【登山】活動記録 vol.69-1:八峰キレット縦走計画(1日目:扇沢→爺ヶ岳→冷池山荘) 2022/8/22(月)

活動記録

プロローグ

polaris
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 どうもどうも、polarisです。

 テント泊装備も揃えて熊の湯キャンプ場でテントの設営練習もしたので、いよいよテント泊で登山に行ってまいります。

 今回の行き先は八峰キレット、1日目は扇沢から種池山荘・爺ヶ岳を経由して冷池山荘、2日目は鹿島槍ヶ岳・キレット小屋を経由して五竜山荘、3日目は唐松岳・八方尾根を経由して八方尾根スキー場に下山するという2泊3日の行程です。

 テン場には必ずお昼の12時前後に到着するという、雷対策万全の健全プランで遂行します。

 まあ、残念ながら未完なんですがね(笑)

活動概要

出典:YAMAP
出典:YAMAP

活動記録

大阪駅〜扇沢駅

 出発当日も18時まできちんとバイトをしている労働者の鑑、どうもpolarisです。

 早速ですが阪急梅田駅の阪急高速バスターミナルに向かいます。

 できるだけ高速バスより鉄道を使ってあげたいところなのですが、やはり扇沢まで直行してくれるのは便利すぎる。

 ということで今回は夜行バスで長野県へ向かいます。

 公共交通機関だからセーフ…セウト?

 乗車するバスはアルピコ交通の「さわやか信州号 白馬・栂池行き」です。

 大阪駅を2100ごろに出発して翌朝0600ごろに扇沢に着いてくれる便利なバスです。

 しかも車内は3列独立型のシート。窓側席にはカーテンまでついています。

 もうこれバスってレベルじゃねぇぞ!

 今回は右側の座席を確保したのでカーテンは左手にあります。こちらを閉めると…ほとんど個室です。

 シートピッチも完全にではないですがある程度足を伸ばせるくらいにはあります。

 前の席の人が無言で即フルリクライニングしてこなければ最高でした(笑)

 バスは新大阪、京都駅八条口と停車し草津PAへ。

 ここを出たら次は梓川SAまで休憩なしとのことで下車しますが乗ってきたバスを見失う始末(笑)

 出発まで10分ほどありましたが結構焦ってなんとか発見。

 それにしてもトラックがたくさん停まっていましたね。いつもありがとうございます。

扇沢駅〜種池山荘

 翌朝0600扇沢駅に到着しました。 

 かなりギリギリに起床したので降り遅れそうで危なかったです。

 残念ながら扇沢では僕しか下車しませんでした。ぼっちかよ、そうだよ。

 この大きなバスターミナルの3階が電気バスの乗り場らしく、運転開始を待っているのかベンチには結構人が座っていました。やっぱり黒部ダム人気なんですかね?

 いつかここの駅を使った登山もしてみたいものです。

 そんな皆様を横目に僕はひとり柏原新道の登山口に向けて車道をてくてく。

 ゴツいスノーシェルターがこの場所の環境の厳しさを物語っています。

 扇沢の左岸から種池山荘まで柏原新道は続いています。

 この道ができる前は扇沢を直登して直接種池山荘まで続く道が使われていたそうですが、増水するとたちまち通れなくなってしまうことから新しく道が付け替えられたんだとか。

 その正体は「無限の登り」。ひたすら登り続けます。

 まあ合理的ではありますがなかなか精神的にこたえますね。一気に標高を1100m上げます。

 所々から覗く雄大な景色。スケールが今まで登ってきた山と全く違います。

 もしかしたら伯耆大山もこれくらいあったかも?でもやっぱりデカいです。

 景色に感動しながら半ば無心で登っていると段々と雲が湧いてきました。

 お、おい。俺の景色を奪わないでくれ〜

 崩落した危険な箇所を通過する頃にはすっかり雲の中に。

 稜線に出たら晴れてくれてるといいんですけど…

 もうこんなん道ちゃうやん(笑)

 ガレガレの浮石だらけでそこそこ苦労しました。

 森林限界を抜けるともうすぐ種池山荘。

 悲しいかな、稜線もしっかり雲に覆われていました(泣)

種池山荘〜爺ヶ岳南峰

 0933種池山荘に到着。

 思いの外たくさんの登山者が休憩していらっしゃいました。

 ここでしばし休憩、種池山荘名物のピザをいただきます。

 こんな山の上で焼きたてのピザを食べれるだなんて…最高です。

 このピザにありつくためにゆっくりのんびり登っていたのでした。10時からでないと販売していませんからね。

 食べ終わったらぼちぼち出発します。

 相変わらず虚無ですが…仕方ありません。

 ひたすら登っていると段々と雲が晴れてきて爺ヶ岳北側の稜線がチラ見え。

 綺麗やのぉ〜稜線好きやでワイ。

 そして今回の目標の一つである鹿島槍ヶ岳も姿を表します。

 なんてこった…眺望は完全に諦めていただけにその分感動も大きいです。

 なんてこった…種池山荘より高いところに出ると大雲海が広がっていました。

 あちらに見えるのはどこの山だろう…?

 扇沢は完全に雲に沈んでいますが針ノ木岳などはテッペンがぽちぽち出てますな。

 こんな雄大な景色があっただなんて…山屋の皆様がアルプスに惹かれる理由がわかった気がします。

 こりゃリピ確ですわ(笑)

 突き抜けるような青空を複数のジェット機が飛んでいきます。

 この辺りは航路が密集してたりするんですかね?

 アメリカ軍の演習場になっているとか聞いたことがあるような、ないような…

 爺ヶ岳の東側はまさに大雲海。

 地平線まで雲が続いています。これはヤヴァイ。

爺ヶ岳南峰〜中峰〜冷池山荘

 1113爺ヶ岳南峰に到着です。

 これで僕の初アルプスは爺ヶ岳になりました🎉

 なかなかニッチなチョイスなのでは?

 自撮りの下手くそさを改善するために自撮りする僕。

 鹿島槍に雲かかってますよ〜下手くそですね〜

 予報が不安定で天気が読めないのでとっとと出発。

 次は爺ヶ岳の中峰に行きます。

 1132爺ヶ岳中峰に到着です。

 悲しいかな、短い時間であっという間にガスってしまいました(泣)

 多分雷雲ではないんでしょうけど、あまり雨の経験がない僕にとっては正直ガスるだけでだいぶ不安にさせられるものです。

 というかレインウェア暑いから着たくない(笑)

 左手には黒部川の支流である棒小屋沢が見下ろせます。

 この先十字峡で黒部川と劔沢と交わります。十字峡とか名前がカッコ良すぎる。

 爺ヶ岳北峰はどうやら立ち入り禁止らしいので華麗にスルー。

 爺ヶ岳の北稜線を急ぎ目に降り冷池へ。隠れるところがないのでマジで怖い。代わりに涼しいですが。

 大冷沢から続く登山道との合流点を示すケルンを抜けコルへ。

 少しだけ森の中を登り返して冷池山荘です。

冷池山荘テント場にて

 1215冷池山荘に到着です。

 山荘の目の前もガッスガスですが人工物があることに果てしない安心感を感じます。

 テント場の受付をさっさと済ませてテントを設営。

 天気予報通りなら雨が降るのでそれまでにさっさとしておきます。

 テントを張って予報とレーダーと睨めっこしていると1700ごろからなんと晴れてきました。

 雨の予報は何処へ…?

 来るときはガスっていて全然見えなかった爺ヶ岳も今はこんなにくっきりと姿を表しています。

 本当に山の天気は読めないものですね。

 おまけにブロッケン現象まで発生しているではありませんか!

 いいこと尽くしで明日が心配になってきます(フラグ)

 そして日没寸前になるとさらに幻想的な光景が。

 どこまでも続く深い藍色の空、輝く夕陽、浮かび上がる立山連峰。言葉にできないくらい美しい光景でした。

 日没後の様子。

 あぁ…素晴らしい…

エピローグ

 という感じの1日目でした。

 午前中は天気があんまり宜しくなく午後も雷雨かと少し心配していましたが、そんな心配とは裏腹に好天でした。本当にありがたい限りです。

 明日はいよいよ鹿島槍ヶ岳、そして八峰キレットの核心部を通過、五竜岳に至ります。大きな期待と一抹の不安を胸に突入です。

 まあ、その不安は全然別の形で現実となるんですがね(笑)

 それではまた〜👋

次回

 

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