【アナリシス】ミドルセレ2022 関西MS

2022アナリシス

はじめに

 7月初頭のスプリントセレクション以来の久しぶりのセレでした。テレインは奥鹿野、近鉄随一の秘境駅である西青山駅が最寄りという電車テレインでございます。

 いよいよみんなも公共交通オリエンの良さに気づいてくれたか〜良かった良かった(違うそうじゃない)

 セレは通過できませんでしたがだからこそアナリシスを書きましょうか。

大会情報・成績

  • 2022/12/4(日)
  • 大会:2022年度日本学生オリエンテーリング選手権大会 ミドルディスタンス競技部門関西地区代表選考会
  • 出走クラス:関西MS(35min/4.0km/260m)
  • 成績:30/76 1:07’04(巡航143.4/ミス率28.8)

目標

  • セレの通過は無理なので50〜60分くらいで帰ってくる
  • 激ツボりをしないでミス率低めで
  • ゴリラ地形なので負けない様に走る

レッグ毎分析

△→1

  • ラップタイム:3’23
  • 積算タイム:3’23
  • 相対値:131
  • ミスタイム:-0’20
  • レッグ順位:10
  • 積算順位:10

P:スタートフラッグから真っ直ぐ尾根を駆け下り、鞍部から対岸の尾根に向かい植生界を目指す。

D:概ねプラン通り。沢底までの斜面は結構荒れていて歩きにくかった。

A:初動はなかなか良さげ。大きな沢を渡る時も大きく外さず方向の維持に成功していたのでヨシ。

1→2

  • ラップタイム:4’37
  • 積算タイム:8’00
  • 相対値:142
  • ミスタイム:-0’03
  • レッグ順位:24
  • 積算順位:15

P:鞍部から沢に降りて一度道に乗り再度尾根たどり。傾斜変換から沢に降りる。

D:沢を横切り藪を切って尾根に乗って辿っていると左手の沢にフラッグがあるのが見えたので近寄ってみると別のポストで20秒ほど逡巡。引き続き沢沿いの斜面を登り気味に進んでいくと2ポがあった。

A:序盤は特に問題なし。中盤の尾根たどりも平らな部分で逸れることなく進めていたが沢底の別のポストが見えたことでまんまと吸われてしまった。もっと明確にポストのある場所を把握したい。

2→3

  • ラップタイム:6’58
  • 積算タイム:14’58
  • 相対値:228
  • ミスタイム:2:35
  • レッグ順位:44
  • 積算順位:24

P:尾根沿いに道を辿って二股のピークから大きな沢の中の小さめの尾根にコンパスでアタック。

D:途中のピークまではきちんと進めていたがそこからしばらく西進すべきなのに別の沢に入ってしまった。しばらく探し回った後にミスに気づいて沢を登り直してアタック。

A:二股のピークの「二股」の部分を意識しすぎてピークからピークへと移動する前に微小に別れた二股の尾根を目印に沢に入り込んでしまったものと思われる。目的のピークの直前に鞍部があることからそれをみる必要があった。

3→4

  • ラップタイム:2’50
  • 積算タイム:17’48
  • 相対値:174
  • ミスタイム:0’30
  • レッグ順位:29
  • 積算順位:25

P:コンタリングも考えたが苦手なので一度降って道から再度アタックすることに。

D:一気に沢を降りて道に乗り小屋を過ぎたあたりから尾根を登って崖下の4ポにアタック。

A:コンタの方が速度的には速そうだが藪と崖とハッチで高さを間違えそうなので道に降りる選択肢もアリだとは思う。コンタできるようになりたい。

4→5

  • ラップタイム:3’56
  • 積算タイム:21’44
  • 相対値:172
  • ミスタイム:0’40
  • レッグ順位:22
  • 積算順位:22

P:道に降りて大きな沢が右手に見えたらコンパス合わせて大きな斜面を斜めに登り尾根に登ったら植生界を見てその中にある沢にアタック。

D:概ねヨシ。登り始めは結構傾斜がキツくてあまりペースを上げられなかった。GPSログが飛んでいるのでうまく描写されていない。

A:APにできるような地形の特徴物がない場合はどうすれば良いのか。この大きなピークと尾根は見間違えないとは思われるが。

5→6

  • ラップタイム:2’28
  • 積算タイム:24’12
  • 相対値:161
  • ミスタイム:0’16
  • レッグ順位:26
  • 積算順位:22

P:コンパス合わせて正面の植生界がある尾根に乗り直交する沢に入ったら6ポ。

D:概ね問題なし。

A:速くはないが特に大きくミスすることはなかった。もうちょっと走りたい。

6→7

  • ラップタイム:14’59
  • 積算タイム:39’11
  • 相対値:741
  • ミスタイム:12’05
  • レッグ順位:69
  • 積算順位:42

P:尾根を登って右手左手に伸びる別の尾根を見ながら尾根を進み前方右手に沢と尾根が見えたらその尾根を越えるイメージで沢に入り込むと斜面上部にポスト

D:GPSログがぐちゃぐちゃしているので分かりづらいが6ポから5ポの方へと向かいその間の沢をひたすらフラフラと彷徨い続けていた。何が何だか分からない。一通り彷徨い通した後6ポに戻ってもう一度トライすると普通に行けた。何でや。

A:6ポから脱出するときにコンパスを合わせず目視で登って行ったので登るべき尾根を間違えて南に向かってしまったものと思われる。南に向かった場合一応左右に尾根が伸びているのが見えるので間違いに気づくことができなかった。沢に入って何かしらおかしいことに気づいてもそのままうろうろと彷徨ってリロケできなかったのが残念。対策としてはやはり脱出の時にもCP目掛けてきちんとコンパスを振ることを意識する。特に今回の場合は尾根を登っていくと特徴的な人工柵があるのが見えるのでこれが見えないとおかしいと思える様にしたい。

7→8

  • ラップタイム:6’06
  • 積算タイム:45’17
  • 相対値:150
  • ミスタイム:0’17
  • レッグ順位:20
  • 積算順位:41

P:一気に沢を道まで下って道に乗ったら左手の小径に乗り換え大きなピークを左手に見ながら沢上部沿いに進む。

D:概ねプラン通り。前レッグでツボったために意気消沈したので結構歩いてしまった。

A:ほとんどミスなく辿り着けた様に思われる。もうちょっときちんと走るのが課題。8ポでユニットが二つ置いてあって驚いた。

8→9

  • ラップタイム:7’39
  • 積算タイム:52’56
  • 相対値:193
  • ミスタイム:1’59
  • レッグ順位:25
  • 積算順位:39

P:植生界に沿って広い尾根を進んで植生界の終わりからはコンパスでおおよその見当をつけて大きな沢に降り、道に乗って溝と穴を確認してコンパス合わせて直進。

D:脱出直後の植生界辿りで即間違えて90度別の植生界を辿ってしまう。何とかすぐ間違いに気づいて再度登り返し植生界辿り。以後は特に問題もなく辿りつけた。しょぼぼんとしてたのでほとんど歩いてる。

A:コンパス振ったのに一瞬間違ってたので振るだけじゃなくてきちんと確認する癖をつけたい。あとは体力かな。

9→10

  • ラップタイム:1’43
  • 積算タイム:54’39
  • 相対値:130
  • ミスタイム:-0’11
  • レッグ順位:13
  • 積算順位:37

P:コンパス合わせて直進

D:特に問題なし。

A:短いレッグだったので直進に頼った。特に問題なく行けたが自分が今地形のどの辺りにいるか把握し続けながら行こう。

10→11

  • ラップタイム:3’32
  • 積算タイム:58’11
  • 相対値:165
  • ミスタイム:0’28
  • レッグ順位:22
  • 積算順位:36

P:沢を一気に降って全力で激斜を登る。

D:ルートはいいけど傾斜がキツすぎてやばい。

A:終盤にこれ持ってくるのコースプランナーの顔が見たい…知ってたわ。

11→12

  • ラップタイム:2’30
  • 積算タイム:1:00’41
  • 相対値:140
  • ミスタイム:-0’03
  • レッグ順位:16
  • 積算順位:35

P:植生界に沿って尾根辿って別の植生界に乗り換えて右手のコブへ

D:特に問題なく予定通りに。

A:尾根を辿るレッグだったのでヨシ。尾根から少し外れたコブにポストがあったが地図上の藪も切れていたので見えると予想。ポストはコブで隠れて見えなかったがコブはきちんと見えていた。

12→13

  • ラップタイム:3’43
  • 積算タイム:1:04’24
  • 相対値:148
  • ミスタイム:0’07
  • レッグ順位:9
  • 積算順位:30

P:大きな沢に降って右手に尾根を見ながら渡り、正面の尾根をコンパス合わせて登り薮を突っ切り沢へ入る。

D:京大の先輩に追いつかれたので追走しようとしたが一瞬で引き剥がされた。辛み。ナビは上手くできて特に迷う場面もなかったのでヨシ。

A:8→9とかこことか迷いそうなレッグなのになんで普通に行けるのか分からない。

13→14

  • ラップタイム:1’06
  • 積算タイム:1:05’30
  • 相対値:168
  • ミスタイム:0’10
  • レッグ順位:23
  • 積算順位:29

P:まっすぐ行くだけ

D:まっすぐ行っただけ

A:まっすぐ行けてヨシ!

14→15

  • ラップタイム:1’24
  • 積算タイム:1:06’54
  • 相対値:164
  • ミスタイム:0’10
  • レッグ順位:33
  • 積算順位:30

P:沢降れば着く

D:沢降ったら着いた

A:もう限界だったのでそんな飛ばせなかった。

15→◎

  • ラップタイム:0’10
  • 積算タイム:1:07’04
  • 相対値:115
  • ミスタイム:-0’02
  • レッグ順位:12
  • 積算順位:30

P:走る

D:走った

A:あと2秒縮めたい。

反省点

横着せずコンパスをきちんと使う

 前週の伊豆大島ではひたすらコンパスと向き合って戦ったのに今日のミセレでは横着して全然コンパスを使わなかったので色々ミスを連発してしまった様に思います。

 関西の地形は特徴が多く読みやすかったですがその分似たような尾根とか沢とか迷いやすいのに殆ど目視で行こうとしていたのが仇になりました。

 反省としてはやはりきちんと必要なタイミングでコンパス振って大きなミスをなくしていける様にしたいですね。

ミス率を下げる

 先輩にも言われましたが初心者のうちは速く地図を読んで速くレッグをこなすことよりも、それによって生まれる大きなミスを減らしていくことで結果的にタイムを短くしていった方が良いですね。

 普段は大体それができていてミス率低めのオリエンが多かったですが今回はそれが全くできていませんでした。関西テレインだから地形がよく見えるだろうと油断していたためでしょう。

体力つけてもろてね

 もはや言わずもがなの体力作りですね。最近走れてないです。

感想

 事前に建てておいた目標はどれも達成できませんでしたね…

 2→3の小さなミスと6→7の大きなミスが響いて12、3分のロスタイムを計上してしまいました。横着してコンパスを見なかった・使わなかったのが大きく響きました。

 9月の名椙大会以来のゴリゴリの関西テレイン。関西テレインは地形も顕著で色々な情報がはっきりしているので自分の中では割と上手く走れる自信があったので尚更残念な結果になってしまいました。

 もしかしたら苦手だと思ってる微地形の方が得意でゴリラは苦手なのかも…?そんなことないか。

 とにかく油断して横着することなく自分のペースでオリエンをする必要性を感じたレースでした。

神大OLK/兵庫OLP 横江明弘

諸情報

引用元

 使用地図:奥鹿野

 記録・分析:Lap Center

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