プロローグ
どうもどうも、polarisです。今回は本当に久しぶりの登山回になっております。vol.72が昨年の秋インカレ、つまり11月の上旬だったことを考えると実に半年ぶりの登山です。何てこったい。
あまりにもオリエンテーリングをやりすぎてすっかり登山というものを忘れてしまっていましたが今や巻き返しの時です。
今回登る…というより巡るのは赤穂浪士で有名な赤穂の街並み・山並みです。まさに海と山が間近に共生する赤穂の見所と山から見た瀬戸内の美しい景色を堪能してきます!
活動概要
活動記録
坂越駅〜雄鷹台山
本日はお日柄も良くまさに登山日和です。おはようございます。
今日は始発ではなく始発の一本後の電車で西へ。西明石駅で播州赤穂まで向かう普通電車に乗り込みます。
のんびり揺られること1時間、終点の一つ手前の駅である「坂越駅」で下車します。ちなみに読み方は「さこし」ですよ。「さかこし」ではありません。
単線の対向式ホームに駅名標が立っているだけの簡素な駅です。ちゃんとICOCAは使えました。
駅前にはこんな感じでご当地観光案内板が立っています。自分はあまり聴いたことはありませんでしたが坂越って有名な観光地だったりするんですかね?
登山口まで行ったらとっとと登り始めます。0758、半年ぶりの登山開始です!
まさに地元の山といった感じの趣があってなかなか刺さります。写真には写っていませんが手前に開閉可能な金属製の柵があるので留め具を外して勝手に出入りする感じになっていました。
登り始めますがこれまた暑いことこの上ない…さすがに5月の上旬ともなれば暑いのも仕方がないことですが困ったなぁ…
そして低山にありがちないつもの「送電鉄塔」。今日もいい写真が撮れました。
道端にはこんな感じでツツジがポツポツと咲いており初夏を感じさせます。
右手の紫色の方は結構色々なところで見るヤツですけど左手の鮮やかな紅色の方は一体…?とても上品な色で綺麗でした。
割と結構な登り坂に打ち捨てられたボロボロの車…車道なんてないはずなのにどうしてこんなところに…
昼間だからキャッキャ喜んで見てますけど夜にはあまり遭遇したくない人工物。
10分くらいで尾根が開けた場所に到達。千種川が作り出した北側の田園地帯が一望できます。
やっぱり眺望がいいのがオリエンと登山との違いだなぁ…こんな立ち止まってみている暇なんてないですからね。
登山道の景観はコロコロと変わります。気に囲まれた涼しい道もあるかと思えば直射日光の照りつけるガレ場の急斜面もあり。
それにしても廃車がここにもあるのは何故…めっちゃ怖いんだけど。
ある程度キツイ登りが終わると南東側の千種川が見えます。山を越えたその奥には瀬戸内海の姿も。六甲山で育った身としてはやはり海が見える山は落ち着きます(笑)
比較的なだらかで展望の良い道が続くので冬場なんかに来たらめちゃくちゃ清々しく歩けそう。今日は帽子を持ってきていないのでめちゃくちゃ暑い(笑)
0822、砂子後山に到着。この山も難読で「砂子」は「まなご」というふうに読むそうです。こんなん読めんてぇ…
でも地元のクソ難読地名を山名につけるスタイル、めっちゃ好きです(笑)
また木漏れ日溢れる森の道をずんずん進み、なんかめっちゃ雰囲気の良い開けた広場が見えてきたらまもなく景観スポットの雄鷹台山に到着です。
こういう木漏れ日の道を見ると自動的に伊豆大島ロスを発生させてしまうので困ってます。
雄鷹台山〜赤穂城址
0835、赤穂市街を一望できる雄鷹台山に着きました。先ほどまで森の区間が多かったのでここに来て展望が開けてすぐこの景色なので圧倒されます。
写真中央付近の大きな川が千種川、播磨灘に悠々と注ぎ込みます。正面奥に見えているのが小豆島。右手に見えている半島のようなものは鹿久居島という離島です。
左手に目を移すと今から登っていく小高い山々や赤穂御崎・赤穂温泉街も見渡せます。奥には家島群島の無人島たち、カヤックの経験を積んでいつかアレを巡ってみたいなぁ…
ツツジはちょうど見頃で鮮やかな花を咲かせています。図らずとも完璧なタイミングで登ったようです。
今日はまだまだ先が長い感じなのである程度景色を見たらそそくさと下山を始めます。
どうもこの山メインのルートは播州赤穂駅すぐのところにある神社から登り始めるらしくこちらからだと随分案内板やら合目を知らせる看板など丁寧な案内がなされていました。
もうまもなく下山というところでたくさんのお地蔵さんを発見。どうも88体あるのだとか。
お地蔵さんがどういう存在なのかよく分かってないのでそのままそばを素通りするタイプ。
そのまま赤穂市外に入り込み赤穂城址を目指します。今日はGWの中日ですがまだ朝が早いので全然人の姿は見当たりません。
市街地に入るとあちこちに「水」に関連すると思われる碑やオブジェが散在しているんですが、赤穂は上水が有名だったりするんですかね?
播州赤穂駅から赤穂城址へ続く一本道に入るとなんかそれっぽい(語彙力)建物が立ち並ぶようになります。白壁に瓦屋根、まさに城下町といった感じ。
道の終点まで歩いたら当然赤穂城です。
赤穂城址〜伊和都比賣神社
小さな門をくぐり外堀を渡ります。明石城は全然城って感じがしないので雰囲気あっていいですね。見慣れすぎただけかな?
それにしてもこんな綺麗にどうやったら古い技術でこれだけ綺麗に石を切り出せるのか不思議です。
三ノ丸には大石神社があります。なんかここも結構良いとこらしいですがちょっと時間が足りないので素通りします。スミマセン
掲示されている案内板の地図を見てどういう風に回ったら上手く脱出できるか考え中…ちょっとしたオリエンテーリング?
とりあえず二ノ丸の庭園に入ります。芝生がめっちゃ綺麗…フカフカの芝で無限にゴロゴロしていたい(笑)
さすがに城の庭園な事もあってめっちゃ静かです。以前行った浜松城の庭園とは違って開放感があります。自分はこっちの雰囲気の方が好きかなぁ…
なんかよくわからんけど小さい紫色の花が咲いてました。この写真を見ると朽ち果てた古城のようにも見えます。ナウシカに出てきそう。
引き続き二ノ丸を見て回ります。南側の池の周りは元禄桜苑と呼ばれる桜の名所なんだそう。さまざまな品種の桜が植っており青々とした葉をつけています。これは再訪しないとですね。
ちょっと見にくいですが池にはめちゃデカい鯉がいます。
二ノ丸をぐるっと回って厩口から本丸へ。天守閣は残念ながらありませんが天守台は建設されているので登ることができます。割と眺めは良い感じ。
雄鷹台山ほど見えんなぁ…とか思いながらしばし見物したら本丸門から二ノ丸へ。
そのまま来た道を戻って水手門から城外へ脱出。米蔵が休憩所兼トイレになっててびっくりしました。
ちょうど出たとこのお堀に謎の黒っぽい物体が。白鳥…みたいな鳥ですが全然色が違うしなぁ…
黒い体と真っ赤な嘴がちょっと不気味かも。
ここから次の目的地までちょっと離れているのでロード歩きです。県道に乗って進み千種川を赤穂海浜大橋で渡ります。とりあえず大橋つけるのやめろ感。
赤穂御崎沿いの入り江を巻いて御崎の先の方へ。隣はビュンビュン車が走っていますがちょっとのんびりしていて良い感じ。
伊和都比賣神社〜茶臼山
10時半を回ったあたりで伊和都比賣神社に到着です。さすがにGW中なだけあって人は多めです。
御朱印帳を持って社務所へ。自分の前に何人か並んでおり10分くらい待って御朱印を入手。書き置きでしたがGWだしそういう事もありますよね。
この神社は景勝地としても有名らしくデカい鳥居が海を望むように立っています。確かにめっちゃ映えそうな画角ですわね。
航海安全のご利益があるらしく東郷平八郎とか歴代の旧大日本帝国連合艦隊司令長官が艦隊を率いて海の上から参拝したとかなんとか。
実はまだ半分も歩いていないので御朱印を手に入れたら海岸の遊歩道を進んでいきます。
本当に堤防の上の狭い道なのですぐ脇は波打ち際。そのおかげでめちゃくちゃ景色は良いです。
適当なところで道路に乗り上げ次の登山口へ。「The 低山」って感じの登山口です。
ここから坂越アルプスとかいう連山が始まるみたい。検索かけても曖昧な情報しか出てこないのでよくわかりません。
太陽も登ってきてかなり暑いですがゴリゴリ登っていきます。一つ目の向山の山頂を過ぎるとこんな感じで視界が開けます。
左手の入り江は後で行く坂越湾。瀬戸内海らしく小さな島々がポツポツとあるのが良いですね。
左手には赤穂市街地、写真に写っているのは赤穂海浜公園です。今度6月に大会が開かれるところですね。
あそこの南西の端にも小さな山があって行きたかったんですが残念ながらあのエリアはクローズしてるので今回は断念。また今度行きましょう。
一旦暗部まで降りてきて七叉路を進みます。「七叉路っ!?」って感じですよね。自分もびっくりしました。
現地の地図によると特に坂越アルプスとかは言われていないみたいで普通に遊歩道らしいです。よくわからないですね。
ちゃっちゃか歩いて丸山、南宮山と進んでいきます。
割とアップダウンがある上に気温も高いので汗だく。やっぱり低山が一番快適なのは冬ですね。
1204、亀甲山に到着。一旦ここで小休憩。自分は食料をラムネ2本しか持ってきていないのでなけなしの補給をします。
青々とした新緑は綺麗だけど…暑いねぃ…
進み続けて西山、八祖山と続き一旦坂越市街へ下山します。
こちらの街並みも昔ながらの物が残っており石畳なことも相まって渋い雰囲気です。観光客も割といましたね。写真には写ってないですが(笑)
大避神社というところからまた山に入って行きます。神社の境内にもツツジがたくさん植っていて花を咲かせています。めっちゃ色鮮やかですわ。
よくわからんけどなんかでっかい碑がある(あるある)
茶臼山〜相生駅
1300、茶臼山に到着です。ここも非常に展望が良くうっとりする景色が望めます。
湾内にある島が生島、左手の岬は釜崎と言うそう。奥に見えている島々はやはり家島群島ですね。
茶臼山から続く山塊を越えればようやく下山…ですがここからも結構長い。
宝珠山、大谷山(坪江山)とどんどん奥へと進んでいきます。
オリエンテーリングにどっぷりと浸かっていたせいか繰り返される50m級のアップダウンがふくらはぎに応えます。
それでも振り返れば千種川の景色が見えるのでなんとかグイグイ登っては降り、登っては降り…
東側には日本三大重工の一つであるIHIの相生工場が見下ろせます。ここは造船所なのかな?デカい船とドックが見えますね。
ひたすら進み続けて最後にまるで落下するかのような下りをこなし道路に下山です。写真ではめっちゃ緩く見えますがマジでめっちゃ急な斜面でした。ほんまにヤバかった。
下山した後にはもちろん…?炭酸飲料ですよね〜〜コーラにしろ三ツ矢サイダーにしろ下山した後の炭酸ほど美味しい飲み物はありません(笑)
ほとんど何も食べていないに等しい状態だったので道の駅で塩ソフトクリームを購入。無難に濃厚なソフトクリームで美味しかったです。
相生駅への道中(諸説あり)に住吉神社があったので最後の登り。御朱印をもらおうかな〜と思っていましたが…まあ、そう言うこともあるよね。
ちなみに、この小高い丘には昔大島城と言う城があったらしい。目に見える遺構は見つけられなかったけど。
そして1552、30km以上歩いてようやく相生駅に到着です。いや〜かなり長かった。久しぶりにこれだけ歩くと流石に応えますね。
あとは来た新快速に乗り込んで撤収です。JRの駅に降りられると帰りが本当に楽です。
お疲れ様でした〜
エピローグ
久しぶりの登山でしたが赤穂市街の観光も織り交ぜて良い刺激になりました。やっぱり自分はオリエンテーリングより登山の方が好きですね。
最近は登山モチベが爆上げ中なのでスプリントは完全に絶って山に行くことにしましょう。スプリントはあしはや陸上選手にお任せします。
家島群島とか小豆島とか、先日淡路島に行ってから色々な島にも行ってみたい…あぁもう欲求が止まらない(笑)
大学の試験もあるしやりたい事とやらなきゃいけない事が多すぎて困っちゃいますわ。またぼちぼち登山するので活動記録書きますね。
それではまた〜👋
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