【アナリシス】インカレミドル2023 MUA1 三河高原牧場

2023アナリシス

はじめに

 一年が経ってまたやってきた春インカレ、前回はFクラスに出走し来年は選手権クラスを走ると決めたはずだったのですが…諸事情によりセレ落ちしてしまったので今回は一般クラスのMUA1を走ることになります。

 心の中ではいつもエリートのつもりなのでもちろん目指すは優勝。インカレ対策グルに入り忘れるというあほムーブをかましてしまい旧図を直前の週に初見さんする羽目になりましたが何とかなるやろ知らんけど。

 とりあえず関西系のテレインよりも緩くて走りやすいテレインということで自分には不利に働く条件ではありますがそこは上手なオリエンで何とかカバーしていきましょう。

大会情報・成績

  • 日付:2024/3/16(土)
  • 大会:2023年度日本学生オリエンテーリング選手権大会 ミドル・ディスタンス競技部門
  • 出走クラス:MUA1(3.1km/170m)
  • 成績:3/66(巡航108.7/ミス率4.2)

目標

  • 一般クラス優勝

レッグ毎分析

△→1

  • ラップタイム:2’13
  • 積算タイム:2’13
  • 相対値:126
  • ミスタイム:0’19
  • レッグ順位:28
  • 積算順位:28
Plan

 尾根を走って沢を詰める。

Do

 初手の誘導から登りか〜と思いつつ走ってスタートフラッグまで。パッと地図を読んでふーん、緩い沢の上の方ねと認識し緩い尾根上を走り出す。若干やぶいAの尾根を走りながら正面に見えてくるはずの緩い沢が全くと言っていいほど見当たらないことに疑問。はて…まだ大して走っていないのにこんなことがあるのか…?と疑心暗鬼になったが落ち着いて地図をしっかりと読み直すと尾根と沢を逆転させていることに気づく。しまったと思い急いで緩いピークまで登り尾根を走っていくと薮のそばに大きな穴が見えてきた。

Analysis

 オリエン走って一年目でやるようなミス、尾根と沢を逆転させて読んでしまった。というよりは頭をオリエンモード(戦う顔)に切り替えられていなくてプランニングが甘いまま走り出してしまった。地形が急峻ならともかく緩い地形を正確に繋ぐべきところでいつものいけば分かって読めるやろうという感覚で進んだのがミスポイント。スタートフラッグで止まってきちんとプランニングをしてから走るべきだった。

1→2

  • ラップタイム:0’58
  • 積算タイム:3’11
  • 相対値:147
  • ミスタイム:0’15
  • レッグ順位:29
  • 積算順位:25
Plan

 植生界に沿って沢の右縁を降り傾斜変換で斜面をコンタする。

Do

 脱出して右手に見えるピークに張り付くように南へ。傾斜変換を降り始めるが倒木や低木で進みにくく若干右手の方へと迂回。薮の薄い箇所を見つけて沢ぞこの方へと降っていくと随分と左手の方に岩とポストがあった。

Analysis

 プランは悪くなかったが実行の段階で降り過ぎを防ぐために若干ピークの方へと登り気味に進んだことで薮に捕まりそれを避けようと更に登る形で回避したため大きく遠回りをすることとなってしまった。可能な限り植生界に沿って進めば薮を避けられたし、仮に藪にぶつかったとしてもピーク側ではなく沢に降るように回避すれば藪に阻まれずに済んだと反省。薮の情報の認識が甘かった。

2→3

  • ラップタイム:6’28
  • 積算タイム:9’39
  • 相対値:110
  • ミスタイム:0’03
  • レッグ順位:8
  • 積算順位:9
Plan

 東の鞍部からさらに東に見える道に脱出してひたすら走る。道の曲がりから外れ鞍部を通って向こう側の斜面に向かう。

Do

 脱出時に尾根を辿って行くか道に脱出するかのルートが見えたが尾根ルートではナビゲーション負荷が増大することを想定し道を選択。鞍部まで登り返したら道までひたすら走って降り道走りへ。予定通り曲がりから道を外れ対岸に取り付いたがハッチを考慮しておらず木々をかき分けるのに手間取り若干ミスタイム。そうこうしているうちに鞍部を通り過ぎ先のピークを回り込む形になりリロケする時間も含めてさらにミスタイムを積算。

Analysis

 ルートプランの段階で取るべきルートを取り捨てるルートを捨てる選択はできていたが実行の段階で道を外れた先の地図把握ができておらずハッチを通り必要以上に時間をかけることになった。加えて鞍部を通り過ぎてピークの南側まで行ってしまったので結果的に道をギリギリまで引っ張る状況とそう変わらない距離になった。道を通る選択をしたのだからきっちり最後まで道を辿りきる選択をして方が良かった。

3→4

  • ラップタイム:2’07
  • 積算タイム:11’46
  • 相対値:109
  • ミスタイム:0’01
  • レッグ順位:8
  • 積算順位:9
Plan

 道に脱出して引っ張り目的の沢の下方からアタック。

Do

 概ねプラン通り。途中道から外れて尾根を越えコンタするルートも考えたが現地の土崖を視認して断念。

Analysis

 コンタして走るよりは道に脱出した方が速かったという認識。

4→5

  • ラップタイム:1’46
  • 積算タイム:13’32
  • 相対値:110
  • ミスタイム:0’04
  • レッグ順位:8
  • 積算順位:7
Plan

 コンパスベースで緩いピークを切って沢へ。

Do

 概ねプラン通り。若干傾斜を殺すために左寄り。

Analysis

 ミスタイムは走行度合いによるものか。

5→6

  • ラップタイム:3’34
  • 積算タイム:17’06
  • 相対値:112
  • ミスタイム:0’06
  • レッグ順位:10
  • 積算順位:6
Plan

 コンパスを振って鞍部まで登る。暗部から沢に降り右手に伸びてくる尾根を見て対岸の岩へ。

Do

 概ねプラン通り。鞍部までは気合いで登りを進み越えたら正面が急傾斜なので駆け降りる。降っていくと正面に斜面が見えてきて反射的に向かってしまったが距離感が近すぎることに気づき想定の尾根に乗って斜面をコンタリングする形に。進んで行った先の岩石群に惑わされたが沢との位置関係を鑑み左手を見るとポストがあった。

Analysis

 鞍部までは問題なし。そこから若干右手に逸れるように進んでしまったので意図しない地形に辿り着いたが即座にリロケし修正できた。

6→7

  • ラップタイム:1’14
  • 積算タイム:18’20
  • 相対値:109
  • ミスタイム:0’00
  • レッグ順位:7
  • 積算順位:4
Plan

 道に脱出し走る。

Do

 概ねプラン通り。

Analysis

 道走りが長く感じた。

7→8

  • ラップタイム:2’27
  • 積算タイム:20’47
  • 相対値:106
  • ミスタイム:-0’04
  • レッグ順位:4
  • 積算順位:4
Plan

 小径を引っ張り曲がりから外れ右手の大きな斜面の傾斜変換を進む。90度回り込む形の地形の先に土崖がある。

Do

 ポストから小径に入り走って曲がりから沢へ。右手の湿地を避けて傾斜変換まで直進しそのまま傾斜変換沿いに進む。周囲をキョロキョロと見ている人が多かったが地形の把握はできていたので迷わず進み地形の向きが変わったところで土崖上にポストを視認。

Analysis

 プランも問題ないし地形の具体的な先読みができていたので迷わず進めた。

8→9

  • ラップタイム:0’40
  • 積算タイム:21’27
  • 相対値:111
  • ミスタイム:0’01
  • レッグ順位:7
  • 積算順位:3
Plan

 短いコンピなので直進。

Do

 概ねプラン通り。

Analysis

 水系を渡るのに若干手間取った以外は問題なし。

9→10

  • ラップタイム:1’03
  • 積算タイム:22’30
  • 相対値:131
  • ミスタイム:0’11
  • レッグ順位:17
  • 積算順位:3
Plan

 短いコンピなので直進。

Do

 概ねプラン通り。

Analysis

 直進して対岸のピークに向かう。尾根の左手に設置してあることは読めていたのでポストが視認できていなくてもすぐにアタックできた。

10→11

  • ラップタイム:2’46
  • 積算タイム:25’16
  • 相対値:111
  • ミスタイム:0’04
  • レッグ順位:13
  • 積算順位:3
Plan

 8ポを経由して沢を気合いで詰める。

Do

 概ねプラン通り。直進で8ポまで向かいそこからは水系を辿ってひたすら気合いで登り続けた。

Analysis

 水系を登るときに左手から登っていたが、岩崖の右手にポストはあったため途中水系を渡る必要がありロスタイムか。

11→12

  • ラップタイム:2’20
  • 積算タイム:27’36
  • 相対値:108
  • ミスタイム:-0’01
  • レッグ順位:5
  • 積算順位:3
Plan

 気合いで尾根まで登り斜面をコンタし植生界を見てアタック。

Do

 概ねプラン通り。

Analysis

 登り続けた後でかなり足がしんどかったが気合いで登りきりコンタ気味に走った。植生界が明瞭だったのでアタックは容易だった。

12→13

  • ラップタイム:1’25
  • 積算タイム:29’01
  • 相対値:112
  • ミスタイム:0’03
  • レッグ順位:7
  • 積算順位:3
Plan

 傾斜変換に向けて直進気味に進みピークを巻いたあたりで岩に向けて登る。

Do

 概ねプラン通り。

Analysis

 岩が想定していたよりも上部にあったので早い段階からコンタ気味に登って行った方が素早く行けただろうか。

13→14

  • ラップタイム:1’11
  • 積算タイム:30’12
  • 相対値:121
  • ミスタイム:0’07
  • レッグ順位:17
  • 積算順位:3
Plan

 直進気味に進むが薮いところは避ける。

Do

 概ねプラン通り。

Analysis

 左手に見えた小さな水系にポストがあったが引っ張られず進み切れた。バテて速度は出なかった。

14→◎

  • ラップタイム:0’24
  • 積算タイム:30’36
  • 相対値:133
  • ミスタイム:0’04
  • レッグ順位:43
  • 積算順位:3
Plan

 頑張って走る。

Do

 頑張って走った。

Analysis

 思ったより遅かったみたい。

反省点

プランの甘さ

 初手で飛びやすいので気をつけようとはしていたがしっかりミスってしまった。ガチで反省…

 正直尾根沢の逆転はどうしてもしてしまうと思うのでそこから復帰して正常な地形認識に戻るまでを早く出来れば良かった。

 プランどりもかなり甘くざっくりした地形の認識に止まっていたので、とりあえず落ち着こう。地図を読め。

アタックの際の地図読み

 道から外れてハッチにハマったことでその脱出にかなりの時間を要してしまった。かなり勿体無いロスタイムになっている。

 アタックする際の周囲の地形をもっと明確に取れていれば道を最後まで引っ張り不整地を極力通らないようにするという選択ができタイムも縮められたであろう。

統計情報

順位変動グラフ

 序盤のミスで出遅れる形となったがそのあとはミスの少ないオリエンテーリングをできたと言って良いのではないだろうか。

 9ポの段階から最終的な順位である3位に浮上し最後までリードを守って逃げ切った形。差は僅か3秒であったのでどこかで手を抜いていたら逆転されていた説が濃厚。

感想

 諸事情によりセレ落ちし一般クラスで出走したが結果は3位となんとか入賞したという感じだった。なんとか面目は保てたのではないだろうか。

 個人的な予想では水別のような全面ハッチのテレインを想像していたので、まあインカレやし来ておくかくらいの気持ちでしかなかったが昨日のモデルイベントの白い森を見てエリートで走れないことを少し後悔した。

 実際走ってみると森は白く快走できる様相で自分にとっては若干不利になるようなテレイン特性だったがとても楽しかった。

 次のインカレはもちろん選手権で走るつもりでレース頑張ります。あとラントレもね…

諸情報

引用元

地図:三河高原牧場

記録・分析:Lap Center

コメント

タイトルとURLをコピーしました