はじめに
何ヶ月経ってからアナリシス書くねん、という感じではありますがきっとO-ringenのアナリシスはいつになっても需要があると思うのでどんなコースだったのかという忘備録も兼ねて書いていこうと思います。
大会情報
成績
- 2024/7/22(月)
- 大会:O-ringen2024
- 出走クラス:H21
- 成績:110/123
地図:

目標
- とりあえず完走
- まさには負けない
- 直進する
レッグ毎分析
△→1

- ラップタイム:2’41
- 積算タイム:2’41
- レッグ順位:109
- 積算順位:109
Plan
めっちゃ直進。
Do
初手なのでミスらないようにしっかり直進。降り始めて左手を観察したらポストがあった。
Analysis
無敵の直進をすれば完璧にいける。それが北欧のオリエンテーリングと聞いていたので全力直進祭りでなんとかした。地形はびっくりするくらい緩いのでアンテナ張ってないと通り過ぎてしまいます。
1→2

- ラップタイム:6’52
- 積算タイム:9’33
- レッグ順位:110
- 積算順位:109
Plan
道まで脱出して出来るだけ近くまで引っ張る。あとは直進でなんとか。
Do
コンパスの振りが甘くて若干西側にズレる。正面に見えてきた藪でずれを察知して修正。保険をかけて藪に沿って進んだ。
道に脱出したタイミングで地図に表記がされていない林道のようなものがあったので一瞬間違えるも流石に違うと気づき修正。植生回の角から直進して当てた。
Analysis
コンパスをキッチリ振ってT字路に当てに行くくらいの気持ちでオリエンしたい。最も全てをぶった斬る直進ができるに越したことはない。
2→3

- ラップタイム:4’28
- 積算タイム:14’01
- レッグ順位:110
- 積算順位:111
Plan
何でも良いから道に脱出、いい感じに薮を切れそうなところから切って直進。
Do
木のまばらに生えたオープンが若干藪く見えたので若干ずらして脱出。道の曲がりからB薮を抜けて直進した。
Analysis
荒地ではなくオープンの記号だったのでおとなしくまっすぐ向かってよかった、タイムロス。
3→4

- ラップタイム:5’09
- 積算タイム:19’10
- レッグ順位:98
- 積算順位:105
Plan
直進ベースのナビゲーション。頑張って色々見たい。
Do
コンパスを振って丘を登る。降りに転じたら湿地に接して短いところを渡る。尾根を登って左手に見える薮を数えてアタック。
Analysis
線状特徴物が少ないので現地で見えたものを拾うしかないのが辛い。でも面白い。湿地は意外と沈まず走れる感じ。足元が濡れているだけで回避する心配はないようだ。
4→5

- ラップタイム:5’12
- 積算タイム:24’22
- レッグ順位:116
- 積算順位:107
Plan
直進、直進しかない。
Do
コンパスを振って直進。若干右にずれていたようで正面にオープンが見えてきたから軌道修正。近くのオープンと尾根を取ってからアタック。
Analysis
右にずれてしまったがエイミングオフするなら左にすべきだった。林道の曲がりからアタックできればスマートだった。
5→6

- ラップタイム:19’52
- 積算タイム:44’14
- レッグ順位:120
- 積算順位:112
Plan
D薮を巻いて主要道に乗り給水所から直進。湿地を見て細いところを渡る。
Do
脱出する際に北西へコンパスを振り脱出。D薮のエリアとオープンハッチのエリアの隙間を抜けるつもりだったがミスって深い薮に突入。方向感覚が維持できなかったがとにかく北西方向へと通れる隙間を探したら普通の森に出たので脱出。
一瞬道に乗って謎の方へと走ったがコンパスですぐに修正。給水所まで走って直進を開始。大きな湿地帯へ当て細く窪んだところから進んだが正しく進行方向を転換できた理由はよくわからない。
Analysis
ロングレッグなのに地図読みをすることを怠ってしまった。北に進めばB藪の中を走る霧通しが確認できたはずなのでそこまで脱出すればよかった。
6→7

- ラップタイム:6’14
- 積算タイム:50’28
- レッグ順位:108
- 積算順位:112
Plan
直進ベース、現地の情報を拾ってナビゲーションしたい。
Do
コンパス振って直進。湿地にぶつかるまでまっすぐ進んで湿地を切る。左手にオープンを見ながら直進すると正面に岩がけが見えたので端から直進でアタック。
Analysis
湿地を切るときに方向の維持ができなかったのは反省。地形の把握が若干怪しかったが岩がけでリカバリーできたのはデカい。
7→8

- ラップタイム:1’45
- 積算タイム:52’13
- レッグ順位:108
- 積算順位:112
Plan
直進。短いレッグだから手早く済ませたい。
Do
直進。地形が細かすぎて走れなかった。
Analysis
細かすぎる地形はしっかり読むでなくざっくり捉えてしまうべきだった。
8→9

- ラップタイム:27’44
- 積算タイム:1:19’57
- レッグ順位:117
- 積算順位:114
Plan
可能な限り線状の特徴物を繋いでいく。道に乗り、乗り換え線状の地形を辿る。現地取得の情報メインで現地対応。
Do
道に向かって脱出。湿地から離れた走りやすい箇所を走る。道に脱出したら道を引っ張ってさらに西の道に乗り換え。給水を取ってから直進開始。750m近い直進だが真っ直ぐ左右の湿地との相対位置で進む。
北西に伸びる緩い沢を跨いでからピークに向かって登るが高いところから傾斜変換にかけて到着してもポストが見つからない。現地とオープンハッチの整合ができず彷徨ってどうしようもなくなったので東に進んでもう一度緩い沢からアタックするとさっき通った崖の下にポストがあった。
Analysis
途中の地形のいなしはまあまあ悪くないという感じ。もっと大胆に地形を使ってスピードを上げて巡航したい。ポストのついている地形が傾斜変換の先の岩崖ということにもっと意識を向けられていればその可能性を考慮した捜索ができたかもしれない。
9→10

- ラップタイム:1’56
- 積算タイム:1:21’53
- レッグ順位:91
- 積算順位:114
Plan
真っ直ぐに直進。
Do
いい感じに真っ直ぐ行けた。手前に大きなオープンがあったので確定もしやすかった。
Analysis
短い直進レッグは正確にキッチリ当てたい。
10→11

- ラップタイム:10’10
- 積算タイム:1:32’03
- レッグ順位:88
- 積算順位:110
Plan
地形を繋いで直進。
Do
南に向かって脱出し直進。線状の湿地を越えてからあえてピークに登って現在位置を確定する。ピーク上からまた線状の湿地をこえて周囲の競技者と一緒にローラー作戦した。
Analysis
アップを許容して確実にいけるルートを選択。高度の変わらない箇所をピークを舐めていく感じで走るのがベストルートか。正直アタックは他の人がいなかったらできなかったけど目を瞑る。
11→12

- ラップタイム:17’04
- 積算タイム:1:49’07
- レッグ順位:120
- 積算順位:115
Plan
頑張って直進するけど自信ない。
Do
真っ直ぐ脱出したがイマイチ湿地の淵の形がイメージと一致しないで困惑。湿地をこえて山塊に入るタイミングでただの岩崖をオープン湿地の岩がけと勘違いし間違って直進。しっかり平行にズレてしまった。
ある程度進んだところで距離感的にないことに違和感を感じ戻る。戻るとちょうどオープン湿地と岩がけのところにぶち当たったので再度直進すると当てられた。
Analysis
岩がけの位置とオープン湿地の存在を取り違えてミス。森の様子は正直慣れの部分が大きいのでミスもやむなしか。とはいえしっかり周囲の湿地との位置を確認すべきだった。
12→13

- ラップタイム:2’38
- 積算タイム:1:51’45
- レッグ順位:59
- 積算順位:115
Plan
スーパー直進する。
Do
湿地を切って進む。湿地に入るとちょうど右手に小さな山塊が見えたので位置を確認して直進して当てた。
Analysis
湿地がハッカみたいないい匂いのする森なので意外と走れる。
13→14

- ラップタイム:3’40
- 積算タイム:1:55’25
- レッグ順位:92
- 積算順位:113
Plan
真っ直ぐ進む。
Do
ピークから湿地を渡って直進。視認性の良いピークの上にポストがあったので案外遠くからでも視認できた。
Analysis
直進して当てるつもりで進んだが若干右にずれていた。ポスト位置が見えにくかったら不味かったかもしれない。
14→15

- ラップタイム:16’53
- 積算タイム:2:12’18
- レッグ順位:87
- 積算順位:110
Plan
明瞭な傾斜変換があるのでそこまで気合を入れて直進、直進する。再度平坦なエリアに突入したらオープンを繋いで山塊を越えていく。山塊上の湿地からアタックできると良い。
Do
とりあえず中間の地形は無視して真っ直ぐ進む。ここまですでに2時間かかっているのでへとへとだが頑張る。全部地形を無視して突き進んでいると傾斜変換が現れたので自信を持って下る。
降りきったところでオープンの端を繋いで湿地を渡る。正面に大きな山塊が見えるのでガッと登ってしまいそのままアタック。
Analysis
途中の地形を全部無視するという選択はなかなか悪くなかった。アタックに近づくところも線状の特徴物をうまく繋げているので案外悪くなかった。
15→16

- ラップタイム:2’35
- 積算タイム:2:14’53
- レッグ順位:36
- 積算順位:110
Plan
湿地に沿って直進。
Do
人がいたのでいい感じについて行った。
Analysis
ナビゲーション緩めなので何とも。
16→17

- ラップタイム:2’59
- 積算タイム:2:17’52
- レッグ順位:57
- 積算順位:110
Plan
直進で何とかする。
Do
オープンを雑に切って情報を省略して直進。ポスト近くの傾斜変換と右手の藪でしっかり角度を持ってアタック。
Analysis
速度を上げればタイムも上がる。
17→18

- ラップタイム:1’31
- 積算タイム:2:19’23
- レッグ順位:66
- 積算順位:110
Plan
オープンの縁に合わせて走る。
Do
なんか足元がぬかるんでて臭かった。
Analysis
走るだけ。みんな一緒。
18→◎

- ラップタイム:0’48
- 積算タイム:2:20’11
- レッグ順位:
- 積算順位:110
Plan
走れ走れ。
Do
走る走る。
Analysis
ゴールレーンすごかった。
反省点
極悪平坦な微地形
オリエンテーリングを始めてはや2年だが、かつてないレベルで平坦かつ複雑な地形にかなり苦戦させられた。地形を含め特徴物の情報が多すぎて処理しきれなかった。
特にそれらの情報を全て拾おうとするとどうしても読図が追い付かず減速してしまうのでしっかり取るべき情報と切り捨てるべき情報の取捨選択をする重要性を痛感した。
日本とは違う森
森の様子も地図から分かる通りかなりカラフルで普段の様子と違い適応するのにも時間がかかった。植生も足元がおぼつかない下草で埋められておりスピードを出して走るにはコツが必要そう。
特に湿地が日本のものは沈み到底走れるものではないのに対して、こちらの湿地は一面が草に覆われていて沈むことなく突っ切ることができる。湿地を利用したナビゲーションの仕方にも差がありそうだ。
感想

初のスウェーデンのレース。いきなりのロングディスタンスで慣れない要素に苦戦こそしながらも何とか完走することはできた。明日はミドルだが当然難易度は上がりそうなので心して臨みたい。
日本との森や地形の様子の違いが顕著なので何とか数日のうちに体と頭を慣らしてしっかり走ることができるように頑張りたい。
アウェーとはいえ平岡さんよりも速い選手が数十人単位で居るのが恐ろしい。世界は広いという言葉がこれほど身近に感じたことはない。世界って広いな。
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