プロローグ
毎週のようにオリエンテーリングの大会に参加していた10月も終わり今年もあと2ヶ月というところまでやってまいりました。
11月の最初の土日は長野の方でインカレスプリントとインカレロングが行われるとのことなので僕も当然参加します。
しかし、流石にスプリントくらい短いオリエンテーリングのためだけにこれだけ遠出をするのは勿体無いので前日は高尾山あたりに登ってから行くことに。
金銭的な負荷がバカみたいに高い公共交通での移動ですが4列シートのバスにほぼ限界まで詰め込まれて輸送されるよりは幾分か良い気はしますね。金は使うものです。
本編
毎度東京へ
東京行きの高速バスに乗車するために京都駅にやってきました。
大阪から乗ればいいものを何故か京都駅八条口で乗車することにしていたようです。そういえば大阪の乗車地は難波だったような…だからか。
まあ、たいして何か変わるわけでもないのでヨシ。
京都駅は東西にめちゃくちゃ長い駅なのでバスのロータリーを探すだけでも一苦労。
バス会社の案内も出口名とかが書いておらず突発的なバス停Oをしながら何とか乗り場を発見しました。
大通り挟んだ向こうだとは思いませんでした。
今回利用するのはミルキーウェイEXPのCJ110便です。
行き先は新宿・池袋・久喜らしいです。久喜ってどこだ…
料金は6000円以下で3列独立、木曜日の夜ということもあってかなり安く移動できますね。
今回は座席指定のできないプランで予約したので真ん中の列になりました。
今まで窓際しか乗ったことありませんでしたが、左右の席がカーテンギリギリで圧迫感があることを考えるともしかしたら真ん中の列が一番快適かもしれません。
バス車内は普通に狭いので必要以上に広くも感じませんでしたからね。
途中で停車した土山SAでラーメンをむしゃむしゃ。
降りる時はSAの出発予定時刻が1:35となっていたのが戻った時には0:35となっていて戦慄しました(笑)
流石になんかおかしくね?と思って戻っておいて良かったです。危うく取り残されるところでした。
それにしても東京方面に向かう大体のバスは新名神を通るもんなんですかね?
それはともかく随分と涼しくなってものです。半袖で外を歩くには厳しい(時間帯)。
結局バスに戻っても休憩時間のたびに(1時間毎)通路を歩く人に起こされて寝れませんでしたとさ。
ほぼ定刻通りにバスはバスタ新宿に到着。
前々から話は聞いていましたがとても立派なバスターミナルです。
勝手に地上にあるもんだと思っていましたが4階にあるんですね。驚きです。
流石に天下の新宿駅といえど午前6時は静かです。人々が郊外から出社してくる前ですものね。
スーツケースから登山用の装備を取り出しガラ空きのコインロッカーにスーツケースとリュックをぶち込んで高尾方面へ向かいます。
陣馬・高尾縦走
陣馬・高尾縦走は詳しくはこっちの記事に書いてます。ぜ、全部書いてると長くなっちゃうからね…
宿泊地は甲府
さて、人混みがやばすぎる高尾山から下山して再び新宿駅へ向かいます。
ここから東京まで一本で行けるのはものすごく便利に感じますね。
流石に久しぶりの25km近いトレイルを走るのは体にも負担が大きかったようで中野あたりまで爆睡してあっという間に新宿駅に到着です。
この後の予定は友人と会って19時発のあずさで甲府に行くくらいしかないのですが、如何せんそれまで時間がありすぎます(まだ14時)。
周囲のスタバもドトールも混んでる気しかしなかったのでどこで時間を潰そうかしばし思案。
半年前に朝ごはんを食べたルミネの地下を彷徨っていたところ抹茶屋さんがあったのでそこで課題等の作業をすることに。
フロートを注文したら店員さんがうっかり倒してしまったよう。作り直そうとしていたので声をかけてそのままもらっておきました。もう1個新しく作るとなると勿体無いですからね。
そしたら頼んだ覚えのない御座候…大判焼きをサービスでいただきました。わざわざいいのに…(笑)
僕はそういう世界と無縁なのでわかりませんが、やっぱり「映え」とかを気にして注文する人からしてみたら商品が多少崩れているのはマイナスポイントなんですかね?美味しけりゃいいでしょ派です。
抹茶がウリなお店らしく抹茶が甘くありません。甘い抹茶ばかり食べてきたので最初こそ戸惑いましたが味はとても濃厚で堪能できました。乗ってるソフトクリームの甘さと抹茶の苦味が交互に来ていいですね。
御座候の中には濃い抹茶クリームが入っていてこちらは甘かったです。友人へのお土産に3個ほど買っておきました。
一○八抹茶茶廊というお店です。メニューも豊富なので新宿に立ち寄った際はぜひ。
流石にカフェに滞在しすぎるのも迷惑かなと思ったのでバスタ新宿の下にある広場で時間潰し。
パソコンをペチペチ触って2時間。なんとかもてあましていた時間を消費し終えました。
南改札口内の蕎麦屋さんで友人と食事。
彼は大学終わりだというのに僕は何やってんだか(笑)
晩御飯を食べ終えたら新宿駅構内の店舗をフラフラして1900発のあずさで新宿を離れます。
隣がいないことを祈って指定席を取ったのに残念ながらお隣さんがいるようです。スーツケースもあるので地獄確定ですねこれは。
あずさは出発直前での駆け込み需要も多いらしくお隣さんは立川駅で下車して行きました。
テーブルを広げる余裕ができたのでここで最後のプログラム確認。しっかり読み込んでおきます。
ちなみにですが新宿とか東京近辺ではなく何故甲府に泊まるのかというと単純に間に合わないからです。小淵沢駅に0800は流石に厳しかった(笑)
あずさは折り返し前の遅れを引っ張り定刻より5分ほど遅れて甲府駅に到着。
チェックインまで20分ほどしか余裕がないので急いで鍵の受け取り所へ。
なんとか間に合い無事寝床を確保できましたとさ。
インカレスプリント
前日の登山と移動を終えた後にランニングしたらぐっすり寝れました。11/5です。
始発近い電車に乗るので5時に起床したのですがダラダラしていたらかなりギリギリになってしまいました。
ここから小淵沢までは普通電車です。
甲府を出た段階では10℃くらいかなという感じでしたが韮崎に入ったあたりからガクッと気温が下がり5℃かそれくらいに。
空ももう冬といった感じで朝焼けに照らされた雲と山が幻想的です。
0649、小淵沢駅に到着。
窓の向こうに見えているのは南アルプスの山々です。ガッツリ晴れでまさにオリエン日和といった感じですね。
大会バスが来るまで1時間ほど余裕があるので待合室で仮眠して時間潰し。
暖房が効いているか怪しいレベルで寒かったので買ったばかりの冬用ダウンを実戦投入。流石にダウンを着用すれば暖かかったです。
バスに20分ほど揺られて富士見高原に到着。そこから5分坂を登ったらICSLの会場です。
会場からは八ヶ岳連峰の登竜門である編笠山の斜面が一望できます。でもよく考えてら正面に見えているのは編笠山ではなく西岳なのでは…?
それにしても本当に紅葉が美しい季節ですね。
1日目の競技種目はスプリント。案の定走力でけちょんけちょんにされましたとさ。
選手権クラスの観戦のためにテレイン内の小高い丘に登ります。
景色も抜群、コントロールにアタックする選手も観戦できて一石二鳥です。
選手の写真は流石に載せれないので風景の写真でご勘弁を。
女子選手権の部が終了した後会場に戻っていたのですが、OBが出走するオフィシャルレースで水をぶっかけるとのことなので先ほどの場所まで戻ってきました。
ちょっと申し訳なくなるくらいの勢いで水を叩きつけて1日目の全競技は終了です。
宿泊地がスポーツセンターとのことでどんな晩御飯が出てくるのか少し心配していましたが、美味しい上に結構量もあったので食べ応えがありました。
爆速で食べ終え人の少ないうちにお風呂に入り明日のロングの地図を読んだりテレイン内を走っている動画を見たりしているとそのうち時刻は2300に。
明日もレースですからとっとと寝ることとしましょう。
インカレロング
翌朝は0600ごろに起床し外へお散歩に。
昨日は雲を被って見えていなかった富士山が朝日に照らされて浮かび上がっています。
先輩方は起床時間が近づいてもごろごろ寝ていましたがやっぱり早起きするに限りますよ。
幻想的な南アルプスのモルゲンロート。
方角的には鋸岳や甲斐駒ヶ岳が見えているはずですがどれがどれかいまいちピンときません(笑)
道路沿いの木々も満開と言わんばかりの鮮やかな赤色に紅葉しております。
もう紅葉終わってたりするのかな?と心配していましたが完全に杞憂でしたね。
さて、一般の部を終えて選手権クラスの観戦、先輩方を応援すべく激斜のゲレンデを中腹まで登ります。
コースプランナー曰く下から登る方が早いらしいですがこの登りは心折れそうになりますよ(笑)
え?自分の成績はどうだったのかって…?爆死だよ!ツボったよ!
地平の果てには北アルプスの核心部、大キレットから乗鞍岳まで続く長い長い稜線が見渡せます。
この景色を見るためだけに登っても良かったと思えます。
最近は暖かくて積雪がよろしくないという話を聞いていますが、流石に3000m級の高山ともなると降雪がはっきり見て取れますね。
自分の走りが不甲斐なかった分全力で応援。真ん中で旗振ってるのが僕です。
何十人もやってくるのにガンガン声張り上げていたらだいぶ疲れました(笑)
お腹から声出していたおかげで喉は潰さずに済みましたね。
憂の帰途
無事に大会も終わり表彰式…というところでバスの時間がやってまいりましたのでここで僕は撤収です。
どうしても交通の時間に左右されてしまうのが公共交通機関の辛いところではありますが、己の選んだ道ですから仕方がありません。
表彰で盛り上がっている会場をひっそりと後にします。
まだ日没の時間でもないのに2000m急の山々が連なる中央アルプスに陽光は阻まれ小淵沢駅周辺はあっという間に影の中に。
周囲が山々に囲まれている場所ならではの光景ですね。
再び小淵沢駅の待合室から今度はアーベントロートを眺めます。
左から編笠山・権現岳・三ツ頭、南八ヶ岳の山々が綺麗なオレンジ色に染まって行きます。
秋から冬にかけての澄んだ空気がもたらす情景はやはりやみつきになってしまいます(笑)
小淵沢駅改札すぐの蕎麦屋さんで晩御飯です。
メニューの名前は忘れてしまいましたが甘いスープと中華麺がよく絡み、ドロっとした豚肉と一緒に食べるともう、感無量です(笑)
ラーメンほどこってり重い感じもせず今まで食べた麺類の中ではトップクラスに美味しかったです。
どこかの踏切で線路内の確認を行ったらしくまたしても若干の遅れをもってあずさが到着。
これで塩尻まで向かいます。
車内ではしっかり爆睡していました(笑)
塩尻駅で途中下車し飲み物を買います。
改札出たところすぐにこのインパクトのある看板が置いてあって吹き出しそうになりました。
ちょっとゴリ押しすぎですけど印象には残りますね。香住にでもカニ食べに行きましょうか。
続いては8月に乗って以来の特急しなのです。ここ最近は長野方面への用事が少なかったので乗れてませんでしたが、乗り慣れてきたからなのか乗り込むと安心感を感じました。
あずさの方が全体的に快適でもちろん素晴らしいのですが、あらゆる設備が真新しいので少し落ち着かない部分があります。
中山道を揺られること2時間、名古屋で新大阪行きの新幹線に乗り換えて50分ほどで終点に到着。
この辺りの流れは毎度毎度の定番なので何も感じなくなってしまいました(笑)
あとは普通電車に乗って最寄り駅まで行ったら今回のインカレ旅は終了です。
お疲れ様でした〜
エピローグ
自身の最終的な成績はスプリント11位、ロング22位とあまりにも不甲斐ない結果となってしまい意気消沈しています。
帰途が憂なのはそのためです。
慣れないコンタからの切り通しを間違えリロケ出来ずに彷徨ってしまいました。ロングの方は自信があっただけに悔しいですね。
後味の悪い嫌なレースになってしまいましたがインカレの醍醐味というか、白熱した会場の雰囲気とか選手の全力を出し切る姿は見ていてとても楽しかったです。
来年は成果を出して表彰台に上がれるように精進して行きますね。
それではまた〜👋
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