プロローグ
どうもどうも、polarisです。ここ最近山に登る頻度が戻ってきて自分でも嬉しい限りですが6月はちょーーっと少なくなりそうなので登れるうちに登っておけの精神なのですよね(笑)
それはさておき、今回は京都の東山に登ります。京都駅のお隣、六地蔵から将軍塚・大文字山を通って滋賀の大津京まで抜けるルートです。
本当は今日はもうちょっと別の場所に行く予定だったんですが、残念ながらGoogle Map君にまんまと騙されましてね…おかげで急遽予定の変更を強いられることに。危ない危ない。
活動概要
活動記録
六地蔵駅〜清水山
おはようございます。朝起きたら出発の20分前で絶望しました(絶起)
前日に何も用意していなかったので翌日の装備とかも含めてなんとかギリギリ間に合わせ駅まで走りました。
京都駅で奈良線に乗り換え一つお隣の六地蔵駅へ向かいます
奈良線に乗ってる人が外国人ばかりで「流石京都やなぁ」とか思いつつ9時過ぎに六地蔵駅に到着。もうこの時点ですでに暑いですが泣き言言ってないでさっさと登りましょう。
0915、六地蔵駅出発です。
土塀に囲まれた寺やその他仏閣の間を縫うように続く道をのんびり歩きます。京都はどこ行っても運転しにくそうな道ばかりで住みたくは無いですね。
今日は宿泊用の服やMac・iPadを持っているのでちょい荷物は多め。
泉涌寺から京都一周トレイルと合流ししばらくこのルートを辿って進むことになります。
ただ、トレイルとは言ったもののほとんどの部分が舗装だったり色々されているのであまり山って感じはしません。
でも他のところよりはちょっぴり高台にあるので京都の街並みが見えたり見えなかったり…?
まあでも、こういう神社仏閣の道も並木だったりが美しいことも多いので嫌いでは無いです。
つづら折りになっている六条山を汗をダラダラ流しながら頑張って登っていきます。流石に山の中に入るといつもと変わらぬ登山道といった感じで気持ちがいい。
そこそこ名の通ったトレイルなので歩く人も多く整備が行き届いているんでしょうね。歩きやすいです。
割と斜面は綺麗な部分もあったのでオリエンテーリングももしかしたらできそう…?
山の区間はすぐに終わって国道1号をアンダーパスします。流石に交通量が多いので渡る勇気は出ません。
このトンネルがかなりわかりにくくて最初全然気づかずに通り過ぎてしまったので初見さんお気をつけて。
国道1号を渡ったら唐突に現れるめっちゃ急な階段。いきなりだと脚に応えますよぉ。
ここからはまたしばらく山道、清水山と将軍塚を越えていきます。
清水山〜東山駅
1015、清水山に到着です。登山道から少し外れたところにポツンと看板があるだけの山頂です。周囲の展望は全くありません。
ちょうど1年ほど前にも訪れましたが何も変わっていなくて安心しました。
ちょくちょく京都市街が見えはしますが展望があるとはっきり言えるほどのものでも無いです。この辺りからは結構登山道を歩く人も増えてきて適宜抜きやすいところで抜かしていきます。
初めて入った山のオリエンテーリングはここだったなぁ…とか思い出しつつ1030、将軍塚に到着。ここでお手洗いに行きたいなぁ…って思っていたのですが、なんとトイレットペーパーがないという悲報。仕方ない…東山駅までいきますか。
急ぎつつもあまり急ぎすぎずないい感じのペースで歩を進めます。
とても歩きやすく整備されて道のりで獲得標高もちょうどいい感じ。この山を毎日のように走ってトレーニングできる京大生が羨ましいです(笑)
景色がいいね〜とか正味行っている場合ではないですが気を紛らわせます。
15分かけてようやく市街地に降りてきて一安心…はできません。お手洗いはまだ先だっ!
東山駅〜大文字山
三条通を東に進んで蹴上インクラインからまた山に入っていきます。流石に観光地なだけあって先ほどまでとは比べ物にならないくらい人が多かったです。
あ、お手洗いですが無事東山駅のを貸していただけました。マジで感謝です。
インクラインとは傾斜地に敷かれたレールのこと。そのままですね。
ここ蹴上では疏水の上流と下流を直接船が行き来することができるように鉄軌が敷かれ、船は荷物の積み下ろしなしでここを行き来することができました。
舟運がまだ現役であった時代の名残を感じさせる明治から大正期にかけての産業遺産の一つです。
続いて登っていくのは大文字山。標高は450mくらいあるのでゴリゴリ登っていきます。
階段も多いですが登山者の数も多く、だいたい2〜3分に1組くらいのペースでガンガンすれ違います。
普段はきちんとエネルギー補給をしない不真面目な登山者なのですが、今日は試験的にジェルタイプのエネルギー補給を試してみます。
ただ、やっぱりジェルタイプは味が濃厚でエネルギー源としては非常に優秀なんでしょうけれどもあまり好きには慣れそうにないです。
この辺りの登山道も概ねよく整備が行き届いておりとっても歩きやすいです。ただ地質の影響かちょくちょく脆い場所もあるのできっちり足裏を意識します。
特に京都一周トレイルであることをめちゃくちゃ標識が主張してくれるのでちゃんとそれ通りに辿っていけばそうそう迷うことはないと思います。
標高を上げていくとだんだん京都の街並みが離れていきます(当たり前)。
1148、大日山を通過。山頂らしさはなく林の中にひっそりとプレートが設置されているだけでした。
大日山を越えると全体的に尾根がなだらかになり自然と進む速度も上がります。
それにしても随所に台風の影響か木々が根こそぎ薙ぎ倒された痕跡が。まるで君津の山々のようです。ここってそんなに風が強い場所なんですかね?
大文字山〜長等山
1212、大文字山に到着です。山頂は南から西にかけて大きくひらけており京都市街の展望は抜群です。
そのおかげかめっちゃ人が多く、しかも皆顔馴染みのようで「〇〇さん今日も来たのね〜」みたいな話し声が聞こえてきます。地元の山って良いですね。
年配の方から高校の山岳部ぽい人たちまで多種多様な面子ですごく良いところでした。
大文字山からは出町や蹴上へ行く人が多いのでしょうけども自分は大津の方へ抜ける道を辿ります。ここで京都一周トレイルとはお別れです。
当然ながら人の数は圧倒的に少なくなりすれ違うことはほとんどなくなりました。しかし、道はしっかりしていて辿るのは造作もありません。
どこもかしこも台風の被害を受けて荒れ果てたところばかり。幸いなことに倒木は全て切り倒されているので通行への支障はないですがどうしてここまで被害が出るのか気になるところではあります。
かなり標高の高いところですが森林管理道があり杉林であることからも人工の森であることを感じさせますね。
1235、お隣の如意ヶ岳に到着。残念ながら一番高いところは航空関連の施設に占拠されていたので立ち入り禁止。柵に掛かった山頂を示すプレートが風に寂しく揺れていました。
いよいよ山科も通り過ぎ京都と滋賀とを行き来する上での難所。鉄道も道路もトンネルを用いてぶち抜くか逢坂山の狭い谷間を縫うようにして通らなければなりません。
比叡山の住宅地から続く林道をしばらく歩きます。先ほどの航空保安施設の保守管理のための道でしょうね。
そしてようやくこの辺りで琵琶湖が姿を現します。さっきから結構歩いてるのに全然見えなかったので本当にようやくという感じです。
ガードレールの下を潜り抜けてふたたび登山道に入ります。夜だったら気づかずそのまま通り過ぎてしまいそうな分岐です(笑)
この辺りの杉林は下草がかなり少なくて綺麗。オリエンテーリングできるんじゃないんですかね?知らんけど。パーマネントコースのポストならありましたけどね。
長等山〜大津京駅
1302、本日最後の山頂である長等山に到着。ちょっとだけ展望がありちょうど琵琶湖大橋が先に見える角度でした。
なんだか六甲山の打越山を思い出しますね。あちらから見えるのは瀬戸内海と芦屋の街並みですが。
地理院地図には載っていないがYAMAPではなぜか登山道としての表記がある通称「YAMAPルート」。え?そんな名前は聞いたことがないって?今作りました(笑)
割と踏み跡はしっかりついてあるので全く不安はないですが何とかならないもんですかね?地図が増えるのは良いことですけど確認とかしっかり取ってほしいよなぁとか思ったり。
山からひょっこり空が見えたかと思うと目の前には湖西道路こと国道161号が。とんでもない速さで車が走り抜けていきます。
自分は国道の下を通る暗く陰湿なトンネルをそろりそろりと。思っていたより落書きとかはなくて安心しました。DQNも流石にこんな山中までは来ないか。
トンネル先の竹林を抜けると久しぶりに街中へ。あとは街中を少しばかり歩いたら大津京駅です。
ちょうど運動公園になっているようで中高生たちが部活動に勤しんでいました。こんなに暑い中大変だなぁ。
1330、大津京駅前の交差点に到着!このあとちょっとばかし行くところがあるので登山はここで終了です。
お疲れ様でした〜
エピローグ
当初の予定では琵琶湖に浮かぶ唯一の有人島「沖島」に向かう予定だったのですが、電車に乗って改めて時刻を調べたところ、渡し船が発着する堀切港まで行くバスが「土休日運休」であることが判明しましてね。
装備が少なければ無理やり歩いてでも行ったとは思いますが宿泊する装備だったので大人しく諦め予定を変更しちょうどいい立地の東山登山に変更したという訳です。
京都一周トレイルはとてもよく整備が行き届いていて歩きやすく結果的に予定を変更していて全然良かったなと思いました。
それではまた〜👋
おまけ
おまけというか今日は瀬田まで行かなきゃならんので今からが本番かもしれんのです。
というわけでまずは大津京のmont-bellにお邪魔します。近畿圏最大級の店舗でクライミングピナクルやサイクリングピットなどmont-bellが提供するサービスはだいたい揃ってる大型店舗です。
ノースフェイスのTシャツ着て行ったら課長さんがいてお叱りを受けちゃいました(当たり前)
続いて琵琶湖岸のイングリッシュガーデンというところへ。
薔薇が有名なところでこの時期は園内の薔薇が見事に咲き誇っています。
赤やピンクといった無難な色をはじめ白や黄色など非常に盛りだくさんなので彼氏彼女と行ってみてください。
ん?自分は?もちろん一人で行きましたが何か(泣)
琵琶湖ほどの湖になるとかなり大型の船でも通れるようで大津港には大小様々な船が停泊していてハーバーランド味がありました。
岸からは比叡山はもちろん比良山地まで遠く見渡せるので芝生でのんびり一日過ごすのも良いですね。
湖畔にポツンと建つ謎のビルを通り過ぎ瀬田川の河口を跨ぐ近江大橋を渡ります。かなり長い橋だえぇ。
一直線だからかみんなガンガン飛ばしており歩道を歩くのもちょっと怖いくらい。走り心地はとても良さそうなので気持ちはめっちゃ分かります。
草津のイオンモールのフードコートでラーメンを数杯食べて塩分補給。この前の身体測定で身長は伸びていたのに体重が減っていたのでたくさん食べていいよね(暴論)
快活のシャワーでいいかな…と思っていましたが近くに水春があるなら行くしか無いよね。というわけで1000円払ってのんびり休ませてもらいました。
翌朝快活を出てびわこ文化公園へ。ウェルカムリレーに参加するためにここまで歩いてきたわけです。
1日のために滋賀まで出るのはちょびっと勿体無いですからね。
こんな感じでおまけも終わりです。
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