プロローグ
どうもどうも、polarisです。
前日学校帰りに六甲最高峰に行ってきたわけですが、本日も登山していきたいと思います。
ということで今回登っていくのは鈴鹿山脈の山々。タイトル通り鈴鹿山脈の南方にある三つの山々を巡っていきたいと思います。
季節は既に秋真っ只中。標高の低い六甲山ではもう少し紅葉の見頃は後になりそうですが、それよりもいくらか標高の高い鈴鹿であればきっと美しい紅葉が見られることでしょう。
ちなみに今回のコースはTwitterのフォロワーさんから教えていただいたおすすめコースでございます。
活動概要
活動記録
椿大神社〜入道ヶ岳
おはようございます。
入道ヶ岳の麓にある椿大神社にやってきました。
「椿大神社」と書いて「つばきおおかみやしろ」と読むそうです。
僕はあまり神社仏閣は詳しくないのですが、どうも結構有名な神社だそうですね。
0624、椿大神社を出発。
入道ヶ岳に登るにはいくつか登山道がある様ですが、今回僕は尾根を行くルートを選択。
谷筋からはずっと犬の鳴き声が聞こえていましたが、野犬か何かですかね?それとも飼い犬?
何というか…全体的に不気味な感じがします。
予想通り結構綺麗に紅葉しています。
ひたすら急斜面を登っていく励みになります。
1時間ほど登ると視界が開けてきました。
天気はなかなか良さそうな感じ。
既に今日行く予定の鎌ヶ岳と御在所岳が見えています。
御在所岳の中腹にある白っぽいものはロープウェイの支柱ですかね?
東側を向けば伊勢湾と四日市の大工業地帯が一望できます。
思っていたよりも涼しいです。
もう少し進むと鎌ヶ岳に続く県境稜線がくっきりと。
低山ではなかなか見られない景色、とても清々しい眺めです。
入道ヶ岳の山頂周辺は伊吹山のように結構平らな地形になっています。
本当に景色がいいです。これはリピ確ですな。
入道ヶ岳〜イワクラ尾根分岐
0806、入道ヶ岳に到着。
山頂には立派な鳥居が立っています、かなり新しいものの様です。
少しばかり休憩したら県境に向けて出発。右手には紅葉に彩られた山肌が見えています。
入道ヶ岳と鈴鹿の主稜線を結ぶ尾根をイワクラ尾根と呼ぶそう。どうしてカタカナ?
しばらくすると入道ヶ岳とは違って岩の登山道へと変貌。
虎の子のアルパインクルーザー2500を履いてきましたが大正解ですね。
僕好みのイワイワしい道が続きます。
角張って登山道から突き出したような岩が多いような。
木々の隙間から覗く斜面は緑ではなく黄色や赤色。
ずっと続く紅葉の彩りに目を奪われて何度も転びそうになります(笑)
段々と県境稜線に近づくと鎌ヶ岳の山容が顕になっていきます。
槍ヶ岳ほどではありませんが、あの形…鈴鹿槍と呼ばれるわけです。
本当に紅葉が綺麗です。
この季節に来るのがベストチョイスかもしれません。綺麗すぎて困ります。
イワクラ尾根分岐〜水沢岳
0914、イワクラ尾根分岐に到着。
ここでちょっと休憩。イワクラ尾根では誰にも会いませんでしたが、ここで後続の速い人に追い抜かれます。
よくある「通報プレート」も用意されているのできちんと整備されていることがわかります。
早速また紅葉の斜面。
この調子だと見飽きてしまいそうなくらいずっと紅葉づくしです(笑)
先程までのイワクラ尾根では見られなかった砂地も新たに出現。
ちょっと隣の山に行くだけで全然様子が違うのが面白い。
編集中に見返してみると写真フォルダは紅葉の写真ばかり。
よほど綺麗だったんでしょうね。本当に色鮮やかです。
0932、水沢峠を通過。水沢岳はすぐそこ。
宮妻峡から続く登山道とか、ここは一応十字路のはずですが人通りがないからか記載がありません。
まあ「県境稜線登山道」と書いてるのでそういうものかも。
まーた綺麗な紅葉だよ。
綺麗なのでコメントが「綺麗」しかできなくても掲載せざるを得ません(笑)
水沢岳〜衝立岩
0948、水沢岳に到着。
久しぶりの標高1000m越えです。ここからしばらくはずっと1000mの稜線が続きます。
ここにきてようやく県境稜線の全容が見えます。
これから歩く道がわかる稜線が大好きです。
さらに不思議な地形がどんどん出現。
何と形容していいのか…ボールのように丸っこい岩がたくさん。何だこれは…
近づいていくとものすごい地形。
別名「鎌尾根」の名は伊達じゃない、といっている様です。
鈴鹿でも難所が多いルートなんだとか。
前をゆく登山者が崩れた峰を通過中。
その先、画像右手の岩場は衝立岩というそう。確かに近づいた時の聳え立つ感じはまるで衝立の様に見えなくもありません。
衝立岩〜鎌ヶ岳
岩や峰が崩れているところが多いので案内には忠実に従っていきます。
この感じだと落ちたらまず無事ではいられないでしょうから。
相当に急な岩場。
大きな岩と大きな岩の狭い隙間をゴリ押しで登る感じ、結構好きですが若干怖い(笑)
水沢岳を過ぎてから景色はとても良好。
今まで通ってきた稜線はもちろん、遠くの峰々までくっきり見渡せます。
いよいよ本命の鎌ヶ岳です。
近づくとより岩肌の具合がまざまざと感じられて圧巻。
山肌はますます色鮮やかに。
もはや何とコメントしていいかわからないくらい紅葉してます(笑)
岩の登山道もクライマックス。
積み上がった大岩をえっちらおっちら登ります。よく先人たちは登ろうと思いましたよね。
背後を振り返るととても面白い景色が。
すごく細かなアップダウン。こんな景色初めて見ました。
鎌ヶ岳〜御在所岳
1112、登山開始から約4時間。鈴鹿槍の異名を持つ鎌ヶ岳に到着です。
何か色々文字が刻まれていますが…これは何ですかね?
狭い山頂にはたくさんの人が集まっていました。
団欒する人、食事をとる人、ドローンを飛ばす人。
山頂の小さな広場の南端からは県境稜線がくっきり。
まるで竜の背かのような様相です。
北側の方には御在所岳が見えています。
すごく…デカイ。冬になればこの上にも雪が積もるんですね。
そしてここである重大な問題が。水がありません。かつての酷暑登山の記憶がフラッシュバック…どうしましょう…
もう少し降ったところに武平峠がありますが、そこから自販機のありそうなところに至るまでどれだけかかるか…
万一の時は…他の登山者に水を分けてもらって…準備不足が悔やまれます。
喉カラカラでくたくたになりながらも何とか御在所岳に登ってきました。
あと少し…あと少し…紅葉を心の支えに無心で登ります。
御在所岳
1242、御在所岳に到着。
とても立派に装飾された一等三角点ですね。人もたくさんいます。
山頂の舗装路は美しく紅葉のトンネルになっています。
今日は本当に紅葉づくしの素晴らしい日です(笑)
台地状になった御在所岳の山頂にはいろいろな施設があります。
冬季にスキー場として使用されるリフトは現在夏営業。ロープウェイで運んできたお客さんを三角点の方に運んでいます。
近場の自販機でジュースを買って少し休憩。
南の方向を向いてみると鎌ヶ岳が槍ヶ岳のように聳え立っています。
さてさて、結構疲れましたしここは奮発してロープウェイで下ざn…
なんだこの混雑は…到底短い時間では乗れそうにないほどの行列です。
併設されているレストランも満員でカツカツ。仕方がないですが大人しく帰りましょう…
軽く残っていた行動食を全部平らげて再出発。
毎度毎度のことですが、もっと時間をとってゆっくり見て回りたいなぁ。
御在所岳〜湯の山温泉
それでは下山を開始。
巷では「中道」と呼ばれているルートで下山します。
このルート…だけでなく御在所岳の魅力はこの巨岩・奇岩。
かつて見た中で一番大きな岩場だったので圧巻です。
どうやって崩れないでいられているんでしょうかね…
お客を満員に乗せてロープウェイは山頂と麓とを行ったり来たり。
ロープウェイ越しに奥に鎌ヶ岳が見えるこのアングル、結構好きです。
結構危険な場所がたくさんあります。
こことか落下したらまあ助からないでしょうね。
下山で疲れてはいますが気を引き締めて一歩一歩慎重に。
本当に巨大な岩・奇妙な岩が多いですね。
「おばれ岩」とありますが意味はよくわかりません(笑)
そして1455、鈴鹿スカイラインと合流。
ここからもう少し歩けば念願の温泉が待っています。ワクワク。
疲れた足腰に鞭打って最後の一踏ん張り。
最後の最後でアスファルトが出てくるのは足に良くない。
1518、御在所ロープウェイの麓側の駅である湯の山温泉駅に到着。
すぐ右手のところにmont-bellがあったのでちょいとぶらぶらしてましたとさ。
お疲れ様でした〜
エピローグ
久しぶりの低山外の山域での登山でした。
初めての鈴鹿山地、いろいろ不安がありましたがなんとか無事に辿り着きました。
近畿圏にはまだまだたくさんの山があるのでそっちの方にも登って行けたらいいなと。
ちなみに写真はありませんが、帰宅する前に「アクアイグニス」というスーパー銭湯?みたいなところに行ってきましたが、効用強めのお湯だからか疲れがスッキリ取れてしまいました。
温泉の楽しみ方も再発見した気がする1日でした。
それではまた〜👋
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