【欧州遠征2024】Day2-2(Lyon→Bern)スイスは最高って、はっきりわかんだね

旅行(日本国外)

プロローグ

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前回の記事はとりあえずフランスのリヨンまででしたが、まだ2日目は終わっていません。次はスイスの首都ベルンまで移動しますよ〜

 それにしてもキリスト教というのもなかなか凄いですね。あんな大規模な聖堂を作られたら神を信じたくなる気持ちも多少わかる気がします。私はアタナシウス派なので神=イエスですが皆様はいかがですか?ちなみにキリスト教信者ではもちろんありません。

本編

近郊列車でジュネーブへ

 さて、リヨン駅でお昼ご飯も食べたことですし移動を再開しましょう。次はスイスの代表都市の一つであるジュネーブに移動します。ジュネーブはフランスとの国境すぐにあるので意外と近かったりするんですよ。

 乗るのは何だか可愛いこの列車。海外と日本とだとかなり鉄道システム自体が違うので比較が難しいですが、日本でいうところの快速列車って感じですね。特急(IC-inter city)ほど早くはないけど普通列車よりは通過駅も多く速いやーつ。

 車内の様子は少し分かりにくいですがこんな感じ。この列車にも一等車のエリアはあったのですがなんか大勢の欧米人が乗り込んでいて混雑してそうだったので空いてそうな二等車の方に乗り込みました。まあ座席の質は一緒ですしね。

 平日真っ昼間ということもあって車内は閑散とした感じで発車。リヨンからジュネーブまではだいたい2時間ほど。先ほど買ったベーグルはまだ食べていなかったので昨日のジュースを飲み干しながらパクパク、美味しいです。

 朝のTGVはひたすら平原と丘陵地帯をぶち抜く車窓で驚かされましたが流石にスイスの国境が近づいてくると地平線の先に山が見えてくるようになります。にしても本当に山がないんですよね、関東平野なんて比較にならない広さです。

 山間部が近づいてくるとどうなるか…?そうです、電波が全く入らなくなります。日本ほどトンネルが多い感じではないので川の谷間を縫って進む関係でなおさら電波がががが、って感じ。まあしゃーないところ。

 スイスが近づいてくると断崖絶壁だった両サイドの起伏も少なくなり少しのどかな雰囲気に近づきます。何だか水の色が違う気がしますが気のせいでしょうか?ちなみに写真左上とか歪んでいますがこれは列車の窓ガラスが湾曲しているからですね。

 今見えているこの川はローヌ川といってフランスの大河川の一つ。セーヌ川やロワール川と並んで有名な川ですね。スイスのレマン湖からリヨンを経て南下しマルセイユあたりで地中海に注ぎます。でもここではまだ日本の川見たいな顔をしています。

 なんだかんだぼーっとしていたらあっという間に2時間が過ぎジュネーブ駅に到着です。いわゆる中央駅にあたる駅ですが見たいものがあるので別の列車に乗り換え一駅先のGeneve Secheron駅まで向かいます。

 先ほどまではフランス国鉄の車両でしたがここはもうスイス国内なのでスイス国鉄の車両に変わります。そこら辺の近郊列車に乗っていただけのに国が変わっている…何だか不思議な体験です。そういえばこれが初の陸上越境でしたね。

レマン湖畔を散策

 お昼の1時過ぎにGeneve Secheronに到着。車両基地の中にポツンと佇むようにホームが存在する駅で海外の鉄道好きにはたまらないスポットかもしれません。とりあえずこの近くに国連の事務局があるので歩いて行ってみます。

 それがこちら。柵が閉まっているのでなんかアレですが国連加盟国の国旗がズラッと整列しています。数えてはいませんが国連全加盟国の国旗が掲揚されてはいるらしい。何でもいいから国連はあくロシアを常任理事から外せ(安保理の)。

 特にそれ以外は見どころがないのでレマン湖の方へと移動。湖畔には世界貿易機関(WTO)の本部があります。さっきのは事務局でしたがこっちはガチ本部です。確かに周囲を見渡すと首からIDをぶら下げた関係者と思われる人たちがうろうろしていました。

 中に入れるわけでも何でもないので写真だけ撮影して移動。クソデカザックを背負っているのでただでさえ疲れるのに日差しと気温が厳しい…日本を脱出すれば暑さから逃れられると思っていましたがやっぱりこっちも暑いのかい。

 レマン湖畔は少し大きな公園になっているのでのんびりできるかな〜と思って行ってみると…想像以上に良い景色です。水の色も青、空の色も青、一目見ただけで移住したくなりました。大人も子供もみんな水着で日光浴したり泳いだりと気持ち良さそうです。

 この湖はかなりデカく面積でいえば琵琶湖よりちょっと小さいくらい。欧州では一般的にジュネーブ湖と呼ばれるらしいんですが日本ではフランス語でのレマン湖という呼び方が定着しています。地域によって呼び方が変わるなんて大陸らしいですね。

 この湖畔に科学博物館という無料で入れるにしては非常に展示内容が充実していると噂の博物館があるので行ってみようと思っていたのですが…なんと本日は休館日でした!まあ平日ですし仕方ない、こういうこともありますね。

 時間がかなり余ってしまったのでのんびり湖畔のベンチで日光浴することに。日差しはかなり強いのでサングラスは必須。メラニン色素の少ないコーカソイドの目にはより厳しいでしょうね。湖畔に立ち並ぶジュネーブの街並みも綺麗で心が癒されます。

特急列車「Inter City」

 1時間ほど素晴らしい景色を堪能し日焼けしたところでそろそろ出発の時間。トラムやバスを使ってもいいかなと思いましたがお金が勿体無いので頑張って歩きます。普通にクソデカザックが重くて辛いのは間違いないです。

 ジュネーブ駅まで戻ってきました。暑くて仕方がないので水を買いたいのですが…どこもべらぼうに高い。炭酸水一本買うのにだいたい2フラン、日本円に換算すると350円とかそれくらいの金額がします。駅とはいえ物凄い物価だこと…

 今日はベルンに宿泊するので1442発のICで向かいます。ICと書くと高速道路か?となりますがこれはInter Cityといって都市間列車のこと、日本でいうと特急電車に相当するような種別の列車です。確かになんか顔がそれっぽいですね。

 とりあえず驚いたのがこの編成、8+8の16両編成でしかも全ての車両が2階建てになっているということ。日本の特急列車でこの規模の編成は今や存在しないのであまりの迫力に度肝を抜かれてしまいました(席数だけ見れば話は別かも)。

 一等のユーレイルパスを振りかざし一等車に着席。ホームにはかなり多くの人がいましたがそのほとんどは二等車の乗客なので悠々と快適な旅を楽しめます。座席も1+2なのでゆとりがあって嬉しいところ。

 しばらくすると車掌さんが検札に回ってきましたがユーレイルパスのQRを読み取ると車掌さんが何と日本語で「ありがとう」と言ってくださいました。まさかこんなところで日本語を聞くことになると思っていなかったので嬉しくなりました。

 このICは「1」とカテゴライズされておりスイスの主要都市を結ぶ最重要と言っても良い路線。停車駅にはジュネーブ・ローザンヌ・ベルン・チューリッヒと有名な都市ばかりですね。ちなみに行き先はSt.Gallen(サンクト・ガーレン)というオーストリア国境の街です。

 ローザンヌを過ぎるまでは平坦なレマン湖畔をひた走り、そこからベルンへと北に進路をとり山越えを始めます。右手にはずっと広大なレマン湖が広がっているのでおすすめは右側の座席です。それにしても良い景色だこと。

 山越えの区間を終えると絵に描いたようなまさに「これぞスイス!」といった感じの牧歌的な風景が車窓に広がります。なだらかに続く丘陵にポツポツと家があって…

 スイスというとヨーロッパアルプスに代表されるとんでもなくゴツゴツとした山岳のイメージがあるかもしれませんが、意外とフランスやドイツとの国境に近い側はそうでもなかったりします。

首都ベルン

 ジュネーブを出発してから2時間くらいでスイスの首都、ベルンに到着です。ベルン中央駅は一応地上駅なはずですが上部を構造物で完全に覆われているのでほぼ地下駅といった感じです。

 左手に停車しているのは一階建ての普通の近郊列車ですが隣にフル二階建てのどでかい特急が並ぶとなんだかこぢんまり見えてしまいますね。もちろん近郊列車は別に小さくもない普通の大きさの列車です。

 今日はベルンに宿泊するので予約したドミトリーを探すために旧市街の方へと向かいます。古い石造りの建物群は15世紀初頭の大火のあとに再建され世界遺産にも登録されています。

 驚いたことにそんな世界遺産の街並みの中を現代感あふれるLRTがガタゴトと走っています。日本では完全消滅へと向かっているトロリーバスなんかも走っていてすごい。

 宿はまさにそんな美しい旧市街のど真ん中にあり窓からは大通りから少し外れた裏通りを眺められるロケーション。テラス席でのんびり食事をしている皆さんを観察できますね(笑)

 ちなみにチェックインする時、Booking comで支払い済みなのにもう一度宿泊料金を決済してしまったのは内緒。もちろんクレームを入れて過払金は回収しましたけどね。

 レストランで食べるとどこも高そうだったので19時くらいまでしかやっていないスーパーに行ってあれこれと物色。流石、物価がエグいことで知られるスイスといった感じでどれも目が回るような価格をしています。

 とはいえ食べないことには仕方がないし今から自炊するのもアレなのでスーパーのイートインスペースでペンネ・野菜・チーズの盛り合わせとカプチーノを買って食べることに。確か日本円換算で2500円くらいした気がします。厳しいって。

 せっかくベルンに来たのに観光しないのは勿体無い…でも明日の出発が早いからそうのんびりもしていられない…そういう時はランニングをして観光をすれば良いんですね。わかります。

 画像はベルン中心部を流れるアーレ川にかかるキルヒェンフェルト橋からの眺め。左奥に見える大聖堂とアーレ川の青い水、崖に立ち並ぶ古風な建物が印象的です。ちなみにこの明るさで時刻は9時前という話。

 ぐるっと街を大きく2周くらいして10km走りました。思っていたよりもアップダウンが少なくて快適に走れたので皆さんもベルンに来たらぜひ。なお観光はあんまり出来ていませんが街の雰囲気を感じることが大事なのでヨシ!

 22時を回ったあたりでようやく夜といった感じの空模様になりそろそろ寝ようかと思います。昼間もとても雰囲気の良い街でしたが夜になると一層素晴らしく感じますね。

エピローグ

 2日目後半はこれでおしまい!レマン湖といいベルン旧市街といいスイスには美しい景色が多すぎる気がします。できることなら老後…いや仕事があるなら今からでも移住したいレベル。

 ベルンはいろいろと見どころの多い都市なのですが残念ながら今回の旅では時間が取れなかったのでいつか来るであろう「次回」に向けてとっておこうと思います。次いつ来るかは知らんけど(笑)

 明日3日目もスイスをぶらぶらと周遊しますのでお楽しみに。というか今回ヨーロッパに来た目的そのものと言っても良いものを見に行きます!

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前回:Day2-1

次回:Day3-1

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