【登山】活動記録 vol.23:氷ノ山ぶん回し 2020/8/30(日)

活動記録

プロローグ

 どうもどうも、polarisです。

 今回はこれまでと毛色が違う山域へとお出かけです。

polaris
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 というのも、今回は活動23回目にして初めて低山を飛び出しそれ以上の高度(1000m)を持つ山へ登りに行きます。

 具体的に言えば兵庫県と鳥取県の境界に位置する「氷ノ山」です。この山は兵庫県最高峰で1510mの標高をもちます。

 冬には関西としては珍しくガッツリ冠雪し本格的な雪山登山やBCスキーを楽しめる雄大な山です。

 麓には複数のスキー場があり関西民の貴重なスキー場供給源となっております。

活動概要

出典:YAMAP
出典:YAMAP

活動記録

福定親水公園〜神大ヒュッテ

 おはようございます。

 時刻は07:20、駐車場や公衆トイレがある福定親水公園というところから出発です。

 1000m越えの山に登るのは初めてですので緊張気味。安全登山で行ってきます。

 まずはしばらく林道歩きです。すぐそばに氷ノ山国際スキー場があります。

 冬に来れば真っ白に雪の積もった美味しそうなバーンも、夏であればこの通り草原に。

 スキー場のレストハウスを夏に見るのは初めてなのでこれもまた新鮮。

 夏季はキャンプ場として使われているのか、少し奥にいったところでは数組のキャンパーがキャンプを楽しんでいました。

 もう少し進んだところで登山口に到達。

 「東尾根登山口」とありますから、文字通り東尾根を進んでいくようですね。

 何人かの山屋を追い越して東尾根上に。

 いきなり避難小屋が設置されています。冬はこの小屋を拠点に1泊して山頂にアタックをかけるとか聞いたことがあります。

 山頂までの距離はそこまでですがラッセルの関係ですかね?

 木漏れ日が気持ちの良い小径を進みます。

 なお気温は高いので別段気持ち良いわけではない模様(笑)

 っとここでのんびり登っていた僕のスマホから警報音が!?

 突然のことにかなり驚きながらもスマホを取り出してみると…

 びっくりしましたよマジで…

 もう少し進むとこのような立て看板が。

 「比翼の鳥、連理の枝」のアレですね。

 中国の古典が元となった表現で男女の仲が非常によろしいことを指します。白居易の長恨歌なんかに出てきた気がします。

 自然にこんなことになるモンなんですね…ということは比翼の鳥も…?

 標高1150mあたりの景色です。

 背後を振り向くと遠くの山々が見えております。

 海が近くに見える景色もいいですがこの景色も素晴らしいものです。

神大ヒュッテ〜氷ノ山山頂

 09:10ごろ神大ヒュッテに到着。

 ここから山頂まで30分ほどですが結構疲れたので少し休憩。

 申請すればこの小屋も使えるとか何とか…神大生なら使えたりします?

 朝方はかなり晴れ渡っていましたが少し雲が出てきた感じ…

 まあ雨は降らないでしょう(フラグ)

 植生保護のためか道が木道に。

 氷ノ山はやはり豊かな自然を湛えているのでそのための配慮でしょうけれども如何せん歩きにくい。

 山頂に近づくにつれて周りの木々がなくなり高原の様相へ。

 眼下にはこれから歩いていく稜線と鉢伏山の姿が。

 今まで見ることのなかった遠景、とても美しいです。

 やっぱりそうだったのね、という感じの立て看板。

 看板には大人しく従うが吉です。

氷ノ山山頂〜氷ノ山越

 09:40氷ノ山山頂に到着。

 今まで来たどの山よりも高い1510mの標高です。避難小屋まで設置されていて安心安全…?

 周囲で標高が一番高いこともあって景色は本当に素晴らしいです。

 晴れていることもあり目の前のハチ高原がくっきり見えております。そう晴れています(フラグ)

 歩荷ではありませんが積極的に40Lザックを投入。

 冬山に備えて荷物の重さと大きさに慣れてく…つもりです。人里離れたところなので予備の水と食料も多めに。

 あまり長時間いると動きたくなくなってしまうので少ししたらハチ高原方面に縦走を開始。

 しばらくは尾根沿いに下りが続きます。

 道中には立派な看板たち。

 しっかりと整備された道で迷うことはなさそう。

 背後を振り向けば先ほど通ってきた道が見えます。

 頂上の周辺だけポッカリと木が生えていないエリアになっていますね。

 若干雲が出てきて太陽が隠れることも。

 まあ流石に雨は降らないでしょ〜こんだけ晴れてるんですから(フラグ)

氷ノ山越〜鉢伏山

 10:35ごろ、氷ノ山越に到着。

 ここは鳥取県側と兵庫県側の両側から伸びてきた登山道が合流し、僕が今進んでいる「ぶん回しコース」と交わるポイント。

 ここにもしっかりとした避難小屋が建っています。

 氷ノ山は避難小屋の数が多いように感じますが…僕だけですかね?

 僕は特に分岐へは進まずずっと直進、一路ハチ高原へ。

 結構氷ノ山から距離を取りましたがまだまだ今日の行程の半分程度です。

 標高の高いところから見下ろす下界の景色はやはり最高ですね。

 川の浸食でできた谷に息づく人間の生活が垣間見える…

 一面の大自然も好きですがこういうちっぽけな人の存在を感じられる画が大好きです。

 六甲山のマイナーコースみたくあまり整備されていないんじゃないかな〜

 とか勝手に想像していましたが全然そんなこともなく。

 適度に整備されていて歩きやすい道ばかりです。

 遠くにはずっとハチ高原の美しい景色が望めています。

 冬の雪景色もいいですが、広い草原の様子も綺麗でいいですね。

 そして再び避難小屋のご登場。

 今日5時間程度で4棟目です。普通の山はこれくらいあるものなんですかね?

ハチ高原〜鉢伏山

 11:40、ついにハチ高原に入ります。

 稜線の道がめちゃくちゃ綺麗で最高です(語彙力)

 標高はそこそこ高いと言えどまだまだ8月、日本の暑さは健在です。

 正午近くの熱気を纏った草原を駆け上がります。日陰がなくなったのでめっちゃ暑い。

 12:11高丸山山頂に到着。

 鉢伏山の全景がよく見えます。冬の景色を知っていると夏の景色を見た時尚更新鮮に感じますね(n回目)

 冬は盛況なリフト降り場も夏の間は動かずひっそりと…

 ってなんか似たような話をずっと繰り返しているような気が…?

 Yahooのお天気アプリをみたところ氷ノ山の鳥取県側では結構強烈に雨が降っている模様。

 まあ結構標高がありますし、あの山雲が超えてきて雨が降るなんてことはないでしょうね〜(フラグ)

鉢伏山〜ハチ高原

 12:58鉢伏山山頂に到着です。

 なんか雲行きが怪しいような…

 兎にも角にも腹が減っては歩けぬ、ということで昼ごはん。

 メスティンと固形燃料でお湯を沸かしてmont-bell製のリゾッタを作ります。

 バーナーなんて持っていなかった頃が懐かしい。

 食後の休憩中に鳥取県側の方を観察していると何やら霧のような…

 どうも雨雲レーダーを見たところ雨が降っている模様。降っている水がまるで煙のように見えているようです。

 ってことは結構な勢いで降っているってことじゃ…

 そしてしばらくゆるキャン△を読み耽っていると…

 気づけば周囲は分厚い雲で覆われ真っ暗に。朝の良い天気はどこへやら。

 日本海側から続々と雲がやってきて今にも雨が降り出してきそうです。

 急いで身支度をして下山を開始。

 周囲に何もない山頂で万一雷雲なんかが来たらたまったもんじゃありません。

 そしていよいよ稜線を雨雲が越えてきています。

 さっきまでいい天気だったのに…山の天気は変わりやすいってことですかね?

 とりあえず木々が生えているところまで急いで退避して雨具を着用。

 何とか降り出す前に凌ぎやすい場所まで辿り着きました。

 このタイミングですれ違って登って行った人は大丈夫だったのか…

 その後は一気にゲリラ豪雨に降られお察しの通り。

 林道を歩いて下るだけだったのでまだマシだったのかもしれません。もう少し雨を警戒すべきでしたね…

 何んとか鉢伏山の麓に戻り雨宿りできる頃には雨は弱まり晴れ間も覗くくらいに。

 はぁぁ…疲れた…

 ザックはこの通りびしょびしょ。

 まあ内部は防水なので問題ありませんがとにかくこのザックでよかったです。

 後はお家まで帰って終了。お疲れ様でした〜

エピローグ

 低山を飛び出し県北の山に行ったわけですがゲリラ豪雨に遭遇するという結果に。

 装備も持っていましたしことなきを得ましたが、もうちょっと天気に関しては警戒しておいた方がいいなと感じました。

 それが今回の反省点です。

 それでは〜👋

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