プロローグ
どうもどうも、polarisです。今回はかなりお久しぶりの登山回でございます。やっぱりねー10月、11月は大学もあるし土日はオリエンかバイトの予定が入りがちなので山に行けない日々が続きますね。
今日も別に時間があるというわけではないのでぱぱっと手短に再度公園の紅葉を見に行ってきます。森林植物園とか瑞宝寺とか随所に紅葉の名所があるのが六甲山の良いところ。行けてないけどね()
活動概要
活動記録
元町駅〜猩々池
時刻はとっくに正午も回った1333、丸亀製麺で牛すき釜玉の大を食したのでお腹いっぱいです。
実は神戸背山にアクセスするなら三ノ宮駅よりも元町駅の方が近いという話はあまりにも有名。というわけでJRの元町駅から登っていきます。
神戸の観光といえばやっぱり三宮の周辺だとか神戸の周辺だとかが注目されがちですが元町駅の北西エリアも意外と見所さんがあるというもの。
こちらは国の登録有形文化財の指定も受けている「兵庫県公館」。レトロな建物が素晴らしくオシャンティーですが、なんと平日は中に入れます(しかも無料で)。
迎賓館に入るには予約が要るみたいですが資料館は平日ならおkらしいのでオススメ。ちなみに自分は行ったことないです()
もうちょっと北に登る(歩くではない)と現れるビルは兵庫県庁のビルです。三ノ宮駅からはちょっと離れた位置に県庁はあります。市庁舎の方が中心部に近いという話。
全体的にボロい感じでこれぞ官公の建物って感じがして風情があります。神戸山手の例に漏れず坂道の途中にあるのでさっきまで一階だったところが地下になってるとかありそう。
もうちょい登ると相楽園という美しい日本庭園があります。中には日本庭園の他に相楽園会館や旧ハッサム住宅などがあり異国情緒あふれる建物が日本庭園と共存する空間となってます(なかなか謎では)。
かなり綺麗な日本庭園で市街地のど真ん中なのでアクセス抜群なのですがだいたいガラガラ。穴場な観光スポットなので神戸にお越しの際はぜひ。ちなみに入園料が300円かかります。
という感じで話の間を繋ぐ観光地紹介を挟んだところで登っていきましょうか。諏訪山交番の脇から細い道に入って登っていきます。
早速結構な登り坂で自動車だとちょっと怖いなぁレベル。大丈夫だとは思うけどこういうところで熊と出くわしたら一巻の終わりですよね。
細い道を通り抜けて再度谷沿いの道を登っていくと右手に山手女子があります。ちょうどその反対側の河岸になんかクソでかい木が。
スマホの等倍の撮影では全景が入らないくらいデカい!夢中になって写真撮ってたら校門でスタンバイしている警備員さんに怪訝な目で見られてました(そんな気がする)。僕は普通の人ですよ。
道は舗装されてこそいるものの段々と狭くなっていきます。軽自動車ならいいけどミニバンでは運転したくないなーって感じのよくある道です。
この再度谷はなんだかんだ上の方の林道と接続するところまで建物が点在しているので人の生活圏ではあるみたい。茶屋もいくつかあるけどコミュ障だから入る勇気はないかなぁ。
舗装路が終わると川沿いの登山道に入ります。低山らしく無数にあちこちへ続く踏み跡があるので道迷いは注意ですね。基本的に上流から流れてきてる川に沿っていけば大丈夫。
2年か3年か前に来たときと違って奥の方で堰堤の整備工事か何かをやっていました。見えない所で人々の生活を守ってくれる人達が沢山いるんですね。いつもありがとうございます。
道迷いどうこうと言いましたが基本的に明確な踏み跡が一本道で続いているのでちゃんと周囲の様子を見ていれば迷うことはないでしょう。
画像左手に廃屋があるように基本的にずっと何かしらの人工物があるのでそういうのがなくなったらちょっと違う道かもしれない。人通りも多いから安心です。
これもあまり知られていない話なんですが、六甲山って案外植生悪くはないんですよね。針葉樹林がずっと続くみたいな美しさはないですが普通に走れるレベルのA藪のところはそこそこあります。
画像の斜面もオリエンしたくなる感じじゃないですか。したくなりますよね?問題なのはどこもかしこも激斜すぎるということ。大柳生と良い勝負できるくらいです。
猩々池〜再度公園
1404、猩々池に到着。日本語弱者なので読み方が分かりませんが調べたところによると「しょうじょいけ」と読むらしい。
猩々とは猿と人間の特徴を併せ持った伝説の妖怪のことだそう。同じ名前の池が仙台市の青葉区にあるという話を見たので調べてみたら船形山の稜線にほど近いところにありました。仙台市広すぎやねん、東北大の近くだと思ってしまった(笑)
ここまで走ったり歩いたり繰り返してましたが舗装路になったので走ります。すれ違う人には笑顔で大きな声で挨拶。挨拶は人生の基本ですからね。
林道沿いに軽食を取れたりコーヒーを飲めたりする茶屋?コーヒー屋さんがあるらしい。神戸らしくおしゃれなジャズが流れているらしく非常に興味があるがいまだに行けていない。
太龍寺の入り口に着いたら見覚えのある光景。幾度となく通った六甲全山縦走路に合流します。
再度公園に行くならこの分岐を左手に行くのがオススメ。階段を登ってしまうと2mくらいアップ損になってしまうのでオリエンティアならミス率を下げに行きましょう。
のんびり再度越まで登ったらいつもの看板のところを右折。切り通しを通って修法ヶ原池へ降っていきます。
奥の森とか見ても結構下草が少なくて走りやすい感じ。やっぱりオリエンテーリングできるよね?というか実際この辺りはテレインだったわ。
分岐を曲がってすぐのところに再度山への登り口があります。以前はかなり分かりにくかったこの登り口もついには目印がつくまでになったか…
と思いきやこれは某トレイルランニング団体様が設置したラミネートではないか!通りで安っぽいなと思いました(笑)
普通こういう仮設置物には連絡先とか責任者の名前とか書いとくのがリテラシーだと思うんですがどうなんですかね?オリエンテーリングがリテラシー高すぎるだけなのかな?
再度公園散策
再度公園に歩いてくるのはいつ以来だろうか。この前全山逆縦走した時は確かスルーした筈だから…もう覚えてないくらい前ですね(調べたらなんとびっくり2年前だった件w)。
再度公園にある修法ヶ原池の周辺は紅葉の名所の一つとなっているので山中にありながら結構人の多いスポット。平日だというのに大勢の見物客で賑わっていました。
まー確かにねー、京都とかもっと有名な紅葉を楽しめる観光地だっていくらでもあるけど最近はどこもかしこも混雑が酷いですからね。京都のオーバーツーリズムは今に始まった話ではないですが。
こういうのんびりした所でのーんびりぶらぶらして混雑を全く感じない紅葉見物をした方が心労少なくて楽しめると思うんだけどな〜。共感してくれる人が少ない方が自分の心労が少なくなるという話。
風が凪いでいると水面がまるで鏡のように…とまではいきませんでしたが、まさに登山日和という言葉がぴったりな青空と色とりどりの木々が美しい。
数十回六甲山系に登ってますがやっぱり再度公園の修法ヶ原池のほとりが一番落ち着けて素晴らしい場所だと思います。マジで全人類来て欲しい(やっぱ混むからやめて)。
数年前もたぶん同じ感想を抱いていたんでしょうが、池のほとりにマジでびっくりするくらい鮮やかで濃い赤い色をした紅葉があります。
他の紅葉は赤に近いオレンジ色といった感じなのにこの木についた葉だけは食紅の紅に近い色をしています。見どころさんですよ。
修法ヶ原池の周りをのんびり一周します。森林植物園の紅葉もめちゃくちゃ綺麗なので見にいきたいなと思いつつ入園料とか日没の時間とか考えるとちょっと渋いよなとも思いつつ。
色とりどりに木々が染まる季節はやはり良い。冬が一番好きな季節ですがその次は秋かな。春はピンク一色だけど秋はもっといっぱい色があるからね。
あんまりコメントすることないけど写真だけ載せておきましょう。
再度公園〜再度山〜元町駅
ぼちぼち下山開始です。あんまし長居していると日没してしまいます。
とは言ってもまだ時間があるので再度山くらいは登っていきましょうか。さっきの登り口のところから取りつきます。
なんで文字が反対なのか一瞬戸惑いましたがそうか、左右どちらに貼っても一枚で対応できるようにしてるのか。頭良いですね。矢印と目印無いとルートは分からないみたいだけど。
なんか想定していた以上に急な斜面でびっくり。実は再度山の山頂を踏みに行くのは人生で初めてなんです。地図見たら10mのコンタ線を5本くらい登ってるので大変なのも当然か。
岩場とか急なザレをゴリゴリ登って山頂に着いたぞーと思ったらコレで草。判読制というか、ぱっと見で分かるのが看板とか案内板の役目だけどさ、もうちょっと設置場所考えろよw
こういう所で運営者の思慮の足りない部分が見え隠れするよねー(お前が言うな)。山頂碑とかモニュメントの前でずっと居座るアレに似た社不を感じる。
間違ってへし折りそうになったけどやったらやったで問題なので気を取り直して一枚。秋だけど結構空気は霞んでる感じで関空とかは見えないですね。
大きな都市のすぐ後ろにこうやって山々が連なっているのが神戸の魅力。すぐ先に海が見えるのもすきすきポイント。
徒歩区間に指定されているらしいくっそ細い道を降りて太龍寺の裏手へ。墓地とか色々あったのでそそくさと通り抜けさせていただきました。
この分岐を左手に行くと市ケ原を抜けて新神戸駅や摩耶山へと繋がり、右手に登って行くと再度山ドライブウェイ沿いに市章山や諏訪山へ抜けることができます。
交通費を抑えたいので出発地の元町駅へ向かいます。分岐を過ぎたら延々と続くコンタ道へ。踏み跡はあるけど落ち葉で隠れてたりそもそもの道幅が狭いので結構スリリング。
加えて一気に人気がなくなったのでやまーって感じがします。こういうところを走るとオリエンテーリングしたくなるんだよね。ラントレです。
再度山ドライブウェイの途中に「湊川神社神苑」と書かれた大きな石碑があります。場所は二本松バス停のすぐそばです。
もともと行政が所有していた土地を戦前に湊川神社へと無償で貸与したことを記念してこういった石碑が建てられたり植樹が行われたりしたんだとか。
湊川神社といえば神戸駅のすぐそばにあるやつですからね。どうしてこんなに離れたしかも山奥にとずっと疑問でしたがそう言うことだったのか(ggrks)。
登山道からはこんな感じの構造物も見えます。周りに何もないのに何これーと思いませんか?読者の皆さんは何だと思いますか?
正解は山麓バイパスの最終区間、布引トンネルの通気孔です。六甲山の山中はこう言った人工物だらけなので面白い。
市章山はその名の通り市章があります。何を言っているんだとお思いかもしれませんが実際、神戸の市街地から市章山の方を見上げると煌々と神戸市の市章が山肌に浮かび上がっています。
画像右下の斜面にめっちゃ明るいライトがいい感じに配置されておりいい感じのポジションから見るとそれはそれは綺麗に見えます。ちなみにお隣の錨山には錨のマークが点くんですよ。
急激に降りになった登山道を進みドライブウェイを横断すると諏訪山に到着。ちょうどビルと同じくらいの標高の場所です。
諏訪山にはビーナスブリッジという8の字型になった歩道橋があり、眼下に神戸の夜景が見下ろせることからデートスポットとして超有名。よくある南京錠をかけるモニュメントまであります。
ここまで来れば街中はすぐそこなのでとっとと下山します。市街地のすぐ裏手の児童公園ですがイノシシは出没するみたい。神戸では熊よりイノシシの方が危険なのは割とガチ。
街に出たらあとは来た道を戻って駅まで向かいましたとさ。お疲れ様でした〜
エピローグ
今回はちょっと蛇足情報多めにしてみましたが如何でしたか?元町の北側ってあまり観光地のイメージないと思うので結構穴場です。神戸に来た際はぜひぜひ。
そしてなんかYAMAPの平均ペースが300%とか見たことない数字になってますがそんな早かったのか?でもこのペースじゃ全山縦走7時間台すら無理な気するけどね。
本当は午前中から登り始めるつもりだったのですが電車の遅れが重なってパスポートの申請に行ったりチャリの道具を買ったりしていたら結構遅めの出発でした。森林植物園も行けばよかったなーと思いつつ日没はまずいなーって感じだったので安全策でいいや。どうせ来年も行けるんだし。
いよいよ気温も秋らしく(というか冬らしく)なってきたので走りやすくてワクワク。今年は流石に雪山にも行きたいので何とか時間見つけて予定をぶち込みます。谷川岳とか行きたいよね。
そういえば例のトレランの大会は奇しくも投稿日の本日11/26にやってるらしい。無料でできるピークハントに諭吉ぶち込むのすげー。改めてオリエンの良心的な価格設定に感謝です。
それではまた〜👋
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