上回っているのです。今の自分が同じレース走っても100位超える自信は全くありません。

強いおっさん多すぎ

 また、O-ringenではH21(M21)クラスに出場しました。同じクラスに日本最強の一人、平岡さんもいましたがStage4のOverAll resultで15位でした。「あの」平岡選手ですらH21でこの順位、さらに上にH21LongとH21Eliteクラスがあります。スウェーデン怖すぎる。

 しかもテレイン内を走っていると普通に腹の出たおっさんに追い抜かれます。いくら自分が足を捻挫していたとはいえ、それなりの巡航で走ってるのに中年のおっさんにいとも容易く追い抜かれたのは普通にショックでした。

 とにかくジュニアにしろ、一般にしろ、代表にしろ同じオリエンテーリングをやっているというのに「「「圧倒的」」」な差があるんです。悔しくなりません?もっと上手くなりたい、よね?

テレイン・コース

 写真はO-ringen1日目のものですがA3で1:15000です。日本ならこのエリアで7daysの大会できるくらいの地図をサクッと1日で贅沢に使ってしまいます。当然、林は真っ白。そして湿地が多くこれを切るか巻くかのチョイスが楽しかったりします。

 日本の走れ走れロングとは様相が異なり、道走りこそあるものの大部分は森の中を走るのでロングだからナビゲーションが楽だなんてことは全くありません。加えてロングレッグを繋ぐ回しも日本の最難関ミドルレベルの難易度なのでまさに「King of Orienteering」。この言葉の意味が分かりました。

 ところ変わってイタリア北部、Cansiglio(カンシーリョ)のテレイン。北イタリア有数の神テレインらしいですが…うん、神テレインではあると思います。地図の全域が植樹されたブナの巨木の林で凄まじい規模感。

 初のM21Eクラスでしたがと実走16km、アップ700の異次元のロングディスタンスを経験しました。ポスト位置も穴の中にある岩崖とか難易度の高いものばかりでやばい。終盤は力尽きなんとか歩いて完走した感じ。

 いくらでも例を挙げればキリないですがとにかく、テレインもコースも質が日本のそれとは異次元に異なります。日本最高のテレインは伊豆大島・裏砂漠と思っている自分ですが、今年の夏に走った海外のテレインの数々はそれと同等以上のオリエンテーリングの魅力がありました。

 こんなテレイン、走ってみたくないですか?だいたいどこに行っても伊豆大島・朝霧根原・国境平レベル以上の質のテレインが貴方を待ってます。

雑魚とセレ落ちこそ、海外に行け

Cansiglio Orienteering Meeting

 少し不思議に思っていることがあります。それはJWOCセレに落ちたらみんな海外遠征しないこと。もちろん、日本代表になることが大きな目標やモチベになっていることは理解していますし、日本代表でないと金銭的とか時間的とかリソースを割くことが難しいというのも分かります。

 でも、日本代表になりさえすれば海外遠征するつもりだったんでしょう?なら、行っちゃおうよ、海外。セレ落ちしたのに行くのは…とか思うかもしれませんが、逆だと思います。日本代表を追い抜かすために行きましょう。ぎゃふんと言わせてやるぞ、俺の方が成長してやるぞくらいの気持ちで。

すごい駐輪、なんとかなるさ

 自分はいち学生オリエンティアとして行った一連の海外遠征から大きく成長をしたという自負があります。それは事前のトレもあるし、経験したレースも、あるいは心境の変化もあります。でも、そのきっかけがこの夏の海外遠征であったことは間違い無いです。

 海外遠征するのに何かとハードルはありますが、言葉はノリと勢いで大体なんとかなるし、オリエンの実力もインカレエリートくらいあれば実のあるレースができるでしょう。

楽しいよ、海外

ストックホルムの街角、ガムラスタン

 と、海外遠征のオリエンテーリング的魅力を語ったわけですが、ぶっちゃけそれら全部置いておいて観光楽しいっす。はい。むしろこっちが本質かもしれない(どっちやねん)。

 見る景色も自然も文化もぜんぶ、全部が日本と全く違っていて最高です。邪険に扱われたりしたこともあったけどそんなことどうでも良くなるくらいマジで良い。語彙力低下中。

 特に自分はヨルシカが好きで、ジャケ写を撮りにスウェーデンに行ったと言っても過言ではありません。長い長い旅路の末に目指す聖地に辿り着いたその瞬間は感無量でした。また行きたい。これ、俺が撮ったんだぜ、って自慢してます。

 語り出すとキリがないのでここら辺で。

これから?

たのしい、更新中

 「第5回神大大会 @宍粟波賀」を運営中です!走っていて楽しいと思える地図・大会を目指して調査、作図、運営と頑張っています。ギリギリの運営ですがゴリゴリに仕事回して頑張ります。

 オリエンテーリングからは色々な「たのしい」を頂いてきました。その「たのしい」をオリエンテーリングに還していく、波賀をその第一歩にできればと思っています。波賀も、その次もぜひ期待していてください。

普及と育成

 今年のJWOCは謙ちゃんの圧巻の走りに心打たれました。オリエン強豪国と共にビジュアルに現れたたあの時の興奮は忘れません。

 この記事を書いているまさに今、日本のジュニアがタイで頑張っています。推しのももちゃんや後輩の太田さん、彼らの奮闘を見ると頑張らなきゃと思わされます。

 きっと日本のオリエンテーリングはもっと強くなれる。もっと早くからオリエンを意欲的に続ける人が増えれば不可能ではないはず。普及と育成という裾野を広げる取り組みをしたい。トータスに入ったのはそれが理由です。

 現状「普及」と呼ばれるオリエンの拡散活動はただの「お試し体験会」です。よりオリエンテーリングに定着してもらえるような普及と育成の機会を模索したい。

オリエンを通じた社会貢献?

 神戸市は26年度をもって公立校の部活動を終了し地域団体等の活動へと移行します。将来的にそのような自治体は増えていくでしょうから地域の学生がオリエンテーリングに参加できるような機会があればとも思ったり?

 まだ具体的なビジョンはありませんが、己のためでなく誰かのために。オリエンテーリングはもちろん、もっと広い社会にオリエンを通じて貢献していけるような活動をしたいと密かに夢見ています。その一側面が魅力的な大会の運営であったり、ジュニアの育成なのかもしれません。

おわりに

  1. 頑張るのは「今」だ、本気になれ
  2. 何かを背負って走れ
  3. 全日本を目指せ、インカレで果たせ
  4. 雑魚とセレ落ちこそ、海外に行け

 ここまで長くお付き合いいただきありがとうございました。内容がひとつに定まらない記事になってしまいましたが、この記事を読んでオリエンを頑張ろうとする人が、学生が一人でも増えてくれたら嬉しいです。

 頑張り続けるということは簡単に見えて意外と難しい。でもオリエンは頑張ったら頑張った分だけ応えてくれる素晴らしい競技です。そしてその努力を始めるのは早ければ早いほど良い。だから「今日」から気合を入れて頑張りましょう!

 自分もインカレで表彰台に登れるよう、クリスマスの今日も休まず走りに行きたいと思います!

「技術は磨くもの、努力は重ねるもの、歴史は刻むもの」

 良い年末をお過ごしください。それでは、いつかどこかの大会でお会いしましょう!

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