プロローグ
どうもどうも、polarisです。
今回は富士山北側の鳴沢村でオリエンテーリングの全日本大会が行われるとのことだったので、最近随分と熱が入り始めた僕ももちろん参加するのであります。
神大の皆様はレンタカーで乗り合わせて向かうそうですが、協調性皆無の僕は公共交通機関を利用して向かうどころか一人キャンプ場でソロキャンしてしまう始末。救いようがないですね。
それはともかくとして、少しずつ秋の足音が近づいてくる今日この頃。気温一桁キャンプを無事乗り切れるのか注目です。
本編
久しぶりの夜行バス
さてさて、本日は10月の7日。しっかり学校もバイトもこなした後大急ぎで大阪駅にやってまいりました。
どう頑張っても前泊が不可能であるため仕方なく夜行バスに頼ることにしたわけですがなかなかハードなスケジュールだった気がします。
こうしてみると梅田の阪神百貨店も華々しくてでかい建物ですね。
利用するのは近鉄バスと富士急行バスの共同運行便である「ふじやまライナー」です。
大阪梅田発ではなく天王寺発のバスですが大阪と京都から乗車の方が多い印象でした。
出発は22:15、定刻より若干遅れて河口湖へ向けて出発です。
車内はこんな感じ。まあ良くある3列独立シートの夜行バス車内って感じですね。
今回は運良く仕切りがある窓側の座席に配置されましたが、周りのスペースのこと考えると真ん中の列の方がいいのかもしれません。
それにしても座面と足元がほっかほかで暑いのですが何故なんですかね?
バスは京都駅八条口を経由してスムーズに新名神高速へ。途中の土山SAで40分ほどの休憩がありました。
深夜のSAらしく夜行バスや大型トラックで駐車場は埋め尽くされています。日本の物流を支える縁の下の力持ちですね。
深夜0時も回ったと言うのにラーメンを注文してしまいました。
深夜のSAで一人ラーメンを食べているとなんだかすごく物悲しくなってきて勝手にしみじみしてました。わかりません?
こんな時間だと言うのにSAの建物の中は多くの人で賑わっていました。
食後バスに戻ってすぐに就寝。案外すぐに寝てしまうものですね。
起きたのは最初の停留所である東静岡駅手前。まだ河口湖までは2時間以上かかる道のりです。
途中かの有名な薩埵峠で海の方を眺めます。富士山は残念ながらカーテンが閉まっていて前方を確認できずじまいでした。
てっきり御殿場の方から回り込んでいくのかと思っていましたが朝霧高原など西方面から回り込んでいくようです。
ここでようやく富士山がお目見え。曇り空ではありますが円錐形の綺麗な富士山が見れました。
富士の樹海の中を颯爽と走り抜け、富士山駅・富士急ハイランドに停車したのちバスは目的地へ到着です。
全日本ミドル
08:30、河口湖駅に到着です。予定よりは少し早めに着いた感じです。
これなら予約しているもう1本前の送迎バスに乗れたかもしれませんがあまり急いでいるわけでもないのでまあ良いでしょう。
次の送迎バスまで1時間ほど時間があるのでせっかくですから河口湖の湖畔まで行ってみることとします。
早速現れた石垣が火山岩質なのを見て「あぁ、ここが富士山麓なんだな」としみじみする変態です。
神戸より幾分か標高が高いのでだいぶ涼しく感じます。紅葉は…まだまだこれからといったところですね。
河口湖大橋の南側のこんもりした森が今日宿泊するニューブリッヂキャンプ場のようです。
ほどほどに湖畔をぶらぶらしたら再び河口湖駅前へ。
途中農家の方がトラックでマスカットを販売していたのでついつい購入。5房で2,200円は尋常じゃなく安い!
高くは売れない少し出来損ないのやつだそうですが甘くてみずみずしく非常に美味でした。
頃合いになったので送迎バスに乗車。鳴沢村の会場まで向かいます。
CC7と言い全日本といいバス輸送があるのは非常にありがたいです。
オリエンやってる時は写真なんか撮れないので会場の写真だけでも。
雲がだいぶ重たい感じしてますがなんとか降られずにすみました。競技の結果は後ほど。
ニューブリッヂキャンプ場
またまた送迎バスに乗車して河口湖駅に戻ってきました。
新宿行きの高速バス乗り場には大勢の人が並んでいますね。ここからなら僕は電車を使うかなぁ…
駅から30分ほど歩いてニューブリッヂキャンプ場へ。
ふき晒しじゃなくてある程度雨や風を防げそうなのはポイント高いですね。
管理棟で受付を済ませ早速設営してしまいます。
林床は暗いですがその分スッキリ開けていて地面の凹凸もないので想像以上に快眠できそうな環境です。
というか今までのキャンプ場はみんな傾斜があったので平地で寝られるだけ幸せかもしれません。
手早く設営したつもりでしたが10分以上かかってしまいました。
この時期にもなると虫の数もだいぶ減っていますし気温もほどほどでキャンプがすこぶる快適です。
晩御飯は30分ほど走ってバイパス沿いのほうとう屋さんへ。先輩方が行ってる店に突撃してきました()
もっちりとした太い麺とドロっとしたスープでお腹いっぱいに。想像以上に腹が満たされました。これなら夜食は食べなくて良さそうです。
一旦キャンプ場に戻ってしばし休憩した後、近くの温泉「開運の湯」へ向かいます。
湯船は室内と屋外に一つずつと決して大きい温泉ではありませんがちょうどお客さんの切れ目だったようで貸切状態で満喫できました。
露天と外気浴を交互にするのが気持ちの良い季節です。冬はちょっと寒いかな…
対岸の温泉街の灯りがとても綺麗です。
ソロキャンはちょっともの寂しいですがふらっと出掛けていろいろなものを気ままに見られるのはとても魅力的だと思います。思いませんか?
明日はゆっくり起床しても大丈夫なはずですが万一寝坊しても大丈夫なように荷物は纏めてから就寝です。
シュラフに潜り込めば半袖でも全く寒さを感じないくらい暖かいです。最高ですね。
河口湖朝ラン
腕時計のアラームと共にきっかり0500に起床。
マスカットティーとチョコレートで頭を叩き起こします。山の上では味わえない贅沢ができるのはキャンプのいいところですね。
今日は昨日以上に長い距離を走る予定なので予めしっかり準備運動。出走前に怪我してちゃ元も子もないですからね。
朝日に照らされた雲の色彩が実にいいですね。早起きは三文の徳とはよく言ったものです。
河口湖大橋より西側の河口湖です。ずーっとのんびり眺めていたくなります。
澄み渡った青空が暖かく明るくなっていくのもいいですが、こうして雲が彩られていく方が好きかも。
河口湖大橋を渡って対岸を振り返ると綺麗な富士山が…?
残念ながら今日は見えませんでしたね。次回に期待しましょう。
ひんやりと静まり返った湖畔をのんびりランニング。
朝早くだというのに水際にはたくさんの釣り人が集結してキャスティングしていました。何が釣れるんでしょうかね?
湖畔に聳え立っていた謎のモニュメント。
何かしら芸術的な要素があるのかもしれませんがセンスのない僕には全くわかりません。
正直なところいうと対岸の山々を見て癒されてたところ目に飛び込んでくるので普通に害…
全日本ロング
キャンプ場に戻って朝ごはんを作ります。とは言ってもお湯に麺ぶち込むだけなのですがね。
安定と信頼のジェットボイルも使って1年と半年ですか…時間が経つのは早いものですね。
もうこの旅の途中では太陽は拝めないかなと思っていたばかりに日差しが差し込んでテンション爆上げです(笑)
本来ならもう1泊して明日は観光の予定でしたが雨が降る予報とのことだったので大人しく帰ることとします。
最後に河口湖をひと目見ておきます。
炊事場や水洗トイレ、売店やシャワールーム・コインランドリーなど少し古めでしたがいろいろ便利なものがあるニューブリッヂキャンプ場、非常におすすめです。
近くにローソンや温泉があるのもポイント高いです。
河口湖駅から送迎バスで会場まで移動し吉田うどんを早めのお昼ご飯に。
先輩方は出走時間が早かったようで僕が到着した時には山の中をすでに駆け回っていたようです。
そんなこんなで僕も出走し山の中を這いずり回って帰ってきました。
2回目のお昼ご飯をレストランで食べようと思ったのですがあまりに混雑していたので断念。
アイスとサイダーでなんとか腹を満たします。美味しかったですけどね。
限界帰宅?
部員全員が帰還したことを確認している間に雨が降り出してきました。競技中に降ってこなかっただけ良心的ではありますね。
表彰が終わったら僕は皆と別れて一人帰途に。
河口湖から高速バスで三島駅に出てそこからひかり号で帰ります。
全国の有名どころの温泉では必ず見かける「温泉むすめ」。
河口湖温泉もその例に漏れずキャラクターが設定されているようです。
雨じゃなけりゃもうちょっと観光したのにな…
発車時刻の1700までのんびりと待っているとどこかで見たことのあるようなバスが。
先日沼津でいやというほど見たラブライブラッピングのバスでした。
ここまで来てるんだな〜へ〜とか思っていたら自分が乗るバスだったというオチです。
流石にバス車内では疲れていたためか爆睡。夜だったから窓の外は何も見えなかったのが幸いです。
諸事情で少し懐かしい三島駅ですがカフェ以外にご飯を食べられるところが少ないのが残念。
三島駅なんぞに目もくれず爆速で通過していくのぞみ号を眺めていると新大阪駅行きのひかり号が入線。もちろん乗車します。
指定席を変えるかハラハラしましたが全然普通に変えて安堵です。
流石に晩御飯がないのは嫌だったので車内販売でカツサンドと新幹線カタイカタイアイスを購入。
なんだかんだで乗車するたびに買っている気がしますが美味しいのでOKです。
車窓を眺めたりウトウトしたりしているうちにあっという間に新大阪に到着。
自宅まではまだ距離がありますがひとまずここでしゅーりょーです。
お疲れ様でした〜
エピローグ
雨の中テント泊して撤収するストレスとその日に観光する喜びを天秤にかけて結局帰ってきてしまったので観光要素がほぼ0だったのが残念なところ。
テントの設営はだいぶ手際良くできるようにはなってきたのでもっと練習して更に素早くできるようになりたいですね。
ちなみにオリエンテーリングの結果ですが…
1日目のミドルディスタンス、2日目のロングディスタンス共にM20Aクラスで出走してどちらも準優勝という結果でした。
20歳以下、強い人は軒並みエリートクラスという比較的有利な条件でしたが入賞することができて嬉しいです。
これで来年はM20Eクラスに出場できるはず…かな?
登山以上にオリエンテーリングをやるようになって活動記録をまともに書けていませんがぼちぼち頑張ります(笑)
それではまた〜👋
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