はじめに
前回の大きな大会から約2ヶ月余り、登山の方が楽しくって山登りに勤しんでいたわけですがあっという間に6月が来てしまいました。
6月第1週目はOLP兵庫創立50周年記念大会、自分もOLP兵庫所属ですが新参者なので今回は運営としてではなく選手として走らせていただくことになりました。
事前情報で白いとは聞いていますが原図を見た感じだとなかなかゴツそうな印象…果たしてどこまで頑張れるだろうか。
大会情報・成績
- 2023/6/4(日)
- 大会:OLP兵庫創設50周年記念大会
- 出走クラス:M21A2(35min/4.3km/↑310m)
- 成績:36/58(巡航138.8/ミス率19.4)
目標
- 1時間を切る
- ツボらない
レッグ毎分析
△→1
- ラップタイム:2’55
- 積算タイム:2’55
- 相対値:129
- ミスタイム:-0’13
- レッグ順位:26
- 積算順位:26
Plan
道走りの後曲がりから尾根を降る。
Do
道をちょびちょび走りつつ地図を読んでいい感じにアタックできそうなところを見繕う。曲がりというか分岐というか、から尾根をぱぱぱーっと降って炭焼き窯へと。
Analysis
良くもなく悪くもなく無難な初動。ギリギリまで道を引っ張ったが切ってもそんなに早くはならなさそうなのでこれでよかった感。
1→2
- ラップタイム:2’42
- 積算タイム:5’37
- 相対値:145
- ミスタイム:0’07
- レッグ順位:27
- 積算順位:23
Plan
道に登り返してから大きな道との合流点からコンタ気味に直進。
Do
登ってきた方向に脱出して先の道に戻る。その後は無難に道を走り合流点から尾根を越えた先の沢へ向けて直進気味にコンタリング。
Analysis
ミスタイムはそこまで計上していないが道まで登り返して行くよりももっと直進気味に沢を切って行ってもよかった気はする。湿地の南側を走る尾根から一瞬川を切って道に登り同じく尾根を越え気味に直進。同じようなプランニングができて距離も短いのでこちらがベストコースか。
2→3
- ラップタイム:2’47
- 積算タイム:8’24
- 相対値:138
- ミスタイム:-0’01
- レッグ順位:27
- 積算順位:23
Plan
炭焼き窯と鞍部を見て道に乗って分岐の目印から沢へ。
Do
概ねプラン通り…だと思うがあまり覚えていない。
Analysis
通過したルート的にはベストプランじゃないかなーと思うが巡航が大して出ていないので遅くもなく早くもなくといったタイム。
3→4
- ラップタイム:1’36
- 積算タイム:10’00
- 相対値:126
- ミスタイム:-0’09
- レッグ順位:23
- 積算順位:22
Plan
道まで登って道を走り曲がりから沢を詰めていくイメージ。
Do
概ねプラン通り。道ではなく直進気味に尾根を登りつつ進んでいる人も何人かいた印象。
Analysis
もう一本上の道に登るのは無しではないけどアタックがちょっと分かりにくそう。ミスしてないけど遅いのはフィジカルなのかなー
4→5
- ラップタイム:2’29
- 積算タイム:12’29
- 相対値:165
- ミスタイム:0’24
- レッグ順位:40
- 積算順位:24
Plan
大きな沢を切って斜面を登り鞍部を通ってアタック。
Do
思ったよりも沢が急で渡る時に滑り落ちて結構苦戦した。
Analysis
早いかどうかわからないがすぐに道まで出て走り曲がりからアタックするのも悪くないかなと思った。
5→6
- ラップタイム:13’50
- 積算タイム:26’19
- 相対値:283
- ミスタイム:7’03
- レッグ順位:53
- 積算順位:42
Plan
大きな山塊をちょい降った道でコンタして礫地の沢を詰めつつ登り切った鞍部を目標にアタック。
Do
同時に到着した2、3人は上に脱出して行ったが自分はちょい降って造成道へ。造成道と踏み跡をコンタしつつオープン湿地を目印に目標の沢に入る。沢を詰めるが思っていたよりも手前のピークを目印に一本東の大きめの沢に入ってしまう。割と地形似てるけどどーこーだーろーと思いつつ立ち止まったりしながらふらふらと彷徨い沢を遡っていたらようやく発見できた。
Analysis
沢を詰めて登っていく時に目印にしたのが左手の傾斜変換と右手の小ピークだったのだが、似たような地形がある部分を超えたところで登り切ったと思ってしまいそのまま沢に落ちて行ってしまった。周りの地形を見てもあんまよくわかんねーなーって感じの気持ちの悪い地形だった。
5を脱出するときに大人しく北にある道を登っていけば途中まで、というかほぼ最後まで道を引っ張ることができるのでツボる可能性低く最後まで詰めていけた印象がある。逆張りしちゃいけませんよ笑
6→7
- ラップタイム:5’25
- 積算タイム:31’44
- 相対値:175
- ミスタイム:1’07
- レッグ順位:24
- 積算順位:38
Plan
尾根伝いに平らなところを流れる沢に入り、また尾根を伝って行く。
Do
ツボっている時に彷徨った激斜の部分は上手くかわしつつコブを伝って平らなゾーンへ。沢を進んで正面に見えたピークに乗ってコンパスを振るとなーんか向きが違う。よくよく見てみるとピークに隠れて目標の尾根は視認できる状態じゃなかったよう。危ない危ないと思いつつ軌道修正して暗部を越えたら到着。
Analysis
どうもこのレッグの難易度が一番高かったようで自分と同じように尾根まで登ってそのまま南の方へと進んで行ってしまった方が多かったと聞きました。地図をしっかりよく読めば結構急な細い尾根だということがわかるので間違いに早急に気づけていただろう。ピークから離れようとした時にきっちりコンパスを振って修正できたのは良かった。
7→8
- ラップタイム:2’48
- 積算タイム:34’32
- 相対値:180
- ミスタイム:0’38
- レッグ順位:44
- 積算順位:38
Plan
傾斜変換付近をコンタ。
Do
ピークを巻いて脱出して沢から斜面へ傾斜変換を感じながらコンタリング。礫地を越えて突き出したコブにアタックするがポストはない。思い直して地図をよくみるとまだ手前のピークと判明。またコンタしてピークにアタックすると裏側にあった。
Analysis
プランがちょっと甘くて手前のピークに一度吸われてしまった。途中の特徴的な地形をもう少し意識できれば良い。プラン自体は悪くなかったと思う。
8→9
- ラップタイム:4’32
- 積算タイム:39’04
- 相対値:166
- ミスタイム:0’44
- レッグ順位:29
- 積算順位:37
Plan
斜面を降って炭焼き窯を見てから道に登り返し曲がりからアタック。
Do
激斜を脳死で降る。まるで大柳生みたいだ。半ば落ちながら沢底に着いたらぐしゃぐしゃの水系を渡り炭焼き窯へ。コンタを登り道に出るがいまいち道と地図の感じが合わず困惑。ちょい適当めに入ってみるがよくわからんので一旦また道に戻って再確認してから尾根を越えるとポストがあった。
Analysis
おそらく西の道を走るルートの方が距離は多いがアップダウンが少ないので早かったのではないかなーと思う。が、21A2の人は結構みな激斜に突撃して行ったらしい。
それはそれとしてアタックが曖昧で情報が確定しない状況から進もうとしてしまっていたのは良くない。今回はツボらなかったがきちんと特徴物から確定させて進もう。
9→10
- ラップタイム:1’09
- 積算タイム:40’13
- 相対値:127
- ミスタイム:-0’06
- レッグ順位:12
- 積算順位:36
Plan
直進めに沢を切って正面の尾根の向こう。
Do
概ねプラン通り。かなり順調に行けたのでミスタイムも少ない。
Analysis
この速度で全部走れたら早いんだろうなぁ。
10→11
- ラップタイム:2’22
- 積算タイム:42’35
- 相対値:162
- ミスタイム:0’20
- レッグ順位:35
- 積算順位:36
Plan
尾根を登って道を経由して細尾根の脇に入り乗り越えた先の沢へ。
Do
概ねプラン通り。そろそろバテてる。
Analysis
もっと早い段階から一気に白い沢に入って行っても良かったかもしれない。そうなると沢を跨ぐのが大変そうなのが欠点か。地図右手の道をギリギリまで引っ張るのもいいかもしれない。
11→12
- ラップタイム:4’05
- 積算タイム:46’40
- 相対値:208
- ミスタイム:1’21
- レッグ順位:49
- 積算順位:38
Plan
沢を切って道に登り曲がりからコンパス振ってアタック。
Do
デカめの沢をよっこいしょと跨いでちょっと緩めになっている斜面を登る。道に入ったら分岐を登りつつ進むが曲がりを間違えてちょっと行き過ぎてしまったので斜面上からアタック。するもポストが見当たらず引き返すがやっぱり場所は合ってるのでもう一度念入りに見てみるとあった。
Analysis
斜面に半ばめり込むような感じで置いてあったので上からだとかなり見えにくくなっていたようだ。曲がりを行き過ぎてしまったこともミスタイム計上に繋がったと思われる。
12→13
- ラップタイム:5’27
- 積算タイム:52’07
- 相対値:152
- ミスタイム:0’28
- レッグ順位:33
- 積算順位:36
Plan
道を限界まで引っ張って終わりから斜面をコンタしてアタック。
Do
概ねプラン通り。道をちょくちょく歩いて給水して道の終わりまで行くとその時点でポストが見えていた。倒木とかでかなり通りにくかった。
Analysis
プランは道を通る以外なかったかと思われるが走れていないので速くない。
13→14
- ラップタイム:3’38
- 積算タイム:55’45
- 相対値:172
- ミスタイム:0’42
- レッグ順位:42
- 積算順位:36
Plan
道をこなして引っ張り終わりからコンパスを振って小ピークへアタック。
Do
脱出の際向こうの道まで切ろうとしたが湿地だったので若干巻きつつ登りやすそうなところから道へ。分岐を上手く進んで目的の道に入ったら沢を切りつつ左手に別のポストを見ながら奥のピークへ。
Analysis
脱出の際にあまり直線的なルートを通れなかったので手間取ってしまった。道ももうちょっと走ろうか。
14→15
- ラップタイム:2’58
- 積算タイム:58’43
- 相対値:139
- ミスタイム:0’01
- レッグ順位:29
- 積算順位:36
Plan
コンパス振って方向合わせながら斜面を切るイメージで登って行った先の鞍部。
Do
概ねプラン通りに炭焼き窯を見つつコンパス振って登る。足元の変化を感じつつ正面身見える暗部を越えたらあった。
Analysis
今回は吸われなかったが途中に似たような傾斜変換とピークがあったので大きめの尾根を一本切るというイメージがあった方が安全だったかも。
15→16
- ラップタイム:6’44
- 積算タイム:1:05’27
- 相対値:141
- ミスタイム:0’06
- レッグ順位:31
- 積算順位:36
Plan
登る。道の曲がりを見て鞍部を通り沢を降っていく。
Do
概ねプラン通り。給水所まではわりかし平坦だったがそれを過ぎると登りに切り替わったので若干絶望した。なんとか登り切ったら鞍部目掛けて突進し沢をするする〜っと降っていった。
Analysis
無難なルートどり。もうちょっと登り走ろうか。
16→17
- ラップタイム:1’09
- 積算タイム:1:06’36
- 相対値:120
- ミスタイム:-0’11
- レッグ順位:17
- 積算順位:36
Plan
降って道に入ったらすぐに外れてそのままGO!
Do
久しぶりの降りだったので結構スピード出せた感じ。
Analysis
特に迷わずいけたけどプランが少し甘かったので道を外れる時にコンパスを振り直しておきたい感じはする。
17→18
- ラップタイム:0’34
- 積算タイム:1:07’10
- 相対値:146
- ミスタイム:0’02
- レッグ順位:38
- 積算順位:36
Plan
道に出て走る。
Do
道に乗ろうと思ったが思ったより登る必要があるようだったので斜面を鹿みたいに走ってた。
Analysis
かなり素早く行ったつもりだったけど全然速くなかったっぽいの悲しい。
18→◎
- ラップタイム:0’09
- 積算タイム:1:07’19
- 相対値:108
- ミスタイム:-0’03
- レッグ順位:3
- 積算順位:36
Plan
気合い。
Do
走った。
Analysis
最後くらいは全力で走った。けど1秒足りなかった。
反省点
激ツボり
久しぶりにフォレストに入って調子に乗っていたら案の定ナビゲーションが甘くなったところでやらかしてしまった。
道を辿ってオープン湿地に入ったところまではきちんと現在地を含めたナビゲーションができていたがそこから斜面を登っていく時にアタックに入る目印までが若干遠く、その手前にあった似たような地形に吸われてしまった。
今回の場合ならコンタ線4〜5本はさらに登る必要があったことを念頭に入れておいたり、いっそ左手にある大きな山塊と同じ高さの場所まで登り切ってしまうことを意識しておけばミスは防げたと思われる。CPの設定場所における課題が見えた。
フィジカルぅ
特に後半なんかはそうだが12→13のような降り基調で走れるレッグもバテバテで歩いてしまうのは非常によくない。
最近走っていなかったから走るべき時に走れないのは当然なのだが走ってどうにかなるものなのだろうか。走っていた期間に自分の走力とか体力がついているとはあまり思えないのだが…走り込みが足りないということだろうか。
感想
OLPが主催する大会でしたが走らせていただき難しいテレインと聞いてはいたので割と自分向きかな〜と思っていましたが想像以上にゴツかったのと普通にミスってしまって大した成績は出せませんでした。ぴえん。
でも本当に慎重にナビゲーションしないとすぐに飛んで行ってしまいそうなテレインはとても面白そうだったので合宿とか練習会でまた入ってみたいですね。兵庫の端なので使う人も少なそうですし。
全然レースとは関係ない話ですがちくさ高原一帯に咲いているクリンソウがめちゃ綺麗だったのも見どころポイントでしたね。散策のためだけに来る価値は十分あると思います。
週末は久しぶりのロング、東大OLK大会なので今度はしっかり「戦う顔」をして臨みたいと思います。
OLPの皆さん、新規テレインの開拓と大会の開催・運営本当にありがとうございました。
神大OLK/OLP兵庫 横江明弘
諸情報
使用地図:ちくさ高原
記録・分析:Lap Center
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