どうもどうも、polarisです。
今回は「六甲山系エリア別紹介」の第一弾「西六甲エリア」についての紹介です。
はじめに
六甲山の中でも最も街との距離が近いが故に独特の個性を有する「西六甲エリア」の山々。
山あり街ありの連続となかなか全国でも珍しいのではないでしょうか?
そんな「西六甲エリア」についてご紹介します。
都合により空白になっている部分もあると思いますが、情報が集まり次第補完・拡充する予定です。
それではやっていきましょう〜!
エリアの範囲
一応「エリア別紹介」と銘打ってるので、まずはエリアの範囲について。
東西の範囲
・西側
西側はJR神戸線の塩屋駅〜須磨駅間にて大阪湾と接する所、鉢伏山の南麓です。
海と山の間のごく狭い場所を山陽電鉄・国号2号・JR神戸線が占有しており、ここで宝塚から続いてきた六甲山系は一度海中へと姿を消し、明石海峡を越え淡路島として再び姿を表します。
・東側
東側は国道428号線こと有馬街道が通る天王谷です。
六甲山の隆起に負けず分水嶺を越えて大阪湾へと注ぐ深い谷です。
そのため菊水山と鍋蓋山を結ぶ六甲全山縦走路はこの谷に降りることを強いられ、登山者たちは体力を消耗させられます。
交通量の多い国道428号線を跨ぐ「天王吊橋」が神戸市によって架けられているので、一種の見所と言えるかもしれません(笑)
南北の範囲
続いて南北に関してですが…
実はかなり適当なんですよね(笑)
Google Earth で見ていただければわかるように、西六甲エリアは街と山の境界がとても曖昧…というか半分くらいはバッチリ街です。
ですので北側は「だいたい播磨平野との境界」、南側は「国道2号・県道21号」としています。
だいたいですみません(笑)
まあ、話の内容に支障は出ないはずなので大丈夫です。
主な山々
「西六甲エリア」と一口に言っても結構な広さがあるので以下のように大別します。
- 鉢伏山エリア
- 須磨アルプスエリア
- 高取山エリア
- 菊水山エリア
鉢伏山エリア
鉢伏山エリアには
- 鉢伏山
- 旗振山
- 鉄拐山
- 高倉山
の4つの山があります。
鉢伏山
標高 | 246m |
展望 | なし |
三角点 | なし |
休憩場所 | あり |
六甲山系の最南端に位置する「鉢伏山」。
春になると山麓から山頂にかけてたくさんの桜が咲き乱れ、桜の名所としても有名です。
旗振山
標高 | 253m |
展望 | あり |
三角点 | 「鉢伏山」四等三角点 |
休憩場所 | あり |
六甲山系最西端に位置する「旗振山」。
山頂部分は特に西側に開けており、明石海峡大橋と淡路島がよく見えます。
鉄拐山
標高 | 234m |
展望 | あり |
三角点 | なし |
休憩場所 | あり |
初見で読むことが難しいと巷で噂の「鉄拐山」。
山頂は周囲から頭を出すような形で高くなっており、東に神戸の中心部や神戸空港を望めます。
高倉山
標高 | 200m |
展望 | あり |
三角点 | なし |
休憩場所 | あり |
周辺一帯が公園として整備されている「高倉山」。
現在は「2代目」で、初代は神戸港の開発と宅地造成のために切り崩されたという過去が…
須磨アルプスエリア
須磨アルプスエリアには
- 栂尾山
- 横尾山
- 東山
- 高尾山
の4つの山があります。
栂尾山
標高 | 274m |
展望 | あり |
三角点 | なし |
休憩場所 | あり |
400段の長い階段を登ってすぐ現れる「栂尾山」。
山頂の木製展望台からのパノラマは西六甲随一です。
横尾山
標高 | 312m |
展望 | なし |
三角点 | 「須磨」二等三角点 |
休憩場所 | なし |
須磨アルプス内で最も標高の高い「横尾山」。
山頂付近は木々に覆われ展望は良くないですが、前後の区間では景色が良いところも。
東山
標高 | 235m |
展望 | なし |
三角点 | なし |
休憩場所 | あり |
須磨アルプス馬の背のすぐ東に鎮座する「東山」。
山頂部は樹木に覆われ展望はありません。
高尾山
標高 | |
展望 | |
三角点 | |
休憩場所 |
高取山エリア
高取山エリアには
- 高取山西峰
- 高取山東峰
の2つの山があります。
高取山西峰
標高 | 313m |
展望 | あり |
三角点 | 「高取山」三等三角点 |
休憩場所 | あり |
荒熊神社が鎮座する「高取山西峰」。
参道に沿って一列に並んだ鳥居が見事です。
高取山東峰
標高 | 328m |
展望 | あり |
三角点 | なし |
休憩場所 | あり |
高取神社が鎮座する「高取山東峰」。
展望は非常に良く、天気の良い日には紀伊半島まで望めます。
菊水山エリア
菊水山エリアには
- 菊水山
のみです。
菊水山
標高 | 459m |
展望 | あり |
三角点 | 「下谷上」三等三角点 |
休憩場所 | あり |
神戸背山エリアとの境界に位置する「菊水山」。
南尾根は六甲随一の急登と名高く、登り終えた後の展望を引き立てます。
見どころ
ここでは個人的に皆様におすすめしたい場所や景色についてご紹介します。
- 須磨浦公園
- 須磨アルプス
- 荒熊神社
- 石井ダム
須磨浦公園
鉢伏山の麓に位置する「須磨浦公園」。
鉢伏山や旗振山の山腹に位置する須磨山上遊園と合わせて、神戸市内でも有数の桜の名所となっています。
春になると公園内に植えられた無数の桜が咲き乱れ、山が薄い桃色に染まります。
須磨浦公園:https://www.kobe-park.or.jp/park/sumaura/
須磨アルプス
ご当地アルプスの一つである「須磨アルプス」。
六甲山の全域を構成する六甲花崗岩が雨や風に侵食されることで生まれた地形です。
市街地からわずか500mしか離れていないにもかかわらず、岩肌が露出しゴツゴツとした壮観な光景を楽しめるということで1年を通して多くの方が訪れます。
岩場や痩せ尾根が続き滑落事故も起きている場所ですから、通過には十分注意してください。
荒熊神社
高取山西峰に鎮座する「荒熊神社」には荒熊稲荷明神が祀られています。
参道にずらっと連なる朱色の鳥居は京都の伏見稲荷さながら。
過去に幾度となく焼失してきたもののその度に再建されてきた、地元の人々にも愛される神社です。
石井ダム
菊水山の西側を流れる鳥原川に設置され、兵庫県が管理する「石井ダム」。
「レクリエーション」を目的として整備されたためか、ダム堤体を階段で登り降りできたり周囲に広場やベンチなどが設置されていたりします。
多目的ホールまで併設されているというから驚きです。
構造物としてとても面白いので菊水山に登る前に寄ってみるのも良いかもしれません。
おすすめ登山コース
ここでは西六甲エリアを楽しめる登山ルートについてご紹介します。
どのコースも距離・獲得標高ともにそう多くないです。
- 須磨アルプス縦走コース
- 高取山コース
- 菊水山周回コース
須磨アルプス縦走コース
距離 | 6.8km |
獲得標高(登り) | 637m |
獲得標高(降り) | 568m |
コースタイム | 3:21 |
山陽電鉄の須磨浦公園駅から鉢伏山や須磨アルプスを経由し、神戸市営地下鉄の妙法寺駅へと至るコースです。
須磨浦公園駅〜鉢伏山〜旗振山〜鉄拐山〜高倉山〜栂尾山〜横尾山〜馬の背〜東山〜妙法寺駅
高取山コース
距離 | 5.6km |
獲得標高(登り) | 369m |
獲得標高(降り) | 447m |
コースタイム | 2:18 |
神戸市営地下鉄の妙法寺駅から高取山西峰・東峰を通り、山陽電鉄の西代駅へと下山するコースです。
妙法寺駅〜高取山西峰〜高取山東峰〜西代駅
菊水山周回コース
距離 | 6.2km |
獲得標高(登り) | 410m |
獲得標高(降り) | 412m |
コースタイム | 2:43 |
神戸電鉄の鈴蘭台駅から石井ダム・菊水山の急登を経て菊水山に登り、鈴蘭台駅へ戻るコースです。
鈴蘭台駅〜石井ダム〜菊水山〜鈴蘭台駅
おわりに
と言った感じの紹介でございました。
六甲にお越しのことがあれば参考にしてみてください。
ぼちぼち別エリアの記事も作る予定です。
それでは〜👋
コメント
とても分かりやすい記事ですね。
自分的にはここに載っているもの以外に、君影ロックガーデンや菊水ルンゼ、高取山の禅昌寺尾根がおすすめです!
コメントありがとうございます。ブログ管理人のpolaris_outdoorです。
六甲はいろいろ魅力的なコースがいっぱいありますよね〜、多すぎて僕は全然登れてないです(笑)
気が向いた時に次編出すので是非ご覧ください。