プロローグ
昨日はピラトゥス山に登り、本日はこの旅のハイライトの一つである「グリンデルワルト」探訪です。ついにこの地に…
グリンデルワルトと言えば日本人でも知ってるスイスの超有名な山岳リゾート。ツェルマットと双璧をなしている、と勝手に思っています。サン・モリッツは?って?知らんな。
兎にも角にも、ようやくこの地に来れたのですから堪能しない手はない!ということでしっかり走っていきましょう!
活動概要
本編
いざ、グリンデルワルトへ!
ぐっどもーにんぐ、えぶりわん。おはようございます。本日もスイスはルツェルンからお送りいたします。こちらは早朝5時台のルツェルン中央駅の様子です。始発のトロリーバスで出てきました。
本日の題目はグリンデルワルト観光ですが、まずはこの「パノラマエクスプレス」という列車に乗ってインターラーケンへと向かいます。
パノラマエクスプレスと言うと豪華食事付きのツアー列車のことを指しますが、この子は至って普通のパノラマ展望車。まあつまり日本でいうところの「ワイドビュー」だと思ってください。
ルツェルン駅からは昨日は雲に隠れて全景を見渡せなかったピラトゥスが。朝焼けに照らされてモルゲンロートしています。これだけで早起きした甲斐があったと言うものです。
定刻通りに列車は発車。インターラーケンへと向けて爆走を開始します。このルツェルン=インターラーケンルートもスイスでは有名な観光路線の一つです。
そのハイライトはやはりご覧の通り湖の湖畔スレスレを走ること。ルツェルンを過ぎトンネルを抜けるとアルプナッハ湖がすぐ目の前に広がります。車両の天井まで窓が繋がっているのでまさに大展望。
その後もサルネン湖、ルンゲルン湖と美しい湖畔を滑るように走る抜けていきます。朝日と凪いだ湖面が実に幻想的で素晴らしい。もうすでにお腹いっぱいだよ…
と言いつつ、昨日の疲労が抜けていないので静かな車内でウトウト。と言うのも我々はグローバルユーレイルパスの1等を持っているのでこんな早朝ですから周りに人がいない。
どう言う感じかというと、こう言う感じ。奥におっちゃんが一人乗ってるくらいでほぼ貸切みたいなもんです。床に寝っ転がったって多分怒られません(怒られる)。
1等も2等も座席の質にほぼ違いが無いヨーロッパの近郊列車ではわざわざ高い金を払って1等に乗る人は少数派です。自分らはいろいろ事情があって1等買ったので恩恵を預かる形に。
マイリンゲンという街でスイッチバック、つまり進行方向の転換を行います。
反対向きにしばらく走ると現れるのがブリエンツ湖。列車は先ほどまでと同様、湖の北側の湖畔スレスレを快走。この湖の西のほとりにインターラーケンがあります。
インターラーケンに到着。気づけばもうすぐ午前8時と出発から2時間近く経っていました。ここでベルナーオーバーラント鉄道に乗り換え山奥へと向かいます。
流石にこの時間ともなると観光客の数も多くなり狭苦しくなります。が、ここでも1等ボーナスで2等車ほどは混雑しません。ここら辺も1等の切符の良いところですね。
途中駅で別の方面へと向かう列車を切り離し川沿いの深い渓谷を縫うように進みます。既視感があると思ったら前のレーティッシュ鉄道もこんな感じだったな。
しかし、違うのは渓谷を抜けた先。想定通り進行右手の席に陣取っておいて正解でした。右手前方に惚れ惚れするような美しい岩壁が出現。あれがかの有名な「アイガー北壁」です。車内からも歓声があがりました。
グリンデルワルト→メンリッヒェン
終点一つ手前のグリンデルワルト・ターミナル駅で下車。登山鉄道へ乗り継ぐ場合は終点まで行く必要がありますが、今日もゴンドラで登るのでこちらのターミナル駅で下車。
お土産屋さんの名前が「Top of Europe Shop」とだいぶ不遜な感じがしますが、登山鉄道の終着駅がその名の通りヨーロッパで一番高い駅なのでこういう名前というわけです。
この「グリンデルワルト・ターミナル」からは2本のゴンドラが出ています。1つは今から乗車する「メンリッヒェン(Männlichen)」へ向かうもの、もう1つは「アイガーグレッチャー(Eigergletscher)」へ向かうものです。
とりあえずユングフラウ三山のパノラマを拝みたいのでメンリッヒェンへ向かうゴンドラへ乗車。こっちは何故かガラガラの空気輸送だったので全く待たずに乗れました。
ゴンドラがぐぐぐっと加速するとごく一般的なスイスの農村を眼下に野外へ飛び出します。牧草地と特徴的な戸建てがポツポツと並ぶ姿はハイジそのものです。
しかし、この村が特別なのはこの「アイガー」はじめ、4000m級のまさに「アルプス」をその背後に抱えていること。世界でも類を見ない特別な景色です。
徐々に標高を上げると森も少なくなり草原の面持ちに。牧草を食んでいる家畜たちがのどかな印象をもたらします。このゴンドラも乗車時間は20分近くになるかなり長大なものなので堪能できますよ。
のんびり景色に耽っていたら耳をつんざく轟音が聞こえてきました。どうやらスイス軍の戦闘機が通り過ぎたみたい。北アルプスでも山岳を縫って飛ぶ訓練をしたりしてるみたいですが、現物を海外で見ることになるとは。
グリンデルワルトは世界的なリゾート。もちろん夏のアルプスの眺望を楽しんだり、ジップラインなど様々なアクティビティに興じることができます。
冬になるとこの一面の草原全体がゲレンデへと変貌し多くのスキー客で賑わいます。スキー好きとしてはぜひ一度はここで滑ってみたい…大人になったらまた来よう。あ、成人してたわ(笑)
これが「本物」のアルプスだ
なんていうか、今なら死んでもいいかもしれない。そんな景色です。
「絶景を見た時、人は言葉を失いただ呆然とその景色に見惚れてしまう」と言うのが自分の主義主張なのですが、まさにそれでした。美しすぎる…
言葉なんて要らない。ただそこに居るだけで良い。なんて景色だ…
もちろんユングフラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)も素敵ですがその西側へと連なる稜線もゴツゴツとしていて唆られます。ドロミテとはまた違った景色です。
もちろん素晴らしいのは西側だけじゃないです。東に見えるはアイガー北壁とミッテルホルンへ続く峰々。やばい、言葉が出ない。
写真だけ置いときます。
メンリッヒェンの山頂からは北側に対しても視界が開けており対岸の山々やさらにその向こうの給料地帯まで見渡すことができます。
左手奥の方に見えている湖は先ほど列車で湖畔を走ってきたブリエンツ湖。見えないと思っていましたがいい感じに山裾が下がってチラ見えしてますね。
さあ、ここから走るぞ!の前に記念撮影を一枚。流石にこの景色を見て撮りたくならない人はいないでしょう。僕は撮りたくなりました。はい。
メンヒ・ユングフラウに雲がかかっているのがちょっとばかし気になりますが正直そんなんどうでも良くなるくらい綺麗です。むしろ味と思えば?
メンリッヒェンの山頂には王冠の形をしたオブジェがあり展望台となっています。ここからの景色が一番良いかな〜ヨーロッパの背骨とも言われるアルプスの大展望です。
とりあえず次の目的地は「クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)」と言う鉄道駅なのでアイガーへと連なる道を進みます。
初夏という季節も相まって色とりどりの高山植物が花を咲かせています。黄色の小さな花が大半ですが紫や薄青色の花々もあり「天国」感を底上げしています。
いい感じの写真が撮れないものかと試行錯誤しましたがこれが限界でした。もっと写真について勉強しておけば良かった…と初めて後悔しました(笑)
登ってくる時には気が付かなかったこんな木製の構造物が。はて…なんやろかと見てみると、どうやらアイガー北壁への登攀ルートを重ねられるらしい。
この1000mに達する絶壁を登ろうという発想がまず湧きませんが背景をあえて透過させているのがまた粋というか、素晴らしい。ちなみにアイガーはドイツ語で表記すると1格の定冠詞はderです。
あまりにも綺麗な景色すぎて写真を撮りまくってしまう。あちこちで「ちょっと待って」と自分が歩みを止めるおかげで全然前に進みません。まあまあちょっとくらい良いじゃん。
先ほど東側を望んだ時、麓に小さな街(ラウターブルンネン)が顔を覗かせていましたが、川の対岸の絶壁をよく見るとたくさんの滝が!約300mの落差があるようです。
Männlichen→Kleine Scheidegg
流石にそろそろ行かないと時間が無くなってしまうので写真を撮る手を止めて進み始めます。もちろん進みながら写真を撮るけどね!
先ほど何度か見えていた手前に聳える「チュッゲン(チューゲン)」という尖峰を東に巻くように進みます。砂利で舗装されているので歩きやすいです。
本当はできるだけ高い所をトラバースしていく道を通りたかったのですが、何故かここも通行止め。昨日のピラトゥスと言い、通行止めにぶち当たってしまうのは何故なのか。
サクッとルートを変えて少し降って登り返すルートに変更。途中に小さな山上湖がありました。逆さアイガーとかやってみたかったけど、さざなみが立っていたので断念。
ルート変更してむしろ良かったかもしれない。低木やツツジの咲き誇る小径を通ります。薄い紅色のツツジが群生しており緑の草原に彩りを加えてくれます。
ちょうど別のハイカーを追い抜かしたタイミングでザックに括り付けてたウィンブレが落下したみたいで声をかけてくれました。スイスに置き土産をする所だった…危ない(フラグ)。
個人的に好きな構図。奥に見えるアイガーに向かって続く小径…ずっとこんな道ばっかり走っていたいな、そんな気にさせられます。
そうこうしてるとまたスイス軍機がけたたましい衝撃を伴いながら西へ東へ。さっきも飛んでましたけど今日は日和なんでしょうか。まあ風も落ち着いてて晴れてますもんね。
もちろんアイガーの絶景もそうですが、眼下に見えるグリンデルワルトの村落も見ていて落ち着く素晴らしい景色です。
大きな大きな谷(たぶん氷河地形)にまばらに建物が立っているのがまさにスイス極めてます。
アイガーがずいぶん近くなってきたな〜と感じるようになると始まる登り。最初は大したことないと思っていましたが全部で200mくらい登る必要があります。
のんびりハイキングの様相ですが、地味にここの標高は約2000mと昨日のピラトゥス山頂と同じくらいあります。そりゃ若干いつもより息切れが早いわけだ。
Kleine Scheidegg→Eigergletscher
気合いと気合いと気合いで登り終え、クライネシャイデックの駅に到着です。そういえば時間書いてなかったけど、今はちょうど正午手前くらいです。
先ほどまでのトレイルにはあまり人はいませんでしたが、流石に登山鉄道の駅ということで大勢の観光客で賑わっていました。唐突な喧騒にびっくりです。
だいぶ登ってきて疲れたので持参したパンとジャムで腹ごしらえ。昨日のピラトゥスもそうでしたが、あまりにも物価が高すぎてレストランなんかいけません。カプチーノで600円はもはや詐欺。
2000mの高所ということもあって夏でありながら涼しげな風に吹かれのんびり。遠くに見えていた山々もこんなに近くに。機会があれば登ってみたいものです(笑)
しばらく休憩し、ユングフラウヨッホへと向かう登山電車が側を通り過ぎるのを眺めながら大粒の砂利道を登っていきます。
本当はユングフラウヨッホまで登りたかったのですが、往復で150フランかかるらしいので流石に諦めました。まあ、また来る理由にでもしておきましょうか。
15分ほど登っていくとコバルトブルーに輝く美しい山上湖が出現。この湖はファルボーデン湖。雪不足の時、人工雪を作る水源にするための人造湖だそうです。
とはいえここはスイス。人造だろうが天然だろうが美しい青色に輝く湖に思わず見惚れてしまいますね。何をどうしたらこうも綺麗になるのか。
湖をぐるっと回って東側に目をやるとこちらにもアルプスの峰々が広がっています。
ここで死ねたら後悔なんてなく成仏できそう。そんな天国じみた景色です。
ファルボーデン湖からさらにもう少し登るとさらに視界が開けて北側への大パノラマが開けます。
草原の緑、空と湖の青、岩肌の黒、雪と雲の白、そして登山電車の赤。色の情報量は多いはずなのにそれを感じさせない調和した絶景が類を見ない、と感じます。
Eiger Trail(Eigergletscher→Grindelwald)
クライネ・シャイデックの駅から登ること40分、アイガー・グレッチャーに到着です。日本語訳は「アイガー氷河」。
登山電車はもちろん、出発してきたグリンデルワルト・ターミナルから伸びているアイガー・エクスプレスというゴンドラもこの駅まで繋がっています。なんと下から15分で着くらしい。
駅の入り口上方に見えているのは「アイガー氷河」。アイガーから流れ出しているのでそのままの名前ですな。
かつては駅のすぐそばまで来ていたらしいですが、温暖化の影響を受けて後退したみたいです。それでもその長さは2.5kmあり十分な迫力です。
駅の内部に用はないのでサクッと見て回ったらいよいよ「アイガー・トレイル」に入ります。日陰に雪が残っているのが見えますね。
その名の通り、名峰アイガーの山裾を辿るトレイル。右手にはご覧の通りアイガーへと続く1000mの断崖絶壁が続いています。ここはまだ序章に過ぎません。
もうすでにここまででお腹いっぱいでしたが、いやはやこれは素晴らしい。森林から草原、草原から岩綾帯へと移り変わる様がはっきりと見て取れますね。
右手前に見えているのはロートシュトックという岩壁。標高2600mほどとアイガーと比べると霞んでしまいますがそれでも標高差は300mを超える断崖絶壁。広角引き目でないと入りません(笑)
実はあの上に登ることのできる安全ルート(梯子やロープ等で確保されたクライミングルート)が存在するらしい。安全…かは分かりませんが技術は必要ないみたいなのでアイガー気分は味わえるみたい。
道は基本的にアイガーに沿って平行に取り付けられていますが、徐々にグリンデルワルトの村へと向かって標高を落としていきます。
ところどころ小さな尾根を越えるところが登りになるので少々しんどいですが、全体的に下り基調なのでそこまで疲れずに進めます。
首を捻り上げてアイガーの方を見ますが…途方も無い高さの岩壁。どこが頂上なのかまるでわかりません。
それもそのはず。今いる地点がだいたい標高2300m、頂上が3900mを超えているので実に1600mの落差がここまであります。一体どうなってんだ世界…
アイガーグレッチャーから40分ほど歩くと景色はだいぶ変化し、周囲は殺風景な灰色の砂礫から美しい草原へと移り変わります。
あまりに居心地が良過ぎてそこらへんで昼寝したりピクニックしている人もちらほら。晴れて風も穏やかという絶好の日和なので気持ちはとてもよくわかります。
さらに20分ほど歩き、アイガーと平行に進む区間の終点まで来ると落差30m程度の小さな滝が現れます。落差30mって小さく無いよな…
ヴァッサー滝というらしく、水のほぼ無いような高所でどうどうと大きな水音を立てながら流れ落ちています。遥か高方の雪田からの雪解けが主な水源だそうです。
天国と呼ぶに相応しい景色で後ろ髪を引かれるような思いですが明日以降の旅程のためにも帰らなければいけません。
降っていく道で振り返るとアイガー北壁の全景が見渡せました。こんな断崖絶壁を登る人たちがいるだなんてにわかには信じ難い話です。
長い年月をかけて水が岩を穿ち大小の無数の滝が登山道のすぐそばから鑑賞することができます。
日本では見ないなかなか独特な形の岩壁をしていますね。これらもゴルジュとか呼んでも良いのでしょうか?
登山道は九十九折りに変わり近くの登山鉄道の駅「アルピグレン(Alpiglen)」へと降りていきます。
数軒の建物があり、うち一つは宿泊もできるホテルになっているらしい。次来た時はここら辺に泊まって朝イチでアイガートレイルを走ると心に決めました。
そろそろ疲れてきましたしあとは降っていくだけなので登山電車に乗ろうかとも思いましたが、俺たちはオリエンティアだ。負けない。
と強い気持ちを持ってグリンデルワルトの村まで降っていくことに。十数分おきに隣をゴトゴトと走っていく登山電車を恨めしく思いながら頑張って歩きます。
歩く道が悪いかと言えばそんなこともなく。グリンデルワルトの村が徐々に近づいてくるのは「帰ってきたな」と感じさせられます。大して前では無いですが。
朝方は雲ひとつない青空でしたが午後になってぷかぷかと浮かぶ雲が現れ山々に影を落としています。
村の中を流れる大きな川を渡ったら少しだけ登り。あと少しじゃぁぁぁと最後の気合いを足に叩き込んで登りましょう。
振り返ると遥か先にアイガーが。あんなところから歩いてきたのか…大したことはしていませんが感無量的な感。
帰り際に
どうも、mont-bell店員です。グリンデルワルトに来たからにはここに寄らずしてどこへ行くというのか。mont-bell グリンデルワルト店を訪問でございやす。熊もいますね。
記念にご当地Tシャツでも買って帰ろうかと思いましたが、なんと日本で3000円のTシャツが8000円とかいうぼったくり価格で売られてたのでやめました。まあこっちだと海外ブランドなのでしゃーなし。
店内には我らが辰野会長が当時史上最年少で登攀した際に使っていた道具が展示されていました。現代からするとありえないほど貧相な装備。これであの1000mをゆうに超える絶壁を登ったとは…
辰野会長に思いを馳せつつ、インバウンドでこれまたありえないくらい激務な店員の給料を上げてくれとお願いしておきました(笑)
駅のすぐ近くにCOOPがあったので奮発してチキンを購入。ホカホカあつあつ、しかもかなり大きいことを考えるとこれで4フランはそこまで割高でもない?
とにかく腹が減って仕方がなかったので、アイガーやミッテルホルンを遠くに眺めながらここであっという間に平らげてしまいました。
電車の時間までは多少余裕があったのでしばらくグリンデルワルトの街並みを観光。とは言っても駅周辺は基本的にホテル調の建物が多いですね。
少しハズレに行くとこの辺りの伝統的な戸建てがポツポツと建っているようですが今回はこれもお預け。また来よう、また来よう。
朝来たばかりで1日にも満たないグリンデルワルト滞在でしたがその絶景はしかとこの目とこの心に刻み込まれました。絶対もう一度来てやるぞと心に決めインターラーケン行きの電車に乗り込みました。
なお、眠過ぎて乗ってすぐに爆睡した模様。
インターラーケンで行きと逆のルツェルン行きパノラマエクスプレスに乗車。もちろん帰りも一等車なのでほぼほぼ貸切みたいな感じでした。
時刻は19時半を越えて流石に夕暮れになる頃合い。段々とオレンジ色に染まっていく車窓をぼんやり眺めそのまま寝落ちしました。
グリンデルワルトのCOOPで買った晩御飯で腹を満たします。日清のカップヌードル、スモモの缶詰までは昨日と同じ。今日は偽UDONも一緒です。美味しかった。
明日も地味に早い出発なのでとっとと寝ましょう。おやすみなさい…💤
エピローグ
人生最初の(最後にはしたくない)グリンデルワルト、アイガートレイルの旅でした。
あんまりこういうことを言うとよろしくないのは分かっていますが、はっきり言うとやはりグリンデルワルトは別格でした。日本のアルプスがいかに「『日本』アルプス」なのかとまざまざ実感しました。
そう言いたくなるくらい比べ物にならない絶景の数々。この程度を言葉にする技量を私は持ち合わせていません。きっと次はもっと堪能出来るようになって来るとそう誓いました。
明日はいよいよWOC2024が開催されるスコットランドへの移動を開始します。それでは次回もお楽しみに〜
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