プロローグ
さて、春インカレの旅2日目です。前日は天竜浜名湖鉄道を乗り回したりかもめに振り回されたり思う存分楽しんだわけですが、本日も負けず劣らず楽しみますよ。
今日の予定は…本編を見てください(笑)
与太話はほどほどに本編です。
春インカレの旅:1日目
本編
中田島砂丘
朝ランはあまり好きになれない僕ですが、本日もおはようございます。ただいまの時刻は間も無く6時になろうというところ。
宿泊地である浜松駅からずっと南に4kmほど向かったところにはですね「中田島砂丘」というちょっとばかし有名な景勝地があるそうなのでランニングついでに向かっていると言うわけです。
たぶん日の出には間に合うけどもうかなり空が明るくなっています。
30分ほどランニングをして住宅地を抜けると突然現れるこの景色、荒涼とした砂浜が一面に広がる景色は土の色も相まってさながら月のようです。
とりあえず海が見えそうな正面の尾根…堤防の上まで向かいます。
西の空には沈みかけた月がぼんやりと浮かび上がりなんだか奇妙な光景。伊豆大島ではレースに集中していたのであまり景色をじっくり眺める余裕がなかったのですが、この世のものとは思えない景色です。
それにしても日の出前の3月上旬、ウィンブレは着ていても風が吹くとやはり肌寒いのでそこら辺のコブの風下に隠れて日の出を待ちます。完全に不審者です(笑)
かといってぼーっとしているだけだとつまらないので時々波打ち際まで行ってみたり。いつも見ている瀬戸内の海と違って外洋から直接打ち寄せる波は些か荒々しいように感じます。
今見えているところをずーっと南まで行ってもひたすら太平洋だと考えると地球って広いなーって感想になります(小並感)
この日の日の出の時刻は0620、東の空から濃いオレンジ色の太陽が昇ってきます。当たり前ですが東には陸地が続いているので海から登ってくる朝日…なんてのはないわけです。
それにしても今日の太陽と月はどっちも「ぎょろっ」とした見た目をしてますな。
今日も今日とて予定が詰まっているので日の出を見るのもほどほどに宿泊先に戻って身支度をしましょう。先はまだまだ長いですから。
こっちの写真の方が「砂丘」って感じがするかも。薄い青空もいいですね。
帰り道をどうしようか考えましたが、早く帰りたかったので来た道をそのまま引き返します。中田島街道って言うらしい。
途中「馬込川」という川を渡りましたが、水面に映る太陽がとても綺麗でした。風が凪いで鏡のようになった水面が印象的。別の場所では少し早いですが桜が咲いていました。
浜松城
ホテルで朝ごはんを食べて昨夜のうちに片付けておいた荷物を引っ提げてチェックアウト。何も観光して帰らないのは少し勿体無い感じがしたので浜松城に寄って行きます。
浜松駅のバス乗り場が多すぎてどこから乗ればいいか謎でしたが適当にそれっぽさそうなバスに乗り込みます。ICカード使えば良かった。
10分かそこらで浜松城に到着。浜松城はそんなに大きな城ではないので割とサクッと回れると聞いたのでやってきました。一応天守閣もあるんですね。
うちの最寄りの明石城は残念ながら天守がないので城って感じがしないので…適当でいいから作ってもらえたりしないもんかなぁ
200円か、300円か忘れましたが入場料を払って天守閣の中に入ります。中は地下を含めて4階建てで家康のこととか色々展示してました。日本エアプ勢なので詳しくは浜松城まで(笑)
アニメーションや模型による解説はもちろん鎧の展示なんかもあったりして見応えはあると思います。そういえばこの天守閣は再建された天守らしいです。
最上階の展望台からは浜松市街を一望することができます。都会すぎず田舎すぎずでちょうどいい規模感の街並みですね。
バスもたくさん走ってたしなんだかんだ住み良さそうな街でした。神戸の方が住み良いけどね(笑)
天守閣も良かったですがすぐ北側にある日本庭園も浜松城に行ったら外せません。めちゃくちゃ長閑で居心地の良いところです。
特にこの東屋が格別で流れ落ちる滝の音を聞きながら泳いでいる無数の鯉を眺めているとだんだん気が遠くなって…縁側に座って1日潰せるんじゃないか、それくらいいい場所でした。離れるのがめっちゃ名残惜しかったです。
もう3月の中旬に差し掛かっていることもあり梅の花はちょうど見頃を迎えていました。気についた花ももちろん綺麗ですが、池に落ちた花びらと青空の反射が言葉に言い表しにくいですがとても良き。
比較的朝の早い時間帯、しかも平日ということもあってほとんど人がいなかったこともあって美しい日本庭園を独り占めできました。浜松に行ったら是非行くことをオススメします。
沼津港深海水族館
のんびり日本庭園を満喫したので東に向かいましょう。まだまだ目的地までは遠いですから。
0950発の普通静岡行きに乗車。相変わらずロングシートなのが残念ですが仕方ないです。2時間耐えれば次の目的地の沼津ですから。
途中の島田駅で普通沼津行きに乗り換えます。さっきの普通で静岡まで行ってそこで乗り換えでも行けないことは無いですが、途中駅から乗り込むことになるので着席できない懸念があるのでね。
もし青春18きっぷで静岡のあたりを旅することがあれば乗り換えには気を遣った方が幸せになれることが多いです。なかなか直通してくれる便は少ないですから。
正午を少しすぎたあたりで沼津に到着。大体半年ぶりの再訪ですかね、何も変わっていませんでした。そりゃそうか。
今日は流石に港まではバスで…と思ったらなんか変なのが停まってる。素通りしようと思ったら…なんとこいつが僕の乗車するバスでした。冗談キツいって(笑)
EVバスか水素バスからしく最高速度20km未満で定員20名らしい。公共交通機関としてはかなりの欠陥品で度肝を抜かれました。どうしてこうなった…
車窓が流れるのが遅いせいか到着するまでめちゃくちゃ時間かかった気がします。アレの何が良いんだか…
気を取り直して前回来訪し損ねた「沼津港深海水族館」に行きます。全国でも珍しく深海に住む生き物をテーマにした水族館だそう。一人水族館の実績解除です(笑)
撮った写真を全部お見せしてしまうと訪れる誘因がなくなってしまうのでほどほどに。とりあえずどいつもこいつも「曲者」揃いで見応えは抜群です。
可愛いやつからゴツくてイカついやつまで十人十色。水族館といえば個人的にはデートで行くところというイメージが強いのですがここは友人とワイワイしながら回ると楽しそうな所でした。
こんな感じで駿河湾の深海を模した水槽もあって見どころ満載という感じ。タカアシガニ?か詳しくは分かりませんがめちゃくちゃデカいです。ちょっと怖くなるくらい。
「沼津港深海水族館」のブロックが図らずもいいポジションに来ていてサムネイルなんかに良さそうな写真が撮れました(笑)
この水族館の目玉の一つがこの「冷凍シーラカンス」です。生きた化石としてよく名の聞くシーラカンスが死んだ状態でガッチゴチの氷漬け…なんとも頭がこんがらがりそうなシチュです。
実際に近づいてみると想像以上に大きく体長2m以上はあるのでは無いでしょうか。甲冑のような鱗が凍りついて尚その質感を保っています。
他にもぷかぷかと青く照らされながら水の中を漂うクラゲや、個体ごとに色の違う鮮やかなエビたちなど個性的な生き物がごまんといます。
キリがなさすぎて仕方がないので紹介はこんなところで。めちゃくちゃ面白いところなので沼津にお越しの際は足を運んでみてください。
沼津寿司三昧
さて、実は今日の本題は中田島砂丘でもなく深海水族館でもなくこちら。沼津港で水揚げされた(であろう)美味しいお魚さんを食すことです。
前回はららぽーとのしらす丼を食って腹を壊すという情けないことになってしまったので今回はきちんと新鮮な港でお魚三昧です!
まず注文したのが日本人定番のお魚であるマグロ。メニューには「天然南まぐろ赤身」でした。
口に入れてみてはっきりとわかる違い、そこらのスーパーの縮れた身とは全く違うコシがある赤身が良い。個人的にマグロはめちゃくちゃ好みというわけではないのですがこのマグロは何度だって食べたくなりました。
続いては深海魚の王道「金目鯛」。一貫で400円くらいする大学生には随分と贅沢な品です。しかし、伊豆大島で食べ損ねた以上ここで食さねばいつ食すというのか!
身がほんのりピンク色ですごく美味しそう。食べてみるとこれがまた甘い、甘いけど砂糖の甘さとは全然違う。しっとり肉厚で噛みごたえ抜群、噛めば噛むほど美味い。今まで食べてきた生の魚類の中では断トツで美味しかったです。
お次は定番の赤海老。「深海赤海老」というメニューでした。
めちゃくちゃ濃厚で美味しかったですが、金目鯛ほど格別に飛び抜けて美味しいというわけでもなく…無難に美味しいといったところです。
そしてメニューを見た時からワクワクが止まらなかった「駿河湾深海魚三種味比べ」です。手前から目鯛・赤海老・アブラボウズと並んでおります。
まずは目鯛を一口。真鯛よりしっとりした舌触りでモチっとまではいかない柔らかな白身。金目鯛のような甘さはないですがとても上品な味です。
赤海老は…割愛して、アブラボウズをパクリ。かなり脂の主張が激しいですがレモン汁をかけて食べるにはむしろちょうど良いくらいだったり。食べすぎると悲惨なことになるらしいですが、もうちょっと食べたくなる味でした。
「水深2500mから深海汁」と訳のわからなくなりそうなお吸い物も注文しました。まあ、簡単にいったらあら汁ですね。
魚と甲殻類の出汁がふんだんに出ているようでごっつい美味しかったです。俺が食べたこのエビなのかよくわからない生物は果たして何だったのか…
これで食べ納め…のはずだったのですが…
食欲には勝てなかった…金はあるんや!ということで「白子手巻き」です。
自分時たまスーパーの鮮魚コーナーに行って白子買ってきて白子ポン酢作るんですが、もうね、絶世ですわ。格が違いました。
海苔で軽く包んで齧り付いたらもうそこは天国です。溢れ出る白子の濃厚な味!もう言葉なんていらない。言葉なんて野暮なものは捨てて、さあ貴方も沼津へお越しください。
お寿司を堪能し3千円を上納したらお隣の沼津みなと新鮮館に移動。中にもたくさん飲食店がある他、干物を売っている店やラブライブのショップなど多種多様でした。
そんな中お茶の専門店を発見。ソフトクリームやドリンクなどいろいろ売っていたので迷わず抹茶ソフトを購入。流石に専門店なこともあってめちゃくちゃ濃厚な抹茶でした。
千本浜・仲見世商店街
次の電車の時刻まで幾分か余裕がありそうな感じだったので近くの千本浜というところに立ち寄ります。以前日没後にここを走ったのですが真っ暗で何も見えなかったんですよね〜
遥か遠くに富士山が見えて…はいませんね。でも、滑らかに曲がっていく砂浜の形は美しいです。東を向けば伊豆半島の北側が見渡せます。思ってたよりも伊豆半島ってデカいんですね。
千本浜という名前の通り堤防よりも陸側にはこのような感じで無数の松の木が生えています。確かにこれは千本浜って感じですね。
もしここがテレインだったらめちゃくちゃ楽しそうだなーとも思うんですが静岡の人がO-Map化したりしてないんでしょうかね?
のんびり散策していたらあっという間に帰る時間になってしまったので沼津行きのバスを探します。この辺りは割とバスの本数が少なめで目的の列車に乗れるか結構怪しい感じでしたがギリギリバスに乗れました。
何と面白いことにこのバス停片方の方面にしかバス停の標識がなくそれを知らずに待っているとバスが素通りしちゃうんだとか何とか。ちょうどバス停の目の前のお家のおばあちゃんが教えてくださいました。普通に欠陥な件。
相変わらず仲見世商店街はラブライブの主張が結構激し目。前来た時と何も変わってなくて安心しました(笑)
流石に平日の昼間なこともあって人通りは少なくキャラの濃さそうな人たちばかりでしたが土日はきっと多くの人で賑わっているんでしょうね。
仲見世商店街を半ばダッシュで駆け抜けギリギリのところで御殿場線の列車に乗車します。1534発の御殿場線経由、普通国府津行きです。
御殿場線はその名の通り沼津と御殿場、国府津を結んでいる路線なので裾野のあたりを走っている時は富士山を一望できます。今日はちょっと霞んでたかな。
国府津駅で東海道線に乗り換えます。熱海始発の高崎行きです。これに乗れば今日中にでも十分栃木まで向かうことができるのですが、あえてそうはせず新橋駅へ向かいます。
え?何で新橋に向かうのかって?それはだね…
東京湾岸ソロドライブ
伊豆大島大会の時に汐留スプリントで訪れた汐留エリア。本日こんなところにやってきたのは理由がありまして…
その理由というのはこの汐留タワーの地下駐車場にございます。
うっひょぉぉぉぉぉ運転楽しいぜぇぇぇぇぇ!!!!!
そうですね、e シェアモビのステーションが汐留タワーの地下駐車場にあるんですよね。暇つぶしのために東京ドライブという訳です。免許取って2週間ですが(笑)
ちなみにお台場寄って舞浜まで湾岸道路を爆走しました。
竹芝客船ターミナルに寄ってみたり、汐留エリアの数多ある立体交差を下から眺めてみたり。
セレナ e-power の高性能さも相待って非常に快適な東京湾岸ドライブでした。隙あらば運転したい衝動に駆られてるのでヤバいかも知らん(笑)
ちなみに汐留タワーの地下駐車場は平面ではなくなんかごっつい機械がガッコンガッコン動いて車を飲み込んでいくという形式。
なかなかに男心くすぐられる様子でめっちゃ楽しかったです。ちなみに僕以外の利用者はみんな身なりの良いおじ様方で自分のようなクソガキは一人もいませんでした(笑)
無事に運転を終えて車を返却したら山手線で秋葉原駅へ。今日も今日とて秋葉原の快活が僕の宿泊地ですから。翌朝も5時起きやし大変やなぁ。
そういえばトキちゃん引くの忘れてました、ぴーすぴーす。というかこの日3/9でガチャ期間が3/8までってもう終わっとるやんけ()
エピローグ
いつもの鉄道旅に免許を手にいれたことでほぼあらゆる移動手段を活用できるようになったのでいよいよ何でもありになってきましたね。公共交通と車を組み合わせれば旅そのものにさらなる彩りと活力が漲ってきます(笑)
春インカレ前なのにやりたい放題やっていますが明日はいよいよモデルイベント。3週間ぶりに日光に舞い戻ってインカレ前の最後の調整です。
なんだか鼻がむずむずする気がしなくもないけど…まあ、気のせいですね。
次回、横江死す(花粉症)。デュエルスタンバイ!
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