プロローグ
前回に引き続き大山、今回は夏山登山道で弥山に登るお話です。
こちらは「vol.55-2」ですので、ぜひ「vol.55-1」もご覧ください。
続編なので少し説明は省略。
今回登る「夏山登山道」は一般向けのコースとなっており、家族連れや初心者の方でも技術的な問題なく登ることができます。一方で一気に標高を1000mほど上げることから体力はある程度必要です。
かつては標高1729mの「剣ヶ峰」が山頂とされていましたが、現在では周辺登山道の崩落が進み、安全に到達できる「弥山」が山頂と呼ばれるようになっています。
森林限界が1300m付近と北アルプスなどと比べてもかなり低いことも特徴です。
活動概要
活動記録
大山夏山登山口〜3合目
さてさて、水分の補給も終わったところで2回戦目やっていきましょう!
9:57、夏山登山口を出発で〜す!
早速、階段が現れます。
うへぇ…階段嫌だなぁ…暑いし…
進むとまた階段です。
階段かぁ…嫌だなぁ…
しばらくすると石段から木の階段に変わりました。
よく整備されています。
10:09、1合目を通過。
階段続きなので結構疲れます…
ブナ林の間を縫うように階段を進みます。
ちょっと階段多くないですかね?
こんな感じで逐一標高を表示してくれています。
あと800m登るのか…
10:21、2合目を通過。
日陰ではありますが、ずっと登りかつ風が通らないのでめっちゃ暑い…
相変わらず木で整備された階段続き…
そろそろ足が攣りそうになってきました…
大山3合目〜6合目
10:31、3合目を通過。
暑すぎて休み休み登ります…
楽しい楽しい階段が続きます。
整備がとても、本当にとても良く行き届いていますね()
ようやく標高1100mらしい。
暑くてぶっ倒れそうです。
まだ階段は続きます。
この登山道どうなってるんですか(笑)
10:47、4合目を通過。
周りは森なので展望はないわ、めっちゃ暑いわ…
ここまでくるともはや「階段地獄」です。
心を無にして登ります。
11:00ちょうど、5合目に到着。
程なくして行者谷別れに到着。
だいたいこの辺りで距離は半分です。
ようやく背後を振り返ると下界が望めるようになってきました。
本当にようやくです(笑)
大山6合目〜8合目
11:16、6合目に到着。
すぐそばに避難小屋があります。
空を見上げてみると…なんか少し雲があるような…無いような…
正面は結構雲が出て来てます。
天気を確認したところ隣の蒜山では激しく雨が降っているらしい…
おいおい大山も降るんでしょうか?
一応、青空は見えているし雨具ももちろん携行しているのでひとまずこのまま登りましょうか。
11:41、7合目を通過。
いよいよ山頂が近づいてきます。
僕の背を追うように雲が上がってきています。
少し急足で行きましょう。
半分くらいは階段ですが、あと半分はこういう感じの普通の登山道なので先程の階段地獄よりはいくらか楽です。
雲が出てきた上、風も吹いてきたのでだいぶ暑さはマシになりました。
森林限界は1300m付近でとっくに越えてしまっているので周囲には低木しか生えません。
北アルプスでも2500mなのにこれほど低いとは…
大山の気象の厳しさが良くわかります。
大山8合目〜弥山
12:08、8合目に到着。
花々が咲いていますね。
ようやく傾斜が緩やかになり、大山北壁が間近に現れます。
この辺りからは植生保護のために木道の上を歩きます。
登山道沿いに様々な植物が見られます。
周囲はダイセンキャラボクというイチイの一種の群生林です。
晴れているのか曇っているのかよくわからない景色。
これもなかなか良いですね。
12:18、9合目を通過。
いよいよ山頂ですね。
先に述べた通り山頂台地はダイセンキャラボクの純林で覆われています。
大山北壁は完全に雲の中。
晴れているのは本当に山頂部分だけのようですね。
大山弥山
12:26、弥山に到着しました。
1709m、中国地方最高峰です。
主稜線は…雲で覆われて見えませんね…
残念ですが、天気はどうしようもありません。
大山の南側の裾野はよく見えています。
山の南北でここまで天気が違うんですね〜
頂上避難小屋まで行って昼ごはんを食べましょう。
軽い上に超早く水が沸くので、とても重宝している「JETBOILスタッシュ」。
お値段は結構しますが、本当に便利なのでオススメです。
昼ごはんはコレ。パスタです。
自分で作るだけの料理力は存在しないのでいつもフリーズドライ食品で。
なんやかんやで昼ごはんを食べ終わった頃。
うーむ…なんか天気が怪しいですね。
山頂一帯にも雲が出てきました。
あぁ…ついに降ってきてしまいました…
雨具着るとなると蒸れるし嫌だなぁ…
まあ、悪態をついていても天気は良くなりませんし出発します。
大山弥山〜夏山登山口
13:44、山頂避難小屋を出発。
下山していて驚いたのは、すれ違った人達にまともな雨具を着用してる人がほとんどいなかったことです。
僕より少し早く出発した青年2人と小屋で入れ違った2人以外、数十人とすれ違いましたがほとんど傘か生身でした。
まあ、死んでないので大丈夫でしょう(違うそうじゃない)。
山頂からは何も見えませんでしたが、下山するにつれ視界が明るくなってきました。
同時に下界も見えるように。
北壁もうっすら姿を見せています。
雲がかかっているのは本当に上部だけだったようです。
結構撥水力は落ちていますが、浸水はなさそう。
ただ透湿性がよくないので内側からかなり濡れています。
めっちゃ気持ち悪い…新しい雨具が欲しいです。
14:20、6合目の避難小屋まで下山。
もう降ってこなさそうなので雨具を脱ぎます。
ちゃっちゃか下山しましょう。
登りも階段、降りも階段です。
降りは割と楽なので周りを見る余裕があります。
ひたすら続くブナの林。大山は西日本有数のブナの生息地らしいです。
やはり下山はスピーディーですね。
濡れた石畳なので滑らないように気をつけます(過去の反省)。
15:02、夏山登山口に下山です!
上流で雨が降っている時は川遊びは気をつけてくださいね〜
エピローグ
夏山登山道と弥山はこんな感じでした〜
登りは本当に階段だらけでまさに「階段地獄」。
夏にはもう登りたくないですね…
大抵は下山したらすぐに帰宅するのですが、今日は温泉に入ってソフトクリームを食べてから帰宅しました。
とても濃厚で美味しかったです。
帰りの国道9号沿いは日本海らしく?風力発電機がバンバン立ってました。
是非はともかく、再生可能エネルギーがより普及すると良いですね。
それではまた〜👋
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