プロローグ
どうもどうも、polarisです。遠征やらバイトやらで忙し過ぎてまともにブログを書けていない今日この頃ですが屋久島に行ってきた時のことも書いておかないと…状態なのでバイトに行く前の朝の時間でなんとか書いています。
9月半ばに屋久島に聳える宮之浦岳に登りに行った事は活動記録として既に書いているので大半の事はそちらに記載済みですがそれ以外の様子もご覧に入れようという訳です。
本編
はじまりはいつも快活
限界遠征の始まりはいつも快活からと相場が決まっております。おりますよね?
おはようございます。自宅からでは朝の飛行機に間に合わないので快活三国店で一晩を過ごしました。クソ騒がしいイビキのおっさんがいて全く眠れておりませんがなんとかなるやろ知らんけど。
大阪国際空港に来るのもすっかり慣れてしまいました。もう目新しさとか何も感じなくてちょっと寂しいかも。
どうやらチェックインできるのは0600かららしいので自動チェックイン機の前でしばし待ちです。
まず乗るのは0705発の鹿児島行きです。自分的に大好きなE190での運行なのでテンション上がります(笑)
屋久島までは直行便も飛んでいるのですが如何せん値段がバカにならないので乗り継ぎという訳です。
飛行機は何事もなく定刻通りに動き出し…たのですが、この時間は朝の出発ラッシュ。飛行機たちの離陸待ちでなかなか滑走路に入れず。
20分ほどかけてようやく滑走路に。前方には羽田行きの787が重い翼を羽ばたかせて飛んでいきます。羽田だけに()
四国山地の上空と四国島沖をぶち抜いて鹿児島の上空まで飛行。流石にあっという間ですね。
姶良カルデラが見えてきたあたりでグググっと右に旋回。見えてくるのは霧島の市街地。それを飛び越え台地の上に建設されている鹿児島空港に滑り込みます。
鹿児島空港で初めての乗り換え。乗り継ぎ便を使用することがない上にこの前の北海道は新千歳と丘珠の間で乗り換えだったのでガチ目に初です。
しっかりシームレスに乗り換えられるようダイヤも組まれていて流石な感じです。ハブ&スポークやねぇ。
屋久島までの航路も非常に天気が良くて眼下に広がる薩摩半島の景色を楽しめました。
眼下に見えているのは薩摩半島南端の百名山、開聞岳。初めて見ましたがびっくりするくらいに綺麗な円錐形ですね。
鹿児島から屋久島まではおよそ40分ほどの短い飛行。本を読んでいたらあっという間についてしまう距離です。
着陸寸前で右手に屋久島の玄関口である宮之浦港が見えてきます。背後に聳える山地は雲がかかって見えない…晴れ予報とは?
着!屋久島
無事定刻通りに屋久島空港に到着しました。下手に遅延されてしまうと路線バスに間に合わず詰み状態になってしまうので良かった。
それにしてもボロボロの空港だこと。丘珠も釧路も利尻もかなり小さな空港だなと感じましたがここはさらに磨きがかかっています。
空港のカウンターでバスの乗り放題切符を買おうと並んでいたら観光案内所でどうぞと。カウンターの上の吊り下げ札に売ってるって書いてるじゃん…
まあいいや、と思いつつ観光案内所へ。3日で3000円の屋久島交通乗り放題切符を購入。これで私は無敵だ状態。
かなり時間がギリギリで空港でOD缶は買えず。というか売ってたか?見た感じなさそうだったが。
なのにバスは5分ほど遅れてやってきて「買えたやん…」状態。まあ、バスの乗り換え地点で買えばいいか。
空港から宮之浦の市街地まで移動。結構離れておりバスでも15分か20分ほどかかる距離にあります。
やっぱり海は綺麗。珊瑚が生育できる環境らしいので当然と言えば当然か。こんな海で泳ぎたい人生でした。
小原町というバス停で下車し白水雲水峡に向かうバスに乗り換え。さて、OD缶を…
と思ったらなんじゃこの辺鄙なバス停は!?ガチ目に町外れで詰みの予感。でも近くにコープさんがあるらしいので全力ダッシュで向かいます。
コープさんまで3分ほど走って来たのですが…残念ながらCB缶しか取り扱いがないとのこと。
冷たい飯を食うことが確定し悲しみに暮れつつバスが来るまで5分しかないので戻るのもダッシュ。どうしてこうなったんだ状態。
白水雲水峡まで向かう道はとんでもない崖の上を走るところばかり。よくこんな所に道を作ったものです。
左手に座った方が断然景色が良いとだけ言っておきます。バスの車内は自分以外の全員が外国人で屋久島の人気を窺わせます。
1050ごろ白水雲水峡に到着。既に「清流」と呼べそうな綺麗な景色でワクワクが止まらない。
ここでOD缶を売ってないかどうか尋ねてみましたが残念ながらないとのこと。良い子のみんなは下界で買ってから登ろうね()
登山1日目(白水雲水峡→新高塚小屋)
登山2日目(新高塚小屋→宮之浦岳→淀川登山口)
下山わず
ぐしょぐしょドロドロになりながら下山しバス停まで30分の歩き。バスの転回場所がないので仕方ないですが雨も降っているので結構応えます。
バス停近くには樹齢が3000年近い「紀元杉」があるので見ておきたい。クソデカいけど枯れてるのかな?知らん。
雨が本降りになって来た頃ようやくバスが到着。どうせなら早めに来て雨宿りしたかったですが乗せて貰えるだけありがたいですからね。
ここの標高が約1300mなので1時間ほどかけてほぼ0mのところまで降って行きます。林道を無限に走る路線バス、運転手さんマジでありがとうございます。
屋久島は全体的に急峻なので林道すぐ横はかなりの崖や急流だらけ。
車窓はダイナミックで非常に面白いのですが運転する側からしたら大変なことこの上ないだろうな。自分なら乗用車でも運転したくないです(笑)
道の拡幅整備もやっているようでデカい工事現場が延々と続く道。お勤めご苦労様です。
道中ヤクスギランドとかいうネタみたいな名前の施設があって吹き出しそうになりました。今度来たら行こうかな。
1時間ほどかけて下界に降りてきてバスを下車したらとんでもなく暑くて吐きそうに。これが垂直移動の力か…
バス停近くのお店で屋久杉でできた箸とかりんとうを購入。カロリーが足りてないよ状態。箸は普通にお土産です。
20分くらい道端で接続のバスを待って宮之浦港へ。もうちょっと待合とかなんとかならんのですかね。
バスに乗ったら疲れてぐっすり。気づいたら空港も通り過ぎて宮之浦港でした。
屋久島観光センター内のレストランでお魚定食的なやつを頼みました。
出てきた飛魚が想像以上にデカくでびっくり。中骨以外はバリバリ食えて美味しかった。
次のバスまで時間があるので屋久島環境文化村センターを観覧。とは言っても時間とお金が欠乏してるのでほとんど見れませんでしたが()
苔とか売ってて衝動的に書いそうになりましたがここはグッと堪えて我慢…
宮之浦港近くの松原がすごくテント泊しやすそうでいいな〜と歩いていたら案の定というか、テント泊禁止の立て看板がありました。
まあ、そうなるよね〜でもめちゃくちゃ快適そう…
オーシャンビューキャンプ場
もちろん宿泊するのはキャンプ場。そのためのテントですから。
宮之浦港から歩いて30分ほどのところにある「オーシャンビューキャンプ場」にやって来ました。
海風の吹き抜ける気持ちのいいキャンプ場。地面は一面草なので案外寝心地も良いです。
街灯とか管理棟はなく、トイレと蛇口があるくらいなので快適テント泊向けではないかな〜
キャンプ場内でヤギを飼っているらしく子ヤギがそこら辺を我が物顔で闊歩しています。
お、俺はキャンプ場に来ていたんじゃ…という感じですが害はないのでまあいっか。
ロケーションも良いのに無人だったので濡れた装備を全て展開し干しておきます。
生活感あふれていますが誰もいないし、日差しと気温で乾かさないといろいろ大変なことになるのでね。
風呂とか温泉はかなり少ないのでバスで10分ほど行ったところにある楠川温泉へ。300円という破格の値段です。
しかし、さて体を洗おうかというところで全身墨入りのおじ様軍団が入って来たのでそそくさと退散。石鹸なかったので水浴びだけでしたが、まあ何もしないよりは良いか。
思ったよりも滞在時間が短くてバスが来ないので島の外周道路をトボトボ歩きます。暑すぎて普通に汗かいてしまいます。
道端になんとも言えない某国民的アニメの像が…ちょっとというかかなりキモい。
飯を探して三千里
驚いたことに屋久島にも百均があるとのことなので行ってみます。中身は至って普通のスーパーの一角に百均の商品が置いているという感じ。
でも、日用品はだいたい揃うでしょという感じの品揃えで思ったよりも便利かも。
屋久島にはほとんど外食できるところがなく…というか多くが居酒屋なので高いんですよね。
お酒も飲めない小童が行くと煙たがられそうなのでラーメン屋に行こうと思ったのですが何故か今日に限って休業日という悲しみ。
そこら辺をほっつき歩いて探しますが何故か洋食屋も臨時休業で断念。なんかあるんですかね、今日?
天気はだんだんと快方に向かっているようで雲で見えなかった山々が姿を表します。綺麗だなぁ。
結局地元の中華料理屋さんがあったのでそちらでラーメンと餃子を食べました。助かったぜ。
これからは島に行く時はもうちょっと食糧事情を考えておいた方がよさそうだなと教訓になりました。
お腹いっぱいになった後は宮之浦川にかかる古い橋を観光したりスーパーで買い出しをしたり。
車があればもうちょっと色々観光地にも行けたのですがこればっかりは仕方ないです。
キャンプはいいぞ
夜は「満天の星空」という言葉がピッタリなくらいの景色。
スマホの性能的に映える写真は撮れませんがこれでも十分良さは伝わるに違いありません。
日の出の30分前になると結構明るくなるのでテントから這い出す時間帯。
快晴というわけにはいきませんがこれなら朝日も見えそうかな?
ん〜結構雲が多くて朝日は見えないかなぁ…向こうのほうに種子島は見えているのですが…
でもそんな空も朝日のおかげで綺麗なのでヨシ!
やったぜ、新しい朝が来た。希望の朝がやってきたぞ。
とか言っていたらあっという間に日差しのおかげで酷暑に。やっぱり沈んでくれてもええんやで?
早めにテントは撤収して近くの公園の日陰で涼んでおきます。
今日は朝から天気が良さげな感じ。こんな日に登山したかったなぁと思いつつ帰ります。
帰りませう
屋久島空港までバスで向かいすぐさまチェックイン。高校生かな?スクーリングで来てた人が大勢いて保安検査もなかなかの混雑でした。
結局飛行機は10分くらい遅れて出発。羽田便の乗り継ぎがカツカツと言っていましたが流石に接続は待ってくれるみたいです。
もうちょっといろいろ見て回りたかったけど仕方がないですね。後ろ髪を引かれる思いです。
眼下に見えているのはなんだろう?白波の立ち具合からして宮之浦に向かうジェット船でしょうか。
鹿児島空港は打って変わって曇天。雲をぶち抜く時になかなか揺れましたが無事着陸です。
行きと同様に伊丹空港への便に乗り換えです。お客さんを探していたようで少し遅れて出発。もう帰るだけなのでいくら遅れても大丈夫です。
帰りはちょっと低めの7000m付近を飛行。頭上には一面雲が垂れ込めていて不思議な世界。
翼があるから上下がどちらかわかりますが一瞬上下逆に錯覚してしまいそうになります。これが空間式失調の片鱗ですか。
もちろん飛行機は安全に伊丹空港へ着陸。若干延着でしたが人も少なくて快適な機内でした。
出口に一番近い14番ゲートから脱出。手荷物を受け取って屋久島遠征は終了!
お疲れ様でした〜
エピローグ
いやはや、想像よりもとても良い島でした。利尻といい屋久といい登山して寝て脱出とまともに観光する時間が取れないのでちょっと寂しい。また来いということか。
とりあえず登山も無事に終了し快活泊もテント泊も板についてきた今日この頃。夏休みも間もなく終盤となるので短い大学生活、悔いのないように過ごしたいですね。
というわけで、また次の旅記録でお会いしましょう。それではまた〜👋
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