【登山】僕の登山の「ミス」選集 その①

登山情報

はじめに

 どうもどうも、polarisです。

 今回はタイトルにある通り、僕が今までの登山経験で犯した様々な「ミス」についてお話ししていきたいと思います。

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 単に「ミス」と一言に言っても大から小まであります。ちょびっと石に躓いて転びかけたものから、遭難や事故まであと一歩というような危険な事例まで様々です。

 また、どれだけ気を付けていてもちょっとしたことでミスを犯してしまうものです。

 そこで今回は今までの登山の中で起きた?あるいは発見した「危険な出来事」を集めてみました。

 恥ずかしい話ですし参考になるかどうか未知数ではありますが、是非ご一読いただき今後の楽しい山ライフに役立てていただければなと思い書いている次第であります。

大峰山での道迷い

活動記録

ミスの事例

 登山始めて間もない頃の polaris 。春の暖かな陽気の中、友人と二人で宝塚から北へ進みその行程は至って順調。登山者の多い「中山」を踏破し人通りの少ない北方の「大峰山」へ向かっていました。

出典:地理院地図(編集済み)

 当日の予定ルートは青線の通り。特にバリエーションルートであるとかそういうわけでもなく、至って普通の「一般登山道」を行く行程でした。

 実際、特に支障なく普通に登山道を探し出し問題なく進めていたように思います。そう、途中までは。

 中山から大峰山に至る登山道は画像のように一旦県道33号線まで下降し交差したあと再び登っていくという形を取ります。

 大峰山の山域に入る前、事前にどのような道筋で登っていくのか簡単におおよその検討を立てていたように記憶しています。「ある程度の距離急斜面を登ったあと、尾根伝いに進みそのまま山頂まで至る」と言ったような感じです。

 その状態で急斜面に取り付き、慣れない荒れた道に若干興奮気味だったのでしょうか?とあるT字路に差し掛かりました。

 僕たちは当然地図(スマホ)を取り出し進行方向を決める作業に入りました。

 しかしどうもおかしい。このまま道はまっすぐ進んでいくはずなのにどういうわけか左右に行く道しかない。

 そんなはずはないと思いながらしばし左右を見渡し左側の道を進むことにしました。

 そしてしばらく落ち葉の踏み跡を進み続けます。「なんかちゃうよなぁ…」と感じながらも。

 そして5分ほど進んだところで踏み跡らしきものがかなり薄くなってしまっていたので、地図を確認してみると…

出典:YAMAP(編集済み)

 本来予定していた尾根沿いのルートからは大きく外れ、どこともわからない斜面を横切っていたのです。

 もう少し進めば登山道に復帰するようでしたが、二人共のスマホに映し出された地図が明確に道外れを示しているのですから、当然それ以上進むはずもなく先ほどのT字路まで引き返し予定の登山道に復帰。

 その後は特に何事もなく行程は進み、福知山線の廃線跡を通って宝塚駅まで無事に戻りましたとさ。

ミスの考察

 さて、僕とその友人はどうしてこの道間違いを引き起こしてしまったのでしょうか?

 そもそも前提として僕たち二人は登山経験が非常に浅かったのでこういった対策をしておりました。

  • 事前に登山道のシュミレーションをしておく
  • 道の分岐では相談する
  • 地図をこまめに見て正しい道を進む

 それでもなお僕たちは無事に帰れたとはいえ道迷いを引き起こしてしまいました。

原因その①:思い込み

 先ほどから「T字路」だと盛んに申し上げていましたが、実はこれ僕たちがただ「T字路」だと思い込んでいただけなんです。

 正確にはこの分岐点は「T字路」ではなく「十字路」、もっと詳細に言いますと「ずれ十字路」です。

 後日(2022/4/23)撮影した写真ではこのような感じ。

 しかし当時の僕らはその可能性に思いあたらず、結果として左の道を進むというミスを犯すに至りました。

 「地図では十字路のはずなのに、僕たちが見ているのは左右の道だけ。直進する道はないからきっとこの左右の道のどちらかに違いない。」このような思い込みがあったのでしょうか?

原因その②:正規の登山道ではない

 「いやいや、何言ってんの君は(笑)」とお思いかもしれません。さっきから登山道だと言っているではありませんかと。

 しかし残念ながら僕たちが登って行った道は「登山道ではありません」

 こちらの画像をご覧ください。左が僕たちの行動軌跡、右が地理院地図になります。

 もう一目瞭然ですね。僕たちは地図に掲載されていない道を通っていたわけです。

 その分道は荒れているし、整備も行き届きにくい、道も分かりづらい。そのような道に僕たちは迷い込んでいった。大峰山の山域に入った時点から僕たちは道を間違っていたのです。

 そして少し話はずれますが、この原因のさらに原因となったのが「YAMAP」です。

 こちら左側がYAMAPのコース、右側が先程と同じ地理院地図です。

 実は地理院地図では登山道でないところに、YAMAPでは登山道のコース表記がなされています。

 YAMAPのコース設定の基準を知りませんが、恐らく人が目視で確認したりなどの調査を行うことがほとんどないのではないでしょうか。

 省コストの観点から言えばログが多い道を登山道に設定するというのは合理的ですが、この設定方式には危険コースが登録されてしまうという危険があります。

 また後日活動記録を出しますが「赤子谷」という裏六甲のバリエーションコースもしれっと一般登山道として登録されていましたしね。

 間違いの責任は登山者が背負うものですのでYAMAPを責めるつもりはありませんが、登山者の「インフラ」として機能する以上はそういった「モラル的な義務」をもう少し考えるべきではないでしょうか?

 そう感じるのは僕だけでしょうかね?

原因その③:正常性バイアス

 「正常性バイアス」。非常に便利かつ軽い言葉なのであまり使いたくはないのですが、今回の事例はまさにこの言葉が適任だと思いましたので使用しています。

 事前にシュミレーションして「尾根伝いに進む」ことは確定しているのですから、斜面を横切るように進むことは絶対にありえないはずです。

 それでもなおこう思って進んで行ったのです。「僕たちは間違っていない」と。

 道が割とはっきりしていたから?友人と一緒で大胆になっていたから?万一のことがあっても協力できるから?自分達の方が地図アプリよりも「賢い」とでも思ったから?

 答えは…きっとその全部でしょう。その全てが「僕たちは間違っていない」というバイアスを引き起こしたものと推測します。

原因その④:経験不足

 当時の自分達に「経験不足だ」というのは、登山5回目の彼らにとっては経験不足で当たり前な話ではあるのですが、道迷いの原因の一端であることは間違いありません。

 先ほどの分岐点の写真をご覧ください。赤丸で囲った部分です。

 ただの僕の勘違いということもありえますが、この木の枝の置かれ方は現在の僕であれば「こっちの道は行き止まり、あるいは正規の登山道からは外れているよ」という目印であると解釈します。

 実際六甲山系、特に宝塚など東六甲においては枝道に逐一大きな木の枝が積み上げられ、間違った道を塞ぎ正しい道に登山者を誘導するか所が複数あります。

 このような目印は、さまざまな登山道を歩きその道を眺めた分だけ「シルシ」をみる精度は上がるものです。それは当時の僕たちにそれに気づくだけの経験は不足していたということでもあります。

ミスの総評

 このように「自分達は気をつけている」と思っていても、他の視点から見てみると盲点だらけ、ガバガバ対策であるという残念な話です。

出典:YAMAP

 ちなみにこの十字路の地点について。YAMAPの「フィールドメモ」機能でも多数の注意喚起がなされており、多くの方がここで惑わされているようです。

 いやらしい分岐と慢心には皆様も十分お気をつけてください。

 登山を始めたばかりの頃に犯した「道迷い」についてのお話でした。

後日談

 先ほどちらっと話に出ましたが、後日(2022/4/23)行ってきたので追記。

 件のずれ十字路はこんな感じになっていました。

 大峰山へと登っていく登山道は来た道からでは草木によってかなり視認しづらくなっており、きちんと確認しなければ見落としてしまいますね。

 間違えずともパッと見ではわからないです。

 そして僕たちが間違った道については…道に申し訳程度に置かれていた木の枝はすっかりなくなっていました。

 きちんと地図を確認すれば絶対に間違いませんが、適当な考えでいくと…どうなるでしょうね?

城山の「道なき道」

活動記録

ミスの事例

 さて2件目でございます。多くていいことは全くないんですけどね…

 この日僕は一人で六甲山系の北部、丹生山系に向かいそれを縦走する予定を立てていました。

出典:YAMAP(編集済み)

 具体的なルートはこのような感じ。一旦城山という地図手前の山の西尾根を登り、金剛童子山付近で西に進路を変えそのままさらに西のつくはら湖まで縦走するというものです。

 マイナー山域ではありますが、YAMAPにもコースの記載があることから大きな問題はないであろうと踏んで山行を開始しました。そう「YAMAP」にも。

 バスで新神戸トンネルを抜け箕谷で下車。登山口まで向かったのですが、この時点からなんと言いましょうか…「嫌な感じ」がしていたように記憶しています。

 というもの「登山口」というよりは「家の裏山」というような雰囲気を感じ取っていたからです。

 登り始めてしばらくしてもやはり違和感は拭えませんでした。周りには不法投棄なのか何なのか。自転車やタイヤ…朽ち果てた物置…当日の天候が霧雨だったこともあり、どことなく不気味な雰囲気を感じていました。

 道中も藪だらけで頻繁に人が通ってはいないだろうと予想できるような道。精神的にあまりこの道を進むのも嫌ですし引き返すかどうか考えていました。

 山頂に到着すると小さな祠とお供物が。よく考えてみれば祠もお供物も山の中で見かけることは普通ですし、特筆すべきことではなかったのかもしれません。

 しかしいくら探しても、そこから先の道を見つけられなかったこともあり、不安に駆られた僕は来た道を引き返し下山することとしました。

 藪に覆われた道を元通り引き返し、ひとまず無事下山。その後時間を持て余した僕は国道沿いにダム湖まで向かいましたとさ。

ミスの考察

 さて、ここまで読んで「はて?クソガキがチキって帰っただけじゃね?」とお思いの方、大正解でございます。

 実際その通りなのですが弁論させてください。

 こちらの画像をご覧ください。左が僕の通った軌跡、右が地理院地図です。

 やはり「道ではない道」を進んでいたようです。後から推測するにきっとあの山は地元住民の方が訪れる山であり、僕はその通い道から迷い込んだというのが実情ではないでしょうか。

原因その①:地図の確認不足

 前回の間違いから引き続いて「地図の確認不足」が原因の一つに挙げられます。

 事前に地理院地図を少しでも見ていれば、自分が通るコースが地図に掲載されていないものであるということには容易に気づくことができたはずです。

 しかしそれをYAMAPを信じて「またもや」怠った、そのために再び「間違い」を犯したわけです。

 まあ、今回の件で流石に「ほんまにここ登山道なんか?」と疑問に思って地理院地図を初めて見るきっかけになり、先の大峰山の件や後の赤子谷の件に活かすことができたので収穫がなかったわけではありませんがね。

原因その②:YAMAP

 またこういうことを言うと「責任転嫁か!自分の間違いも認められないのか!」「自己責任の原則を忘れたのか!」とお偉いさんに怒られてしまいそうですが、それでも僕はYAMAPの欠陥について主張したい。

 現在(2022/3/14)YAMAPにおいて「丹生山・帝釈山・シビレ山」と言うエリア分けで掲載されているルート地図が左側の画像。右側が先程と同じ地理院地図の画像になります。

 本当に謎なのですがYAMAPは登山道として表記されていない場所でも平然と、何の注意書きも無くコース設定をしているんですよね。

 YAMAPって熟練者向けの山林踏破アプリでしたっけ?

 また別の記事で書く予定ですが東六甲の「赤子谷左俣ルート」と呼ばれるバリエーションルートも一般コースとして掲載していましたし…(2回目)

 そしてこのコース、僕が登ってからどういうわけか一度は削除されていたのですが(その時に登山道表記がないことに気づいた)、謎の復活を遂げたと言う経緯があります。

 何にせよYAMAPのコース表記はなんら信用に値しません。別記事でまとめて書きたいぐらいです。

 常に疑ってかかり、一度地理院地図を確認すべきです。特に山慣れしていない方は。

ミスの総評

 今回の道間違いについて気づいたのは登山から何ヶ月かたって丹生山系の地図を見ていた時でした。

 ちょうどYAMAPからコースが削除されていた時に地図を見て「ここコース消えてるやん!?しかも地理院地図の登山道表記ないし!?」と心底驚いた記憶があります。

 地図には道があるはずなのに…と山頂で戸惑い道を発見できないのは当たり前です。

 だって、そもそも「登山道ですらない」のですから。

 道なき道を切り開くという登山スタイルもあるといえばそれまでですし、普通に表記があるコースでも藪が深いこともありますが、あらかじめ自身が登る山がどう言った山なのか?登山道の状況は?そもそも登山道なのか?そう言ったことを考えさせられる事件でした。

菊水山での水分切れ

活動記録

ミスの事例

 この日僕は登山に行くかどうか非常に迷っていました。

 なぜかというと…天気予報では気温が35℃まで上がると報じられていたからです。

出典:YAMAP(編集済み)

 普通これほどの高温の状態で登山をするのは常軌を逸しているように思われるかもしれませんが、当時の僕は何を血迷っていたのか8月中に5回も登山をしていて割と暑さには慣れていたようです。

 それにしたってこの頻度はヤバいでしょ…

 まあともかく行けるだろうということで山に登る計画を立てたわけです。

 登るコースは新神戸駅から再度公園を経由し鈴蘭台駅に抜け、菊水山まで往復するというコース。

 ひとまず再度公園までは普通に到着し休憩。本を読んだりのんびりして過ごしていました。

 休憩もほどほどに再度公園を出発して菊水山に向かったのですがどうも飲み水が足りなさそう。そこで道中のコンビニでカルピスを購入。

 そして酷暑の菊水山に登って東屋の日陰に設置されてある温度計を見てみると…驚異の33℃。

 ものすごい暑さで周囲の人たちも暑い暑いと嘆いていらっしゃいました。

 そして暑いだけならまあ問題ありません。問題は水分の残量です。

 悲しいことに山頂に着いた時点で完全に0。一応途中で買ったカルピスもすっかり飲み干し危機的な状況でした。

 そしてここからは耐久戦。石井ダムの側に菊水山を下山し炎天下の車道をひたすら歩いてなんとか鈴蘭台駅に辿り着きましたとさ。満身創痍で駅まで辿り着いたのでもちろん道中の写真なんかはありません。

 あまりにも暑くて意識はボーッと、視界がフラフラしていたことを覚えています。

ミスの考察

原因その①:気候に対する慢心

 一つ目の原因は「行けるだろう」と高温になることを過小評価していたことでしょう。

 意外かもしれませんが神戸・大阪・京都の三都市の中では神戸が最も猛暑日になることが少なく夏は涼しく過ごせる街です。

 具体的なデータは確認していませんでしたが8月上旬に僕が登山に行っていた日はきっとこの日ほどには気温が上がっていなかったのでしょう。

 しかしこの日の気温は中央区の気象台で34℃、菊水山の山頂で33℃とぬるめのお風呂のレベルで気温が上がりました。

 そんな環境下で登山という激しい運動をしていたのですから当然熱中症になってもおかしくないわけです。

原因その②:必要な水分の読み間違い

 この日僕がどれだけの水分を持っていっていたのか覚えていませんが、ひとまず僕が必要としていた水分を持っていけていなかったということはわかります。

 途中で購入したカルピスですらすぐに飲み干してしまったくらいですからもう1L、あるいは2L持っていくべきだったのでしょうね。

 これを機に水分はかなり多めに持つようになりました。

原因その③:強行突破

 そして先ほどの「水分不足」よりも個人的に反省したのがこの「強行突破」です。

 どういうことか説明します。

出典:YAMAP(編集済み)

 青色のラインが僕が通ったコースです。

 基本的にどこかの駅に辿り着けば自販機で水が買えるものでが…周囲の駅は北側の鈴蘭台駅と南側の鵯越駅です。

 さて皆さんなら水分が不足しめちゃくちゃ暑い状況でどちらの駅に、そしてどういったルートで向かいますか?

 ここで地理院地図の出番です。

出典:地理院地図

 地理院地図の「計測」という機能の一つに引いた線の地形の断面図を作ることができるという機能があります。

 それを用いて僕が実際に通った菊水山→石井ダム→鈴蘭台駅というコースを計測してみると上のようになります。

 菊水山から鳥原川まで降りて石井ダムの巨大な壁を登るという結構疲れるルート。

 ちなみに石井ダムはこんな感じ。なかなかデカいダムですよ。

 ここで他にとり得た別の選択肢も見てみましょう。

 左が菊水山から来た道を引き返して鈴蘭台駅に戻るコース、真ん中が菊水山から鵯越駅に直接向かうコース、右が先ほどの僕が実際に通ったコース。

 画像だけ見ると縮尺などの関係でわかりにくいと思うので、表に起こして比較してみましょう。

【左】菊水山→鈴蘭台駅【中】菊水山→鵯越駅【右】菊水山→石井ダム→鈴蘭台駅
距離2200m2900m3900m
獲得標高30m/206m89m/413m205m/380m
出典:YAMAP

 こうしてみるとよくわかりますね。そう、僕は「あえて」一番長くて獲得標高の大きいコースを「選択」して通っていたのです。

 水分がなくて若干熱中症気味になっているという時にです。

 できるだけ登山計画の変更というのはすべきではないですが、何らかの緊急事態ならその状況に合わせて臨機応変に行動を変化させることが望ましいですが…僕はできませんでした。

 恐らく「水無くなったけど…何とかなるっしょ!いけるいける!」とでも考えていたのだと思います。全く馬鹿らしい。

 この時は運良く体が耐えてくれたおかげで事故なんかにはなりませんでしたが、下手すれば遭難してしまう案件だっただけにこの判断ミスは重大なものです。

ミスの総評

 今回の「ミス」を一言で表すならば「慢心」でしょうね。

 活動記録 vol.22 ということで、少しばかり山に慣れてきたがために必要な水分の量や自身の活動限界を見誤って危ない橋を渡ることとなりました。

 気温に関しては夏以外は比較的まともなのが日本のいいところなのでそこまで気にしすぎることはないかも知れませんが、熱中症や水分不足に関しては一歩間違えれば季節に関係なくやってくる危機ですから皆様もぜひ用心して登山をしてください。

 ちなみに石井ダムはレクリエーション目的で作られた全国でも数少ない珍しいダムですので、神戸に来る機会があればぜひ訪れてみてください。

おわりに

 いかがでしたか?僕の醜態を幾つかご覧いただいたわけですが、実は僕の醜態はまだまだあります(笑)

 笑い事ではないのですが少なくとももう2本くらいは記事を書けるくらいにはあります(書きます)。

 この記事はブログ開設から1周年につき、あるテーマについてしっかり書きたいという思いで書き始めたものですが、僕自身が過去のミスを振り返って反省できるような忘備録、そしてこの記事をここまで読んで下さった方に僕の経験を共有できたら良いなという思いもあって書き進めたものです。

 この記事やそのほかの活動記録が皆様の登山を安全にする一助になればとても嬉しいです。

 最後になりましたが、ここまで長文を最後までお読みいただきありがとうございました。続く「その②」がいつ完成するか未定ではありますが、書き上がった暁にはぜひお読みください。

 皆様の安全登山を切にお祈り申し上げます。

次回(追記:2022/7/10)

 ミス選集の第二弾が完成しましたので記事末に追記しておきます。

 今回と同様に様々な「ミス」について事例を紹介した後、軽く分析しています。

 こちらも是非お読みください。

コメント

  1. neur より:

    初めまして

     道迷いの記録、興味深く拝見させて頂きました。

     私は山岳会で新入会員に読図を指導していますが、「今時紙の地図とコンパス?」という人に対しては、「GPS搭載携帯が普及しても道迷いは遭難原因のワースト1ですよ」と答えています。新入会員はGPSアプリを使っているのに、しばしば間違った方向に進んでしまいます。GPSは現在地を教えてくれますが、目前の地形からどれが正しいルートか判断するのは登山者の仕事で、それに慣れていないのが迷う原因ではないかと考えています。
     しかし、Yamapのルート図にこんな落とし穴があったとは盲点でした。また、うかつに自分のGPSトラックをアップするのは考え物だとも思いました。大変参考になる記事ですので、山岳会の仲間に紹介しても宜しいでしょうか?

     ご検討のほど宜しくお願い致します。

    • polaris_outdoor より:

       コメントありがとうございます。ブログ管理人のpolaris_outdoorです。

       道迷いによる遭難は未だに多く、それも六甲や丹沢といった所謂「低山」で多く発生する傾向がある様に思います。読図に関しては仰る通り、YAMAPやヤマレコといったGPS地図を利用できるアプリを使用したとして進んで行く登山道を判断するのは我々登山者ですから読図能力はどれだけGPSが発達したとしても必須ですね。地図の等高線や地図記号による植生やランドマークなどを頭の中で立体的にイメージできる様になるまでトレーニングすると道迷い防止に効果的ではないかと考えています。

       まだ活動記録として投稿してはいないのですが、東六甲にある赤子谷左俣ルートという初級のバリエーションルートに行った時もYAMAPの地図表記では実線になっていたりと、恐らく現地を確認するなどはせずにAIなどによる通過情報などから自動的にルートとして作成しているものだと勝手に想像しています(当該ルートは僕のYAMAPへの通報後に破線ルートになりました)。他人の山行記録を参考にしてルート選びなどをする際には自身と参考にする人の実力の差をきちんと把握しておく必要がありますね。

       記事の共有についてですが、ご自由にリンクを共有していただいて構いません。記事内の画像などを引用する場合は記事またはブログのURLをご記載ください。

       皆様の安全な登山のためにお役に立てれば幸いです。

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