【アナリシス】富士山麓大会2024 MA2 朝霧根原

2024アナリシス

はじめに

 後期休暇のラストを飾る富士山麓大会は今年も昨年と同じく神テレインと名高い朝霧根原で開催。昨年はM20Eクラスの出走でしたが今回は最上位クラスのMAで参戦。難テレインとしても名を馳せるこのテレインですが直進をすれば当たるって偉い人が言っていたので頑張ります。

大会情報

成績

  • 2024/4/7(日)
  • 大会:富士山麓オリエンテーリング大会2024
  • 出走クラス:MA2
  • 成績:22/137(巡航145.0/ミス率13.3)

地図:朝霧根原

目標

  • 50分でまとめる
  • 直進を決めたい
  • ランキングポイント前年越え

レッグ毎分析

△→1

  • ラップタイム:5’17
  • 積算タイム:5’17
  • 相対値:172
  • ミスタイム:0’50
  • レッグ順位:59
  • 積算順位:59
Plan

 んん〜雰囲気で直進?

Do

 脳死で直進するか迷ったが道をしばらく使っていく事にする。とりあえず同時出走者について行って道を走り平坦になったところから直進をしようとするがイマイチどこが傾斜変換か認識できず追いかけて行ったら礫地の薮い沢に入っていた。とりあえずコンパスを振って直進を始めるがあまりの微地形ぶりに混乱し半ば現ロスしつつ左手に礫地を見ようとするが見えず困惑。進み続けると地形がごちゃごちゃ固まったエリアが現れ南西に沢に沿って進んでいくと湿地があった。

Analysis

 とりあえず初手なので落ち着いていこうと思ったが楽をしようと同時出走者についていった(実際は若干置いていかれたが)。左手を注視して岩や傾斜変換で現在地を取ろうとしたが気づけなかった。ここは右手の傾斜変換の方が見やすいはずなのでこちらを見るべきだった。

 道を外れたところから直進を始めたが全然地図から地形を上手くイメージできなかったのでとにかく直進しピークを巻いたところでごちゃごちゃした地形が現れたのでリロケし湿地へと向かった。スムーズにリロケができたのは良かった。

 このエリアに入るのは初だったのでイマイチイメージがついていなかったがやはり難しかった。

1→2

  • ラップタイム:0’59
  • 積算タイム:6’16
  • 相対値:130
  • ミスタイム:-0’07
  • レッグ順位:20
  • 積算順位:43
Plan

 短距離なのでコンパス中心に。

Do

 サクッと地形に沿って行けた。

Analysis

 概ね問題なし。地形は短いのでそこまでイメージしていなかったが自ずと沢を走っていた。ここで2分前のekiちゃんに追いつく。

2→3

  • ラップタイム:10’48
  • 積算タイム:17’04
  • 相対値:171
  • ミスタイム:1’38
  • レッグ順位:31
  • 積算順位:30
Plan

 ロングレッグなので区間を分けてプラン。薮いピークまで藪を切って直進、ピークからは地形を繋いで行って礫地に覆われた細長いピークを見る。あとは植生界を見つけてアタック。

Do

 ekiちゃんから逃げるように脱出。コンパスを振って笹をかき分けながら直進していくと右手上方に建物らしきものが見えて上手く行ってることを認識したがそのまま登って行っても道を見つけられず若干不安になった。一度建物が見える位置まで引き返しやはりあっている事を確認したら改めて直進を開始。左手に出てきた斜面を回避しつつ平らな地形をひたすら直進。思っていたよりもはるかに走りにくくてちょっと驚いた。地形を無視して直進を続けて左手に礫地が見える沢を確認したのでそのまま直進を維持しようとしたが登りたくない気持ちに負けてだんだんと右手の平坦な方へとズレていたが気付かずそのまま直進。正面に緩やかな大きめの斜面が見えてきてはてと思ったが登りきったところの地形の感じで東西に伸びているピークと認識しそこから直進で当てに行った。

Analysis

 区間分けして直進しつつ拾う情報だけ拾おうというスタンスは悪くなかったと思う。1区間目は薮の感じと道に自信がなくて戸惑ったが直進自体はできていた。2区間目も序盤の地形を取るところはしっかりできていたがそのあとは方向を合わせたひたすらの直進。それ自体は上手くいき礫地のピークに隣接した沢を見るところまでは上手く行ったがそこから沢を直に超えることを忌避し平坦で走りやすい方に流れてしまったのがミスの原因。コンパスチェックも若干甘かったと思う。コンパスに戻った後は綺麗に方向維持はできておりリロケを素早く行えたのは良かった。

3→4

  • ラップタイム:1’47
  • 積算タイム:18’51
  • 相対値:138
  • ミスタイム:-0’06
  • レッグ順位:39
  • 積算順位:31
Plan

 直進する。ピークは無視。

Do

 概ねヨシ。

Analysis

 ピークの降りで捻挫しそうだったが気合いで越えた。

4→5

  • ラップタイム:1’44
  • 積算タイム:20’35
  • 相対値:163
  • ミスタイム:0’11
  • レッグ順位:75
  • 積算順位:30
Plan

 直進する。尾根は無視。

Do

 概ねヨシ。

Analysis

 万全ならアタックの時凹地を突っ切っていくが怪我の悪化を恐れて若干巻いた。

5→6

  • ラップタイム:4’05
  • 積算タイム:24’40
  • 相対値:183
  • ミスタイム:0’51
  • レッグ順位:58
  • 積算順位:29
Plan

 無敵の直進をするつもり。

Do

 先ほどまでと同様に直進するつもりだったが薮に阻まれて右手にズレていった。アップダウンを複数回繰り返し白い箇所に出たが正直どこかわからず周囲を見渡すと右手に平地と左手にL地形の尾根が見えたのでリロケしコンパスを振って尾根を越えると少し降った鞍部にポストがあった。

Analysis

 薮に常に阻まれる直進のためズレてしまった。ズレる方向はエイミングオフ予定の右手だったのでそこはヨシ。南に降った先にあるピークから直進すればハッチを切らずに済んだので少し後悔。

6→7

  • ラップタイム:3’16
  • 積算タイム:27’56
  • 相対値:166
  • ミスタイム:0’24
  • レッグ順位:43
  • 積算順位:26
Plan

 湿地のある凹地へと降り左手の尾根を辿る。尾根の向きが変わったところからは直進し凹地へGo。

Do

 概ねプラン通り。脱出時に少し薮くて手間取るが湿地にたどり着き尾根たどりに切り替え。直進も問題なく当たった。

Analysis

 流石に真っ直ぐ行くのは無理なので地形を使った。ここで再びekiちゃんに再会、追いつかれた。

7→8

  • ラップタイム:7’00
  • 積算タイム:34’56
  • 相対値:148
  • ミスタイム:0’09
  • レッグ順位:24
  • 積算順位:20
Plan

 直進をベースに湿地のある深い池を北側から巻く算段。平坦地にある湿地を見てからは地形を見つつ直進。

Do

 またまた逃げるように脱出し若干左にエイミングオフしつつ走る。左にズレて進んでいく踏み跡があったのでありがたく使わせてもらったが紫色の茨を切るところは痛かった。右にズレを修正しつつ進んでいくと右手に落ち込んでいく大きな窪地が見えたのでできるだけ降ることの無いようにコンタリング。捻挫しそうで怖かったがそこも通り過ぎ平らなところを再び走ると右手に小さな湿地が見えた。そのまま進むつもりが左手に吸い込まれそうな沢があったので思わず行ってしまった。登り始めてんなわけあるかと気づきコンパスを振り直して尾根を越えていったらポストがあった。

Analysis

 序盤・中盤のこなしは悪くなかったがもう少し降った平らなところを走ればコンタで減速しないで済んだがその余裕はなかった。湿地を見れたのに何故か意味不明な沢に吸い込まれてしまった理由はよくわからない。周囲の樹種が違うのが植生界として手掛かりに見えたのかもしれない。

8→9

  • ラップタイム:3’29
  • 積算タイム:38’25
  • 相対値:682
  • ミスタイム:2’45
  • レッグ順位:122
  • 積算順位:31
Plan

 直進…せんでも前の人についていけばええか。

Do

 8ポを先に脱出した人がいたので何も考えずについて行ったがやけに遠い…ずっと左手に壁があってなかなか岩が現れないなとか思って走っていると給水のビニール袋が見えていた。慌ててコンパスを振って全力で戻った。でも一度手前の沢に吸われて普通に迷っていた。

Analysis

 ついて行ったら10ポに到達して草。頭悪い。ちゃんとオリエンしろ。

9→10

  • ラップタイム:1’07
  • 積算タイム:39’32
  • 相対値:135
  • ミスタイム:-0’05
  • レッグ順位:43
  • 積算順位:31
Plan

 来た道を戻る。

Do

 特にナビゲーションに関していう事はない。

Analysis

 普通に疲労、疲れた。

10→11

  • ラップタイム:4’43
  • 積算タイム:44’15
  • 相対値:165
  • ミスタイム:0’34
  • レッグ順位:55
  • 積算順位:30
Plan

 今こそ直進の時。

Do

 緩い沢を詰めるか迷ったが、いつ直進やるの?と聞かれた気がしたので直進した。左手の傾斜変換や植生界を見て直進していくと15mくらいある壁が突如現れて萎えたが気合いで登った。登りきったら後は沢に入って詰めて行ったら終わり。

Analysis

 礫地を右から巻いて斜面を登るだけだったが足首にはキツかった。

11→12

  • ラップタイム:4’10
  • 積算タイム:48’25
  • 相対値:136
  • ミスタイム:-0’17
  • レッグ順位:17
  • 積算順位:25
Plan

 直進しろ、俺は無敵だ。

Do

 とにかく全てをぶった斬って直進。脱出して植生界を辿って乗り継いでひたすら真っ直ぐに進んでいくと右手に砂利のある沢が見えてきて左を見るとコブがあった。

Analysis

 昨年無限に直進しまくったエリアに戻ってきた。ここは直進がやりやすい。

12→13

  • ラップタイム:0’42
  • 積算タイム:49’07
  • 相対値:138
  • ミスタイム:-0’02
  • レッグ順位:28
  • 積算順位:25
Plan

 コンパス振って脳死直進。

Do

 プラン通りうまく行った。

Analysis

 これくらいなら直進で事足りる。

13→14

  • ラップタイム:1’25
  • 積算タイム:50’32
  • 相対値:124
  • ミスタイム:-0’14
  • レッグ順位:20
  • 積算順位:24
Plan

 礫地だけ回避して後は直進。

Do

 概ねプラン通り。

Analysis

 昨年若干使用した道の末端についていたよう。

14→15

  • ラップタイム:4’01
  • 積算タイム:54’33
  • 相対値:143
  • ミスタイム:-0’04
  • レッグ順位:42
  • 積算順位:22
Plan

 えいや!で直進する。

Do

 直進し初めて地形を無視して切っていくと正面に道が見えた。どうも左にズレていたようで道で場所を確定させてからもう一度直進。右手に礫地のある大きな沢を見て正面に見える尾根を越えて行ったらポストがあった。

Analysis

 若干ロスタイムにはなってしまったがエイミングオフしたい方向には向けているのでヨシ。道を走ったほうが早い説はなきにしもあらず。

15→16

  • ラップタイム:0’40
  • 積算タイム:55’13
  • 相対値:146
  • ミスタイム:0’00
  • レッグ順位:63
  • 積算順位:22
Plan

 真っ直ぐ進め。

Do

 真っ直ぐ進んだ。

Analysis

 正直めっちゃ疲れた。

16→◎

  • ラップタイム:0’23
  • 積算タイム:55’36
  • 相対値:168
  • ミスタイム:0’03
  • レッグ順位:89
  • 積算順位:22
Plan

 走る。

Do

 走った。

Analysis

 もっと走れた。

反省点

並走者に横着

 △→1といい8→9といい周囲の競技者を安易に利用しようとしてドツボにハマった。今回はどうもMA2とMA3は全く違うコースだったそうなのでしっかり裏目に出た。

 きっちり地図を読んで自分でプランを立てて自分でナビゲーションをする。オリエンテーリングの基本を最近忘れがちな気がするのできを引き締め直したい。

薮を切る直進は雑魚

 ハッチだから大した事ないのかなと思っていたりしたが朝霧根原は優しくなかった。背丈1m近くあるススキは視界を遮り足元を覆い隠す害悪だった。

 逆に平坦で綺麗なところではうまく直進ができているので藪の中を切って進んでいくときにルートから外れてしまわないように無敵直進できる技術が次は欲しい。

感想

 みんな大好き朝霧根原の富士山麓大会はひとまずこれが最後らしい。去年堪能できなかった南や西側のエリアにも入れたのでそこそこ満足です。あのエリアが好きか聞かれたらかなり微妙なところではありますね。

 直進できるところは概ねうまく行った感じですがレース終盤というのと周囲がそもそも速いというのもあって巡航速度が大変なことになっていますが気にしないでいきましょう(笑)

 ランキングポイントも昨年とほぼ変わらずといった感じでしたがクラスが上がっているので及第点ということにしておきます(甘えるな)。

 来年もきっと富士山麓大会は開かれるんじゃないかな〜と思っているので期待して待っておきます。テレインは…上井出財産区とかだと嬉しいかな〜噂では藪いらしいですが。

 次のランキング対象は秋田大会、コンタ線2.5mの根原以上に平坦なテレインなのでこの調子で直進当てて行こうと思います。

コメント

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