【アナリシス】第46回東大大会 ME 八千穂高原

2024アナリシス

はじめに

 昨年はMEではなくM21クラスを走ってあえなく撃沈した東大大会。今年は長野県開催、昨年OMMが開催されたエリアがテレインだというからこれはもう行くしかありませんよね。

 今年はありがたいことにMEに通してもらえたので死力を尽くして頑張りたいところであります。しかしまあ標高が1500mを超える酸素の薄いテレイン、その上ロングディスタンスときたところですからどこまで頑張れるか…

大会情報

成績

  • 2024/6/9(日)
  • 大会:第46回東京大学オリエンテーリングクラブ大会
  • 出走クラス:ME(9.2km/↑460m)
  • 成績:52/118(巡航131.4/ミス率8.3/ランキングポイント1706)

地図:八千穂高原

目標

  • 1700の壁を越える
  • ekiチャレンジに勝利する
  • ペナしないで完走(当たり前)

レッグ毎分析

△→1

  • ラップタイム:3’28
  • 積算タイム:3’28
  • 相対値:141
  • ミスタイム:0’14
  • レッグ順位:91
  • 積算順位:91
Plan

 直進を頑張る。

Do

 走り始めてすぐに息が上がる。スタートからコンパスを振ってそのまま直進開始。切り通しと岩が見えてきて我ながら最強だと思っていたら普通にポストがなくて困惑。ちょっと戸惑いずれたんかなーと西に向かったら案の定岩とポストがあった。

Analysis

 初手から直進するレッグでちょい難しかった。スタートで立ち止まらず走りながらコンパスを振ったせいかズレが生じて右寄りに。土崖は視認できていたがやけに小さいことをそこまで疑問に思わず普通に乗り越えてしまっていた。リカバリーはすぐ出来てるからギリセーフ。

1→2

  • ラップタイム:10’18
  • 積算タイム:13’46
  • 相対値:129
  • ミスタイム:-0’12
  • レッグ順位:43
  • 積算順位:55
Plan

 礫地の沢を詰めて切り通しの四叉路からコンパスと地形を見て直進当てに行く。

Do

 コンパスを軽く振って道の方へと脱出。いい感じに道まで脱出すると真正面にゾロゾロと礫地の続く沢へと向かう人とそれを登っていく列が見える。えぇ…と思いつつもこれ以外に選択肢はなさそうなので諦めてゴリゴリ登る。いったん礫地が途切れてまた始まったが右手のハッチ部分が通行しやすそうに見えたのでそちらに乗り移って四叉路まで登る。

 四叉路からは直進を開始。左手に大きな岩崖、右手前に伸びてくる尾根を体で感じて可能な限りまっすぐ進む。そのままぐんぐんまっすぐ進んでいったら岩などでごちゃごちゃしたエリアにポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。プランも良かったし、即応する形で通行しやすい場所を見つけられたのは良ポイント。

2→3

  • ラップタイム:1’00
  • 積算タイム:14’46
  • 相対値:116
  • ミスタイム:-0’08
  • レッグ順位:28
  • 積算順位:50
Plan

 気合いの直進。

Do

 完璧にまっすぐ走った。

Analysis

 プラン通りの直進で気持ちが良かった。

3→4

  • ラップタイム:3’17
  • 積算タイム:18’03
  • 相対値:143
  • ミスタイム:0’16
  • レッグ順位:68
  • 積算順位:46
Plan

 直進をベースとしてCハッチの境界を可能な限り線状に使う。

Do

 コンパスを振って直進。右手に大きなCハッチの塊を見ながら辿っていくとA薮になったので少し右寄りに進むとまたCハッチの縁に。同じように辿っていくとどこからか全体が走りにくいBハッチになったので方向を維持してまっすぐ進んでいくと左手前方にポストが見えてきた。が、あれはきっと違うポストだろうと思い込んでそのまま進むと道に衝突。あぁ…と少し後悔しながら先ほど見えていたポストに向かった。

Analysis

 右寄りに進んでいるという意識はあったが思っていたよりも右に寄っていた。Cハッチの境界とレッグ線の相対位置を考えると半ば当然なのだが直進中にあまり地図を読まない癖でフィーリングでやっていたら外れてしまった。レッグの難易度からか大きなミスタイムは着いていないがマイナスを出せたであろうだけに勿体無い。

4→5

  • ラップタイム:1’20
  • 積算タイム:19’23
  • 相対値:162
  • ミスタイム:0’15
  • レッグ順位:87
  • 積算順位:51
Plan

 直進して登る。

Do

 走りにくい登りだったのでちょこっと早歩きくらいのペースで直進。

Analysis

 走ってないから遅いけどまあギリセーフ。

5→6

  • ラップタイム:1’39
  • 積算タイム:21’02
  • 相対値:195
  • ミスタイム:0’32
  • レッグ順位:89
  • 積算順位:53
Plan

 直進一択。

Do

 コンパスを振って直進を開始。いい感じに直進できていたが左手前方に人だかりが見えたのでナビゲーションを終了し接近。周囲を探すもどうも見つからず振り向くと普通にポストを発見。萎えた。

Analysis

 横着して人の動きに釣られてナビゲーションを終了してしまったのがミスの原因。ポストの円まではしっかり直進できていたので自信を持って自分の道を進んで良かった。

6→7

  • ラップタイム:3’13
  • 積算タイム:24’15
  • 相対値:142
  • ミスタイム:0’14
  • レッグ順位:69
  • 積算順位:49
Plan

 ハッチをぶち破るイメージで直進。ハッチを抜けたら右手に見えるであろう藪の塊を目印に尾根を辿りにいく。

Do

 コンパスを振って脱出。直進を開始するがCハッチがどうも走りづらく見えたので回避することに。Cハッチを回避したらまた直進に戻る予定だったが走りづらく思えるところを避けていくうちに気がつけば道まで左に大きく逸れていた。道に乗った時点で気づきプランを曲がりからのコンタに修正。コンタしたら尾根越えた先の穴に普通にあった。

Analysis

 プラン自体は悪くなかったと思うがハッチの回避に意識を持っていかれ過ぎて結局大きく距離的なロスを生むルートになってしまった。BとCの境界を見分けられたかどうか分からないが現地でうまく対処できたのでOKということにしておこう。

7→8

  • ラップタイム:1’29
  • 積算タイム:25’44
  • 相対値:125
  • ミスタイム:-0’04
  • レッグ順位:38
  • 積算順位:49
Plan

 コンタリング、Cハッチがストッパー。

Do

 魂を込めてコンタリング。めちゃくちゃうまくいった。

Analysis

 コンタリングが綺麗に決まると気持ちがいいよね。

8→9

  • ラップタイム:7’03
  • 積算タイム:32’47
  • 相対値:140
  • ミスタイム:0’26
  • レッグ順位:63
  • 積算順位:48
Plan

 A薮から道めがけて脱出。道を引っ張り一部切ってから曲がりから直進で決着。

Do

 コンパスを振って一番道に近いところから道に脱出。給水所まで道を駆け下り補給し道を切る。その際A薮ではなくCハッチの薮を通ってしまいもがき苦しむ事に。頑張って強行突破しA薮を駆け下り再び道に。救護所をスルーして道の曲がりから直進を開始するが緩い曲がりなのできちんと指向性を持たせられず植生界にぶち当たる。とりあえずオープン側の道に脱出して左手に注視しつつ降るとポストを発見した。

Analysis

 脱出は良好。道を切る段階で少し引き返していればA薮を通過できたはずなので少しもったいなかった。アタックを救護所から行ったり地形ベースのナビゲーションで行えばもう少しスムーズに進められたのかなと思う。ポスト周辺は少し藪かったので即座にオープン側に脱出する判断ができたのは良かった。

9→10

  • ラップタイム:2’11
  • 積算タイム:34’58
  • 相対値:143
  • ミスタイム:0’11
  • レッグ順位:78
  • 積算順位:48
Plan

 直進して道に脱出しそのまま曲がりからアタック。

Do

 とりあえずA薮が見えたのでコンパスを振ってそちらへ全力で進む。が、道に近づいたところでC藪の存在に気づくが時すでに遅しなので気合いと根性で道までぶち破った。あとは道を乗り越え斜面を下っていくとポストに着いた。

Analysis

 コンタリングで道まで脱出するのが最適ルートなのだろうがA薮に釣られて真っ直ぐ進んでしまった。きちんとプランを立てるの大事。

10→11

  • ラップタイム:4’17
  • 積算タイム:39’15
  • 相対値:162
  • ミスタイム:0’48
  • レッグ順位:98
  • 積算順位:56
Plan

 藪の境界を見てゴリラ登り、礫地の沢からは直進で当てに行く。

Do

 jyoさんが嵐のようにやって来たが雑魚なのでついていけるはずもなく一瞬でちぎられ頑張って登った。

Analysis

 普通に登っていただけなのになんか遅かった。フィジカル雑魚は辛いよ。

11→12

  • ラップタイム:4:00
  • 積算タイム:43:15
  • 相対値:157
  • ミスタイム:0’39
  • レッグ順位:88
  • 積算順位:60
Plan

 頑張ってコンタする。

Do

 高さを変えないように意識を研ぎ澄ませながらコンタリング。藪のつづく尾根を切る際はあえて少し下側を通って少しでも藪の通過量を減らすようにした。薮を越えたらまたコンタし地形を見てそろそろかな〜と周囲に目を凝らしていると左手前方の窪んだところにポストが見えた。

Analysis

 特にミスってはいないはずなのにミスタイムの謎。やっぱ普通に遅いのか。

12→13

  • ラップタイム:1:17
  • 積算タイム:44’32
  • 相対値:114
  • ミスタイム:-0’12
  • レッグ順位:26
  • 積算順位:59
Plan

 とりあえず道まで脱出し救護所のオープンから直進。

Do

 概ねプラン通り。コンパスをしっかり振って直進できた。

Analysis

 チェイスしてて速度が上がってたのはあるけど急にレッグ順位が上がった。

13→14

  • ラップタイム:1’41
  • 積算タイム:46’13
  • 相対値:116
  • ミスタイム:-0’13
  • レッグ順位:29
  • 積算順位:54
Plan

 オープンに出てオープンを走る。

Do

 植生界に積み上げられた木を乗り越えオープンに。いい感じに走りやすいところを探して駆け下りた。

Analysis

 概ねプラン通り

14→15

  • ラップタイム:4’22
  • 積算タイム:50’35
  • 相対値:140
  • ミスタイム:0’15
  • レッグ順位:100
  • 積算順位:60
Plan

 走る。

Do

 走るだけ。脳死。

Analysis

 みんな足速くない?

15→16

  • ラップタイム:2’42
  • 積算タイム:53’17
  • 相対値:151
  • ミスタイム:0’21
  • レッグ順位:96
  • 積算順位:64
Plan

 誘導、走る。

Do

 走った。あと補給。

Analysis

 誘導を辿り間違えそうになった。危なかった。

16→17

  • ラップタイム:1’15
  • 積算タイム:54’32
  • 相対値:119
  • ミスタイム:-0’08
  • レッグ順位:31
  • 積算順位:57
Plan

 サクッとコンタリング。尾根をしっかり越えていくイメージ。

Do

 コンパス振って尾根を体感しながら登り気味にコンタ。斜面の向きが変わるのを感じながら乗り越えたら下り気味にコンタ。

Analysis

 いい感じにこなせた。

17→18

  • ラップタイム:8’17
  • 積算タイム:1:02’49
  • 相対値:158
  • ミスタイム:1’24
  • レッグ順位:57
  • 積算順位:55
Plan

 小径を山頂まで引っ張り山頂からはいい感じの尾根を辿る。右手に道とテープが見えてきたら直進気味に斜面を下る。

Do

 とりあえず道にすぐ脱出してひた走る。結構走りやすく傾斜もほとんど変わらない道なので頑張って踏む。道が途切れたら山頂なのでコンパスを振って向きを間違えないよう岩を回避しながら尾根走り。笹藪の中に時折現れる岩が怖い。尾根を辿り続けていると右手前方に道とテープが見えたので左手下方に岩崖があるのを確認しつつコンパスを振り直し直で降っていくとポストがあった。

Analysis

 後半の勝負レッグ。結構うまくいった自信があったのだがミスタイムがついてしまったのはルートどりのせいだろうか。左からゴール付近を経由していくルートが真っ先に見えたが流石に終了前にゴールに向かってしまうのは邪道に感じたので却下。中央ルートは薮がストレスになりそうだったので却下した。

18→19

  • ラップタイム:1’17
  • 積算タイム:1:04’06
  • 相対値:135
  • ミスタイム:0’02
  • レッグ順位:38
  • 積算順位:52
Plan

 直進してCハッチを巻くルート。

Do

 コンパスを振って全力直進!Cハッチが目視で確認できたので回り込んだらあった。

Analysis

 概ねプラン通りでいい感じ。

19→20

  • ラップタイム:5’34
  • 積算タイム:1:09’40
  • 相対値:143
  • ミスタイム:0’27
  • レッグ順位:71
  • 積算順位:55
Plan

 道に脱出して藪の境目から気合いで直登する。

Do

 コンパスを振って道まで頑張って登る。ヘロヘロになったので給水し人でごった返す道を走る。曲がりを目安に薮が少し薄くなったのでそこからコンパスを振って全力で直登!

Analysis

 ただただ疲れた。やっぱり登りがまとまってあると苦しい。

20→21

  • ラップタイム:4’59
  • 積算タイム:1:14’39
  • 相対値:138
  • ミスタイム:0’15
  • レッグ順位:83
  • 積算順位:55
Plan

 尾根を切ってコンタ、道に乗りに行きたい。

Do

 とりあえずコンパスを振って目の前の尾根に向かうがなかなか藪いし登りはハードだしで若干登りきれず。コンタを始めるがこれも結構薮くてなかなかしんどめ。気合いと根性で頑張って進むと前方に道が見えて来たのでラスト気合を入れて向かって道を走るとポストがあった。

Analysis

 もっと登りに負けないよう進めれば良かったが足りなかった。気合を入れ直したい。

21→22

  • ラップタイム:1:16
  • 積算タイム:1:15’55
  • 相対値:159
  • ミスタイム:0’13
  • レッグ順位:63
  • 積算順位:55
Plan

 直進登れ!

Do

 ガチの登り。ショートレッグなので気合。

Analysis

 概ねプラン通り。お疲れ様でした状態。

22→23

  • ラップタイム:4’03
  • 積算タイム:1:19’58
  • 相対値:146
  • ミスタイム:0’24
  • レッグ順位:74
  • 積算順位:56
Plan

 ラスト登って道に乗り曲がりまで引っ張ったらアタック。

Do

 地形をベースに行こうとしたが大変そうだったのでアップ損にはなってしまうが道まで登る。給水は無視して先ほどと同じ道を走り曲がりからコンパスを振ってアタック。思っていたよりも下の方にあった。

Analysis

 概ねプラン通り。

23→24

  • ラップタイム:1’24
  • 積算タイム:1:21’22
  • 相対値:124
  • ミスタイム:-0’05
  • レッグ順位:21
  • 積算順位:53
Plan

 コンタを頑張ろう。

Do

 右手に礫地が見えるように境界付近をコンタリングして進んで行ったらポストを発見。

Analysis

 概ねプラン通り。

24→25

  • ラップタイム:0’52
  • 積算タイム:1:22’14
  • 相対値:138
  • ミスタイム:0’03
  • レッグ順位:36
  • 積算順位:51
Plan

 直進。見えにくいであろうからゆっくり。

Do

 コンパス振って見下ろすと謎の植生が見えた。視界が良いとは言えないのでしっかりコンパスの方角を維持しつつ周囲をしっかり確認しながら進んでいくと右手にポストが見えた。

Analysis

 短いレッグだが視界の悪さが災いして難易度が桁違いのレッグに。もちろん落ち着いて対処できた。

25→26

  • ラップタイム:1’08
  • 積算タイム:1:23’22
  • 相対値:111
  • ミスタイム:-0’13
  • レッグ順位:11
  • 積算順位:49
Plan

 全力で降っていくスタイル。道まで突っ走れ。

Do

 彷徨う人々を端に眺めながら全力疾走。降っていくと切り通しに乗れたのでそのまま駆け下りていくとポストがあった。

Analysis

 概ねプラン通り。特に何も考えずに降ることだけに集中した。

26→◎

  • ラップタイム:0’23
  • 積算タイム:1:23’45
  • 相対値:133
  • ミスタイム:0’00
  • レッグ順位:69
  • 積算順位:49
Plan

 レッツ走り。

Do

 走る走る。

Analysis

 走った。

反省点

人使いもほどほどに

 いい感じに自分でナビゲーションできていたのに人の動きに釣られてしまってミスを発生させる、あるある探検隊。

 それはともかく使えるかどうかわからない人を使ってナビゲーションすることにもうちょっと躊躇を持ちたい。安心して使える人を使いこなせるほど速くないのは内緒。

感想

 昨年のOMMは笹藪を掻き分けまくる戦いになっていたのことでどんなMapになるのかなとすごく興味があったがロングらしからぬMapになっていて驚いた。誘導区間で繋いだミドルを2本といった感じの印象だった。

 適度に技術も要求されるが走り続けるフィジカルももちろん必要といった感じで楽しいコースだった。特に大きくミスをして飛んでいくといったこともなくなって来たので成長を感じると言って良いのだろうか。

 後半はコース組が難しそうだったが前半のレッグ回しが非常に綺麗で今後の参考にぜひさせて貰おう(神大-広大練習会で早速)と思った。

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