【欧州遠征2024】Day7(Cansiglio COL BROMBOL PARADISE)WRE…トップは速かった…、ヴェネツィア再び

旅行記(海外)

プロローグ

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 気づけばイタリアでのオリエンも3日目、今日で最終日と考えるとあっという間ですね。今日は何気に初のWRE参加なのでポイントを狙う…ほどの走りはできる気しないのでとにかく無難に、前二日で慣らした体を奮い立たせていきたいところです。

本編

これがWRE

 おはようございます。今日もいい天気ですね(3回目)。ここに泊まっていると雨なんてなくて連日晴れしか来ない天国かのように錯覚してしまいそうです。

 そんな気分の良い朝日に照らされながらレースの支度。しかも今日はこの宿を離れて下界に降りなければならないので大移動をする支度も一緒にしてしまいます。

 今日もスイス人御一行の善意に甘えさせてもらって車で大会開場付近の駐車場まで。ちゃんと歩いてくるつもりでしたが結局連日甘えさせていただいてます。

 今日のテレインも昨日と似たような感じで細かく地形の入り組んだ難しいコースらしい。まあ、頑張れるだけ頑張りましょうか。

 ってわけで走って来ました。ミドルだけど5km近くあってがっつり目のレース。やっぱり地形がややこしくてしっかり走るのは難しいですね。

 でも昨日よりは地形の複雑さは緩和されててなんとか対応はできたような感じ。結果1時間くらいでしたがまあ悪くはないかな。最低限オリエンはできました。

 散々お世話になったスイス人一行に別れの挨拶とWMGの勧誘を済ませて宿に戻ります。帰りはOLKの皆さんに宿の前まで送っていただきました。本当に感謝しかないです。

 宿につくと初見のお姉さんが待ってて車で下界まで送る準備を。流石に汗かいたので最低限着替えたりして車に乗り込みお世話になった宿も後にしました。

ヴェネツィア再び

 お姉さんに別れ際にハグされてドキマギしながらバイバイ。イタリアでは一般的な文化というやつなのでしょうが純ジャパには慣れないですね。まあ、大会会場で脱ぎ回ってる国民性だからそこからして違いますか。

 それはともかく、ヴィットリオ・ヴェネト駅からまたヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅まで近郊列車に乗って向かいます。数日前にも行った気がするけどなぁ。

 こんな感じのなんだかよくわからない畑の車窓が広がっています。日本だったら茶畑かなぁとか想像できますがちょっと北イタリアの畑に何が植っているのか想像もつかないですね。

 しかしまあ晴れてること。地中海性気候ではまだないはずですがCfbの中では晴れがちなのが瀬戸内に通ずるところがあるように感じます。

 客引きしかいない駅からそそくさと退散して荷物をこの前のところに預けます。流石にこの短期間で行ったらまた来たことがバレて簡単に雑談しました。まさかまた来るとは夢にも思っていなかったみたいです。

 正直暇を持て余しているので近くの公園のベンチで休憩。人気は少なかったですが子供がすぐそこで遊んでいたので比較的安全だと判断。あんまり真似しない方が良いかも。

 次のチェコでの大会、どうやって移動するかなぁとか色々と考えつつ時間は過ぎていきます。だんだん陽が傾いてくる色をして来たのでちょっとフラフラしに出かけましょう。

 ヴェネツィアはご存知の通り干潟の上に杭を打って土台を作りその上に建造された都市です。ですので潮位の高い時間帯にはこんな感じで運河から水が通路に溢れ出してきます。

 もちろん全てがそうというわけではないのでしょうが、こんな環境と地元の人は共存しているのかと考えると地域性があって面白いなと改めて感じます。

 北の海岸沿いも案外悪くなく観光客が少ないのですごく「地元」って感じのイタリア風景が広がっています。やっぱこういう景色を求めてるんだよ俺は。

 人がいないヴェネツィアの部分をたらふく体感したところで、人がいるヴェネツィアの部分に戻ります。人がいないということはその分危険と考えるべきなのは間違いない。

 ヴェネツィアは歩道と水路しか基本的にないのですが、駅の隣の島にはこんな感じの大きなバスターミナルがあります。空港や他の都市から発着したバスは全てここが終点。ここから街中には歩いていくわけですね。

 世界遺産の街であることからもコテコテの古い橋がさぞ沢山あるのだろうと想像するかもしれませんが案外そういうわけでもなく、こういう現代風になっている橋は一定数あります。

 まあ、現代風というか現代に造られたのでしょうから現代的で当然と言えば当然。この微妙に緩い傾斜なのにバリアフリーではないのは何故なのか。

 駅の近くにもまだ訪れていない公園があったので見て回りつつヴェネツィアの景色も見納めです。地味に時間を潰すだけに4時間くらい滞在していた気がします。なんなら先日来た時よりも長いじゃないか。

 とはいえこれもただの時間潰しではありません。このヴェネツィアから発車する夜行列車に乗車するためなんです。もうその言葉の響きだけで興奮して来ますね。

 日本ではサンライズを除き他全てが駆逐されて久しい夜行列車ですが欧州では格安で国家間を移動する手段として未だ現役。各社毎晩数十本の各地へ向かう列車を走らせています。

 今回はオーストリア国鉄が運行している「ナイトジェット」という区分の列車に乗車。この列車に11時間ほど揺られてオーストリアの首都であるウィーンへと向かいます。

 一等車のユーレイルパスを持ってはいますが、寝台の一等はかなり高額であるため二等のクシェットと呼ばれる寝台に滑り込みます。文字通り滑って入らないと入れないくらい狭いです。

 というのも普通の列車の高さに3段のベッドが配置されているのでまともに布団の上で座ることすらできません。とりあえず寝ることはできますが自分の身長では足を伸ばすこともできない、これは苦シェットですな…

 ひはーと思いつつも今更引き返すことはできませんので大人しく寝台に詰め込まれて21時、定刻にヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅を出発です。

 オリエンブーストもあるかもしれませんが今回の滞在でイタリアが大好きになりました。優しい国民性と美味しいご飯、天気も良いね。次に来る機会がいつかはわかりませんがぜひまた周遊したいところです。

 ちなみにこの列車、ウィーンだけでなくドイツのシュトゥットガルトにも向かう車両を連結しています。途中のどこかの駅で解結してそれぞれの方面へ向かうのでしょうね。

 まあ間違えることなんてまずないでしょうから心配はありませんが、夜寝ている間に気がついたら全然違う場所・国の駅に運ばれてしまうなんてことも理論上可能なわけですね。

エピローグ

 イタリアの滞在を終え次の目的地へ出発。スイス人一行、OLKの皆さんには大変お世話になりました。人の温かさに随分と助けられましたね。

 次はチェコで開催されるJWOCの併設大会に出場。もちろんJWOCも現地観戦しちゃいます。世界のジュニアがどんなものなのかこの目に焼き付けてきます。

 それではまた〜👋

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