はじめに
いよいよやって来ましたよ…北の大地にね!ヒグマが怖くてなかなか踏み出せなかった北海道への一歩はヒグマと遭遇するリスク爆上げのオリエン、しかもちゃんとフォレストが契機になりました。
この記事が上がっているということは喰われてはいないということでしょうけども、大型哺乳類ひしめく過酷な土地でなんとか頑張っていきましょう。
空港で降りた瞬間めちゃくちゃ涼しくて天国かと思いました(笑)
大会情報・成績
- 2023/7/8(土)
- 大会:第28回札幌OCL大会1日目
- 出走クラス:M21E
- 成績:30/38(巡航133.8/ミス率11.6)
目標
- 40分以内に完走
- 生きて帰ってくる
レッグ毎分析
△→1
- ラップタイム:1’51
- 積算タイム:1’51
- 相対値:119
- ミスタイム:-0’14
- レッグ順位:13
- 積算順位:13
Plan
フラッグから直進。
Do
フラッグを見てコンパスを振って直進開始。少し左目に逸れたが道に乗ったのでリロケして尾根上のポストへ。
Analysis
逆整地しない限り飛ぶことはないのでプランとしては問題ないがもう少しきちんとレッグ線を意識して進めばロスを減らせそう。
1→2
- ラップタイム:1’41
- 積算タイム:3’32
- 相対値:138
- ミスタイム:0’03
- レッグ順位:29
- 積算順位:19
Plan
道の曲がりからコンパス振ってアタック。
Do
概ねプラン通り。曲がりギリギリからアタックしたかったが沢に阻まれて少し戻ることになってしまった。
Analysis
細かい地形が見えていれば対処できていたかもしれないが先読みしていたので小さな沢に気づけなかった。仕方ない気もする。
2→3
- ラップタイム:2’27
- 積算タイム:5’59
- 相対値:141
- ミスタイム:0’07
- レッグ順位:34
- 積算順位:29
Plan
林の中を直進し尾根数でアタック。
Do
コンパスを振っていい感じの斜面を切って進む。右手の道路と尾根数で沢を見てアタック。
Analysis
迷わず森の中を突っ切って行ってしまったが普通に道に出てから適宜道に入ってアタックして行ったほうが速かった気がする。
3→4
- ラップタイム:2’07
- 積算タイム:8’06
- 相対値:143
- ミスタイム:0’08
- レッグ順位:29
- 積算順位:31
Plan
道を走ってオープンの切れ目からコンパスを振りアタック。
Do
概ねプラン通り。
Analysis
一番いい感じのルートのつもりだったがあまり速くなかった。
4→5
- ラップタイム:5’23
- 積算タイム:13’29
- 相対値:188
- ミスタイム:1’33
- レッグ順位:38
- 積算順位:33
Plan
道に乗って引っ張り曲がりから道を外れ尾根の斜面をコンタする。
Do
道まで脱出しオープン沿いの藪まで引っ張る。藪と曲がりを見てコンパスを振って方向を確認し尾根を目指して斜面を降っていく。しかし降っていくとどういうわけか正面に予想外のとんでもなくデカく見える斜面が聳え立っているので沢底まで降ってしまったのではと勘違い。そのままその場で右往左往していたが今一度地図を見直すと尾根が急峻に見えるかもしれないことに気がつく。その判断を信じて再度コンパスを振りコンタしていくとポストがあった。
Analysis
プランはレッグ線上を歪ませていく形で最短距離を取るイメージだったが地形の把握が疎かだったことで予想外の光景に動揺してしまった。途中までは問題なく進行できていたのでもっと地形を見る意識をつける必要がある。今回の場合、目標の尾根は上部は緩いが降っていくと急斜面になるので下から見上げると壁のように見えることは予測できたはず。
5→6
- ラップタイム:3’33
- 積算タイム:17’02
- 相対値:207
- ミスタイム:1’16
- レッグ順位:36
- 積算順位:35
Plan
沢をコンタして切り尾根を乗り越えオープンの先の尾根にアタック。
Do
プラン通りにはうまく行った。急斜面だったので思っていたよりも減速していたようだ。
Analysis
プランは実行できたが谷底の大きな道まで降って再度登る形でアタックした方が速かった気がする。距離は伸びるけどスピード出せるしそこまでアップ損もない。ちゃんと地図読みしよう。
6→7
- ラップタイム:4’04
- 積算タイム:21’06
- 相対値:144
- ミスタイム:0’17
- レッグ順位:35
- 積算順位:34
Plan
尾根上まで登り道に出たら引っ張り藪からアタック。
Do
概ねプラン通り。登りで走れなかった。
Analysis
プランは最短だと思うが全然走れなかったのでかなり遅くなってしまった。ミスタイムはないからいいか(良くない)。
7→8
- ラップタイム:3’02
- 積算タイム:24’08
- 相対値:169
- ミスタイム:0’38
- レッグ順位:34
- 積算順位:35
Plan
直進する。
Do
概ねプラン通りだったが比較的地形が平らだったことで切った尾根の本数まで意識が足りず途中で一時停止。まだだと気づいてもう一度進み直すと問題なくあった。
Analysis
直進をすると決めたのに直進に乗り切れていないのが良くない。太めの車道という大きなストッパーがあるのだから臆せず突撃するべきだった。このテレインのD藪は十分切れる。
8→9
- ラップタイム:2’45
- 積算タイム:26’53
- 相対値:152
- ミスタイム:0’20
- レッグ順位:25
- 積算順位:33
Plan
道に出て引っ張り尾根からアタック。
Do
概ねプラン通り。道を跨ぐときに地図表記のない高めの柵があって億劫だった。
Analysis
多分最短のルート?尾根上からアタック目掛けての方向がズレたがきちんと修正しててよかった。
9→10
- ラップタイム:1’08
- 積算タイム:28’01
- 相対値:133
- ミスタイム:0’00
- レッグ順位:26
- 積算順位:33
Plan
尾根を切る直進。
Do
概ねプラン通り。実際はコンタもしている。
Analysis
短いレッグだったので脳死で直進した。相対値デカくないからヨシ。
10→11
- ラップタイム:3’24
- 積算タイム:31’25
- 相対値:124
- ミスタイム:-0’17
- レッグ順位:21
- 積算順位:31
Plan
道に出たら谷をコンタしてコンパスを振り尾根上の道へ。道の曲がりからアタック。
Do
道を辿って大きめの沢に入ったら分岐からコンパスを振って斜面を登る。左にエイミングオフ気味で道に当てる。実際は上りに負けて沢を巻いて登り切ると人特があった。
Analysis
脱出時オープン目掛けて行っても良かったかもしれない。その後はプラン通りなので良さげ。
11→12
- ラップタイム:2’27
- 積算タイム:33’52
- 相対値:145
- ミスタイム:0’11
- レッグ順位:30
- 積算順位:32
Plan
直進。
Do
概ねプラン通り。途中で減速しているのでちゃんと走りたい。
Analysis
個人的にはかなりうまく行ったつもりだったのだがそんなに速くなかった。北海道ぽくて好き。
12→13
- ラップタイム:1’28
- 積算タイム:35’20
- 相対値:139
- ミスタイム:0’03
- レッグ順位:24
- 積算順位:30
Plan
道に脱出して地形見て尾根にアタック。
Do
概ねプラン通り。右手を見上げていると下から見えたのでスムーズに行けた。
Analysis
特にいうことなし。
13→14
- ラップタイム:1’28
- 積算タイム:36’48
- 相対値:126
- ミスタイム:-0’05
- レッグ順位:20
- 積算順位:30
Plan
直進する。
Do
概ねプラン通り。特徴物が少ないので下手に見るよりもきっちり直進できたら大丈夫だと思って進んだ。
Analysis
入る尾根にきちんと乗れていたのでヨシ。どこを見れば確実に入れるだろうか?最終のCPが補助コン付きの緩い沢くらいしか見当たらない。
14→15
- ラップタイム:1’45
- 積算タイム:38’33
- 相対値:145
- ミスタイム:0’08
- レッグ順位:22
- 積算順位:30
Plan
コンパス振って登れぇぇぇ。
Do
登った。疲れた。
Analysis
道に出るか迷ったけど普通に真っ直ぐ行けば行けると判断して登る。傾斜変換もあるから流石に大丈夫。
15→16
- ラップタイム:1’36
- 積算タイム:40’09
- 相対値:135
- ミスタイム:0’01
- レッグ順位:31
- 積算順位:30
Plan
綺麗めな緩い森を走る走る。
Do
道に出てもいいかな〜と思いつつ複数人走っていたので森の中を走ることにした。
Analysis
道に乗った方が幾分か速いけどミスって萎え萎えだったのでそんなに頭が回らなかった。
16→◎
- ラップタイム:0’38
- 積算タイム:40’47
- 相対値:123
- ミスタイム:-0’03
- レッグ順位:18
- 積算順位:30
Plan
走る。
Do
走った。
Analysis
疲れた。
反省点
地図読み
沢の見落としとか地形の勘違いとか地図が読めているようで読めていない。ルートプランはざっくりとしか立てないタイプなので読んでいない部分も多いとして、必要になるであろう大まかな地形の情報を頭に入れきれていない。
そのため「あれ?」と思ったところで止まってしまいロスタイムになってしまう。きちんと止まれることは大事だがきちんと読めれば止まらないで済む部分も多いので改善したい。
覚悟が足りていない
ルートプランをざっくりとしか立てずにコンパスを見てきちんと進めているかどうか確認するタイプなので途中で止まってしまうと読んでいない分照合に時間がかかる。
必要のないところで止まって時間を無駄にするくらいなら、どっしり腹を据えて覚悟の上で攻め切る走りをしないといけない。特に直進すると決めたならストッパーの部分まで走り切るためにもそこだけでも地図を読んで進み切りたい。
感想
北海道まで行って走ったのにけちょんけちょんにされて涙も出ない自分。まだまだ改善の余地しかないなと改めて思いました。
地図を読めているようで全然読めていないし立てたプランを遂行し切ることもできていない。レースはボロボロでしたが改善すべき点を明確にできたのは良かったかな。体力以外にもミスタイムを減らせる部分は大きいと感じたので一旦よく考えてどこを削っていけば良いか計画しよう。
レースは散々でしたがテレインはとても面白かったです。こんなに狭いテレインでも素晴らしいコースが作れるんだと驚きました。やはりコースプランナーの力はすごい!
走り切った後にメロンが待っているの控えめに言って最高すぎたので来年もぜひ参加させていただきたい所存です。クマ怖いけど(笑)
神大OLK/OLP兵庫 横江明弘
諸情報
使用地図:オテーネ丘陵
記録・分析:Lap Center
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